【ワンピース】真打ちのメンバーと強さを考察！四皇幹部なのに弱い？

真打ちとは、『ワンピース』に登場する百獣海賊団の幹部クラスといわれる実力者達のことをいいます。百獣海賊団は四皇のカイドウが率いており、主人公のルフィとは敵対している海賊団です。そんな百獣海賊団の真打ちがどれくらいの強さなのかを紹介する前に、まずは『ワンピース』の作品情報を紹介します。

『ワンピース』とは、1997年に週刊少年ジャンプで連載開始されたバトル・冒険漫画です。2002年には初版252万部を記録しており、2010年にはさらにそれを上回る初版300万部を記録しました。これは国内出版では史上最高記録となっています。それほど人気の高い『ワンピース』は1999年からアニメ化され、その他にもあらゆるコンテンツで楽しまれる作品となっています。

海賊王のゴールド・ロジャーが遺した言葉により、世は大海賊時代と呼ばれるようになった頃、1人の少年が海へと冒険を始めました。その少年・ルフィは海賊王になるという夢を持ち、仲間を集めながら航海していました。やがてルフィは五皇の1人として世界中から注目されるほどの海賊に成長していきます。

真打ちとは、四皇カイドウが率いる百獣海賊団のの中でも実力ある幹部クラスの人々の総称です。真打ちの中には、元海賊団の船長もいます。真打ちはひとくくりにされがちですが、真打ちの中にも序列は存在しています。

百獣海賊団の真打ちのメンバーにはシープスヘッドという人物がいます。大看板のジャックの側近であり、ゾウ襲撃時に登場しました。誕生日は6月6日、年齢は24歳で身長は193cmです。羊のスマイルの能力を持っており、腕を羊の角に変化することができます。

『ワンピース』のゾウ編ではジャックがゾウを去った後、部隊をまとめる役割をしていました。しかしゾウに到着したサンジの「悪魔風 ムートンショット」によってあっけなく倒されてしまいます。

百獣海賊団の真打ちメンバーにはホールデムという人物がいます。大看板ジャック率いる軍の幹部の一人です。年齢などの詳しいプロフィールは明らかになっていません。ライオンのスマイルの能力者で、腹をライオンに変化させる事ができます。腹部のライオンは火を吹くこともできます。

『ワンピース』のワノ国編で登場し、お玉を誘拐して頬をちぎろうとするなど容赦のない行動を見せました。百獣海賊団のメンバーですが、外のことについてはほとんど情勢を掴めておらず、ルフィと対面した時は酒天丸の部下だと思っていました。能力を使ってルフィと戦いましたが、「ゴムゴムの火拳銃」によって倒されました。

百獣海賊団の真打ちメンバーにはスピードという人物がいます。スピードは誰の部下なのかは不明ですが、九里の博羅町で登場しました。馬のスマイルの能力をもっており、下半身が馬のケンタウルスのような姿の女性です。笑顔になる時や食べる時に馬面になるのが特徴的です。

『ワンピース』では逃げるルフィとお玉がとっさに乗ったのがスピードでした。スピードは最初は振り落とそうとしましたが、お玉のきびだんごを食べてお玉に従順になります。しかしその後、お玉を守るためにカイドウと戦いましたが、倒されてしまいます。

百獣海賊団の真打ちのメンバーにはドボンという人物がいます。ドボンは大看板クイーンが管轄している「兎丼」という採掘場の副看守長です。カバのスマイルの能力を持っており、ドボンの上半身と下半身の間にカバが生えているような姿をしています。カバには意志があり、ドボンが喋っている途中でも口を閉じてしまうことがあります。

基本的に敵をカバの中に閉じ込め、カバの体内にいるドボンが敵を斬るという戦い方をします。『ワンピース』では報酬のきびだんごを食い尽くした罰としてルフィとキッドをカバで閉じ込めましたが、2人に倒されてしまいました。

百獣海賊団の真打ちのメンバーにはホーキンスがいます。ホーキンスは元々ホーキンス海賊団の船長でしたが、海賊同盟を組んだアプーに騙されてカイドウに負けてしまいました。その後カイドウの傘下になりました。誕生日は9月9日、年齢は31歳で身長は210cmです。ワラワラの実の能力者で、自分の身代わりの藁人形を作ることができます。また全身を藁に変えることも可能です。

能力とは別に、いつもタロットカードのような占いをしているのが特徴的です。『ワンピース』のワノ国編では潜入しているローから自分達の正体を知っている者として警戒されていました。しかしローをおびき寄せて捕まえたものの、ある人物が裏切ったことで形成逆転してしまいます。最後はローに拷問されてしまいました。

百獣海賊団の真打ちのメンバーにはソリティアがいます。ソリティアは大看板のクイーンが元締めをしている囚人採掘場で副看守長をしています。おそらくドボンとは同僚だといわれています。猿のスマイルの能力者で、腕が6本あるのが特徴的です。『ワンピース』は雷ぞうを追う部下たちに指示を送っていました。

百獣海賊団の真打ちのメンバーにはダイフゴーがいます。ダイフゴーとはソリティアやドボンと同様に「兎丼」で副看守長を務めている人物です。ダイフゴーはサソリのスマイルの能力を持っており、6本の足があるのが特徴的です。『ワンピース』では囚人のヒョウ五郎を痛めつけていましたが、海楼石の錠をつけた状態のルフィに負けてしまいます。

百獣海賊団の真打ちのメンバーにはババヌキがいます。ババヌキは囚人採掘場の「兎丼」の看守長をしており、ソリティアやドボン、ダイフゴーの直属の上司です。ゾウのスマイルの能力を持っており、腹をゾウの頭に変化させています。ゾウのくしゃみは爆発を起こすほどの威力を持っています。

『ワンピース』では囚人採掘場で暴れるルフィをおとなしくさせるも、最終的にはお玉のきびだんごで従順になり、百獣海賊団を裏切ることになります。

『ワンピース』の真打ちは大半が弱いと評価されています。百獣海賊団の中では一般的な戦闘員よりも位が高いようですが、必ず真打ち全員が同じ強さを持っているわけではありません。百獣海賊団の大看板が率いる軍の幹部クラスの強さを持つというだけです。カタクリを倒したルフィと強さを比べるとやはり弱いといわれています。

真打ちが弱いといわれている理由の一つは、スマイルの能力者が多い点です。ドレークやページワンのようにナチュラルな悪魔の実の能力者であれば、能力を自在に使うことができます。しかし人造悪魔の実のスマイルの能力者は、能力を完全に使いこなす事ができません。体の一部のみを動物に変化させることができるものの、完全な動物に変身することはできないようです。

さらに、スマイルの能力によっては火を吹くはずのない動物が火を吹いたり、体の一部となった動物が能力者の意志に背くこともあります。また、考察では一部のスマイルの能力者は人間に戻ることができないという説があります。実際にこれまで登場した真打ちのほとんどは一部動物化したまま、他の形態に変化していません。このようにリスクが多いことから真打ちは弱いといわれています。

百獣海賊団はカイドウの野望によって多くの人員が集められています。カイドウは自分に歯向かう者でも、へりくだれば仲間に迎えることさえあります。能力者も500人を超えるといわれるほどです。しかし、数は多くてもその中で本当に実力が高い者は数名しかおらず、カイドウの下には大看板と呼ばれるキング・クイーン・ジャックの3人、そしてその下に飛び六胞の6人、そして他の真打ち達がいます。

ナンバーズというまだ出てきていないキャラクターもいるのですが、その他の部下達は大きくギフターズ(与えられた者達)とプレジャーズ(笑う者達)とウェイターズ(待つ者達)に分けられています。ギフターズはSMILEの能力を持っている者達のことで、プレジャーズはSMILEの能力取得に失敗して笑う以外の感情を失った者達です。ウェイターズはまだ能力を取得していない者達のことです。

プレジャーズは雑兵として扱われていますが、約5000人はいるといわれています。このように百獣海賊団は人員が多いわりに実力者がとても少ないのです。そのため、少し強いだけでも真打ちとして扱われているのではないかといわれています。

先程紹介した真打ちのメンバー一覧の他にも、真打ちと呼ばれている人物がいます。それが飛び六胞のメンバーです。飛び六胞は真打ちの中でもさらに実力があるメンバーが揃っています。ここでは飛び六胞のメンバーを紹介します。

飛び六胞のページワンはリュウリュウの実 モデル"スピノサウルス"という古代種の能力を持つ人物です。他の弱い真打ち達とは違い、希少な動物系の古代種の能力を持っています。人間の姿は左側に剃り込みを入れている個性的なヘアスタイルをしています。また、大きな角の生えた帽子をかぶり、マスクのようなものをしているのが特徴的です。

『ワンピース』のワノ国編では、狂四郎一家に手を出したそば屋の男を探していました。そば屋の男の正体はサンジなのですが、正体がバレるわけにはいかないのでジェルマ66のレイドスーツを来たおそばマスクの状態でページワンと戦いました。

飛び六胞のドレークは元海軍本部少将という経歴を持つ海賊で、ドレーク海賊団の船長をしていました。経緯は不明ですが、現在は百獣海賊団の飛び六胞に在籍しています。誕生日は10月24日、年齢は33歳で身長は233cmです。海賊というのは仮の姿で、実は海軍本部機密特殊部隊「SWORD」の隊長です。何らかの理由で現在は百獣海賊団に潜入しているようです。

『ワンピース』のワノ国編では、ホーキンスに捕らえられたローに手を貸したのもドレークなのではないかといわれています。

『ワンピース』の978話では、ついに飛び六胞の残りの4人のメンバーが明らかになりました。残りの四人はササキ、フーズ・フー、ブラックマリア、うるティといいます。うるティはページワンの姉で、ブラックマリアはとても大きく美しい女性です。ササキとフーズ・フーは元海賊団の船長だということが分かっています。

キッドとホーキンスを騙したアプーも、百獣海賊団の幹部だといわれています。現在鬼ヶ島でのパーティーでDJをしていますが、アプーの立ち位置は明かされていません。飛び六胞のメンバーは全て揃っているので、ナンバーズのメンバーの一人だといわれています。

『ワンピース』の978話では、ついに真打ちの中でも特に実力の高い飛び六胞の6人が集結しました。本編にはすでに出ていたページワンの人間の姿も始めて描かれています。飛び六胞には個性的なキャラクターが多く、特にページワンとうるティは登場して早々に人気を集めています。今後飛び六胞がどのような活躍を見せてくれるのか期待が高まります。

真打ちの中でも特にリュウリュウの実の能力を持つページワンはかっこいいと人気です。ページワンのモデルであるスピノサウルスは古代種としてとても希少な能力です。サンジとの戦闘シーンはほとんどカットされているので、どのような戦いをするのか詳しくは分かっていません。そのため、早くページワンの戦う姿を見たいという方もいました。

早くも飛び六胞のメンバーが好きになった方の感想の中には、ルフィと戦ってほしくないという声もいました。また、実は海軍のスパイであり、飛び六胞のうちの1人であるドレークが今後どうなってしまうのか心配している声もありました。ドレークの活躍次第では今後ワノ国に海軍も関わってくるかもしれません。

『ワンピース』に登場した真打ちのほとんどは一撃でルフィ達に倒された弱いキャラクターばかりでした。しかし、今後活躍するであろう飛び六胞は強者が揃っているようです。ワノ国編ではついに決戦が始まり、ルフィ達も鬼ヶ島への潜入に成功しています。今後どのような戦いが繰り広げられるのか注目です。