新宿スワンの真虎(まこ)はどんなキャラ?漫画版との比較や名言も紹介

大人気アングラ系漫画の『新宿スワン』その中でもひと際謎の多い存在である真虎(まこ)。そんな謎の多い真虎(まこ)なのですが、彼の真実の顔は何なのか、何を思い過ごしていたのか気になることは数知れず。そんな新宿スワンの(まお)の事を今回は徹底的に解説していき、漫画と映画版の違いや真虎(まこ)の眉にある傷の理由、真虎(まこ)の残した名言なども一緒に紹介していきます。

新宿スワンの真虎(まこ)はどんなキャラ?漫画版との比較や名言も紹介のイメージ

目次

  1. 新宿スワン真虎(まこ)情報や漫画と映画版の比較、名言などを紹介!
  2. 新宿スワンとは
  3. 新宿スワンの謎多き男真虎(まこ)はどんなキャラクター?
  4. 新宿スワン真虎(まこ)の悲惨な過去
  5. 新宿スワン真虎(まこ)衝撃の結末
  6. 新宿スワンの映画版と漫画の違いを比較
  7. 新宿スワン真虎(まこ)の名言4選
  8. 新宿スワンの真虎(まこ)はかなしい過去を背負っていた男だった

新宿スワン真虎(まこ)情報や漫画と映画版の比較、名言などを紹介!

大人気アングラ系漫画の筆頭的存在である、和久井健先生の原作『新宿スワン』魅力的なキャラクター多数存在し脇役それぞれに物語がある漫画ですが、今回はその中でも数々の裏の顔をもつ真虎(まこ)について徹底的に迫っていきます。その他、過去2回にわたり制作された新宿スワンの映画版と漫画の内容の比較や、真虎(まこ)の残した名言なども一挙に紹介いたします。

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新宿スワンとは

新宿スワンとは作者和久井健先生により『週刊ヤングマガジン』の2005年20号から2013年45号まで連載され、2000年代初頭の新宿歌舞伎町を主な舞台にし、スカウトマンである主人公白鳥龍彦(しらとりたつひこ)の活躍を描いた大人気アングラ系漫画です。その他新宿スワンは2007年にはドラマ化され、2015年には実写映画版として公開されました。

新宿スワンのあらすじ

新宿スワンのあらすじは、路頭を迷っている主人公である白鳥龍彦が歌舞伎町のスカウト会社バーストに拾われたところから話が始まり。「バースト」が大きくなるために新宿のみならず、その他に渋谷や横浜に進出するために奮闘したり、悲惨な人間関係を乗り越え、更にその過程で関わってしまう大きな闇との戦いに巻き込まれていく。

主人公だけじゃない脇役の活躍がすごい

新宿スワンの魅力はやはりその脇役キャラの個性の強さです。主力メンバーの活躍もすごいのですが、脇役とまでもいかないモブキャラにもちゃんとした性格がそれぞれあり、新宿スワンの漫画を読むとその世界観に驚くことでしょう。

新宿スワンの謎多き男真虎(まこ)はどんなキャラクター?

新宿スワンでは脇役ではなく、最重要人物の1人である真虎(まこ)ですが、彼は一体どのようなキャラクターなのでしょう。様々な事件の背景に潜む真虎(まこ)ですが意外にも人情溢れる人物なのかもしれません。

新宿スカウト会社バーストの幹部

新宿スワンに登場するスカウト会社「バースト」のスカウトマン兼幹部である真虎(まこ)。会社では主に戦略的な作戦を立てる頭脳派の立ち位置にいるキャラクターです。その他社長である山城神が頭に血が上り暴走しかけたりした時などに冷静になるように施したり、会社の為には非常な行為も辞さなかったりと、バーストの中でも社長の次に発言力のある人物です。

面倒見の良い上司

新宿スワンの主人公白鳥龍彦を路頭に彷徨っているときに気に入り、バーストのに拾ったのは真虎(まこ)でした。白鳥龍彦(タツヒコ)にスカウトの基礎を教え、タツヒコが巻き込まれたトラブルには必ず、その頭脳を使い、タツヒコを助けてくれる面倒見の良い上司です。そんな真虎(まこ)をタツヒコは尊敬し、慕っています。

数々の顔を持つ謎多き男

新宿スワンの真虎(まこ)は会社の為に日々働き、タツヒコなどにも尊敬されているのですが、主人公タツヒコが巻き込まれる様々な事件の裏に必ず出てくる謎多きキャラクターでもあります。新宿のバーストと渋谷進出の際に起きた抗争、その他主人公の友達である南ヒデヨシの麻薬売人事件にもその陰には真虎(まこ)の影が息を潜めているのでした。

復讐を果たすために生きる男

新宿スワンでタツヒコが巻き込まれる事件などの裏には必ずと言っていいほど出てくる真虎(まこ)ですが、彼にはどうしても果たさなければならない心に決めた復讐があったのです。その復讐とはバーストの社長である山城神とその弟でスカウト会社ミネルバの社長である山城尊、そして新宿のけつもちヤクザで復讐の元凶である天野修繕を殺すことなのです。

新宿スワン真虎(まこ)の悲惨な過去

新宿スワン真虎(まこ)の恩人タツミの死亡

新宿スワンの真虎(まこ)が復讐を心に決めたのには彼の悲惨な過去ありました。一体その悲惨な過去とは何なのか、それと新宿スワンを見てない人には気になるであろう真虎(まこ)の眉の傷との関係性を解説していきます。

新宿スワンで描かれた過去の真虎(まこ)はただ暴れることしかできず、居場所のない生活を送っていました。そんな中その生活から救ってくれた恩人がいます。その名前はタツミと言い持ち前の心の広さで真虎(まこ)を受け止め、タツミがはじめたスカウト会社ミネルバに雇われます。真虎(まこ)にとってタツミと言う存在は唯一の理解者であり、家族同然の存在でした。

新宿スワンで登場するスカウト会社の一つであるミネルバではけつもちのヤクザをつけず、タツミ自身がけつもちを務めていて、厄介ごとに対しすぐに首を突っ込むトラブルメーカーのような性格をしていたタツミでしたが、ある日集金に訪れていたタツミは、真虎(まこ)の復讐相手である天野修繕の殺害現場を見つけてしまいます。

天野修繕の山城兄弟に指示したタツミ殺害命令

殺害現場を見てしまったタツミですが天野修繕に見つかってしまい逃げることになるのですが、顔を覚えられてしまったタツミは計画の失敗を取り消すためにタツミを殺害するように命令します。

恩人タツミ殺害現場の第一発見者

山城兄弟がタツミを呼び出し、刃物での殺人を犯した後に現場から逃げ出した山城兄弟を目撃した真虎(まこ)がその場で見たのはタツミの刃物で何度も刺され惨たらしい状態になったタツミでした。

新宿スワン真虎の傷は復讐の誓いの為

タツミ殺害の犯人を現場から逃げ出す山城兄弟や裏には天野修繕の存在があることに気づいた真虎(まこ)は、タツミと同じように眉に傷を入れ、タツミの形見であるライターを手に取り復讐を誓います。

新宿スワン真虎(まこ)衝撃の結末

復讐は失敗に終わった?

真虎(まこ)の復讐計画は順調に進行し、山城兄弟殺害成功までにいたりました、そして最終目的である天野修繕との対決に突入するのですが、その先には衝撃的な結末が待ち受けていました。天野修繕との対決やその結末を紹介いたします。

復讐の最終目的である天野修繕を追い、完璧な殺害計画を実行する予定の真虎(まこ)でしたが、一つ大きなミスを犯してしまいます。実は真虎(まこ)の為に天野修繕の間の情報のパイプ役をしていた卯月と言う人物は二重スパイとして活動していたのでした。天野修繕は最初から真虎(まこ)計画を知っており、「殺せ天野修繕、オレの負けだ」と敗北宣言をしましたが天野修繕は真虎(まこ)を殺さずその場を立ち去ってしまいます。

卯月はタツミの妹だった

真虎(まこ)の計画を阻止して、あと数日でヤクザ会のトップに立てる程にまできた天野修繕ですが、天野修繕にもしらなかった衝撃の事実があったのです。それは卯月正体がタツミの妹だということです。実際には血が繋がっているわけではなく、ある殺人現場に居合わせた少女を当時警察官だったタツミが引き取ったのです。

復讐者は実は二人だった

真虎(まこ)の復讐失敗後、組渡すための莫大金額の金をとりに来た天野修繕であったが実はその金を管理する人物は卯月の手により殺害されており、廃ビルに持ち運ばれていました。そして負けたと見せかけていた真虎(まこ)により捕らわれ、お金の置いてある廃ビルに連れていかれます。

新宿スワンの真虎(まこ)と天野修繕の最後

真虎(まこ)は廃ビルで拘束した天野修繕に薬物を使用し、タツミを殺した時のナイフを使い何度も刺される幻覚を見ていた。一方の真虎(まこ)は天野修繕を殺さず、警察に引き渡す予定でしたが、廃ビルを出たところを天野修繕の息子である天野レオに撃たれて死亡してしまいます。そのころ天野修繕は自らのドスで切腹をし絶命していたのでした。

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新宿スワンの映画版と漫画の違いを比較

新宿スワン原作と映画の違いを比較

映画でも好評で2015年5月30日に『新宿スワン』2017年1月21日に公開された『新宿スワンII』と二度に渡り映画化された新宿スワンですが映画版と漫画での違いなどを比較し解説していきます。

実は映画『新宿スワン』では漫画を忠実に再現しており原作との大きな違いはありません。ですが、漫画で新宿スワンを見たことのある人からの意見ではかなり賛否両論となっています。では、なぜ原作を知っている人たちでは評判が分かれたのかについて迫っていきます。

全体的に話の進行がはやい

新宿スワンをしらない人たちからするとそこまで感じないことでも、その他の原作を知っている人たちからするとボリュームにかけてしまうそうです。第一作はタツヒコのスカウトでの苦労や友達である南ヒデヨシの麻薬売人事件についての話なのですが、2時間弱の映画ではどうしても深くまで描く事が出来なかった印象のようです。

リアルさが足りない

『新宿スワンII』の借金に追われている女の子である広瀬アリス演じる小沢マユミが川に飛びこみ、助けるために後を追い飛び込む主人公綾野剛演じる白鳥龍彦でしたが、川から上がると一瞬のうちに服が乾いてしまうなど、少しリアルさにかけている部分があります。

迫力が足りない

映画なのでどうしても仕方ない事なのですが、新宿スワンと言えば激しい殴り合いで迫力のあるシーンが多い漫画であり、原作の新宿スワンを知っている人たちの間では少し迫力に欠けてしまうそうです。

新宿スワン真虎(まこ)の名言4選

新宿スワンでは主人公だけではなく、その他脇役たちにもそれぞれに物語があり、それぞれの脇役に名言があります。その中でも真虎の名言は数知れずあり、比較できないほどの心に残る名言がありますが、特に印象の深い言葉を4つ紹介いたします。

君も今日からスカウトだ!

真虎が無理やりタツヒコをスカウトにした時の名言。タツヒコの尊敬する人との出会いでもあります。

人の不安につけこむことって商売の基本でしょ?

真虎が借金をしている女の子を体を売り、働かせることに疑問を持ったタツヒコに言った名言。スカウトと言う商売の厳しさや、現実をタツヒコに突き付けた名言です。

タツヒコ…いつかオレがオマエに牙を向けたときオマエはオレを殺せるか?

タツヒコがだんだんと真虎の裏の顔に気づき始めた時の一言。真虎のタツヒコに復讐を止めてほしいと感じさせられる名言です。

オマエを殺すのに武器などいらない 言葉で死ね

新宿スワンの最終章で天野修繕を追い詰めた真虎が放った一言であり、真虎が復讐を終わらせる最後の名言です。

映画『新宿スワン』公式サイト

新宿スワンの真虎(まこ)はかなしい過去を背負っていた男だった

新宿スワンの真虎は復讐に取りつかれた人生を歩み、復讐のためだけに生きてきた。悲しい過去に捕らわれ、復讐をやり遂げるも最後には殺されてしまうという結末を迎えました。今回はそんな悲しい過去を持つ男真虎について解説してみました。その他映画との比較や名言など書きましたが、主人公だけじゃなく脇役の活躍も凄い作品です。気になった方がいましたら是非『新宿スワン』を読んで見られてはいかがでしょうか。

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