【ワンピース 】コリブーはカリブーの弟！狂気の男の強さと懸賞金は？

ワンピースに登場するコリブーは"カリブー海賊団"の船長として主人公のルフィ達の前に立ちはだかる敵。常にシャベルを持っている姿が特徴的なキャラクターです。兄に命令され人を生きたまま地中埋めるなど残忍な様子も見られますが、自分を裏切って逃げ出した兄を助けに行ったり祖母の言いつけを守り続けているなど、情に溢れた一面も持ち合わせています。

またルフィと同じく1億ベリーを超える若手海賊の超新星（スーパールーキー）でもあります。漫画ワンピースの中で登場するのは61巻の598話～605話（魚人島編）の間です。今回の記事ではそんな敵キャラクターの『コリブー』について、強さ・能力や懸賞金に加え登場シーンや声優まで様々な情報を紹介していきます。

コリブーが登場する漫画『ワンピース』は尾田栄一郎が描く海賊バトル作品。集英社が発行している週刊少年ジャンプで長い年月親しまれ、日本国内のみならず海外でも多くの読者に読まれ続けています。『最も多く発行された単一作家によるコミック』としてギネス記録も保有し、漫画は1997年から20年以上にも渡り連載されています。

ワンピースの作品内容は現在のところ大きく分けて2つに別れており、主人公のルフィが生まれ育った島を出発して多くの仲間と出会い成長していく『超新星編』と、海軍や王下七武海を巻き込んでの大戦争を繰り広げた2年後の物語を描いた『新世界編』です。今回ご紹介するコリブーが登場するのは2年後の新世界編。海底1万メートルの深海にある"魚人島"での物語となっています。

麦わら帽子がトレードマークの少年ルフィは、海軍や王下七武海との壮絶な戦いから2年の歳月を経て、約束の地"シャボンディ諸島"に向かいます。そこで出会ったのはルフィは自分の名を語る"偽ルフィ"。その手下を募った集まりの中にカリブー兄弟もいました。偽ルフィの正体が暴露され、本物のルフィを目にしたカリブーは「本物の"麦わらのルフィ"…この目で確認したぜェ～ケヒヒヒヒ‼」と不敵な笑みを浮かべるのでした。

兄のカリブーと共にカリブー海賊団の船長を務める『返り血のコリブー』。常に担いでいるシャベルが印象的な人物です。カリブー海賊団は見た目が統一されており、卵のような丸い体と顎のない首。そこに細い足が生えている姿になっています。カリブー海賊団では唯一兄のカリブーのみがシュッとした体型で描かれています。コリブーの見た目の特徴としては、頭の髪の毛に見える部分はペットのトカゲであるといった裏話もあります。

• 異名：返り血のカリブー
• 懸賞金：1億9000万ベリー
• 年齢：29歳
• 身長：250cm
• 誕生日：5月2日
• 星座：牡牛座
• 血液型：XF型
• 好物：キャンディ
• ペット：トカゲ
• 出身地：北の海
• 武器：機関銃
• 所属線：マヌブー号
• 所属：カリブー海賊団船長

ワンピースの作中で兄のカリブーに見捨てられるシーンがありますが、それも厭わずカリブーの窮地には駆けつける兄思いな姿が見られます。それは亡くなった祖母に言われた「何があっても兄弟仲良く」という言葉もあってのことでした。カリブーのことを「兄助」と呼んだり神のことを「神助」と呼んだりと人の名前に"助"と付けたり、「ほるっほるっ」や「はえっ」など緩い口調が口癖です。

コリブーがいつも担いでいるシャベル。その使い道は刃向かってきた相手を地中に埋める穴を掘ること。兄の指示があれば、どこであろうと「ほるっほるっ」というかけ声を発しながらそのシャベルで地中に穴を掘り始めます。またシャベルは穴を掘る以外にも鈍器として武器の役目も果たします。

コリブーは億ベリーの懸賞金を賭けられているところを見ても分かるように、なかなかの強さを秘めているということが見てとれます。ヌマヌマの実の能力者である兄のカリブーの強さには劣るものの、期待の若手と言われる"超新星"としても名前が上がっています。他にも、ワンピースの扉絵で連載されていた『カリブーの新世界でケヒヒヒ』では、捕らえられていた海軍の手中から兄を助け出す姿も描かれています。

海軍に捕まったカリブーを救出しようと仲間と共に海軍基地に乗り込むコリブー。コリブーは海軍准将のヤリスギ准将をシャベルで殴って倒しますが、その後カリブーはコリブー率いる仲間達を裏切りひとり逃走。コリブーは海軍に捕らえられますが、いつの間にか逃げ出し兄のカリブーがいる島へ駆けつけました。

コリブーの懸賞金は1億9000万ベリー。漫画ワンピースの61巻600話で初登場した際にコリブーのイラストの下に解説されています。兄のカリブーの懸賞金は2億1000万ベリーなのでその差は2000万ベリー。

カリブーは悪魔の実の能力者ですが、コリブーは海に投げ出された際に沈んでいなかったので悪魔の実の能力者ではないと考えられます。それを踏まえてカリブーとの懸賞金にそれほど差が無いところを見ると、そこそこの強さを持っていることがうかがえます。

コリブーは1億9000万ベリーの懸賞金がかかっており、その強さは数字を見れば一目瞭然です。ではワンピースのキーアイテムである悪魔の実の能力は保持しているのでしょうか？それを考察するために注目するのは、物語の中でコリブーが敵と戦う時の武器やスタイル。

コリブーが使用している武器は機関銃と常に手に持っているシャベルで、ワンピースの漫画内でコリブーが悪魔の実の能力を発現した姿は描かれていません。また悪魔の実の能力者はカナヅチという設定がワンピースにはありますが、コリブーが海に投げ出されたシーンでは海上に向かっていく様子があります。以上の事を踏まえるとコリブーは悪魔の身の能力者ではないと考えられます。

コリブーは兄カリブーの後をついて回っている描写が多いことや、カリブーの命令を何でもきいている姿から、自ら前に進んで仲間を率いていく性格ではないということが見てとれます。しかし兄が海軍に捕まった時には果敢に敵陣に乗り込んでいったり、裏切られても兄を探して合流するなど兄思いの情の深い一面も描かれています。

しかし命乞いをする敵には容赦が無く、シャベルで生き埋めにするといった残忍な所も。そんな心ない行動や、シャベルで穴を掘っているときに「ほるっほるっ」という子どものようなかけ声を発する姿が相まって「何を考えているか不明で不気味」という声もあります。兄の言葉に続けて「すんませんっした、すんませんっした」と物腰低い発言をする様子から、根本的には気が弱く純粋な性格でもあると考察できます。

コリブーがワンピースの話の中で活躍・登場したシーンは全部で3カ所あります。1番目は偽麦わら海賊団が、自分の傘下に入りたい海賊達を募ったシーン。コリブー・カリブーの初登場の場面です。広場に集められたコリブー達は、海軍が自分たちを見張っていると気づき捉えました。兄のカリブーが海軍の1人に攻撃をし捕らえ、コリブーはその相手を始末するためにシャベルで穴を掘って埋めようとしたシーンです。

そして2つ目はルフィ達の船に乗り込んだ時。ルフィ一行を殺そうとサウザンドサニー号に潜り込みんだコリブー一行。脱出をする際にカリブーがサニー号に取り残されてしまいコリブーは救出に向かいました。しかし深海に潜んでいたクラーケンという怪物に、乗っていた船を攻撃され大破してしまいます。カリブーを除いたコリブー一同は深海のど真ん中に放り出され、本編での登場はここまでとなりました。

最期の3つ目はワンピース扉絵で繰り広げられた物語『カリブーの新世界でケヒヒヒ』のシーン。海軍に捕らえられてしまった兄のカリブーを、コリブー率いるカリブー海賊団が救出に向かう場面です。兄を助けに海軍基地へ乗り込むコリブー。高額の懸賞金を賭けられている身でありながら自ら海軍に立ち向かいます。しかし救出に来たはずが、兄のカリブーはコリブーや仲間達を見捨てて1人船に乗って逃走してしまいました。

しかしそんな目に遭ってもコリブーは兄と合流しようとカリブーの元へ向かいます。"どこかの島"で再会したカリブーは『ガブル隊長』という人物になりすまして、スコッチ海賊団から街を救出しようと企てていました。そんな兄に従い、いつものシャベルを片手に参戦するコリブー。

スコッチ海賊団は撃退したものの、そこにリュウリュウの実の能力者でありドレーク海賊団船長のドレークが現れ、カリブーを連れ去ってしまいます。その圧倒的な強さにコリブーは連行されるのを見守るしかありませんでした。

アニメワンピースでコリブーの声を担当する福原耕平さんは青二プロダクションに所属する男性声優・ナレーターです。1982年5月8日生まれの福島県出身。2003年に『エアマスター』や『ボボボーボ・ボーボボ』に出演してから現在まで声優活動を続けられています。ナレーションでは『笑っていいとも』『世界の果てまでイッテQ』『世界まる見え！テレビ特捜部』など人気番組でも活躍されています。

『目玉焼きの黄身 いつつぶす？』は2014年にNHKで放映されていた全4話のアニメ作品。"食べ方"を題材にした食アニメで、主人公が当たり前だと思っていた食べ方が世間的には当たり前ではないのでは？と葛藤する物語が描かれています。『田宮丸二郎』の仕事はゆるキャラのスーツアクター。感情的なところがあり周りと衝突することも多い二郎ですが、最終的には相手の話に耳を傾け理解を示そうとする一面もある人物です。

武者ガンダムMK-IIは2007年から発売された『ガンダム無双』の登場キャラ。福原耕平が演じたのは『ガンダム無双 Special』の武者ガンダムMK-IIです。自分の主（パイロット）となる人物を探しており、「どうせなら可愛い女の子がいいな」という発言もあり、ユーモアのある機体として描かれています。武者ガンダムの相棒でしたが、価値観の相違が起こり最終的に一騎打ちを行い2機とも倒れる結末を辿ります。

富嶽（ふがく）は2013年に発売されたハンティングアクションゲームの登場人物です。喧嘩が好きで拳を武器としている長身の青年。ウタカタの里という里出身で、周りからは兄貴分として親しまれています。"鬼"と呼ばれる異形の存在を討つ『モノノフ』と呼ばれる人物の1人で、「鳥の姿をした鬼」を探しています。

コリブーの頭部にある緑色。髪の毛と思われがちですが、この緑色の正体は"トカゲ"。コリブーは普段からペットのトカゲを頭に乗せています。あまりの自然さにその存在に気づかない読者・視聴者も多く、正体に気づき驚く声も多いです。

コリブーの誕生日5月2日はルフィの祖父であるガープの誕生日でもあります。ワンピースの作品で5月2日生まれのキャラクターは複数人おり、『コリブー』『モンキー・D・ガープ』そしてサンジの実家であるヴィンスモーク家の料理長『コゼット』の3名とワンピースの公式設定で発表されています。

1億ベリーの懸賞金が賭けられているほどの強さを持つコリブーですが、その強さに似合わず「はえっ」や「ほるっほるっ」など幼いイメージの口癖をもっています。ワンピースの作中では印象的な口癖のキャラが多く登場しますが、コリブーもその1人。街中で似たような単語を聞きコリブーを彷彿とさせられる人も多いようです。

魚人島編で兄のカリブーと共に登場した懸賞金1億ベリーを超える超新星のコリブー。登場シーンはあまり多くはありませんが、頭に乗せているトカゲや口癖、敵でありながら祖母や兄を大切にする姿などから印象に残っている読者も多いようです。兄のカリブーが悪魔の実の能力者であるため、弟のコリブーも能力者では？という疑問もありますが、作中の海に落ちたシーンの考察から、能力者ではない可能性が高い人物です。

物語の中ではコリブーの強さについてあまり描かれていませんが、超新星ということを踏まえるとなかなかの強さ・実力の持ち主であることがわかります。魚人島編以降はコリブー自身が活躍するシーンはありませんが、兄のカリブーが扉絵やワノ国編で登場していることから再登場もあるのでは？と読者から期待されています。