2020年06月06日公開
2020年06月06日更新
【ワンピース】ルフィとローは同盟を解消する?仲間になる可能性も考察
ワンピースの倭国編が進む中で今後の展開として考察されているのがルフィ率いる麦わらの一味ととロー率いるハートの海賊の海賊同盟の行く末です。元々カイドウを倒す事を目的とした海賊同盟だけにワノ国編で目的を完遂した後同盟を解消するのではないかと考察されているのです。今回はワンピースのルフィとローの海賊同盟について、解消する可能性やローが仲間になる説、さらにはキッドも加えて同盟が大きくなる可能性などもまとめて紹介していきます。
ルフィとローとは?
ワンピースの作品情報
ルフィとローについて紹介する前に2人が活躍するワンピースについても簡単に紹介しておきます。
ワンピースの概要
ワンピースは1997年から週刊少年ジャンプにて尾田栄一郎先生が連載している海賊を題材とした漫画です。夢への冒険や仲間との絆といった少年漫画らしいテーマで展開しつつ、作り込まれた壮大な世界観と物語に散りばめられた数々の伏線が高い人気を獲得しています。その高い人気は国内に留まらず、42の国と地域で翻訳版が展開される海外でも高い人気を獲得し、累計発行部数ではギネス記録にも認定されています。
その人気は漫画だけでなく様々なメディアミックス展開も影響しています。1999年から2020年5月現在も放送中のアニメ、14作が作られた劇場版映画。様々なジャンルで展開されるゲーム、アニメオリジナルストーリーや劇場版映画をノベライズした小説、スーパー歌舞伎の題材に使用されるなど幅広いメディアで展開。それぞれのメディアでも高い評価を集める作品になっています。
ワンピースのあらすじ
海賊王を目指すルフィは東の海(イーストブルー)のフーシャ村を出発し各島を巡りながら仲間を集め麦わらの一味を結成。偉大なる航路(グランドライン)に入ってからも冒険を続け、仲間が増えながらもそれぞれの島での経験で仲間の間に絆が生まれていきます。しかし9人となった麦わらの一味は偉大なる航路を半周し辿り着いたシャボンディ諸島にてバーソロミュー・くまにより世界各地に離散する事になります。
自分の弱さを痛感したルフィの意志により2年間の修行期間を経てシャボンディ諸島に再集結した麦わらの一味は魚人島を通って偉大なる航路後半の海、通称新世界へと船を進めます。そして新世界で初めて立ち寄った島、パンクハザードにて結成される事になるのが四皇カイドウを倒す事を目的としたハートの海賊団を率いるトラファルガー・ローとの海賊同盟でした。
ルフィのプロフィール
ルフィはワンピースの主人公であり、悪魔の実ゴムゴムの実を食べてしまったゴム人間です。好奇心旺盛で人並み外れた行動力を持ち合わせ、後先考えずに行動する事で周囲からは心配されると共にその器の大きさを認められる事が多いキャラクターです。思慮が浅いように見えて仲間に誘うキャラクターへの指針を自分の中にしっかり持っているなど考えるべき事はしっかり考えています。
自由を束縛する事や縛られる事を嫌っており、自分の仲間はもちろん、それぞれの島で出会ったばかりのキャラクターであっても助けると決めたら徹底的に助けようとするなど敵味方の認識がはっきりしているキャラクターでもあります。
ローのプロフィール
トラファルガー・ローはハートの海賊団の船長であり、通称「死の外科医」と呼ばれているキャラクターです。悪魔の実オペオペの実の能力者であり、船長であると同時に剣士であり医者という側面も持っています。ワンピース作中ではシャボンディ諸島編にて麦わらの一味と同時期にシャボンディ諸島に到着した最悪の世代の1人として登場します。
ルフィとは対象的に基本的に冷静沈着な性格であり、思慮の上で行動する事が多く一見するとルフィとは合わない雰囲気も持っていますが初対面時からルフィと共闘するような関係を築くなどしています。ルフィとの同盟結成後はもっぱら麦わらの一味やルフィの突拍子もない行動に驚き、ツッコミを入れる事が多いキャラクターになっています。
ルフィとローは同盟を解消する?カイドウ戦の後は?
ルフィとローが同盟を解消するといわれている理由
ルフィとローが同盟を解消するのではないかと言われているのは元々2人の同盟がカイドウを四皇から引きずり下ろす事を目的とした同盟だからという事に他なりません。しかもこの同盟を持ちかけたのはローですが、ロー自身の本当の目的はカイドウを倒す道中に倒す必要があったドフラミンゴを倒す事であり、ローとしてはこの同盟を結んだ意味はワノ国編突入前に達成していると言えます。
同盟を持ちかけたのはローですが、ワノ国編突入以前からの様々な動機も相まってワノ国編以降どちらかといえばカイドウを倒すモチベーションが高いのはルフィや麦わらの一味の方です。加えてルフィが手を結んだワノ国の侍達の仲間の1人、しのぶの発言も相まってローは麦わらの一味と少し距離をおいた状態になっていたと言えます。
カイドウ戦の後も同盟を続けていく可能性
カイドウとの戦い終結後、ワノ国編が終結した後もワンピースの物語は継続します。もちろんルフィとローの同盟関係も当初の話のままであれば目的を完遂して解消される事になるわけですが、目的を変えて同盟関係を継続する可能性も0ではありません。というのもローがなぜ同盟相手に麦わらの一味を選んだのかについては不明瞭な点がある為です。
ローは同盟関係を構築する前、初めて登場したシャボンディ諸島でもその後に発生したマリンフォード頂上戦争でもルフィに協力的な姿勢を示しています。特に不可解な行動と言われているのがマリンフォード頂上戦争での事です。ロー率いるハートの海賊団はマリンフォード頂上戦争終盤に現れ、ルフィやジンベエを救出しているのです。この時点でローはマリンフォード頂上戦争には関与しておらずルフィを助ける理由はありません。
加えてローは思慮深いキャラクターであり、麦わらの一味を除く他の最悪の世代の海賊団達がマリンフォード頂上戦争後、皆すぐに新世界に突入したのに対し「期を待つ」としてすぐに突入しようとしませんでした。或いはこれらの行動には何かもっと大きな裏があるのではないかとも考察できます。
ドレスローザ編の過去編にてローもルフィと同じく「Dの一族」である事も明らかになっています。加えてローはDの一族について何か知っているような描写もあり、或いはそれがルフィに近い立場を取り続ける理由なのではないかとする考察もあります。そうなればカイドウとの戦いが終結した後も何か理由をつけて麦わらの一味と同盟関係を継続する可能性は0ではありません。
キッド海賊団と同盟を結ぶ可能性もあった?
ワノ国編には敵味方合わせて最悪の世代と呼ばれた海賊が何人も登場していますが、ローと同じく麦わらの一味と同盟関係が構築されるとされているのがキッド海賊団です。キッドはルフィも捕縛された囚人採掘場に捕縛されていた所をルフィが引き起こした混乱に乗じて脱出しています。加えてルフィ達がカイドウ襲撃を計画した火祭りの当日にも参加している事が明らかになっています。
ルフィ、ロー、キッドの3人はかつてシャボンディ諸島編でも共闘した事がある3人です。ルフィとローの関係と違いルフィとキッドは水と油のような関係です。加えて同盟がうまく行かなかった経験を持つキッドはカイドウを倒すまでの間というルフィの同盟提案も断っており、あくまでもキッドはキッドとして戦い仲間を救い出すとしています。
元々海賊王になる事が目的ではないローはカイドウを倒した後も同盟を継続する可能性があるのに対し、キッドは自身もまた海賊王を目指しています。このキッドの目的が変わらない限り、ローを含めたルフィとキッドの3人が海賊同盟を結成するのは難しいと考えられます。
ただルフィはこれまでもその行動で仲間や協力者を増やしてきた経緯がある事から、ワノ国編での戦いの中でキッドの考え方が変化する可能性もあります。そうなれば或いは海賊王を目指す為の同盟のような関係が構築されても不思議ではありません。
ルフィとローが仲間になる可能性
ローが麦わらの一味の10人目の仲間になる?
一部の考察ではローが同盟関係を越えて、同盟という関係を解消して麦わらの一味の仲間に加わるのではないかとも考察されていました。ローはワンピースでも高い人気を誇るキャラクターであり、新世界編以降長く行動を共にしている事もあって仲間になるのではないかと考察されてきました。ただローは医者であり麦わらの一味には既にチョッパーがいる事から否定的な意見も多くある状態でした。
ハート海賊団の船長であるため仲間になる可能性は低い?
ただローが麦わらの一味に加わるには障壁があるのも事実です。その1つはローがハートの海賊団の船長であるという事が関係しています。パンクハザードでの登場時こそローは単独行動をしていましたが、ゾウ編ではハートの海賊団と合流、ハートの海賊団もワノ国に上陸しています。ローの性格上、仲間と分かれて麦わらの一味に加わる可能性は低いと言えます。
さらにローの麦わらの一味入りの可能性を下げたのがジンベエの麦わらの一味への加入です。同じくタイヨウの海賊団の船長であったという経験、元王下七武海という立場など共通点も多いローとジンベエが麦わらの一味に加わるとは考えづらいです。
ルフィとローの兄弟説
兄弟説①ローの目つきはドラゴンに似ている?
ファンによる考察の中で面白い考察の1つとされているのがルフィとローの兄弟説です。これは帽子を取ったローとルフィの顔つきが似ているという点から考察され初め、さらにはローとルフィの父であるドラゴンの目つきが似ているという点も加わって考察されるようになりました。加えてローもDの一族であるという点も考察を深める要因になっています。
確かにルフィの母親については描写がなく、ドラゴンの年齢を考えるとルフィより先に子供がいても不思議ではありません。ただローは両親でフレバンスで医者をしていたなどの過去も描かれており、この両親とドラゴンを結びつけるのは難しいのではないかとする考察もあります。
兄弟説②ローがルフィを助けた理由
ただ仮に兄弟説が本当だったとすれば説明がつくローの行動もあります。上記でも触れたマリンフォード頂上戦争でのルフィを助けた行動です。ロー自身は自分の事を気まぐれな性格としていますが、ローは自身や仲間が捕縛される可能性を無視して海軍本部であるマリンフォードに踏み込むようなキャラクターではないはずです。しかしその理由がルフィの兄だったとすれば納得できる部分もあるのではないかと考察されています。
ルフィとローの同盟に関する感想や評価
ローはコラさんの本懐をドレスローザで遂げたから、今ルフィ達と一緒にまだ同盟を続けてる理由はないって言われてるけど、それでも同盟でいるのは最初に例え誘い文句だったとしても「カイドウを倒す」ために同盟を組んだからでしょ。筋は通す。そうゆう男だ。好き。
— Chiho (@otkorz) May 22, 2020
ここからは既にワンピースを視聴している人のルフィとローの同盟についての感想を紹介していきます。ドレスローザでドフラミンゴを倒した事でローは同盟の目的を果たしたと考えられており、それでもワノ国でカイドウを倒すまで同盟を継続しているのはローなりの筋を通しているからと考えるファンは多く、その行動もまたローの人気を高める要因になっています。
ローって絶対ルフィが倒れたら助けてくれそう。もし同盟終わったとしても
— おっぺ (@totihayatodai86) May 19, 2020
ワノ国編が展開される中で、気になるという声が多いのがワノ国編後のワンピースの展開です。新世界編以降、長く打倒カイドウが行動指針だっただけにその後の展開が見えないとする声も多くなっています。それらの先々の展開として注目を集めている要素の1つがワノ国編後、ルフィとローの同盟が解消されるのかです。
仮に同盟が解消されたとしてもルフィとローが敵対する姿、理由は想像出来ないという声が多く、また「Dの一族」という共通点もある事から同盟という関係性ではなくなったとしても協力し合うような関係を築いて欲しいという声が多くなっています。
キッドとローとルフィさんで同盟組まないかな~って思うけどルフィさんとローは仲良くやれるけど(命の恩人なので)キッドをいれると船長のプライドを三人ともだし出すので難しいかな
— gratan (@smokemuri) May 24, 2020
ルフィとローの同盟に加えてキッドとも同盟を組んで欲しいという声も多いです。基本的には水と油なルフィとキッドですが、ワノ国編の展開、その後のワンピースの物語次第では十分に考えられるのではないかとする声も多くなっています。
ルフィとローの同盟解消まとめ
新世界編突入以降、長きに渡って同盟関係にあるルフィとローの海賊同盟。ワノ国編が佳境を迎える中、注目を集めているのがワノ国編にこの海賊同盟は解消されるのかという点です。目的を達すれば解消するのではないかと考察される一方、ローのこれまでの行動や「Dの一族」という共通点から別の形で同盟を継続するのではないかとする考察もあります。
或いは同盟の枠を越えてローが麦わらの一味に加わるのではないかとする考察やルフィとローは兄弟説などもあるなど、ワノ国編以降もローが登場してほしいという声も多くなっており、注目を集めています。ルフィとローの同盟がどうなるかはワノ国編以降のワンピースの物語全体にも大きく影響する事になるので2人の動向に注目しながらワンピースを視聴してみてはいかがでしょうか?