2019年06月07日公開
2019年06月07日更新
東京喰種:re91話「うえ」のあらすじネタバレ!嘉納のクインクスと亜門の正体とは?
「東京喰種:re」のコミックス9巻に掲載されている第91話「うえ」のあらすじをネタバレ紹介します。「東京喰種」からガラッと立場も見た目も変わった主人公カネキ。それを取り巻くクインクス班のメンバーや亜門鋼太郎の動向。クインクスを作った嘉納についてもフューチャーしていきます。「東京喰種:re」の91話について、詳しくネタバレしていきますので、ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。
目次
東京喰種:reとは?
「群衆に紛れ人の肉を喰らう。人の形をしながら人とは異なる存在。人々は彼らを喰種と呼ぶ。」
2011年9月8日から「週刊ヤングジャンプ」において連載がスタートした前作「東京喰種」。その続編としての連載が「東京喰種:re」です。今回の91話は「:re」の9巻に掲載されていて、「週刊ヤングジャンプ」での「東京喰種:re」は2014年10月16日から始まり2018年7月5日に一応のエンディングを迎えています。
東京喰種:reの作品情報
「東京喰種:re」は前作である「東京喰種」に続く石田スイ先生による「週刊ヤングジャンプ」に連載された漫画です。:reの読み方については、りでもれでもアールイ―でもお好きなように読んでいただきたい。とのことですが、reについてはイタリアマルタ語で王という意味があるそうです。本編でも金木研が「俺は隻眼の王だ」の注釈に”reは王”を意味する。とあります。コミックスは全16巻発行されています。
東京喰種:reのあらすじ
前作「東京喰種」において、死亡説が流れた金木研ですが、「:re」では喰種捜査官佐々木琲世として生まれ変わっていました。それまでの記憶はないものの、喰種捜査官いわゆるCCGの中のクインクス班と言う部署の班長となっていた琲世は部下達をまとめる為日々苦しくも楽しい日々を過ごしていました。しかし、かつての金木研を知る喰種達と接触するなかで、脳内に現れる金木研と言う存在に苦しめられる様になります。
オークション会場の襲撃や月山家殲滅作戦など喰種討伐が加速する中「アオギリの樹」殲滅のため本拠地とみられる"流島”に上陸するCCG。それとは別に喰種を収監していた通称"コクリア”の護衛にあたっていたCCG。そのCCGのなかにいた琲世が遂に金木研として蘇ります。
東京喰種:reのアニメ情報
2018年4月からTV放送された「東京喰種:re」のアニメ版概要は以下の通りです。
- 制作…studioぴえろ
- 監督…渡部穏寛
キャスト
- 佐々木琲世…花江夏樹
- 瓜江九生…石川界人
- 不知吟士…内田雄馬
- 六月透…藤原夏海
- 米林才子…佐倉綾音
- 霧嶋董香…雨宮天
- 月山習…宮野真守
- 旧田二福…岸尾だいすけ
- 安久黒奈(クロナ)…悠木碧
- 滝澤政道(オウル)...立花慎之介
東京喰種:reの91話あらすじネタバレ
いよいよ91話のあらすじネタバレに入ります。そこで前話までのお話です。CCGによる喰種討伐が行われているさなか、喰種捜査官の鈴屋什造の攻撃で死んだと思われるナシロでしたが、そのナシロの死を受け入れることができないクロナは一旦自分の中にナシロを取り込み嘉納のもとへ助けを求めに行きます。
場面変わって喰種集団「アオギリの樹」によって拉致され嘉納によって半喰種にされてしまった滝澤は、かつてのCCG上司であった法寺と、喰種タタラの戦いに割って入って、タタラを倒しました。喰種集団「アオギリの樹」の幹部を倒したことで、CCGの法寺らと共に喜びたかった滝澤でしたが、"オウル”と呼ばれるSSSレートの喰種と化した滝澤に対して、部下に放った言葉は余りにも残酷な「駆逐せよ」という言葉でした。
オウル(滝澤)はCCGに居た頃から、1番になれないという悔しさを持っていました。そして今また、CCGの中で1番どころか褒め称えられることもなく、駆逐対象にされたのです。悔しさは怒りとなって法寺への殺意に変わります。
法寺殺害の後、攻撃に加速がついたオウル(滝澤)は法寺と共に戦っていた真戸暁に矛先を向けます。暁もまた滝澤にとって、かつては決して勝てないライバルでした。そんな暁の首を掴んで持ち上げたオウル(滝澤)ですが、暁を助けに現われたのは、死んだはずの亜門鋼太郎でした。
91話あらすじネタバレ①死んでいたナシロ
そして91話です。ナシロを自らと同化させたクロナは嘉納がいるラボに救いを求めに行きますが、あっさり「ナシロは死んでいる。」と嘲笑されてしまいます。嘉納にとってはナシロもクロナも単なる実験道具であり、失敗作だった"過去の産物”に過ぎなかったのです。それを思い知らされたクロナの怒りは最高潮に達します。クロナの攻撃態勢にたいして嘉納が出したものは、CCGの技術を盗んで作ったクインクス"オカヒラ”でした。
因みに"オカヒラ”は月山家殲滅(せんめつ)戦において、旧田(フルタ)に盾にされ死んだと思われた一等捜査官です。
91話あらすじネタバレ②亜門と滝澤の戦い
更に91話はクロナと嘉納の場面から、オウル(滝澤)と亜門の戦いのシーンに変わります。圧倒的な強さと速さを見せつけるオウル(滝澤)は亜門を羽交い絞めにすると自分の赫子を背中から出し、自分の体ごと亜門に突き刺します。瀕死の状態になりながら亜門は滝澤を救いたいと願い、滝澤に対して必死に語ります。「お前は喰種じゃない!喰種捜査官だろうが!!!!」
91話あらすじネタバレ③嘉納製クインクス失敗作・亜門
ここで91話でのネタバレです。オウル(滝澤)が発した言葉に「弱すぎ、失敗作ってオッサンが言ってた通りスね」とあります。オッサン=嘉納で、失敗作=亜門を指しています。嘉納が今までに作り出しだ隻眼の喰種は主人公の金木研と、滝澤政道、亜門鋼太郎、ナシロとクロナなどのようです。成功作は金木とオウル、91話の会話でもお分かりのようにシロとクロ、亜門は失敗作と位置付けられたようです。何をもって成功かは不明です。
91話あらすじネタバレ④嘉納製クインクスの成功作・滝澤
そして、成功作がオウル(滝澤)だということは、91話の前話90話での一コマに、「63体、20区戦で捜査官の素材を手に入れたが全て無駄にしてしまった。成功作(オウル)は君だけだよ。」との嘉納の言葉があります。
91話あらすじネタバレ⑤滝澤を救いたい亜門
同じ元CCGであった亜門と滝澤ですし、同じように望まない半喰種にされてしまった滝澤に対し、亜門はやはりほおっておけないのでしょう、良心を取り戻すように促します。それでも、なかなか従わない滝澤は「うるせええええええええええッッッッ!!!」と絶叫します。
「罪を犯したなら償うんだ…お前の手で」「死以外の方法でだ!俺と」と必死に説得する亜門。ふと、傍で観ていた暁に(暁は滝澤に死ね!と言った。)「お前と亜門さん、どっちが正しい?」と問うオウル(滝澤)でしたが、いきなりオウル(滝澤)の目にナイフが刺さって。第91話は終わります。
91話あらすじネタバレ⑥不知(しらず)は復活しない?
そして更に91話で明らかになったのが、不知吟士(シラズギンシ)の復活が無くなったのではないか。ということです。というのも月山家殲滅の戦いの中でノロを討ち取りながら、自らも命を落とした不知でしたが、その死の壮絶たるや、その後の瓜江の叫びもまた涙を誘うものでした。
出典: https://festy.jp
そんな不知の体は遺体搬送中にアオギリに盗まれ、嘉納の手によって解剖されました。そこでCCGのクインクスの技術が盗まれました。かつての部下であった地行博士の功績を褒め称える一コマが下の画像です。そんなこともあり、不知の体は何かに利用されるのだろうと憶測が飛んだのですが、91話に入りQs(クインクス)オカヒラが登場したことによってその復活はないのではないか?との読みがファンの間で出ています。
東京喰種:reのクインクスとは?
喰種捜査官いわゆるCCGの研究者である地行博士が発明した手術で、人に喰種の赫包を埋め込む手術なのですが、嘉納がしていたそれとは違い赫包をクインケ鋼材でコーティングし、ケースではなく体内にプラントする方法だそうです。プランとされた赫包は5段階のフレームをもうけ赫包の稼働率を調整できるようです。フレームの役割はリスクを少なく、効率的に赫子を使うことで、フレーム2(稼働率40%)に全員設定されています。
クインクス=半喰種
その赫包を体に内蔵した兵士をクインクスといいますが、前段階で使われていたクインケは喰種の赫子をベースに作らていて喰種捜査官の対喰種兵器です。クインケは平常時持ち運び型のアタッシュケースのようなトランクに入っていて必要な時にそこから出して使います。クインクスはその兵器を内蔵しているため喰種の高い身体能力及び再生能力をも人であった捜査官が身に着けることができます。
そんなクインクスになった者達をクインクス班としてまとめていた当初の班長が佐々木琲世いわゆるカネキだったのです。彼らは半喰種と言っても過言ではない身体能力を身に着けていますが、フレームがあることで人としての活動も普通にできるようで、何と言っても食事が普通にできます。しかし、フレームを上げると喰種により一層近くなるので、味覚も変わるということです。
クインクス施術の概要
クインクスになるための手術は体に喰種の赫包を埋め込むようですが、その赫包をクインケ鋼材のような強いもので覆って埋め込むようです。その赫包が暴れださないようにフレームを5段階に着けています。それを瓜江は「:re」1巻で、強くなるために出世したいがために外す外さないと言っています。
フレームを上げるということは喰種化が身体に及ぼす力が強すぎて自分でコントールできなくなります。人間としてのアイデンティティが欠落し、喰種として暴走しだしたら"フレームアウト”ととなりCCGから駆逐対象認定され一旦駆逐されます。
東京喰種:reの91話の登場人物&正体
ここからは91話あらすじでもご紹介した、主な登場人物とその正体を細かく解説していきます。
亜門鋼太郎(フロッピー)
先ず、91話でオウル(滝澤)と死闘を繰り広げた亜門鋼太郎です。彼は、ロシア人のドナード・ポルポラという神父がやっている養護施設において幼少期を過ごしています。しかし、ポルポラは沢山いた子供達を捕食する喰種だったのです。ところが何故か亜門だけは食べられずにいたところ、ある日ポルポラのおぞましい現場を目撃したのです。父のように優しかったポルポラが、一転悪魔の形相に変わったトラウマが亜門に残ります。
ポルポラが捕まった後、CCGの養護施設に移り喰種捜査官養成学校で学びCCGの一員になった彼は数々の喰種と対峙する中で滝澤と共にロマに殺されたということになっていたのですが、実は「アオギリの樹」にその亡骸を奪われ、嘉納の手で半喰種にされフロッピーと呼ばれています。
亜門鋼太郎の基本プロフィールは以下の通りです。
- 誕生日…4月7日生まれ牡羊座
- 身長・体重…191㎝・94㎏
- 甘いもの好き
滝澤政道(オウル)
前作「東京喰種」での隻眼の梟討伐戦で、喰種タタラに腕を切られその後死んだと思われていた、滝澤政道(たきざわせいどう)は、登場当初爽やかな印象の滝澤だっただけに、そのシーンは衝撃的で可愛そうという声が多く聞かれました。というのも、回想シーンで、戦闘前に書かされる遺書に死になくないと大きく書かれていたことも切なさが増した要因でした。
その後嘉納によって喰種化され、再登場しました。当初は悲し気な様子だった彼も、精神が崩壊したかのような容姿に変貌しています。彼は「あんてぃく」の店長吉村の赫包を入れているため、吉村店長の喰種名の隻眼の梟から「オウル」と名がついています。強さもオウル並みになるのでクインケでは相手にならないほどです。
オウル・滝澤政道(たきざわせいどう)の基本プロフィールは以下の通りです。
- 喰種捜査官養成学校を自責で卒業CCG本局所属 二等捜査官A型
- 身長・体重…171.5㎝ 67㎏
- 亜門鋼太郎と有馬貴将をリスペクト
- 真戸暁(まどあきら)に対してライバル心を持っている。
嘉納明博
91話序盤の登場人物である嘉納明博(かのうあきひろ)とは、そもそもの物語の始まりである「東京喰種」で、喰種であるリゼの赫包を金木に移植手術をした張本人です。カネキとリゼが運び込まれた病院の教授と言う肩書を持っていて当初は偶然運び込まれたかのような流れでしたが、実は「アオギリの樹」の解剖医で喰種の赫包を人間に移植する半喰種化施術の研究をしている人物です。
かつてはCCGのラボの研究員として働いていた嘉納は何かの理由でCCGを辞めています。因みに今のCCGのラボは主席研究員である地行甲乙(ちぎょうこういつ)や柴医師によるものです。人体の手術のみならずクインケを作るなどの工業的な技術もあるようですし、嘉納も認める天才のようです。
91話でも登場した嘉納の喰種化施術を施した時系列は、先ずカネキとリゼの移植であったようですがこれはシロとクロの手術の実験台にすぎない施術だったようです。ところが、以外にも上手くいってしまったようで、いまだにカネキほどのできにはなっていないらしいです。その後、「東京喰種:re」の梟討伐戦で手に入れた吉村店長の赫包と滝澤、亜門の体を使ってオウルとフロッピーが誕生しています。
クロナ(安久黒奈)
91話、序盤のメイン人物は、嘉納のもとで双子のナシロと共に半喰種にされた安久黒奈、通称クロです。彼女達は幼い頃両親を喰種に殺されています。嘉納教授に説得され二人そろって隻眼になりました。赫包は金木と同じリゼのものを使っていることから金木のことを「おにいちゃん」とわざとらしく呼びます。
東京喰種:reのナシロとは?
医師の嘉納によって金木研と同じリゼの赫包を移植された双子の妹です。姉の安久黒奈(ヤスヒサクロナ)と共に絶妙なコンビネーション攻撃をします。TVアニメでいうところの√A第5話「裂目」において、幼い頃に一緒の施設で育った鈴屋什造(玲)に攻撃されて致命傷を負っています。
ナシロ(安久奈白)のプロフィール
91話で、すでに死んでいると嘉納が断言した安久ナシロの基本プロフィールは以下の通りです。
- 誕生日…7月7日生まれのかに座、AB型
- 赫子…鱗赫(リゼの赫包で金木と同じ)
- マスク…白黒の横しま(黒奈はタテシマ)
- 赫眼…右目(クロナと逆)
- 身長・体重…160㎝48キロ
- 足のサイズ…23㎝
ナシロ(安久奈白)の概要
クロの双子の妹シロは資産家の安久七生を父に持ち何不自由ない生活をしていましたが、両親を喰種に殺されてからはCCGに保護され、CCGアカデミー施設に鈴屋什造らと共に育つ。嘉納に両親が喰種二に殺されたことを知らされ、半喰種になって喰種を駆逐するよう勧められ手術におよびます。嘉納を「パパ」と呼び金木を「お兄ちゃん」とよんでいます。元CCGアカデミー候補生でしたが、アオギリに入りマダムAの護衛を務めてました。
東京喰種:reに関する感想や評価
大人気の漫画であり、TVアニメ。または其れ以外のメディアも人気の「東京喰種」シリーズ。それらに対する感想、評価をとりあげてみました。
今日はなんもないから東京喰種re読み直す! pic.twitter.com/SAI9B0zzBl
— Sakura You.🌸 (@you_0129_) June 2, 2019
そうなんです。何度も読み返してやっと把握できることがあったり、単純に面白いから何度でも読みたくなるのですね。
東京喰種:re感想(ネタバレ
— 睦月 (@MOB100x0117) July 19, 2018
私の中で東京喰種は生涯心に残る作品です。始まりはLINE漫画で試し読みをして一気に引き込まれてその時出ていた巻数を全巻買いました。自分の中では衝撃的な作品でした。石田スイ先生に心からの感謝を、本当にありがとうございました。
最後に、金木が救われて良かった!!
東京喰種:reの91話あらすじネタバレまとめ
以上「東京喰種:re」91話についてあらすじネタバレでご紹介してきました。端的なイラストなどをみて、そのグロテスク、サディスティックなこの漫画に拒絶反応をしめした方もいらっしゃると思います。ところが、読み始めるとその辺はあまり気にならなくなるくらい引き込まれる作品です。人とはなにか、正義ってなんだろうと考えさせられる面白い作品です。是非読んでみてください。