ワンピース デッドエンドの冒険のあらすじをネタバレ解説！映画の感想や評価も

2003年3月に公開された「デッドエンドの冒険」は、「ワンピース」の4作目に当たる映画となります。ルフィの食費で圧迫され金銭に困っていた麦わら一味。立ち寄った島・ハンナバルの飲み屋の店主から、金になる話を紹介されます。それは、命がけのレース・デッドエンドでした。

映画「デッドエンドの冒険」の主題歌は、大人気ロックバンド・BUMP OF CHICKENが歌う「sailing day」でした。PVには、ルフィの格好をした人たちが演奏しているメンバーの間を駆け抜けていくシーンがあります。

ハンナバルで食事をとった麦わら一味は、ルフィの食費がかさみ金銭的に困っていました。そんな中、店主と入ってきた海賊らしき男が何やら怪しげなやりとりをしています。店主は、男を店の奥へと案内し、再び戻ってきました。儲かる話があると踏んだナミは、店主を説得し、麦わら一味共々先ほど男が通された店の奥へと案内してもらいます。案内された通路の先には、人々が楽しく歌い飲み食いする場が広がっています。

そこでは、不定期にデッドエンドレースと呼ばれる死人が度々出るという恐ろしい賭け事が行われていました。魚人族のウィリー、巨人族のボビーとポーゴなどがデッドエンドレースの有力候補だといいます。賞金が3億ベリーと聞き、麦わら一味はデッドエンドレースに参戦することにしました。受付で申し込みを済ませ、ゴールのパルティアのエターナルポースを受け取ります。

その後、ルフィはゾロ、ウソップ、チョッパーを連れ、再び食事を楽しんでいました。一方、同じレストランにいた賞金稼ぎのシュライヤは、ルフィと同じく周囲の客の皿からも料理をとっていました。それに怒ったガスパーデ海賊団は、ルフィとシュライヤと喧嘩になりますが、あっさりと一掃されます。戦いぶりを見ていたガスパーデは、2人をスカウトします。ルフィは断り、シュライヤはその誘いに乗りました。

一方、ガスパーデ海賊船・サラマンダー号の修理でこき使われていた老人・ビエラは、体調を崩し高熱にうなされていました。ビエラと仲の良かった11歳のアナグマは、ガスパーデにビエラの薬を買ってほしいと頼みますが、相手にされません。船員の一人から銃を奪い、それを使って懸賞金がついた海賊を倒して、お金を得ることにします。

デッドエンドレースは、気高い山の頂上からのスタートとなっていました。レース開始と同時に、それぞれが周囲の船の攻撃を始めます。期待されていた巨人族のボビーとポーゴは、曲がり道でコースアウトし大破しました。ゾロは、船の点検に向かい、バスルームに隠れていたアナグマを発見し取り押さえます。暗殺に失敗したアナグマは、ゴーイングメリー号で過ごすことになりました。

麦わら一味は、受付で受け取ったエターナルポースにしたがって航路を進めます。しかし、先にゴールのパルティアに到着していた参加者たちの船は、外部から攻撃され大破していました。渡されたエターナルポースが指し示していたのはゴールのパルティアではなく、海軍の要塞だったのでした。

ガスパーデは、デッドエンドレースの受付をしていた男とグルであり、その他の参加者に海軍の要塞を指し示したエターナルポースを渡していたのでした。アナグマは、ガスパーデの船でたくさんのエターナルポースを目撃したと証言します。麦わら一味は、チョッパーの嗅覚を頼りに、ガスパーデを追うことにしました。一方、ガスパーデのスカウトを受けて船に乗ったシュライヤは、ボイラー室に忍び込み破壊しようとします。

ボイラー技師のビエラは、シュライヤを止めました。8年前にシュライヤは、ガスパーデに故郷を襲撃され、幼い妹は海に落ちて行方知れずとなっていました。ガスパーデのスカウトを受けたのも、忍び込んで復讐の機会を伺うためでした。ビエラからシャベルを1本借りたシュライヤは、名前を名乗りその場を後にします。

ガスパーデは、シュライヤとビエラの会話を盗み聞きしていました。甲板に出たシュライヤは、そこで待ち構えていたガスパーデと対峙し、側近のニードルスと戦い勝利します。その後、ガスパーデに挑みシャベルで頭を殴りつけますが、全身が飴のようになるアメアメの実の能力者である彼に、攻撃は効きませんでした。彼の能力に対抗するすべはなく、シュライヤはガスパーデに倒されます。

ガスパーデがシュライヤに止めを刺そうとするところへ、麦わら一味がやってきました。強さを持つにも関わらず、参加者全員を罠に嵌めたのは、ちょっとした遊びだったといいます。船に乗り込んだルフィは、ガスパーデと対決します。戦闘中、天候が悪化しそばにはサイクロンが迫っていました。さらに、ビエラはサラマンダー号のボイラー室の爆破準備を整えます。

サラマンダー号から盗み出した小麦粉を、サンジはルフィに手渡しゴーイングメリー号に戻ります。ルフィ、ビエラ、ガスパーデが残るサラマンダー号のボイラー室は爆発されますが、ガスパーデとルフィは生きていました。サンジからもらった小麦粉を使いアメアメの実の能力のアメ状になる身体を固めることに成功し、ルフィはガスパーデに勝利します。

麦わら一味は、サラマンダー号がサイクロンに巻き上げられる様子を目にし、ルフィの安否を心配します。しかし、ビエラがシュライヤとルフィを連れて小舟で脱出していました。今まで復讐のために生きてきたシュライヤは、ガスパーデをルフィが倒したことによって、生きる意味を見出せずにいました。そんな彼にビエラは、8年前に亡くなったと思われたシュライヤの妹アデル・バスクードは、自分が助け出し生きていると教えます。

その少女は、ビエラの助手として働いていたアナグマでした。ビエラがガスパーデの元から持ち出した本物のゴールが示されたエターナルポースに従い、一同はゴールを目指します。しかし、島には海軍が待ち構えており、ゴールできる状況ではありませんでした。麦わら一味は、デッドエンドレースの賞金を諦めて海軍から逃げ、シュライヤ、ビエラ、アナグマに小舟を渡して別れを告げます。

ルフィは、「ワンピース」の主人公であり、麦わら一味の頼もしい船長です。楽観的で素直な性格であり、正義感も強いことで知られています。幼き日に出会った友人・シャンクスから預かっている麦わら帽子を、大切にしています。大食らいで、麦わら一味の家計を圧迫している悩みのタネでもあります。

ゾロは、麦わら一味の凄腕の剣士で、3本の剣を携えて戦います。緑の腹巻きに、緑の短い髪が特徴です。戦闘時は、腕に巻いたバンダナを頭に巻きます。日々高みを目指して修行しており、上昇志向も強く基本的にクールな性格ですが、やや抜けた面もあります。

ナミは、麦わら一味のしっかり者の優秀な美しい航海士です。オレンジカラーの髪を持ち、左腕には思い入れの深いみかんと風車のタトゥーが刻まれています。お金が大好きで、自身の身に危険が迫っている時でさえ、財宝のことを気して行動するなどちゃっかりしたところがあります。「デッドエンドの冒険」では、当初レースに出ることを怖がっていましたが、賞金が3億ベリーと聞き参加することに決めます。

ウソップは、狙撃を得意とする麦わら一味の一員です。ナミの武器を作ったりなど、発明も得意としています。長い鼻にまん丸の目、癖のある髪が特徴のキャラクターです。「デッドエンドの冒険」では、レースの参加者であるビガロを得意の射撃で倒していました。

サンジは、麦わら一味の料理人で、足技を得意とするキャラクターです。右目を長い前髪で隠しており、ぐるぐると渦巻いた眉毛が特徴です。美しい女性には優しく紳士的ですが、男性には辛辣な態度をとります。

チョッパーは、ドラム王国で仲間になった麦わら一味の船医です。もともとは普通のトナカイでしたが、ヒトヒトの実という悪魔の実を食したことで、人間の言葉を喋れるようになり、二足歩行も可能となりました。

ロビンは、アラバスタ編以降で仲間になった麦わら一味の考古学者です。アラバスタ王国を乗っ取ろうと目論んでいた犯罪組織・バロックワークスの元副社長でしたが、組織が壊滅しルフィに助けられたことで麦わら一味についていくことにしました。悪魔の実・ハナハナの実の能力者で、意図した場所に体の部位をいくつも生やすことが可能です。黒いストレートのセミロングで、大人っぽく落ち着いた雰囲気を持ちます。

「デッドエンドの冒険」のシュライヤ・バスクードは、ルフィたちがデッドエンドレースの受付近くのレストランで出会った賞金稼ぎの青年です。ルフィと同じく大食らいで、ガスパーデ海賊団の船員たちの皿の料理を奪ったことで、喧嘩になります。海賊処刑人という異名がつけられるだけあり、大勢の敵を一掃するほどの強さを持ちます。軽い身のこなしを生かした戦闘スタイルをとり、ルフィからも感心されていました。

「デッドエンドの冒険」に登場するビエラは、ガスパーデ海賊団のボイラー技士としてこき使われる老人です。「デッドエンドの冒険」序盤で病に伏せますが、ガスパーデからは仲間ではないとして治療費をもらうことはできませんでした。ガスパーデに忠誠心など微塵もありませんが、船のボイラーには思い入れがあり、シュライヤに破壊されそうになった時はすかさず止めに入っています。

「デッドエンドの冒険」アナグマは、ガスパーデ海賊団のボイラー技士としてこき使われるビエラの助手です。ビエラとは血縁関係はありませんが、命を救われ親切にされたことから懐いています。結末までのあらすじで紹介した通り、ビエラの薬代を得るため、銃を持って高額な懸賞金がかかった麦わら一味を狙いに向かいます。

「デッドエンドの冒険」のガスパーデは、ガスパーデ海賊団の船長を務める人物で、海軍の間でも卑怯者として知られています。結末までのあらすじで紹介した通り、デッドエンドレースの参加者で、賭けでは1番人気を誇りました。元海軍ということもあり、海賊旗は海軍のマークの上にばつ印が書かれてものとなっています。アメアメの実の能力者であり、物理攻撃は効きません。

「デッドエンドの冒険」のニードルスは、ガスパーデの付き人のように従う側近です。顔や腕に数多の刺青を刻んでいます。強面で滅多に喋らない体格の良いキャラクターです。伸び縮みするかぎ爪のような武器を使います。結末までのあらすじで紹介した通り、シュライヤに倒されました。

「デッドエンドの冒険」のウィリーは、アーロンの好敵手だったこともあるというシャチの魚人です。賭けでは2番目に人気があります。結末までのあらすじで紹介した通り、エターナルポースが指していない方向に向かっているガスパーデを怪しいと睨み、何か策略があると気づき後を追いかけます。

「デッドエンドの冒険」のボビーとポーゴは、巨人族のデッドエンドレースの参加者です。デッドエンドレースの賭けでは、3番目に人気があります。結末までのあらすじで紹介した通り、曲がり道に差し掛かった時、スピードを落とすどころか全力で突っ走ってしまい、コースアウトして船体もろとも大破しました。

「デッドエンドの冒険」のビガロは、デッドエンドレース参加者の一人です。片目に太陽のような刺青を入れ、頭上で1本の三つ編みにした髪型が特徴のキャラクターです。レース開始前に、ゴーイングメリー号をバカにしてきました。結末までのあらすじで紹介した通り、デッドエンドレースで最後尾であることをルフィに指摘され、怒ったところでウソップに狙撃されます。

映画「デッドエンドの冒険」の視聴者の感想や評価を紹介していきます。「デッドエンドの冒険」で登場する賞金稼ぎのシュライヤは、ネタバレあらすじで紹介した通り戦闘能力も高いイケメンキャラクターとして、ファンの間でもかっこいいという感想が飛び交いました。さらに、亡くなったと思われていた妹との再会も感動したなどといった感想も多く見られました。

「デッドエンドの冒険」の序盤で、ルフィは弱い手下に容赦無く制裁を加えたガスパーデをクズと評しました。初対面で自分よりも懸賞金の高い相手にも物怖じしないルフィがかっこいいといった感想や、スッキリしたといった感想がありました。

映画「デッドエンドの冒険」の主題歌「sailing day」も大変人気があります。映画とよくあったメロディと歌詞だったといった感想や、ルフィが登場するPVもよかったといった「デッドエンドの冒険」視聴者の感想も散見されました。

映画「デッドエンドの冒険」は、「ワンピース」の映画に中でも人気が高く好きな作品にあげる人も多くいます。ストーリーが面白いといった感想や、音楽がよかったといった感想、オリジナルキャラクターが好きといった感想など、様々な高評価が散見されます。

映画「デッドエンドの冒険」の結末までのネタバレあらすじを紹介してきました。妨害OKの危険なデッドエンドレースに挑む麦わら一味の物語です。序盤から結末まで作り込んであり面白かったといった高評価が散見されます。