【東京喰種:re】鈴屋什造が黒髪になったのはなぜ？髪色や髪型の変化を考察

• 作品名：東京喰種:re(トーキョーグール アールイー)
• 原作：石田スイ
• ジャンル：サスペンスホラーバトルアクション漫画
• 連載誌：週刊ヤングジャンプ
• 掲載期間：2014年10月～2018年7月

東京喰種:reは、2011年から週刊ヤングジャンプで連載がスタートした東京喰種(トーキョーグール)の第2部です。東京喰種は、独特な世界観が話題を集め、2014年から東京喰種:reとして第2部が連載開始されました。2018年9月には、1作・2作を含めた東京喰種シリーズが累計4400万部の発行部数を記録するなどの人気作品です。

東京喰種シリーズの人気は漫画だけにとどまらず、アニメとしても派生し人気を集めました。アニメ「東京喰種」は、2014年7月に放送が開始され、東京喰種:reはアニメの第3・最終章シリーズとして、2018年4月～放送がスタートしました。2015年には東京喰種として舞台化、2017年には実写映画化されるなどメディア展開が行われている人気作品です。

東京喰種は、人の姿をした人を食べる怪人の喰種が蔓延している東京を舞台にした、ダークファンタジー漫画です。喰種を研究し喰種に対抗するための国家組織CCGと、捜査官で主人公の佐々木琲世が喰種に立ち向かっていく物語です。

東京喰種reでは、東京喰種の2年後を舞台背景にした物語です。主人公で捜査官として働いていた佐々木琲世は、実は喰種だったことがわかったことから始まる物語になっています。

鈴屋什造(すずやじゅうぞう)は、東京喰種:reに出てくる喰種対策局の捜査官の一人です。鈴屋什造は、6月8日生まれでジューゾーという愛称で親しまれている20区の捜査官です。高い実力を持った捜査官で、アカデミーにいっていないにもかかわらずグール捜査官になった異端児です。

実力が高い一方で、感情が欠落していたり、物事を判断する判断力が乏しくて問題児としても知られているキャラクターです。中性的で人形のような外見なのに、首などにステッチのような縫い目が目立つ独特な外見のキャラクターです。高い戦闘能力を持ち合わせていて、喰種をひきつける匂いをする能力も持っています。

鈴屋什造は、喰種をナイフ1本で3体をやっつけてしまえる人間離れした実力と強さを持つ持ち主です。また、鈴屋什造は東京喰種ではショートの髪型の髪色が白髪だったのに対し、東京喰種:reのシリーズではショートの髪型の髪色が黒髪に変化した特異体質も特徴的なキャラクターです。

東京喰種:reの主人公で半喰種の捜査官のハイセと、鈴屋什造はとても仲が良い関係として描かれています。合同捜査をする際に、鈴屋什造とハイセが一緒になるシーンが初登場のシーンで描かれているのですが、先輩である鈴屋什造はハイセと仲良くしている関係が描かれています。

ハイセはお菓子が食べられないのに、鈴屋什造のためにわざわざお菓子を用意するなどの描写があり、お互いに思いやる仲の良い関係であることに間違いありません。また、ハイセの髪型が白髪でショートカットで、髪色が鈴屋什造の前の白髪と同じ色をしているため、何かしら以前からつながりがあるのではないか？といった推測もされています。

鈴屋什造は、東京喰種:reからではなく東京喰種から登場していたキャラクターです。東京喰種ではショートの髪型の髪色が白髪だったのに、東京喰種:reで登場した際の髪色は黒髪に変わって登場しており、なぜ黒髪になったのか？と髪色が変化した理由など、鈴屋什造の髪型についてファンの中で話題になりました。

鈴屋什造の髪色が白髪から黒髪になった理由の一つとして有力ではないか？といわれている理由が、人間らしくなったからではないか？と考えられています。今まで、ビッグマダムという喰種に育てられており、喰種に育てられて今までに受けてきたストレスが原因で白髪になってしまったのではないか？といった理由です。

鈴屋什造は、CCGに保護されたことで、少しずつストレスから解放されていき、人間らしさを取り戻すことによって髪色が白髪から黒髪に変化したのではないか？といわれています。赤のヘアピンをつけた髪型はそのままですが、黒髪になり少し男性的な髪型になっている印象すら伺えます。

鈴屋什造が白髪から黒髪になった理由の二つ目にあげられている理由が、鈴屋什造のホルモンが影響しているのではないか？という点です。鈴屋什造は、理由1にもある通り、ビッグマダムに育てられた飼いビトでした。

ビッグマダムが、鈴屋什造を可愛いままでおいておきたいと思ったがために、鈴屋什造の男性器を砕いてしまいました。そのため、男性ホルモンのバランスなどがうまくいかずに白髪になっていたのが、ホルモンの変異で黒髪に変化したのではないか？などと予想されています。

鈴屋什造の髪色は、ビッグマダムに飼われていた時は白髪で、セミロングのようなショートヘアで前髪をヘアピンで斜めに分けた女子っぽいような髪型をしていました。その後、ビッグマダムの元から保護されたあとは、髪色は黒髪に変化しています。

鈴屋什造の髪型はショートカットであることには変わりませんが、黒髪になってからの髪型は白髪のときと比較すると短い印象を受けます。前髪を分けるためではなく、サイドに赤のヘアピンをつけた髪型のスタイルに変化しており、以前より男性よりの髪型になっており、女性のような髪型から、中性的な髪型に変化しています。

鈴屋什造は幼少期に、ビッグマダムに飼われていた過去があり、飼い主と飼いビトの関係でした。鈴屋什造という名前もビッグマダムが名付けた名前で、本名は鈴屋玲です。飼われるきっかけになったのは、鈴屋什造が孤児だったからです。

ビッグマダムに拾われて育てられましたが、ビッグマダムの育て方はとても人間的ではなく、喰種レストランで無理やり人間を解体する解体屋として働かされていました。働き方によってビッグマダムにいたぶられて残虐的に扱われていたため、鈴屋什造は痛みにとても鈍い体と、トラウマから多重人格にもなっています。
 

ビッグマダムの元で働かされていた鈴屋什造は、ある日CCG(喰種対策局)が乗り込み、ビッグマダムは逃走し、鈴屋什造は保護されます。保護された鈴屋什造は、捜査官になるために指導をされていきます。しかし、ビッグマダムに育てられたために、モラルや価値観が大きく異なっていたため周囲とたびたびトラブルを起こし、職員からも避けられる仕打ちを受けてしまいます。

ビッグマダムから保護された後も、つらい仕打ちをされた鈴屋什造ですが、孤児だった自分を拾ってもらい、ビッグマダムが仕事を与えてくれたことで存在価値を見出していたため、ビッグマダムの事を恨むことはしていません。しかし、グールと捜査官の関係上、最後は捜査官として喰種のビッグマダムを仕留めて終わります。

ビッグマダムに育てられた鈴屋什造は、コミュニケーションがうまく取れず、候補生の中で動物の虐殺の罪を被せられたこともあります。そんなことから、より一層周囲の候補生との溝が深まり孤立しながら、捜査官に就任し、喰種対策局総議長・和修常吉によってCCGへの入局が叶います。CCGに入局した際の鈴屋什造のパートナーが、篠原幸紀です。

鈴屋什造のパートナー・篠原幸紀は、鈴屋什造の直属の上司であり相棒といった関係性です。人間関係がうまくいかず孤立していた鈴屋什造に親身になっており、父親のような存在という言葉が一番あっているかもしれません。鈴屋什造のことを教育しながらも、父親のようにかわいがり、一人の個人として向き合うような関係性です。

鈴屋什造が、人間的になるように内面の部分を育てて、積極的にコミュニケーションをとっており、根気強く、鈴屋什造に関わっていきます。そのことがきっかけで徐々に、鈴屋什造は色々なことを一から教えてもらいました。

篠原幸紀のおかげで、徐々に人間的な感情などを取り戻していく鈴屋什造は篠原幸紀を徐々に信頼していきます。そんな時に、篠原幸紀は喰種にやられてしまい瀕死状態に陥ってしまいます。篠原幸紀のおかげで人間の感情や心を取り戻した鈴屋什造にとって、篠原幸紀はかけがえのない存在です。瀕死状態の篠原幸紀を見た鈴屋什造の心情は痛ましいものだったに違いありません。

鈴屋什造の声優を演じているのが、釘宮理恵(くぎみやりえ)です。釘宮理恵は、1979年5月30日生まれ・大阪府生まれ・熊本育ちで、アイムエンタープランズに所属する声優兼歌手です。1997年に行われた声優のスクールで、「アイムエンタープライズ&私たち翔びます賞」を獲得したことで、現事務所に所属します。

鈴屋什造の声優・釘宮理恵は、1998年にゲーム「étude prologue 〜揺れ動く心のかたち〜/SS版」で声優デビューを果たします。声優デビュー後は、高い演技力が評価され、少女の約～少年の役など幅広い役を演じる声優として活躍しています。人気作品で多くのヒロイン役を演じるなど、多くの人気を集めている女性声優の一人です。

• 作品名：鋼の錬金術師
• 原作：荒川弘
• ジャンル：SFダークファンタジー
• 放送局：毎日放送他
• 放送期間：2003年10月～2004年10月

鈴屋什造の声優・釘宮理恵の主な出演作品の一つが、「鋼の錬金術師」です。鋼の錬金術師、で鈴屋什造の声優・釘宮理恵は、主人公のエドワード・エルリックの弟のアルことアルフォンス・エルリックの役を演じています。アルフォンス・エルリックは、魂を鎧に定着させた身体を持つキャラクターです。

• 作品名：ゼロの使い魔
• 原作：ヤマグチノボル
• ジャンル：異世界ファンタジー
• 放送局：TOKYOMXほか
• 放送期間：2006年7月～9月

鈴屋什造の声優・釘宮理恵の主な出演作品の一つが、「ゼロの使い魔」です。ゼロの使い魔で、鈴屋什造の声優・釘宮理恵は、主人公でヒロインのルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールを演じています。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、名門貴族の家に生まれた魔法使いのキャラクターです。

• 作品名：ハヤテのごとく！
• 原作：畑健二郎
• ジャンル：ラブコメディギャグアニメ
• 放送局：テレビ東京ほか
• 放送期間：2007年4月～2008年3月(第1作)、2009年4月～9月(第2作)、2012年10月～12月(CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU)、2013年4月～7月(Cuties)

鈴屋什造の声優・釘宮理恵の主な出演作品の一つが、「ハヤテのごとく！」です。ハヤテのごとく！は、両親に多額な借金を負わされて、お嬢様の執事として働くことになってしまった少年の物語です。鈴屋什造の声優・釘宮理恵は、ハヤテのごとく！のヒロインで、主人公が執事として働くことになってしまった家のお嬢様三千院ナギの役を演じています。

• 作品名：ドキドキ!プリキュア
• 原作：東堂いづみ
• ジャンル：変身ヒロイン少女アニメ
• 放送局：朝日放送他
• 放送期間：2013年2月～2014年1月

鈴屋什造の声優・釘宮理恵の主な出演作品の一つが、「ドキドキ!プリキュア」です。ドキドキ!プリキュアは、愛と愛から生まれるドキドキをテーマにした、8代目のプリキュア作品です。鈴屋什造の声優・釘宮理恵は、ドキドキ!プリキュアのプリキュアの一人で、キュアエースこと小学四年生の少女・円亜久里(まどかあぐり)役を演じています。

鈴屋什造はかわいい・かっこいいなどといった評価が多く人気の高いキャラクターですが、白髪の鈴屋什造派・黒髪の鈴屋什造派に髪色で好みが分かれる特徴的なキャラクターです。白髪の女性っぽい鈴屋什造がかわいくて好きといった人や、中性的な黒髪の鈴屋什造がかっこよくて好きなど、見た目によって意見が変わる珍しいキャラクターです。

また中性的な外見の鈴屋什造は、男性ではなく女性だと思っていたといった、性別を勘違いするファンもいるほど中性的かつ性別不詳のキャラクターです。女性だと思っていてかわいいと思っていた。という感想も多いですが、男性とわかっても性格的な面も含めて鈴屋什造自体がかわいいと評価されえることも多いかわいげのあるキャラクターです。

鈴屋什造のキャラクターはとてもユニークで個性的なのに、憎めないといった声も多いキャラクターです。幼少期にビッグマダムに育てられたという過去もそうなった一因ともいえそうですが、その過去があってこその今の鈴屋什造のキャラクターがサイコっぽいけど好きといった声が多いです。かわいいのに強いといったギャップも魅力的なポイントの一つのようです。

鈴屋什造は、喰種に育てられた壮絶な過去を持つキャラクターです。髪色が、白髪から黒髪に変化した理由はわかっていないものの魅力的といった声が多い人気キャラクターの一人です。壮絶な過去を持つ鈴屋什造のほかにも、多くの特徴的で魅力的なキャラクターが登場する東京喰種:reを一度見てみてはいかがでしょうか？