東京喰種の滝澤政道は家族を食べた?オウルの誕生や過去について考察

『東京喰種re:』に登場する喰種・「オウル」。その正体は元・喰種捜査官「滝澤政道」だった事が明かされ、ファンの間ではその変貌ぶりが話題となりました。元々は明るく、努力家でそれでいて弱い部分もある「人間らしい」キャラクターだった滝澤。オウルとなった後は極めて残忍な性格となっていました。「家族を食べた」とも言われている滝澤。彼に、一体何があったのでしょうか。今回は『東京喰種re:』におけるオウルの誕生や過去について、画像を交えながら紹介します。

東京喰種の滝澤政道は家族を食べた?オウルの誕生や過去について考察のイメージ

目次

  1. 人気コミックス『東京喰種』に登場する喰種捜査官「滝澤政道」
  2. 東京喰種に登場する滝澤のプロフィール
  3. 『東京喰種re:』から登場する喰種「オウル」の正体は元喰種捜査官の滝澤だった
  4. オウルの過去であり正体『東京喰種』での滝澤の姿は
  5. 『東京喰種re:』でオウルとして登場!変貌を遂げた滝澤の姿
  6. 東京喰種における滝澤と『東京喰種re:』でのオウルの違い
  7. 『東京喰種re:』でオウルとなってしまった滝澤の性格
  8. 東京喰種における喰種捜査官滝澤の戦闘能力
  9. 『東京喰種re:』のオウルこと滝澤の戦闘能力
  10. 『東京喰種』と『東京喰種re:』の間に滝澤に何があったのか
  11. 『東京喰種re:』で描かれた滝澤の壮絶な過去。オウル誕生秘話
  12. 滝澤は家族を食べた?『東京喰種re:』が始まる前に起こった悲劇
  13. 『東京喰種re:』で家族を食べたことが判明した滝澤は過去既に伏線が張られていた?
  14. 『東京喰種re:』で亜門と再会!滝澤に変化が?
  15. 『東京喰種re:』でこれから滝澤はどう動くのか
  16. 『東京喰種re:』からも滝澤からも目を離せない

人気コミックス『東京喰種』に登場する喰種捜査官「滝澤政道」

『東京喰種』とは、現代の東京を舞台に、人肉とコーヒー以外を口にすることができない生物「喰種」をテーマにした漫画作品です。ジャンルとしてはダークファンタジーかつホラーアクション。『週刊ヤングジャンプ』で2011年から連載が開始されました。2014年に一旦終結を迎えましたが、物語はまだ続いており、同年続編である『東京喰種re:』の連載が開始されています。

『東京喰種』は『週刊ヤングジャンプ』ではキングダムやテラフォーマーズに並ぶ目玉作品の1つ。男女問わず人気の作品となっており、2014年にはアニメ化。2015年には原作とは異なる展開となる『東京喰種√A』がアニメ版第2期として放送されました。そして2018年4月からはアニメ版第3期として『東京喰種re:』が放送されています。

『東京喰種』の人気はそれだけにとどまらず、舞台化、実写映画化まで果たしています。『東京喰種』及び『東京喰種re:』には実に様々なキャラクターが登場。その中でも注目されるのが「喰種」及び「喰種対策局(CCG)」に所属するキャラクター。このキャラクター達は作品内で対立する立場をとっていますが、『東京喰種』にはとても複雑な立場に立たされているキャラクターも数多く存在します。

その内の1人が「滝澤政道」。彼は過去『東京喰種』でCCGの人間として登場しました。『東京喰種』物語終盤で行われた喰種との戦いで深手を負い、死亡したものとして扱われています。しかしながら、その後『東京喰種re:』にて変わり果てた姿で再登場することとなりました。今回はそんな滝澤政道の『東京喰種re:』での姿や、彼の過去について、画像を交えながら紹介していきます。

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東京喰種に登場する滝澤のプロフィール

まずはオウルの正体であり過去の姿である、『東京喰種で』の滝澤のプロフィールを確認してみましょう。滝澤のフルネームは滝澤政道(たきざわせいどう)。身長は171.5cmで、体重は67kg。血液型はA型で、好きなものはスポーツ観戦、刑事ドラマ、犬となっています。喰種捜査官養成学校を次席で卒業。優秀な成績を収めていますが、1位だった真戸暁(まどあきら)に成績で負けていた事ことから、劣等感を抱いていたようです。

性格としては明るく、努力家でもありますが、自分よりも優秀な人間に対して劣等感を持つ等、『東京喰種』の中でも非常に「人間らしい」性格をしていました。心優しい一面も持っており、CCGに入ったのは、幼少期に近所に住んでいた佐藤のおばさんを喰種に殺され、母が不安定になったことが理由となっています。誰かを羨む心の弱さを持ちながら、家族を思いやる強さも持った人物と言えるでしょう。

『東京喰種』では物語終盤における梟討伐戦に参加。しかしながら喰種集団「アオギリの樹」と交戦の際重症を負い、更に行方不明となってしまいます。その後『東京喰種re:』で再登場しましたが、その姿は『東京喰種』の頃の滝澤とは別人と思える程変わり果てていました。良くも悪くも真っすぐなキャラクターであった為、『東京喰種re:』で再登場した際には、その変貌ぶりにファンも驚きの声を隠せなかったようです。

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『東京喰種re:』から登場する喰種「オウル」の正体は元喰種捜査官の滝澤だった

『東京喰種』コミックス第14巻で死亡したものとして扱われていた滝澤。その後『東京喰種re:』コミックス第2巻で「オウル」という正体不明の喰種が登場します。しかし、その直後、その正体が明かされます。「オウル」の姿は下の画像の通り。荒んだ容貌に、老人のような白髪。この外見からは想像がつきませんが、その正体は死亡扱いとなっていたCCGの滝澤だったのです。

滝澤のあまりの変貌ぶりに、ファンの間では驚きの声が上がっていました。喰種となった滝澤は、上の画像の様唇や爪も変色しています。以前の滝澤とは最早別人。しかし、髪型や顔をよく見れば、確かにその特徴がCCGの滝澤と一致しており、正体が滝澤で間違いないということが分かります。また、画像を見れば確認できますが、赫眼は左目のみ。一般的な喰種とは異なる存在であることが分かります。

身体能力が異様に高く「やはり別人では」と疑問を口にするファンもいましたが、その後物語が進むにつれ、やはりその正体は滝澤で間違いないと確定しました。家族を喰種から守る為に喰種捜査官となった滝澤。しかし『東京喰種』終盤での梟討伐戦で喰種集団「アオギリの樹」に捕まった後、皮肉にも喰種にされてしまったようです。喰種となった滝澤は、かなり食欲旺盛な様子。滝澤が食事するシーンが何度か描かれています。

オウルの過去であり正体『東京喰種』での滝澤の姿は

喰種となってしまった滝澤。ここで一旦オウルとなる前の滝澤がどのような人物だったのか見てみましょう。喰種となる前の滝澤は、CCG所属準特等捜査官・法寺のパートナーでした。当時の滝澤の外見は下の画像の通りで、外見的な特徴は跳ねた前髪でしょうか。プロフィールでも少し紹介しましたが、アカデミーを次席で卒業しています。『東京喰種』に登場する真戸暁とは同期。

有馬と亜門に強く憧れており、彼らの関わった事件のスクラップ記事を全て集めていたようです。アカデミーを次席で卒業しているところから、かなり優秀な人物であったことが伺えますが、首席で卒業した暁や、異例のスピードで自身と同じ階級に昇進した鈴屋什造には劣等感を持っている様子。その為、暁と什造に対しては辛辣な態度で接することが多く、言い争いをする様子も描かれていました。

しかし梟討伐作戦で什造が負傷した事を知った時には、動揺しながら彼の容態を訊ねていた描写もなされています。劣等感がある分、冷たく接していまっていただけで、心底憎んでいるわけではなかったのでしょう。特に暁に対する行動の正体は、好意の裏返し。滝澤はアカデミー時代から暁へ片思いしており、彼女に突っかかってしまっていたようです。 

『東京喰種re:』でオウルとして登場!変貌を遂げた滝澤の姿

自分よりも優秀な人間に対して劣等感を抱いたり、家族を守ろうとCCG入りする優しさも持ち、更に好意を抱いた相手に突っかかるという、『東京喰種』の登場キャラクターの中では最も「人間らしい」滝澤。だからこそ『東京喰種re:』での彼の姿はファンにとって衝撃的なものでした。喰種となった滝澤は、『東京喰種』に登場する喰種の中でも残忍で情緒不安定なキャラクターとして描かれていたのです。

上の画像を見ていただければお分かりだと思いますが、初々しい面影は一切ありません。荒んだ容貌で口調も変化。感情の起伏もかなり大きいように見えます。 戦闘で傷ついた際にも怯む様子はなし。痛みに慣れている様が描かれています。また、半赫者化するとコントロールがきかなくなり、狂ったように「ごめんよ」と両親に向けて嘆きながら謝罪し始めます。

喰種捜査官だった頃の記憶を失っているのかとも思えますが、そうではなく、オウルとなってしまってからも、捜査官であった頃の長年秘めていた劣等感は抱いたまま。過去の不満を人間を殺害するという形で晴らしています。

東京喰種における滝澤と『東京喰種re:』でのオウルの違い

『東京喰種』では1番人間らしいキャラクターだった滝澤。喰種となってからの違いは一目瞭然とも言えます。後述しますが、滝澤は喰種となるまでに拷問に近い実験を受けています。そのことが関係しているのか、元々茶髪だった髪の毛は真っ白に変化。『東京喰種』での滝澤は溌剌としており、初々しさも持っていました。しかし喰種となってからはそんな面影は一切ありません。

爪や唇も赤黒く変色しており、目つきも大きく変わりました。おそらく、顔つきを見ただけではその正体が滝澤であることに気付くファンは少ないでしょう。元々崩れてはいたものの、一定のレベルで保たれていた口調も大きく変化し、かなり乱暴なものとなっています。外見での変化もかなりのものですが、内面における変化の方が大きいのかもしれません。

『東京喰種re:』でオウルとなってしまった滝澤の性格

外見だけでなく、内面でも大きく変化してしまった滝澤。では、喰種となった滝澤の性格とはどんなものなのでしょうか。ここからは喰種となった後の滝澤の性格についてみていきましょう。滝澤の性格の変化については、『東京喰種re:』におけるオークション戦で明らかになりました。ここでは対立した二人の喰種捜査官に迫り寄る滝澤の姿が確認できます。このシーンでは、窮地に追いやられた捜査官2名は恐怖に慄いていました。

恐怖する2人に対して滝澤は躊躇いなく「死ぬのが怖いなら生者ではなくなれば良い」と唾棄。精神面での著しい変貌を描いたシーンとなっていました。人間だった頃の記憶はなくしていないようですが、人間性や倫理観は完全に喪失しているようにも見えます。その証拠としては上記のシーンの続きがあげられます。このシーンの続きでは、追い詰められた捜査官の内の1人がオウルの正体が滝澤であることに気付きます。

そして過去滝澤からクインケの講義を受けていたことを告げました。その言葉を聞いた滝澤は「講義中よこの女と話してたお調子モン!お前か!」と思い出したようですが、「講義はちゃんと聞けよ!」その女性を躊躇いなく惨殺。その他にも滝澤の行動が多く描かれていますが、捕食行為に対する抵抗を持っている様や逡巡する様は描かれていません。『東京喰種』の頃の滝澤とは内面でも別人のようになってしまっているようです。

東京喰種における喰種捜査官滝澤の戦闘能力

外見・内面共に大きく変わってしまった滝澤。では、戦闘能力についてはどうでしょうか。『東京喰種』の時点での滝澤は二等捜査官でした。階級としては「特等捜査官」「准特等捜査官」「上等捜査官」「一等捜査官」「二等捜査官」「三等捜査官」の内、下から2番目の階級となっています。喰種捜査官の武器であるクインケは法寺準特等から譲り受けたクロスボウ型の「ドゥヒ」を使用。

梟討伐戦へ参戦の前には、遺書「死にたくない」と壮絶に書き殴り、死への恐怖を見せていたことから考えると、実地経験は少ないように思えます。死を恐れ、生きる事への執着心が人一倍強いようにも見えますが、だからと言って臆病というわけでもありません。喰種ムカデ(金木研)との戦闘で重症を負った亜門を助ける為に命令違反を承知の上で彼の救援に向かっています。

亜門と無事合流した滝澤でしたが、突如現れた「アオギリの樹」の喰種「タタラ」によって部隊は壊滅。しかしながら、その際にも亜門の制止を振り切り、果敢に立ち向かう様子が描かれています。『東京喰種』の滝澤は戦闘能力自体は高いとは言えないのかもしれません。しかし自身の恐怖を自覚上でそれに立ち向かう勇気ある人物だったようです。

『東京喰種re:』のオウルこと滝澤の戦闘能力

『東京喰種』の時点では勇敢ながらも戦闘能力は決して高くなかった滝澤。では、喰種「オウル」となってしまってからはどうでしょうか。オークション掃討戦では他の赫者同様に暴走気味にも見えましたが、それ以後は練度が上がっているようです。その証拠に、タタラや亜門との交戦では理性を保ったまま赫者化。

短期間で練度が上昇しているところから考えると、喰種としての能力活用の呑み込みが早いタイプなのではないでしょうか。オークション戦では赫子を出さずとも捜査官たちを次々と捕食。佐々木琲世との戦いでは優勢に戦いながらもヒナミの参戦により引き分けとなってます。その後流島のアオギリの樹殲滅戦では法寺班とタタラとの戦闘に乱入。小瓶とタタラ2人を同時に相手にしながら、余裕を残したまま勝利しています。

タタラを倒した後は、元上司であった法寺特等捜査官とも交戦。滝澤は敵と見なされた事に愕然としながら、法寺を惨殺しています。アオギリの樹の幹部であり、SS+レートのタタラに圧勝、特等捜査官である法寺にも勝利したというのは驚異的といえます。ここまでの戦績を見るだけでも『東京喰種』『東京喰種re:』に登場する喰種の中でもトップクラスに入る強さであるといえるのではないでしょうか。

『東京喰種』と『東京喰種re:』の間に滝澤に何があったのか

凄まじい変貌を遂げてしまった滝澤。では、過去彼に何があったのでしょうか。まず『東京喰種』で滝澤が行方不明となった状況を振り返ってみましょう。『東京喰種』コミックス第14巻で滝澤は梟討伐戦へ参戦。殉職の可能性も見越して遺書を準備しますが、死への恐怖から、一旦用意した遺書の文面の上に、下の画像のように大きく「死にたくない」と上書き。死への恐怖を隠せないようでした。

梟討伐戦では暁と同じく第一隊に所属。 彼女や他の隊員らと共に喰種と交戦していましたが、SSレート喰種ムカデ(金木研)と戦闘中の亜門が窮地に陥っている事を察すると、命令違反を承知の上で亜門の救援に向かいましたた。ムカデとの戦闘で重症を負った亜門を助ける為奮闘しましたが、運悪くアオギリの樹のメンバーに遭遇。 果敢に立ち向かいましたが、ノロに左腕を食べられてしまいます。 

その後の姿については『東京喰種』の中では描かれておらず、その後提出された報告書では亜門と共に死亡扱いとなっていました。状況から考慮して、生存の見込みが少ないと判断されたのでしょう。亜門同様、戦闘後回収はされず、そのまま死亡・遺体は行方不明として扱われていたようです。

『東京喰種re:』で描かれた滝澤の壮絶な過去。オウル誕生秘話

『東京喰種:re』では滝澤が梟討伐戦後にアオギリに実験体として回収され、ヨシムラベースの半喰種化施術を受けていたことが判明します。手術は成功。梟討伐戦で左腕を失い、意識を失っていた滝澤でしたが、やがて見覚えのない部屋で目を覚まします。意識を取り戻した滝澤の前に現れたのは嘉納。嘉納は「まずは自分の体を見るといい」と滝澤に体の状態を確認するように促しました。

言われた通り無くなったはずの左腕を確認すると、そこには赤ん坊サイズの腕が。驚きのあまり滝澤は叫びますが、嘉納は冷静に説明を続けます。「20区戦で『捜査官の素材』を手に入れたがすべて無駄になってしまった。成功作は君だけだ。」「『失った部位を再生するような生き物』をよく知っているだろう。」「滝澤くんっ…君は今日から喰種だ!」

その事実を知らされた滝澤は嘔吐してしまいますが、それを見た嘉納は気に掛けるどころか、「胃の残留物に拒絶反応を起こしているんだ」と手術の成功に、歓喜の声を上げました。過去、正義感が強く、喰種から家族を守ろうとしていた滝澤。悲しい事に彼は、こうして喰種となってしまったのです。

滝澤は家族を食べた?『東京喰種re:』が始まる前に起こった悲劇

嘉納に手術され、喰種となってしまった滝澤。これだけでも十分悲劇と言えますが、彼の悲劇はこれだけでは終わりません。喰種化の促進の為、滝澤は芳村から連日拷問を受ける事になります。しかし、それでもこの後の悲劇には敵いません。彼にとって1番の悲劇は「家族を食べた」ということ。『東京喰種re:』で1番衝撃的ともいえるこの事実は『東京喰種re:』第115話で明らかにされました。

回想の中で滝澤は嘉納から話しかけられています。どうやら喰種としての食事直後のシーンのようですが、嘉納は滝澤に対して優しい顔つきでこう訊ねます。「それで滝澤くん。君が今食べたもの、なんの肉だと思う?」そこで滝澤は手にしていた肉団子のようなものを凝視。不審に思う滝澤の前で嘉納は言い放ちました。「なつかしい家族の味という感じかな?」

手にしていた肉団子の正体は滝澤の家族だったのでしょう。嘉納の言葉に滝澤の表情が凍り付きました。知らず知らずの内に家族を食べた滝澤。おそらく、滝澤の家族は嘉納の手にかかったものと思われます。元々は家族を守る為に捜査官として働いていたのに、家族を食べる結果となってしまったのは皮肉としか言いようがありません。『東京喰種re:』の中でも郡を抜いた衝撃的ワンシーンでした。

『東京喰種re:』で家族を食べたことが判明した滝澤は過去既に伏線が張られていた?

『東京喰種re:』第115話で家族を食べた事が判明した滝澤。しかし、実は滝澤が家族を食べたのだということについて、過去既に伏線が張られていたのはご存知でしょうか。

滝澤が家族を食べたということの伏線だとされているのが、オークション編での佐々木排世との戦闘シーンです。赫者化し、理性を失った滝澤はこう言っています。「母ちゃん父ちゃん俺ごめん仕方ない仕方なかったんだ」そして、そのセリフの後、上の画像のように言葉にならない叫びを挙げています。しかし、この画像をよく見てみてください。画像のセリフの中に、文字が紛れています。

滝澤のセリフを少し読みやすくしたのが上の画像です。色を付けると画像内の言葉が分かり易くなりました。滝澤はこの時「おれがたべたんだかあちゃんのないぞう」と叫んでいるのです。ちなみに、この画像のセリフは『東京喰種re:』第31話オークション編で登場しています。悲しいことに、滝澤が登場した時から、滝澤が家族を食べたと言う過去は決まっていたということになります。

『東京喰種re:』で亜門と再会!滝澤に変化が?

『東京喰種re:』で喰種となり、嘉納に騙されたような形で家族を食べた滝澤。喰種になってからは精神面が大きく変化しましたが、そのことには家族を食べたことが大きく影響していたに違いありません。しかし、そんな滝澤にも変化が訪れます。そのきっかけとなったのは、亜門鋼太朗との再会でした。

流島のアオギリの樹殲滅戦で、法寺班とタタラとの戦闘に乱入した滝澤。滝澤は法寺やアキラを助けようとしていたようです。タタラを倒し、英雄となってCCGへ戻る事を夢見ていた滝澤。しかし悲しいことに、佐々木との戦いで滝澤は「正体不明の喰種」として記憶されていました。それ故タタラを倒した後、法寺は滝澤に対する攻撃命令を下します。滝澤は逆上。法寺班を壊滅させ、アキラにも手を掛けようとしました。

しかしそこに亜門が登場します。滝澤を救う為に現れたという亜門。滝澤は亜門を圧倒しますが、そこへまたしても乱入者が現れました。乱入したのはQsの六月。六月の不意討ちによって滝澤は一時的に行動不能に陥り、止めを刺されそうになります。それを真戸暁が身代わりになる形で阻止。暁が負傷したのを見た亜門は激高します。亜門は助太刀に現れた瓜江班の猛攻を受けながらも、滝沢達に脱出を促しました。 

再生が終わった後滝澤は亜門の言葉を受けて意識を失った暁を「人質」として連れて撤退。滝澤は墓盗りから強制的に協力を取り付け、共に埠頭へ合流。流島を無事脱出しました。その後は意識の戻らない暁を救う為、彼女の治療に必要なRc抑制剤を目的にカネキらと共にラボへの潜入を試みています。

『東京喰種re:』でこれから滝澤はどう動くのか

喰種となり、家族を食べた事をきっかけに大きく変わってしまった滝澤。しかし亜門・真戸との再会をきっかけに変化がみられるようになりました。これから滝澤はどう行動するつもりなのでしょうか。それについては『東京喰種re:』第115話で明らかになりました。真戸暁の治療の為、Rc抑制剤を奪いにラボへ潜入した滝澤。そこへ赫者化し、理性を失った亜門が登場します。

滝澤はクロと共に亜門の相手となることを引き受け、金木を暁の下へと向かわせます。しかし予想以上の猛攻に苦戦。戦闘中に滝澤も赫者化します。そんな戦いの最中、滝澤は自分がどう生きるのか決めている亜門に伝えます。さらに続けて、(叶うなら…時間を戻してぇな)「それが…無理になっちまったら…」(ヤケクソしかねえ)と心情を吐露。しかし、滝澤のいう「ヤケクソ」というのは「投げやり」とは別の意味のようです。

滝澤の言う「ヤケクソ」とはどれか1つだけを選び、その1つを貫くということ。滝澤の選んだ1つは真戸暁の幸せだったようで、(自分の未来がパーになった事に気付いちまったら)(誰かの為に生きりゃいいだろ)と上の画像のように真戸と亜門が微笑み合っている姿を思い浮かべていました。滝澤は死闘の末に亜門の赫包を損傷させ、制圧に成功。自身も深手を負いながら、亜門と共に生還したようです。

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『東京喰種re:』からも滝澤からも目を離せない

今回は『東京喰種re:』に登場する喰種・オウルの正体である滝澤の過去や、オウル誕生について、画像を交えながら紹介しました。いかがだったでしょうか。滝澤は元CCGだったにもかかわらず、喰種にされてしまいました。これについては『東京喰種』の主人公・金木研と共通するものがあります。しかしながら、1つ違うのは知らず知らずのうちに「家族を食べた」ということ。

知らない内にとは言え、家族を食べたという事実は、通常の人間の心を折るには充分な出来事でしょう。悲惨さでいうなら主人公・金木研よりも上なのかもしれません。しかし、『東京喰主re:』第115話では彼なりの生き方を見つけた描写がなされていました。喰種化してすぐの頃は、最早人間としての理性を失っていた滝澤。その歪んだ性格の正体は過去の劣等感と、家族を食べたというショックに基づいていたのでしょう。

しかし、滝澤には、滝澤を救おうと行動した亜門や真戸がいます。そして滝澤は既に「自分はもう人間として生きてはいけない」「自分は喰種だ」ということを受け入れました。今後、滝澤が喰種としてどういう生き方を選ぶのかは未だ不明ですが、金木と協力し、そしていつか人間と喰種が共存できる世界で幸せになって欲しいものです。『東京喰種re:』の物語もいよいよ佳境。これからも『東京喰種re:』と滝澤から目が離せません。

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