【ワンピース】雨のシリュウの刀は名刀雷雨！強さやスケスケの実の能力は？

今回のまとめでは、『ワンピース』に登場するシリュウの強さや能力、スケスケの実についてまとめていきます。また、シリュウの武器である名刀の「雷雨」についても紹介していきますので、最後までぜひご覧ください。シリュウについてまとめていく前に、テレビアニメ『ワンピース』の概要やあらすじについて見ていきましょう。テレビアニメ『ワンピース』は1999年より放送されているロングランアニメとして知られています。

テレビアニメ『ワンピース』の原作は『週刊少年ジャンプ』にて1997年より2020年5月現在も連載中の尾田栄一郎さんの冒険海賊漫画が原作となっています。現在コミックは96巻まで刊行されています。本編のほか、『ワンピースパーティー』や『恋するワンピース』 、『ONE PIECE学園』などのスピンオフ漫画も登場しており、シリーズ全体として人気が高く、国内外問わず認知度も高い作品です。

主人公のルフィは、生まれ故郷のフーシャ村で昔出会った海賊・シャンクスに憧れていました。ルフィはそのシャンクスに山賊から身を呈して守ってもらったこともあり、恩人として感謝の念を持っていました。シャンクスに憧れたルフィは海賊王になることを決心し、17歳になった時にフーシャ村を出発、海賊王になるために冒険に出ることにしたのです。そして、冒険の途中で出会った仲間と共に数々の困難を乗り越えていきます。

続いては、まとめの中心人物であるシリュウについて見ていきましょう。シリュウは”雨のシリュウ”という異名を持った海賊で、「黒ひげ海賊団」に所属する二番船船長をしているキャラクターです。6月11日生まれの42歳、出身は偉大なる航路です。身長は3.4m、所属船は”サーベルオブジーベック号”です。黒ひげ海賊団に入る前はインペルダウン看守長をしていました。

インペルダウンというのは、世界政府が管理する凶悪犯の収監場所であり、凪の海（カームベルト）という海底にある大監獄のことです。インペルダウンの監獄署長によってシリュウは監獄最下層に死刑囚として牢獄されていましたが、黒ひげ海賊団の襲撃の際に逃亡に成功し、世界政府に寝返り黒ひげ海賊団に入団しました。

シリュウは、ロングの軍服に葉巻、刀といった特徴的な格好をしています。シリュウは「スケスケの実」の能力をもっていますが、スケスケの実については後半で説明していきます。

続いては、二つ名”雨のシリュウ”という名前を持つシリュウの刀「雷雨（らいう）」について見ていきましょう。シリュウがいつも携えている刀・雷雨は、名前の通り日本刀の名刀でインペルダウンの看守時代からの愛刀であることが分かっています。また、雷雨には抜刀したときに刀身が赤色に照らされるという特徴があります。では、愛刀・雷雨を使ったシリュウはどのくらいの強さをしているのでしょうか？

では、シリュウの強さについて見ていきましょう。シリュウは雷雨という刀を扱い、”雨のシリュウ”という異名を持っているくらいなので相当な刀の腕があることが窺えます。また、刀で対象を斬った際には「切り捨てごめん」というセリフを吐くのも特徴です。実際に作中で描かれた戦闘シーンは少ないのですが、シリュウは目に見えないほどの速さで瞬時に刀を抜き斬りつけるという技を持っていました。

シリュウはインペルダウンで看守をしていた時には、マゼランという名前の監獄署長とは「双璧をなす」と言われていた存在で、この云われからも相当の強さを誇っていることが窺えます。因みに、マゼランは「ドクドクの実」の能力者で、黒いコートを身に纏った巨人のような体格をしています。マゼランの「ドクドクの実」は身体中から毒を出すことのできる能力で、その毒で触られたところはたちまち不能になってしまいます。

また、触ることのほか、吐息からガスを生成することもできる最強の能力なのです。実際、インペルダウンで起きた黒ひげ海賊団らによる大量脱獄事件ではこの能力を最大限に使い、その時牢獄していたルフィを危機に追い込み、また、黒ひげ海賊団の船員たちをも危機に晒すといった最強さを見せました。シリュウは、これほどまでの強さを誇るマゼランとも互角に戦える強さを持っていると言われているのです。

マゼランが大量脱獄事件で瀕死に追い込まれてしまったのはシリュウという最強の存在がいたからです。また、マゼランのほか、四皇のカイドウの右腕でもある百獣海賊団大看板のキングとも互角の強さがあると言われているのです。では、なぜシリュウはこれほどまでの強さを誇っているのか、マゼランのドクドクの実までもを超える力とは一体何なのでしょう？

シリュウがマゼランと互角に戦えるほどの力を持っている考察として、スケスケの実の能力が挙げられています。スケスケの実に関しては次章で紹介していきますので、ここではスケスケの実以外に焦点を当てていきます。新世界に登場するキャラクターたちは、”覇気”と呼ばれる気配や殺気、闘争心などの体内から湧き出るエネルギーを使える者たちが多く登場します。

覇気の中でも新世界では「未来予知」が可能な”見聞色の覇気”を有する者が多いのです。シリュウが強いのは、この見聞色の覇気を使えるからではないか？と言われています。目に見えないドクドクの実の攻撃を交わすには見聞色の覇気が有効であると考えられるので、マゼランを負かしたシリュウはこの覇気を持っていると考えていいでしょう。

世界政府を裏切りインペルダウンの看守長をかなぐり捨てて黒ひげ海賊団の一員に加わったシリュウですが、気になる彼の懸賞金は一体どのくらいなのでしょうか？気になる懸賞金ですが、今のところシリュウの懸賞金は明かされていません。登場キャラの中で1番懸賞金が高いと言われているのが黒ひげ海賊団の提督であるマーシャル・D・ティーチです。彼の懸賞金は22億4760万ベリーですので、これよりは少ないと考えられます。

では、なぜ世界政府の直属の管轄下である大監獄であるインペルダウンで看守長をしていたシリュウは立場を投げうち、大量脱獄事件を起こした黒ひげ海賊団を助け彼らの仲間になったのでしょうか？シリュウの目的を考察していきます。

シリュウは、インペルダウンの看守長時代に極悪犯罪を犯した囚人たちを娯楽のように虐殺していました。この時は”悪魔”のような人物だったようです。そんな彼の傍若無人な勝手な行動は目に余る行動だったらしく、当時の監獄署長であったマゼランがシリュウを宣告猶予の死刑囚として独房に無理やり入れたのです。独房のレベルは監獄最下層だと言わるLEVEL6でした。

インペルダウンは世界最悪で最大の犯罪を犯した囚人の監獄ですが、その中でもレベル分けがされています。地上と面している1階は囚人が”洗礼”を受ける場所で、地下1階はレベル1の“紅蓮地獄”、地下2階はレベル２の“猛獣地獄”といったように、それぞれに合った名前付きの地獄が用意されており、牢獄が迷路のように設置されているのです。

シリュウが葬られたのは、その中でも1番最悪と言ってもいいほどの劣悪な環境の“無間地獄”という名前のフロアでした。レベル6の監獄に収監されるのは「なかったこと」にしたい人物たちであり、全員が死刑囚や終身刑などの者たちばかりで退屈が永遠に与えられるといった環境です。シリュウはそれほどまでの犯罪を犯したということになります。因みに、黒ひげ海賊団による事件は政府によって隠蔽されています。

シリュウの目的はマゼランだったと言われています。では、なぜ打倒マゼランだと言われているでしょうか？それは、黒ひげ海賊団らが起こした大量脱獄事件の際、マゼランのドクドクの実の能力で瀕死状態に陥ってしまった黒ひげ海賊団の5人の船員にドクドクの実の”解毒剤”を渡し、危機的状況を救ったからです。

なぜシリュウがドクドクの実の能力を緩和する解毒剤を持っていたか、それはマゼランといずれ戦うことを見越していたことが挙げられています。マゼランはこれまで世界政府側の人間でどちらかというと味方でした。それなのに解毒剤を持っていたのは、マゼランを倒すことを考えていたとすれば合点がいくのです。

シリュウはもともと正義タイプではなく、黒ひげ海賊団にもすぐに馴染めるタイプの、正義とは真逆の人間性であったことが作中からも窺えます。そのため、正義を気取るマゼランを倒すことが目的だったのではないか？という考察が読者の間でされています。

それでは、シリュウの持つ悪魔の実の能力である「スケスケの実」について見ていきましょう。スケスケの実は、端的に言えば透明人間になれる能力です。能力を持った者の身体全体が透明になり、また、能力者に触られた対象も透明になってしまうという能力を持っています。対象は人間のほか物も含まれます。マゼランの能力であるドクドクの実よりは戦闘向きではない能力ですが、一体どんなシチュエーションで使うのでしょうか？

スケスケの実の能力の使い道について見ていきましょう。スケスケの実は、戦闘時に直接的な攻撃など必殺技などがないため不利な能力であるように見えますが、実はいくつか使い道があります。では、その「スケスケの実の使い道」についていくつか挙げていきます。

まず1つ目の使い道は、戦闘に使うことです。先ほど、スケスケの実は戦闘時の攻撃は不利だと説明しましたが、それは能力者自身がもともと兼ねそろえているものが無い場合の話です。シリュウは、スケスケの実がなくとも”雨のシリュウ”と呼ばれるほどの刀の腕の持ち主です。少ない動作で相手を素早く斬ることができるシリュウは、スケスケの実の透明人間になる能力を使い、更に有利な形での攻撃が可能となってくるのです。

スケスケの実を使い、もともと持っている刀の技術を駆使すればほとんどの敵が手中に落ちるでしょう。剣術に長けたシリュウの刀裁きとスケスケの実の透明人間の力が合わさったとき、相手は防御不能に陥ります。実際に、スケスケの実よりも上の能力を持ったドクドクの実のマゼランはシリュウにやられていますので、悪魔の実の能力を活かすのも殺すのも持ち主のもともと持っていたポテンシャルであることが窺えます。

続いての使い道は、侵入に使う方法です。スケスケの実は透明人間になれる能力なので、その力を活かして侵入に使用したり諜報活動に使ったりと有利な戦闘に持っていく為の前段階での活躍が期待できる能力でもあるのです。海賊にとってこの透明人間になれる能力は喉から手が出るほど欲しがられるものでしょう。ですので、黒ひげ海賊団にシリュウが加入したことで黒ひげ海賊団は有利な戦いが出来ると考えられます。

また、ラフテルの場所や歴史の情報が記された”ロードポーネグリフ”を探す黒ひげ海賊団にとって、ロードポーネグリフを読み取る情報や敵の戦闘前の情報などは守備よく知っていたいと考えられるので、シリュウが黒ひげ海賊団に入ったことは歓喜すべき転機であったことが窺えます。シリュウも何らかの真の目的があり彼らの仲間となったのでお互いに利用しあっているのでは？とも言われています。

スケスケの実にはメリットばかりではなく、もちろんデメリットもあります。それが「覇気に弱い」という点です。覇気のある人物たちには、スケスケの実で透明人間になったとしてもその存在がバレてしまう可能性の方が高いのです。特に、心の声や感情を読み取る”見聞色の覇気”を持つ者には見えない存在となっても”見えて”しまいます。このことからスケスケの実は覇気に弱いと言われています。

悪魔の実には”覚醒”するという能力の開化がありますが、スケスケの実の覚醒については今のところ明かされていません。ですが、スケスケの実が覚醒すると恐らく匂いや気配も消せるのではないか？と言われているのです。もし、匂いや気配など全てを消せることができるようになれば、弱点だと言われている覇気にも効き、覇気でさえも分からないレベルの透明になれるのではないかと考えられます。

スケスケの実にももちろん前任者がいます。その前任者の名前はアブサロムという人物です。アブロサムは通り名”墓場のアブサロム”という名前持つ「スリラーバーク海賊団四怪人」に所属していた海賊です。因みに、西の海出身です。半獣人のミンク族のように見えますが、アブロサムは人間です。スリラーバーク海賊団の幹部で凄腕の外科医でもあるホグバックによって改造手術を受けて動物のような見た目になってしまいました。

アブロサムは36歳で亡くなっています。経緯としては、スケスケの実に憧れたサンジから襲撃に遭ったあと、ひょんなことからスリラーパークから逃亡し、新世界ではフリーライターのアブサとして活動していました。ですが、海賊島「ハチノス」に潜入したことで”能力者狩り”の末亡くなってしまったのでした。

アブロサムの死後、スケスケの実の能力はシリュウに渡りましたが、シリュウはなぜ覇気に弱いスケスケの実の能力を選んだのでしょうか？この理由については実際のところ明確な理由は明かされていませんが、考えられることとしていくつかあります。1つ目は悪魔の実はなかなか手に入らない代物であること、2つ目は黒ひげ海賊団にすんなり入る為の手段であるということです。

では、シリュウが世界政府を裏切り寝返った黒ひげ海賊団とは一体どんな海賊団なのでしょうか？黒ひげ海賊団は、黒ひげことマーシャル・D・ティーチを提督としてた海賊で、10名ほどの幹部を抱えています。そして幹部10名それぞれに隊をもっているのが特徴です。また、黒ひげ海賊団は「能力者狩り」という悪魔の実の能力を持った人を襲撃し奪いとるという暴挙を行っています。この行動の理由はまだ判明していません。

黒ひげことマーシャル・D・ティーチは、四皇の1人でルフィを始めとする”最悪の世代”と呼ばれる12人のうちの1人でもあります。また、「黒ひげ海賊団」の船長以前は「白ひげ海賊団」の2番隊隊員をしており、世界政府公認の海賊である”王下七武海（おうかしちぶかい）”の1人でもありました。黒ひげは黒髭に大きいお腹、3.4mほどもある巨漢な大男という見た目をしています。計算高く何事も目的を持って行動を起こします。

また、用意周到であくどい考えの持ち主の黒ひげは、「白ひげ海賊団」の船員で友人でもあった4番隊隊長のサッチを殺してまで悪魔の実の能力を奪い取ったほどの強さと卑劣さを持っています。そのほか、マリンフォード頂上戦争にて白ひげを倒し能力を奪い取りました。その為、黒ひげは「ヤミヤミの実」と「グラグラの実」の能力を持っている能力者となったのです。その他「武装色」と「見聞色」の覇気を使えるという最強の人物です。

では、「黒ひげ海賊団」の他のメンバーの名前を見ていきましょう。まず一番船船長兼操舵手はジーザス・バージェスです。二番船船長にはシリュウがいます。三番船船長兼狙撃手にはヴァン・オーガー、四番船船長にはアバロ・ピサロ、五番船船長兼航海士にはラフィット、六番船船長にはカタリーナ・デボン、七番船船長にはサンファン・ウルフ、八番船船長にはバスコ・ショット、九番船船長兼船医にはドクQです。

気になる10番目の十番船船長ですが、現在名前や詳細は明かされていません。これらを総称して10人の幹部は「十人の巨漢船長」と呼ばれているのです。また、黒ひげはこの「十人の巨漢船長」には含まれていないのも特徴となっています。

シリュウの声優を務めたのは俳優やナレーターとしても活動している声優の菅生隆之さんです。菅生隆之さんは1952年8月1日生まれの千葉県出身、フクダ&Co.に所属しています。1970年代に声優・俳優となり、当初は洋画映画・ドラマなどの吹き替え声優として活動していました。

そんな菅生隆之さんのこれまでの主な出演作は、テレビアニメ『NARUTO -ナルト-』初代火影・千手柱間、『地獄少女』輪入道、『フルメタル・パニック! The Second Raid 』メイヤー・アミット、『美肌一族』SMK、『銀魂 シリーズ』泥水次郎長、『宇宙戦艦ヤマト2199』沖田十三、『東京喰種トーキョーグール』芳村、『機動戦士ガンダムUC RE:0096』カーディアス・ビストなどがあります。

インペルダウンで起きた脱獄事件でシリュウがマゼランのドクドクの実を無効化する解毒剤を持っていたことについての感想です。シリュウや黒ひげが企む目的について様々な憶測が飛び交っています。

シリュウの異名である”雨のシリュウ”という名前についての感想がありました。名刀「雷雨」という名前であることから、雨や雷にまつわる何らかの技があるのでは？という考察もされています。

黒ひげ海賊団の見た目は全員強そうですが、黒ひげとシリュウ以外のキャラクターはあっさり死にそうという感想もありました。シリュウに対する圧倒的な強さがこの感想から窺えます。

以上、『ワンピース』に登場するスケスケの実の能力者・シリュウや刀の名前に関するまとめでした。サイト内には、『ワンピース』に関する他のキャラクターまとめもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。