【ワンピース】ボニーとエースは双子？姉と弟？二人の関係と正体を考察

週刊少年ジャンプで連載中の漫画「ワンピース」は、作者・尾田栄一郎によって描かれている海洋バトル・ファンタジーです。「ワンピース」の連載が開始されたのは1997年で、2020年4月に最新刊（第96巻）が発売され、これまでのコミック累計発行部数が日本で最高記録となっている人気漫画です。また、東映アニメーション製作によるアニメは、フジテレビ系列で放送が開始されてから20年以上という長寿番組となっています。

「ワンピース」は、伝説の海賊王が遺した「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース」を巡って、海賊たちがバトルを繰り広げる大海賊時代を描いたロマン溢れる冒険物語です。主人公はモンキー・D・ルフィで、海賊王を目指して仲間と海を旅する少年です。友情や仲間との絆、涙と感動、ギャグシーンが混ざり合うこの作品は、世界中で人気を集めています。

「ワンピース」の主人公モンキー・D・ルフィは、子どもの頃出会った海賊・赤髪のシャンクスに刺激を受け、自身も海賊に憧れを抱きます。ある日「ゴムゴムの実」を食べたルフィはゴム人間になりますが、代わりに泳ぐ力を失くしたルフィは、海で溺れたところをシャンクスに助けられました。感激するルフィにシャンクスは麦わら帽子を渡しました。それから10年が経ち、修行を済ませたルフィはいよいよ大海原へと旅立ちます。

ジュエリー・ボニーが「ワンピース」で初登場したのは、第498話「11人の超新星」、シャボンディ諸島でした。ボニーは南の海出身で9月1日生まれです。懸賞金は1億4000万ベリーで、億超えルーキーたちの総称「11人の超新星」のメンバーで、頂上戦争後の新世界編では「最悪の世代」と称されています。ボニーはルフィに負けず劣らず大食いで、別名「大喰らい」と呼ばれることがあります。

年齢は22歳から24歳になったところです。勝ち気な性格の美女です。ジュエリー・ボニーの名前は18世紀にカリブ海に実在した海賊アン・ボニーが由来です。

ジュエリー・ボニーの悪魔の実は不明ですが、年齢を操ることができる能力です。その能力を自分に使えば、子どもになったり老人になったりと、様々な年齢の人物になることができます。戦闘時には子どもや老人では戦うことはできませんが、見た目が大きく変わるので逃げる際には好都合となります。

この能力で敵を子どもや老人に変えてしまえば、楽に勝つことができます。このように、ボニーが持っている悪魔の実の能力は年齢を自在に操ることです。そのため、ボニーは初登場時22歳でしたが、それがボニーの本当の年齢かどうかについては分かりません。ボニーの年齢については、後で考察していきます。

エースは、本名ポートガス・D・エース、白ひげ海賊団の2番隊・隊長です。出身地は南の海・バテリラ、1月1日生まれです。父親は伝説の海賊王と称されたゴール・D・ロジャー、母親はポートガス・D・ルージュです。懸賞金は5億5000万ベリー、マリンフォード頂上戦争で死亡しました。悪魔の実「メラメラの実」の能力者であるエースは、「火拳のエース」という異名で呼ばれます。ルフィ、サボとは少年時代に義兄弟となりました。

「ワンピース」のジュエリー・ボニーとエースのプロフィールを紹介しました。ボニーとエースの関係について見ていきます。これまでのボニーの言動を見てみると、ボニーはエースと何か関係があるのでは？と言われています。その関係は、二人が双子、もしくは姉と弟なのでは？という説で、二人の関係について考察していきます。

マリンフォード頂上戦争で処刑台に乗せられていたエースは、当時の海軍元帥・センゴクから、父親が伝説の海賊王ロジャーだということを全世界に暴露されました。頂上戦争の中継をシャボンディ諸島で見ていたボニーは、戦争後に涙を流して「何もかもあいつのせいだ…」と、叫びました。

ボニーは「南の海」の出身で、エースも同じ「南の海」出身です。エースは南の海・バテリラで産まれました。

エースの母親ポートガス・D・ルージュはエースを出産した時、子どもの名前について発言しています。その発言とは、子どもの父親であるゴール・D・ロジャーが、女子ならアン、男子ならエースという名前にすると決めていたというものです。アンという名前は18世紀に活躍した実在の女海賊「アン・ボニー」のアンが由来だということで、ジュエリー・ボニーのボニーもまたこの「アン・ボニー」が由来になっているそうです。

アンはフランス語で1のことを、un（アン）と言います。そしてエースについては、トランプの1をエースと呼ぶなど、アンとエースは共に1を意味する言葉です。

ボニーとエースが双子ではないか？という説ですが、マリンフォード頂上戦争を見てボニーが涙を流したことで、エースとの関係について様々な説が取り上げられています。その中で、ボニーとエースは双子？という説について見てみると、二人の誕生日はボニーが9月1日で、エースが1月1日です。また、年齢についてもボニーが22歳当時、エースは20歳でした。誕生日と年齢で見ると、二人は双子ではないと考えられます。
 

しかし、ボニーは悪魔の実の能力で自分自身と相手の年齢を自在に操ることができます。そのため、誕生日の日付や登場時の年齢で双子説を否定することはできず、ボニーの年齢についてはまだまだ謎がありそうです。また、エースの父親ロジャーが、エースが産まれる前、「父親」というものが取る様な言動を目撃され、そのことが噂になりました。

ロジャーが捕まる前にルージュは子どもを一人出産していたかもしれません。ボニーとエースが双子だとすれば、双子として胎内に宿ったボニーとエースが、何らかの事情によってボニーが先に産まれてしまったのではないかという考察になります。

誕生日と年齢を見てみると、22歳のボニーと20歳のエースは双子ではないと考えられますが、姉と弟という関係なら考えられると言われています。

ボニーとエースが双子、または姉弟だということであれば、頂上戦争でボニーが泣いたのは、エースが父親と同じ様に殺されてしまったからだと考えられます。ボニーの頂上戦争後の行動を見てみると、頂上戦争を見た後、「あいつのせいだ…」と叫んだボニーは、新世界へ行くと言ってシャボンディ諸島を飛び出しました。

ボニーが言った「あいつ」というのは、頂上戦争のきっかけとなった「黒ひげ」のことだと考えられています。新世界で黒ひげと戦ったボニーですが敗北。その後ボニーは海軍の赤犬（サカズキ）に捕まり、次の言葉を投げかけられました。

世界政府は伝説の海賊王であるロジャーの血を根絶やしにしたいと考えていました。エースがロジャーの息子だと判明し、エースの処刑を決断、結果赤犬の一撃で死亡させました。一行目は、かつて世界政府に捕まっていたボニーが、そこから逃亡した時のことを言っています。ボニーが逃亡した時、赤犬が「ひやりとした」と言った意味は、ボニーがロジャーの血を受け継ぐ者を逃がしてしまったという意味だと言われています。

ボニーがエースと双子、もしくは姉弟であれば、ボニーの父親もロジャーになります。そのボニーを捕らえて殺さずにいたのは、「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」の手がかりなどを、ボニーがロジャーから受け継ぎ、どこかに隠してあるかもしれないと世界政府が考え、その秘密を聞き出すために生かしておくのではないかと言われています。

二行目の「すべて終わった」の意味は、ロジャーとその息子エースを亡き者にできたということと、ロジャーの娘のボニーを捕らえることができたと言っていると考えられています。ここまで、ボニーとエースの関係について考察してきました。

考察の一つ目は、白ひげとの関係について見ていきます。ボニーは、マリンフォード頂上戦争を見て涙を流しました。頂上戦争ではエースともう一人、白ひげも死亡しています。頂上戦争時、白ひげは海軍大将・赤犬（サカズキ）の攻撃によって強いダメージを受けました。その白ひげに最後の攻撃を加え、死亡させたのが黒ひげでした。ボニーは頂上戦争後に「あいつのせいだ…」と叫びました。

この「あいつ」とは黒ひげのことだと考えられていると、ボニーとエースの双子説または姉弟説の考察のところでも書きました。黒ひげは、かつて白ひげ海賊団に所属していましたが、仲間を殺して海賊団から逃亡しました。そして、エースとの争いがあり、そのことが頂上戦争のきっかけになりました。

このように、ボニーが黒ひげを「あいつ」と言って怒りをあらわにする理由は、頂上戦争を引き起こし、最終的に白ひげを死亡させたことだと考えられます。エースがその死の間際まで父親だと呼んでいたのは、白ひげでした。エースと関わりがあるのでは？と言われているボニーもまた白ひげと何か関わりがあるかもしれないと言われています。

考察の二つ目、エースの母・ルージュについて見ていきます。ボニーの悪魔の実の能力は年齢を自在に操ることです。ルージュは夫のロジャーが処刑されたことで、産まれてくる子どもまで殺されることを恐れ、島の他のすべての妊婦の聴取が終わるまで20か月もの間子どもを胎内に留めておきました。このような事は普通の人間にできることではありません。

ボニーが悪魔の実の能力で、産まれてくる子どもの成長に手を加え、出産の時期を遅らせることができたのではないかと言われています。この事からボニーの正体はルージュで、ボニーはエースの母親なのでは？という考察です。

考察の三つ目、ボニーはルージュと姉妹ではないか？について見ていきます。これは、エースの母親ルージュの妹がボニーでは？という説です。ルージュとボニーが姉妹だとすれば、エースはボニーの甥にあたるわけです。ロジャーの血、もしくはロジャーに連なるものはすべて根絶やしにするというのが世界政府、海軍の狙いでした。

ロジャーの息子であるエースの処刑からの殺害に至った頂上戦争で見せたボニーの言動、ボニーに掛けた赤犬（サカズキ）の、「ひやりとした…」という言葉の意味も納得できるということです。

ここまで、ボニーとエ―スの関係についてと、エ―スの母・ル―ジュとボニーの関係について考察してきました。ボニーは年齢を自在に操ることができる能力を持っています。そのため、エ―スの母親説やエ―スとの双子説など、様々に考察されています。ここからは、そんなボニーの年齢について考察していきます。

ボニーの外見を見てみると、20歳代に見えます。実際に登場時22歳から24歳という年齢に設定されています。ただし、20歳代の女性としてはあまり見られない行動や態度が目につきます。そのため、ボニーは出産の経験があり、さらにその子どもの年齢が20歳代で、自身の年齢は悪魔の実の能力で20歳代になっているのでは？と考察されています。

ボニーは聖地マリージョアで開かれた世界会議（レヴェリー）に、͡コニーとして出席しました。この事からボニーの正体が、実はソルベ王国の王太后で、高齢のコニーではないかという説があります。そこで、最近2年間のボニーの動きを見てみると、マリンフォード頂上戦争の前後の、少なくとも2年間は海賊のジュエリー・ボニーとして活動していました。

もしボニーの正体が王太后コニ―だとしても、2年も国にいないことが可能なのかどうか分かりません。しかし、聖地マリージョアにやって来たのは王太后コニーだということで、考えられることは、ボニーがコニーと血縁関係にあり、ボニーが自身の能力でコニーに成りすまし、マリージョアに来たという場合。または、コニーこそがボニーの正体で、自身の能力でボニーの年齢になり、海賊となっている場合が考えられるということです。

ボニーが「空白の100年」よりも前の人間だという説について考察します。ボニーは何度か世界政府に捕まっていますが、そのたびに逃げ出しています。頂上戦争後にボニーを捕まえた赤犬（サカズキ）が、ボニーに「おまえの逃亡はひやりとした…」と言いました。この言葉から、ボニーが世界政府にとって重要な存在だと考察されます。

その理由は、ボニーが800年前から存在している人物で、タブーとされている「空白の100年」について知っているからなのでは？ということです。しかし、それほど長く生きているボニーに対する赤犬の態度が軽すぎるとも言われており、その可能性は低いそうです。

ボニーとエースの関係について、ボニーがエースの母親ルージュだという説もありますが、こちらのツイートは、ボニーの能力で年齢も操作できるということもあり、ボニーとエースが双子だという説を考察しています。

「ワンピース」には謎めいたキャラクターが多く、ボニーもその一人だということです。ボニーはその能力から、エースと双子・姉弟説や、エースの母親ルージュ説に加えて、ルフィの母親説もあるということです。ボニーはまさにミステリアスな女性だという感想です。

ボニーは18世紀に実在した海賊アン・ボニーの名前が使われていますが、エースの母親であるルージュが子どもの名前について、女子だったらアン、男子だったらエースに決めていたと言っています。こちらのツイートは、ボニーとエースが双子ではないかと考察しています。

いかがでしたか？頂上戦争で泣いたボニーのことで、エースと双子、もしくは姉弟説があるということと、ボニーがエースの母親ルージュだという説とルージュと姉妹説を紹介しました。ボニーの年齢を自在に操る能力によって様々な人物、年齢の考察がありました。また、ボニーの本当の年齢についても見てきました。世界政府にも重要視されているボニーの正体は謎に包まれていました。そんなボニーにこれからも注目していきましょう。