東京グール（東京喰種）の亜門鋼太朗がかっこいい！死亡の真相やグール化を考察

「東京グール」にてCCG（喰種対策局）の捜査官として登場した亜門鋼太朗は、アニメ視聴者の間でかっこいいキャラクターとして人気を集めています。以下では、東京グール・亜門鋼太朗の作中での活躍や、パートナー・真戸暁との関係、ふくろう掃討戦での消息不明と死亡、続編「東京グール：re」から登場した謎のフード男の正体、亜門の生存・半グール化の真相などを紹介します。

漫画家・石田スイの「東京喰種トーキョーグール（以下東京グール）」を原作としたアニメ作品であり、現代の東京を舞台に、人間と人間を食らうことで生きる「喰種（グール）」との死闘を描いた物語です。本作品は、不慮の事故に巻き込まれたことで、人間から半喰種に変貌した大学生・カネキの苦悩を軸に、グールと彼らの駆逐を使命とするグール捜査官との死闘が描かれています。

「東京グール」屈指の人気キャラクターに挙げられる亜門鋼太朗は、半グールとなったカネキを追うCCG捜査官として描かれており、人間側の主人公とも呼べる存在です。作中では、パートナーだった真戸呉緒をカネキによって殺されたことを皮切りに、半グール・カネキを執拗に追う姿や死闘が描かれました。

また、続編「東京グール:re」では、謎のフード男として正体を隠しながら登場し、謎のフード男が亜門鋼太朗ではないかと視聴者の間で考察されていました。後に明かされた謎のフード男の正体やグールに激しい憎悪を持つ亜門自身がグール化された出来事に、誰もが衝撃を受けたことでしょう。

東京グールの人気キャラクター・亜門鋼太朗のプロフィールを以下に紹介します。

• 身　長：191cm
• 誕生日：4月7日生まれ（おひつじ座）
• 血液型：A型
• 好　物：甘い物（辛い物が苦手）
• 階　級：一等捜査官（初登場時）→上等捜査官（11区戦）→特等捜査官（20区戦殉死後）

性格は、アカデミーを主席で卒業したエリートながら時折涙脆い一面をのぞかせる正義感あふれる好青年。卓越した格闘能力を持ちつつ、直情的な性格や並みならぬ使命感から倫理や規則を無視した暴走行為が度々見られます。仕事に関しては有能な捜査官としての活躍が目立つが、恋愛面では不器用な一面をのぞかせています。

孤児だった亜門は、幼少時代にロシア人神父・ポルポラが営む孤児院に身を寄せていました。表では、亜門を始めとする沢山の子供たちを可愛がるが、そのポルポラの正体はグールであり、ポルポラ自身が子供達を捕食するために孤児院が営まれていた事実を亜門は知ってしまいます。グール・ポルポラの正体と、外の養親に引き取られたはずの兄弟分の末路に亜門は大きな衝撃を受けます。

同時に、何故か亜門だけはいつまでも捕食せず可愛がり続けるポルポラの不可解な行動を疑問に思い始めます。後に「東京グール：re」にて、亜門だけが捕食されなかった理由やカネキとの接点が収容所に収監されたポルポラにより明らかにされ、自身の正体を明かしたポルポラと亜門は対峙することとなります。そして、ポルポラの死の直前に彼を父親として愛していたことを告げます。

クインケとは、駆逐したグールの赫包を加工・製作した兵器であり、グール駆逐時に使用されます。クインケは、捜査官ごとにデザインや性能が異なり、日々のトレーニングで体を鍛える亜門が使用するクインケは、重厚感ある甲赫クインケと呼ばれるものです。

以下は、亜門が作中で使用したクインケ一覧であり、通常クインケはアタッシュケースに収納されて運ばれています。

• ドウジマ1/2：カネキとの最初の戦いで破損した棍棒状の甲赫クインケ。
• ク　　　　ラ：二刀に分割する能力を持った大剣状の甲赫クインケ。
• ドウジマ・改：アキラのアイデアを基に破損したドウジマ1/2に修復・改良を施した甲赫・甲赫の複合型クインケ。槍状が特徴。
• アラタ・弐<proto>：身体能力のブースト機能を備えた鎧状の甲赫クインケ。

東京グール序盤にて、亜門とパートナーを組んでいた真戸呉緒は、不気味な雰囲気と白髪が特徴の上等捜査官です。CCG内では変わり者と揶揄されている人物ですが、基本的には礼儀正しく、気づかいや思いやりにも長けており、亜門へ捜査の基礎を教えた捜査官です。亜門の暴走には、度々手を焼きつつ、彼の捜査能力を高く評価しており、亜門の良き理解者でもありました。

同じく捜査官だった妻をグールに殺された過去を持っており、グールの駆逐には並みならぬ復讐心を燃やしています。このような経緯からグールに対する態度は残虐非道な面が強調されて描かれており、グールの駆逐には手段を選びません。真戸は、子供のグール（ヒナミ）を駆逐中に致命傷を負い、カネキに足止めを食らっていた亜門が駆けつけた時には、既に死亡していました。

真戸呉緒の殉職後、上等捜査官に昇進した亜門鋼太朗のパートナーとして、真戸暁（アキラ）が登場します。かつて亜門の上司だった真戸呉緒の娘で、礼儀正しい呉緒と異なり傲慢とも捉えかねない言動が目立ちつつ、父・呉緒を彷彿させる高い捜査能力を有しています。上位捜査官である亜門とも対等に接し、当初は亜門とそりが合わないこともしばしば見られました。

後に亜門が使用するクインケ「ドウジマ・改」の構成・改良案を考案するなど、クインケ設計を得意としており、後に自身が考案した「キメラクインケ・アカツ」は、ふくろう掃討戦で兵器としての実用性が認められ、一等捜査官へ昇進するきっかけとなりました。また、「東京グール」では、回を追うごとにアキラの亜門に対する恋心を漂わせるシーンも見られます。

東京グール屈指のかっこいいキャラクターとして人気を集める亜門鋼太朗の声は、人気声優の小西克行さんが担当しました。小西さんは、1997年からアニメ放送が始まった「ポケットモンスター」を始め、人気ゲーム作品「アサシン　クリード」など、多くのアニメ・ゲーム作品を中心に活躍する声優です。

「東京グール」屈指の人気キャラクター・亜門鋼太朗の姿は、捜査官として格闘する姿から半グールとして再登場した姿まで、「かっこいい」の一言が思わず出てしまうでしょう。そこで、亜門鋼太朗の数々のかっこいいシーンの中から「戦闘シーン」「己の欲望と戦うシーン」「カネキとの戦闘後」を描いたかっこいいシーンを紹介します。

CCG内屈指の戦闘力を誇る亜門の戦闘シーンは、東京グールでは欠かすことの出来ない亜門のかっこいいシーンです。重厚感あるクインケを使用して戦うシーンは勿論、ふくろう掃討作戦時に着用した鎧型の甲赫クインケを身にまとった亜門の姿は、数々の戦闘シーンの中で一番かっこいいシーンに挙げられるでしょう。

ある夜、泥酔したアキラを送り届け、亜門が立ち去ろうとした時にアキラが後ろから抱き着いてきたことがありました。アキラが亜門と父・呉緒を勘違いしたようで、亡くなった呉緒を想い泣きながら寝ているアキラのか弱い一面を亜門は目撃します。その後亜門は、気を紛らわせるためにベランダにて腕立て伏せを行い始め、不埒な欲求と必死に戦います。

アキラ視点からみたら、変人にも捉えかねないシーンでしたが、真面目な亜門らしい行動と思えば、かっこいいシーンにも見えてしまうでしょう。

東京グールの主人公・カネキは、物語序盤ではグールとしての力をコントロールできず、無意識に自身が暴走し、人を傷付けてしまうことを何よりも恐れていました。そして、亜門との最初の戦闘にもグールの力を暴走させ、亜門を追い詰めていきます。しかし、正気に戻ったカネキは「僕を人殺しにしないでくれ」と言い亜門を逃した経緯がありました。

そして、カネキとの死闘の末、深手を負った亜門を心配する藤澤に対して「俺が死ねばあいつが人殺しになってしまう」と応えます。それは、グールと人間との間で葛藤するカネキの苦悩から、何かを感じ取った亜門らしい名台詞でしょう。

「東京グール」は、人間から半グールとなった主人公・カネキと彼らを駆逐するグール捜査官・亜門鋼太朗の2人の人物の視点から物語が進行されます。亜門にとってカネキは、パートナー・真戸呉緒の死亡に深く関わる人物であることから真戸の死後、亜門はカネキを執拗に追い続けます。ふくろう掃討戦での死闘の末、亜門の死亡が示唆されますが、続編東京グール:reの謎の男の正体が明かされるまで、亜門の死亡は不明とされています。

東京グール終盤にて行われた「ふくろう掃討作戦」には、亜門を始めとする多くの捜査官が参加する大規模な戦闘が繰り広げられ、亜門とカネキが対峙することとなりました。クインケ「ドウジマ」「ドウジマ・改」を駆使して激戦が行われるも、アキラが現場に駆けつけた時には、破損したドウジマ・改だけが残され亜門の消息不明及び死亡が暗示されます。

アニメ版では、亜門の死亡について確かな情報は提示されませんでしたが、原作では、カネキとの死闘で右腕を切り落とされ重傷を負っていたこと、最後にアオギリの樹の構成員に囲まれたところで、表舞台から消えました。後に重傷を負った姿を目撃されたことから死亡が確定され、亜門は殉職リストに載せられます。しかし続編から登場したフード男の正体を示唆する描写から作中では、亜門の死亡を疑う人物も複数存在しました。

壮絶な戦いを繰り広げたふくろう掃討作戦は、多数の死亡者を出し終焉を迎えます。その後、死亡が確認された捜査官の遺体と消息不明者の数が合わないなど不可解な謎が発覚します。続編：reにて半グールとして登場する亜門や藤澤のように消息不明となった捜査官は皆殉職扱いにされます。遺体が発見されなかった亜門も死亡扱いにされ、生前の功績をたたえて特等捜査官の位が贈られました。

東京グールの続編「東京グール：re」では、CCG局を舞台にグール捜査官・佐々木琲世（ハイセ）の視点から物語が展開されます。続編では、喰種収容施設に収監されたポルポラの不可解な発言に、フードをかぶった大柄の男「あるグール」の存在とその正体、死亡したとされる亜門の生存を示唆する描写が描かれると同時に、CCG局に潜む闇も徐々に明らかにされます。

ふくろう掃討戦で死亡したはずの亜門が生きていることが、東京グール続編にて示唆されます。登場した大柄のフード男「ある喰種」の正体は、長らく正体不明とされていますが、後に、加納の施術によってグール化された亜門であることが判明します。しかし、亜門のグール化は加納の失敗作であることが判明しており、「共食いをしている」「理性を保っている」「安久を探している」など、不完全なグールとして描かれています。

フロッピーとは、嘉納が行った半喰種化施術の失敗作を指し、「東京グール：re」にてフロッピーの存在が言及されています。フロッピーの正体について当初は、相当な実力を持ちつつ、どの派閥にも属さない厄介な者のように考察されます。後に、CCGの喰種収容施設のコクリアの襲撃に集まったグール達を見ている姿にて顔が映し出されたことでから、謎の男（フロッピー）の正体が亜門であることが判明します。

謎の男として正体が隠されていた亜門は、フロッピーとして暗躍します。その行動としてオークション会場から逃走するアオギリの樹のグールの捕食、クインクスとなった米林才子（サイコ）をグールから助けだしたりするシーンが描かれています。そして、顔こそ見えないものの、その背格好から亜門を知るアキラたち捜査官の間では、謎の男の正体が死亡したはずの亜門ではないかと思われています。

捜査官時代の優れた素養から嘉納に目を付けられていた亜門は、ふくろう掃討後、喰種化施術の素体として回収されたことが、「東京グール：re」で判明します。失敗作を意味するフロッピーの赫子は、ふくろうの脚の形のように形成した右腕に現れ、右眼に赫眼を発現させる羽赫の半グールとして描かれています。

「東京グール」亜門鋼太朗と言えば、迫力ある戦闘シーンだけでなく、亜門の初期のパートナー真戸呉緒の死亡後、亜門とコンビを組んだ呉緒の娘・暁（アキラ）との関係と恋の進展も見どころの一つです。養成学校を主席で卒業したエリート捜査官・亜門らしい不器用な姿も、戦闘シーンとは異なるかっこいい一面を伺えます。

死亡した真戸呉緒と入れ替わるように登場した亜門のパートナー・真戸暁（アキラ）は、上位捜査官である亜門に対しても対等な言動を取っていました。パートナーを組んだ当初はそりが合わないことが多かったが、亜門は彼女を後輩として接し、またアキラも上官として亜門の捜査能力を高く評価し、後に亜門のクインケ設計を考案するなど、良きパートナーとして関係を発展させます。

仕事では、良きパートナーとしてお互いを信頼し、助け合う２人に恋の進展が見られたシーンがありました。それは、ふくろう掃討戦前に、アキラの父・呉緒の墓を訪れた時に起こりました。恋愛に不慣れな亜門は、キスを迫るアキラの口を塞いでしまいます。亜門がアキラに対して恋愛感情を持っていたことは作中では示唆されていませんでしたが、アキラの片思いであることが考察されるワンシーンです。

ふくろう掃討作戦にて行方不明となった亜門は殉職扱いされ、これにより亜門の死亡が確定されます。CCG側では、亜門を始め多大な殉職者が発表される中、アキラはいつもと変わらなない平静な顔を装っていました。しかし、本心では思いを寄せていた亜門の死亡に深く胸を痛めており、アキラもついに涙を見せます。

ふくろう掃討戦後消息不明となった亜門と滝澤は、嘉納によって遺体の回収・施術が行われ、半グール化され復活を遂げます。しかし、施術に成功したのは滝澤のみで、亜門は不完全なグール・失敗作だったため、嘉納に惜しまれつつ廃棄されます。後にCCGによって行われた流島上陸作戦にて、オウルと呼ばれる半グールの滝澤に首を絞められるアキラを助けるべく登場し、再会を果たします。

主人公・カネキケンとの迫力ある戦闘シーンを見せる亜門鋼太朗は、原作・アニメを問わず人気の高いキャラクターであり、SNS上でも亜門鋼太朗に関する投稿が多数寄せられています。そこで、「東京グール」の登場人物で最も人気の高いキャラクター・亜門鋼太朗に関する評価や感想を以下に紹介します。

東京グール屈指の戦闘力を持つ喰種捜査官・亜門鋼太朗は、精悍な顔立ちに正義感溢れるまっすぐな性格で、アニメ視聴者の中でも高い人気・評価を得ているキャラクターの一人です。続編「東京グール：re」では、半グールとして再登場を果たしますが、捜査官として活躍していた頃の亜門と同様の人気を見せており、半グール化されても、かっこいい姿を見せている人気キャラクターです。

グール捜査官時代では、自身の生い立ちや過去のトラウマからグール、特にカネキケンを執拗に追い駆逐する姿が印象的だったため、続編から登場した謎のフード男の正体が、半グール化された亜門鋼太朗だと判明した時には、誰もが衝撃を受けたことでしょう。

亜門鋼太朗の人気ぶりは、4月7日に投稿された誕生日を祝福するツイッターの殺到から伺うことができます。SNS上では、人気キャラクターの誕生日を祝福する投稿も行なわれており、亜門の誕生日である4月7日には、亜門への誕生日祝福ツイートが毎年のように多く投稿されています。

「東京グール」の人間側の登場人物と言えば、亜門鋼太朗のかっこいい姿がひときわ目立ちますが、亜門のパートナーである真戸暁（アキラ）も、亜門に劣らない人気をみせています。作中では、亜門の元パートナーの娘として登場しましたが、回を追うごとに見せる亜門とアキラの恋の進展に視聴者も思わずヤキモキしたでしょう。

CCG局の女性捜査官でありながら高い戦闘能力を持つアキラのたくましい姿は、亜門と同様にかっこいいキャラクターに見えるでしょう。また、亜門と同様に、アキラの誕生日を祝うツイートや、アキラを描いたイラストなども多数投稿されている、東京グールの人気キャラクターの一人です。

ふくろう掃討戦後、嘉納によって半グール化施術を受けた滝澤は、完全に我を失ったグール（オウル）となってアキラ・亜門の元へ登場します。グールとして暴走を続ける滝澤に対して亜門は「お前は喰種じゃない、喰種捜査官だろう！」と言い放ちます。亜門鋼太朗のかっこよさは、カネキとの戦闘シーンや外見だけでなく、人を大切に思う名言を残してきたことも、人気の理由の一つに挙げられます。

ここまで、「東京グール」亜門鋼太朗について紹介しましたが、東京グールの人気の一つに、人間とグールの戦い、主人公・カネキケンを始めとする人間・グール達の苦悩や葛藤を描いた壮大なストーリー展開も挙げられます。亜門鋼太朗のかっこいい姿は勿論、人間とグールとの死闘や人間界に潜む闇にも注目して楽しみたい作品です。

人間と人間を喰らうことで生きるグールとの死闘やそれぞれの苦悩を描いた「東京グール」の人気キャラクター亜門鋼太朗について紹介しました。グール駆逐を行う行政機関・CCGの有能捜査官でありながら、自身も半グール化にされ、人間とグールの狭間で戦う亜門の姿も「東京グール」の見どころの一つです。