【東京喰種】鈴屋什造（じゅうぞう）の声優は？キャラのプロフィールや過去も

東京喰種は、作者石田スイによって描かれたサイエンス・ファンタジーを含むダーク・ファンタジー漫画。石田のデビュー作品でもあり、週刊ヤングジャンプに連載された後アニメ化や舞台化、実写化、2013年には7月には十和田シンによって小説化と多方面で展開されており、全世界から愛される作品になっています。舞台は現代の東京で人を喰らう喰種(グール)がテーマです。

アニメは2014年7月より放送され、ファンの期待高まる中で声優には花江夏樹や雨宮天始め、遊佐浩二や浪川大輔など大人気声優が勢揃いした事でも話題になりました。またオープニング曲に起用されたTK from凛として時雨が歌う『unravel』の世界観に魅了され、アニメを観ていない人達にも話題になりました。その中でもよくみられた声が「腹から声出せ」で、か細く儚げに始まるこの曲なのでそう言いたくなる人が続出したそうです。

2017年7月29日には実写映画が公開され、主人公金木役には窪田正孝が起用され相田翔子もでていたり配役のバリエーションは豊かになっています。ダーク・ファンタジー作品なのでどのように喰種が表現されていくのか、といった声が公開されるまで止まなかったようですが、日本に限らず世界でも公開され海外の原作ファン達が集まり絶賛されたとのことです。

鈴屋什造は、警察組織・喰種対策局(通称：CCG)の二等捜査官。6月8日生まれのふたご座で年齢は19歳のAB型。身長は160㎝、体重は47㎏と小柄でぼさぼさ頭に中性的な顔立ち、顔や首にある縫い目など個性的な特徴をしており、愛称は『ジューゾー』です。カネキと同様に喰種を惹きつける体臭を持ち、捜査官になる前の本名は「鈴屋玲(すずや れい)」。JOKERでは黒髪で体重は１㎏増えています。

普段は無邪気でキュートな外見からは感じられませんが、極めて高い身体能力と動体視力を持っており、死や痛みに恐怖を感じず喜怒哀楽の楽以外が欠落しているような異端児かつ問題児。自分が気に入らない相手には躊躇なく攻撃し、戦闘にいたっても必要以上に加虐的で精神に問題ありとされています。

鈴屋什造の性別は、幼少期から中性的な顔立ちであったため女の子のようですが男です。ただ、幼少期を「娘の代用品」にあたる飼いビトとして愛玩されていたこともあって、その主の「永遠に少女のように」と歪んだ願望から男性器をハンマーで潰されています。主の欲求のはけ口とされた什造ですが、楽しい事が大好きです。ただ、什造の感じる楽にはズレが生じている事も事実でそこが什造に怖さを感じる面といえるでしょう。

言動に関しては「まるで子供」といった言葉がぴったりでモラルなどは全くなく、思った事をストレートに吐き出すタイプです。コックごっこをするのであれば、什造はコックでその相手は人ではなく家畜になり、料理を作って食べさせるのではなく料理人と食材、といった思考の遊びになってしまいます。

釘宮理恵は2020年5月現在40歳で、1979年5月30日大阪府生まれの熊本県育ちのB型。身長は159㎝と小柄で趣味はガーデニングと女性らしく、ファンからは「くぎゅ」の愛称で親しまれており、声質から多くのツンデレ系ヒロインを演じていることから『ツンデレの女王』との異名を持っています。大人気作品の鋼の錬金術師では主人公の弟、アルフォンス・エルリックも演じヒロイン役の強い声優ですが、そんな彼女のショタボイスも必見です。
 

声優になったきっかけは、学生の頃放送部でアナウンスをした際友人に褒められたことがきっかけで声優を意識志望するようになったとの事でした。今や釘宮理恵の熱狂的ファンは「釘宮病」といわれがついていたりと、一度トリコになると中々釘宮理恵熱は冷めない事でも有名で、声優界での交友関係も広く、多くの人気の声優と交流があり釘宮理恵が声優としてどれだけ活躍し、出演してきた作品の凄さも感じられます。

声優界でツンデレ女王と異名を持つ釘宮理恵だからこそ、キャラが自然にツンデレ設定に見られてしまうと嫌がる監督さんもいる中で過去に釘宮理恵が受けたあるオーディションの一コマでこんなことがあったそうです。ツンデレキャラの主人公ではないため、釘宮理恵を声優として受けにきても落とすつもりでいた監督だったようですが、釘宮理恵の演技を見て「負けました」と感じ、釘宮理恵は主人公役を掴みました。

海外で書籍サインイベントが行われた時は、地元ファンが殺到してしまった結果混乱状態となり、けが人や酸欠の人がでるなどのハプニングもあったようです。担当した主題歌やキャラクターソングを歌う事は滅多になくアイドルマスターのライブには度々出演しているそうですが、日本だけには留まらず全世界で、また世代問わず幅広い活躍をし舞台や朗読会に積極的な彼女に今後も目が離せません。

釘宮理恵の主な出演作品は、鋼の錬金術師(アルフォンス・エルリック)や銀魂(神楽)、東京喰種トーキョーグール(鈴屋什造)といった大人気少年漫画作品に加え『ツンデレの女王』の異名も持ったきっかけとなるツンデレヒロイン役で灼眼のシャナ(シャナ)やゼロの使い魔(ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール)、とらドラ!(逢坂大河)などが有名です。

また、女性声優達の憧れでもあるプリキュアシリーズで過去に映画『Ｙｅｓ！プリキュア5』のダークレモネードの声優として演じていましたが、『ドキドキ！プリキュア』でも活躍し、円亜久里/キュアエースの声優として演じた釘宮理恵。途中参加型のキャラではあったが、シリーズキャラとして史上初の変身時間制限のあるプリキュアとしても注目され、変身前後のギャップでも釘宮理恵でよかったとの反響も多かったです。

幼少期は、喰種の富裕層「マダム」の一人で同族達の娯楽と会合の場を取り仕切って珍味や珍品として人間を取引するオークションを主導するニューハーフの男に「娘の代用品」にあたる飼いビト、「鈴屋玲」として長く監禁愛玩とされ、美食レストランの余興として人間を解体する『解体屋』を務めていました。娘代わりとして飼われていた為、永遠に少女のように美しくとマダムの歪んだ欲求のために男性器をハンマーで破壊されています。

また、マダムは喰種対策局(CCG)から他喰種への影響力込みでSSレートと認定されており、その地位を実力で勝ち取ったビッグマダムは、喰種の中でも極めて高い戦闘能力を持っています。鈴屋什造は、クロナとナシロ交戦で腹部を裂かれる深手を負わされるも痛がる素振りを見せることが無いのも特徴です。これはマダムから日常的に執拗的な虐待を受けていたことから、じゅうぞうの痛覚の鈍化はその影響で起こったものといえます。

篠原とは、20区担当の男性捜査官で鈴屋什造の上司であり最初のパートナーです。人当りがいい事で知られており、問題児であった鈴屋什造に対しても怒ることなく根気よく諭すように人間性を指導してきました。鈴屋什造とパートナーを組んだ最初の頃は篠原も手を焼いていましたが、互いに信頼関係を築き絆が生まれるようになります。また、篠原はエト戦で脚を切られた際の出血多量で一命は食い止めたものの植物状態でもう起きません。

奇跡を信じつつ、篠原の治療費は鈴屋什造が支払っています。その篠原が重傷を負ったきっかけで鈴屋什造は人間性を取り戻し、精神面も急成長していきました。また、篠原から指導を受けてきたじゅうぞうが後輩捜査官を指導する立場になった時、「闘いで勝つのは弱さを飼いならしたかた」と六月透に言葉を紡いでいることからもクレイジーで死に痛みを感じない問題児だった鈴屋什造の成長は感じられます。

東京喰種「JOKER」は、平成26年6月30日発売の週刊少年ジャンプに掲載された読み切り漫画で主人公は上等捜査官になった鈴屋什造とその部下の二等捜査官阿原半兵衛。鈴屋什造は、以前の白髪ではなく黒髪になっていてヘアピンの位置も逆になっていたりと風貌からも鈴屋什造の変化が読み取れ、大人になったじゅうぞうのストーリーを見る事が出来ます。以前の什造を知らない人がJOKERを読んでも面白い作品でしょう。
 

JOKERは前作と「：re」との間のエピソードになっており、時系列的には東京喰種トーキョーグールJACK、東京喰種トーキョーグール、東京喰種トーキョーグールJOKER、東京喰種トーキョーグール：reの順番で見るとより楽しめます。連載読み切り漫画ですが、電子書籍で見る事は可能なようでJOKERは東京喰種トーキョーグールを見てからの方が構成や過去など入りやすく理解しやすいです。

また、JOKERの単行本を期待する声も多くありますが、JOKER自体が読み切りの短編漫画になっているので薄幸見込みは薄いようです。シリーズ連載に短編紹介としてJOKERが載ってくるかもしれない、と声にしているファンもいるので短編であってもJOKERの人気も伝わってきます。

「かっこかわいい」で人気の鈴屋什造は中世的な顔立ちという事のあってか、性別問わずコスプレしやすさが特徴でじゅうぞうの白髪で癖っ毛のようなぼさぼさ頭は、コスプレの際ウィッグと呼ばれるカツラを被るにしてもセットしやすく、初心者にもヘアーセットできる点でも人気です。また、私服まで可愛いとの声を多く見受けられるところもポイントといえます。

衣装に関してシャツとズボンは既製品で代用する方が多い中で、サスペンダーは手作りが多く目立ちます。材料を赤い布とサスペンダーの金具、黄色の粘着タイプのフェルトなどで揃えたら作りやすさでもコスパ的にもおすすめといえます。ヘアピンに関しても既製品代用ができますが、ウィッグの毛質によっては固定が必要となったりするので、撮影時は初めから固定しておく人も多いです。

武器一つ目はよくくすねてきたと言っていたサソリ1/56(尾)。ベース赫子は尾赫で形状はナイフやカミソリに類似しています。じゅうぞうはサソリ1/56(尾)を大量にストックしているので、量産製造したい場合は刃の部分を発砲スチロールにし軽量化をしつつ光沢加工を施せばコスパも見栄えもいいでしょう。段ボールで製造場合は素材が紙になる為、撮影場所や天候など考慮点が増えそうですが、ジャケットの内側用にピッタリです。

もっとそれなりのものを作るにはライオンボードを起用し加工すれば申し分ないのですが、刃部分の山加工など熱を与えて少しずつ曲げていく作業となるため根気が必要になります。耐久性や動きを加えた撮影をするならこの素材をおすすめしますが、初心者の場合は簡易的なものから作成することをおすすめといえるでしょう。

二つ目の武器は、13’sジェイソン(鱗)といって13区の凶悪な喰種・ジェイソン（ヤモリ）から造られたクインケでクの字型の大鎌のような姿で分厚いクインケ鋼を一刀両断する威力です。小柄なじゅうぞうが13’sジェイソン(鱗)を振り回す姿を見て、コスプレしたい！と思った方も少なくないでしょう。また、13’sジェイソン(鱗)には刃から赫子がでるギミックがあり、じゅうぞうがギミックを使用する時の掛け声は「ギミックオーン」。

大鎌で長さがある13’sジェイソン(鱗)は長物に当たるため、イベント先などで使用する場合は規制回避を考慮して持ち手の部分を分解できるように加工する必要があります。大鎌の部分は大きく、持ちやすさ重視で軽量化するにあたって薄くしすぎないように注意。どちらの武器にしても手作りするコスプレイヤーが多いので、楽しい鈴屋什造用製作ライフが望めそうです。

鈴屋什造の強さですが、クレイジーなじゅうぞうは飛び抜けた戦闘能力を持っています。飼いビトとして育てられてきた過去から生まれたと思われる、痛みや死に対しての無痛は己の身がどうなろうと相手を殺すまで対戦できる強みでもあり、喜怒哀楽で言うじゅうぞうの楽の部分でもありました。対戦開始時は可愛いじゅうぞうから一変し執念深さが垣間見える戦い方を見て、凶変ぶりに驚かれる方も多かったでしょう。

暗い過去を持っているじゅうぞうも篠原の一件で人間的に成長し部下をもつ立場になった事で戦う事の意識変化がありました。じゅうぞうの欲望のままな姿からは随分と変わったと言える、仲間を思いやりながら仕事をこなし、JOKERはまた違った大人になったじゅうぞうを感じられる面白みがあり、東京喰種を知らない人にもおすすめです。

鈴屋什造のクインケ、サソリ1/56の紹介の前にクインケについての説明です。クインケとは喰種に対抗するため喰種対策局（通称：CCG）が開発した武器で、普段はアタッシェケース収納です。また、形状や機能は素材となった赫包によって異なり、羽赫、鱗赫、甲赫、尾赫、キメラクインケの5種類のタイプに分類されている事も特徴でじゅうぞうのクインケのタイプは尾赫で、元は一本のみの支給でしたが、くすねたことで今は56本所持しています。

くすねたサソリ1/56はシャツの内側にストックをし、乱戦せきるスタイルを保っています。子供が玩具を集め欲しがるように感じるファンも多い映写がありますが、悲痛を与えられてきた幼少期だったからこその衝動や言動だということです。

次に鈴屋什造の13’sジェイソンについて説明します。タイプは鱗赫で大鎌が特徴的なクインケです。じゅうぞうよりも大きなクインケで喰種集団「アオギリの樹」の一人の元ジェイソンという異名を持っていた「大守八雲」の赫包から造りだされ、刃から赫子がでるギミックがあります。対戦時、13’sジェイソンを大きく振るった時じゅうぞうが浮くスタイルもかっこよくて魅力の一つです。

次は鈴屋什造のアラタ(JOKER)について説明します。アラタのタイプは甲赫で所有者は篠原幸紀と黒磐巌で改良型のクインケとして鈴屋什造が使用しています。董香と絢都の父親、霧嶋新の赫包から作られたクインケで鎧のように身体に装着して使用する着脱型で他のクインケとは異なるところもポイントです。元々戦闘能力が高いので装着後は最強といわれる有馬にも匹敵するのではと言われています。

鈴屋什造についての意見ですが、「かわいいしかっこいい」といった意見が多く見受けられ、無邪気な姿からの対戦になった時の凶変をギャップと捉えると俗にいうギャップ萌えにぴったりといえます。

また、声優に対しての意見も多く鈴屋什造の声優が釘宮理恵と知って驚く人は多かったようです。釘宮理恵といえばやはり声優界でもツンデレヒロインが多く、什造のクレイジーなキャラだからこそ、釘宮理恵？？との戸惑いの声もあったようですが、実際に釘宮理恵が演じた什造を見てファンになった方も多いとの事で声優が如何にすごいのか反響を見てもわかります。

釘宮理恵は特徴的な声の持ち主で圧倒的にヒロインが多いですが、東京喰種を見て什造を知った時に声優は釘宮理恵だと気付かない人も多いようです。これはキャラに合わせて自分の声を変えられる、まさに見ている人を魅了する声優だからこそできることでツンデレ以外にもできるんだって自らを知ってもらうきっかけにもなっています。

反響は、鈴屋什造のアラタ(JOKER)も絶賛の声が多く、コスプレやイラストを描いているファン達の交流が多く見られました。JOKERについては、鈴屋什造の成長があってこそアラタそ装着したんだ、との見方もあるようで篠原と什造の二人を見ていたからこそこみ上げてくるものがあります。JOKERはアニメ化されていませんが、過去の什造とは違った姿であっても声優は釘宮理恵の引継ぎ希望しているファンも多いとの事です。

什造の過去は複雑でとても良い幼少期を過ごしたと言えないとの意見が多い中、ファン達は「過去と現在」や「過去と未来」など什造の暗い過去であってもそれがあってこそ今の什造を感じられるとプラス表現も多く見られ、過去や現在両方のいい面をピックアップしているファン達の愛もより多く感じられる作品です。

什造の人気さにあやかって非公式ではありますがbotもあり、フォロワーもしっかりいるところがまた人気を後押ししています。漫画のセリフをツイートしているようですが、什造の生き物をモノとしか思っていない頃のセリフや無邪気で子供のようなセリフなど次は何を呟くのか、とフォローする楽しみもあるそうです。

目覚める事が無いと言われていた篠原が目覚め、什造と再会するシーンは多くの東京喰種ファンが感動する場面で声を上げる事が多いです。什造の行き場のない不安がやっと解放されたシーンでもあり、歩み寄った際崩れ落ちるシーンは涙無しではみられないようとの意見が多いなかで、パートナーだった篠原からみて今目の前にいる什造の姿はどう映ったのか、などファン達は考察も楽しんでいました。

これまで東京喰種の大人気キャラである鈴屋什造の過去や強さ、担当声優についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか？壮絶な過去を持っているからこそ、あの強さや躊躇のなさがあるんだと納得できます。

深く考察が出来る作品であり、一人一人キャラもしっかりしているので鈴屋什造問わず好みのキャラやクインケを探す楽しみもあります。また、声優の釘宮理恵の圧巻な演技も注目箇所が多く、釘宮理恵を見たくて東京喰種を見始めたといった方も多かったです。