【ワンピース】トムさんは生存している？エニエス・ロビーに連行されたその後を考察

「ワンピース」に登場するトムさんは、フランキーの師匠の伝説の船大工と言われた人物です。ウォーターセブン周辺をつなぐ海列車パッフィング・トムを造り、伝説の船大工の異名を持ちます。しかし、ゴールド・ロジャーの海賊船を造ったことで周囲から非難され、会社は橋の下にひっそりと構えていました。物語開始時すでに故人ですが、実は生きてるのではないかといった生存説を信じるファンもいます。

「ワンピース」は、集英社が刊行する「週刊少年ジャンプ」にて1997年から連載されている人気少年漫画です。長期に渡って連載が続いており、2020年4月には「ワンピース」96巻が発売されました。

「ワンピース」の主人公・ルフィは、東の海に位置するフーシャ村で生まれ育ちます。成長したルフィは、海賊王になるという幼い頃からの夢を叶えるため、一人小舟に乗って旅立ちました。

「ワンピース」のトムさんは、自身の名前を取り入れて名付けた造船会社トムズワーカーズの社長です。弟子にアイスバーグ、フランキー、秘書のココロがいました。コンゴウフグの魚人族であり、巨大な船を片手で持ち上げるほどの怪力を持ちます。上半身はまん丸としたフォルムですが、下半身はすらりと細身でした。着用しているシャツには、波のような模様が描かれていました。

好きな食べ物に、秘書のココロが調理したラーメンをあげていました。ペットに、巨大なカエルへと成長する角界ガエルのヨコヅナがいます。トム亡き後、守れなかった悔しさから強くなるために海列車パッフィング・トムに勝負を挑んできました。何度はねられても生きてるため、生命力の強い種族であることがうかがえます。

「ワンピース」のトムさんたちが暮らす水の都ウォーターセブンは、造船業が盛んです。しかし、造船に必要な資材は、輸入に頼るしかありませんでした。海賊時代に突入したことで、輸入業も衰退しつつあり、資材の仕入れも難しくなっていました。失業者は増大し、ウォーターセブンは荒れていきます。この危機を救うためにトムさんが考案したのが、周辺の町を行き来できる海列車パッフィング・トムでした。

しかし、そこへエニエス・ロビーから司法船がやってきて、トムさんに罪状を言い渡します。罪状は、海賊王ゴールド・ロジャーの海賊船オーロ・ジャクソン号を造り、凶悪犯罪者に加担したといったものでした。司法裁判所は、トムさんに死刑を言い渡します。トムさんは、ウォーターセブン周辺を走る海列車パッフィング・トムの案を裁判官の前で話しました。

海列車は、線路上を走る乗り物のため、グランドラインの航海に必要不可欠なログポースはいりません。海の生物が嫌う不協和音を出すため、危険な海王類に襲われる心配もないといいます。話を聞いた裁判官は、海列車を作るためにかかるという10年の執行猶予を出しました。その後、宣言通りに海列車パッフィング・トムを完成させたトムさんは、免罪となる予定でした。

そんな中、「ワンピース」のトムさんが書き上げた古代兵器プルトンの設計図を求めて、CP5のスパンダムがやってきます。プルトンの設計図など知らないとして、トムさんはスパンダムを追い返しました。スパンダムを追い返したトムさんは、プルトンの設計図の存在が世界政府に知れたと気づきます。自分が持っていては危険だとしてその後、プルトンの設計図の存在を、弟子のアイスバーグとフランキーに明かしました。

プルトンの設計図は、アイスバーグが管理することになります。さらにトムさんは、古代兵器の復活を目論む者の存在も2人に話しました。一方、町の人からトムが海列車を造りあげた功績を認められ、免罪になると聞いたスパンダムは、フランキーが造った戦艦を奪います。奪った戦艦で司法船を攻撃し、トムズワーカーズの社員に濡れ衣を着せました。止めに行ったトムさんとアイスバーグも、大怪我を負います。

「ワンピース」のアイスバーグは、戦艦を造り続けたフランキーを責めました。しかし、トムさんは、フランキーに責任はないとして、アイスバーグを優しく諌めます。トムさん、フランキー、アイスバーグは捕らえられ、裁判にかけられます。アイスバーグとフランキーを守るため、トムさんは一人罪をがぶってエニエス・ロビーに送られました。その後の描写がないため、一部では実は生きている生存説も浮上しています。

「ワンピース」のフランキーは海賊の生まれで、ある日船から投げ捨てられます。その後、廃船島にたどり着き、トムさんに拾って欲しいと頼みました。「ワンピース」のトムさんは、フランキーをトムズワーカーズの社員として迎え入れ、一緒に暮らすことになります。

笑い上戸で、非常に穏やかな性格のトムさんは、仕事を手伝わないで趣味の戦艦ばかり作るフランキーを叱ることはありませんでした。しかし、自分が造った戦艦を否定した時は、初めて「ワンピース」のフランキーを叱りつけています。

その後、「ワンピース」のフランキーはトムさんを乗せたエニエス・ロビー行きの海列車の前に出てはねられました。フランキーは奇跡的に生存しており、自ら身体を修理し生き延びました。仲の悪かった「ワンピース」のアイスバーグでしたが、フランキーが生きてることを喜びます。

「ワンピース」のCP5は、古代兵器プルトンの設計図を手に入れることを目的としていました。近辺の取り調べをするために、プルトン設計図の所持者であったトムさんに司法船襲撃の罪を着せます。「ワンピース」のトムさんは、一人エニエス・ロビーへと連行され、その後処刑されました。しかし、それではプルトン設計図のありかがわからず仕舞いのため、実は殺されずに生きてるのではないかといわれています。

「ワンピース」エニエス・ロビーにある正義の門の先には、処刑、拷問などが行われる地獄の大監獄インペルダウンがあります。司法船襲撃を認めた「ワンピース」のトムさんは、罪人としてエニエス・ロビーへと連れて行かれ、インペルダウンに送られたものと考えられます。プルトンの設計図を手に入れたい世界政府は、拷問してありかを吐かせようとした可能性も十分あります。

しかし、連行されてすぐに持ち主であるアイスバーグの元に世界政府の役人が来なかったことから、トムさんは拷問されてもプルトンの設計図のありかを話さなかったものと推測されます。世界をほろぼせるほどの兵器であることから、それでも殺されず生きてる可能性もあります。プルトンの設計図を諦めきれなかった世界政府は、トムさんの一番弟子たったアイスバーグの元にCP9を潜入させました。

その後、現在の持ち主が「ワンピース」のフランキーであると知ったCP9は、彼をエニエス・ロビーに連れて行きます。ロビンが危険人物ではないと知ったフランキーは、CP9の目の前でプルトンの設計図を燃やしました。プルトンの設計図が失われてしまっては、世界政府がトムさんを生かしておく理由はありません。実は生きているという生存の可能性は、低いのではないかといった意見もあります。

CP5のスパンダムの策略により、トムズワーカーズは司法船襲撃の濡れ衣を着せられます。フランキーは、トムズワーカーズは無実だと訴えました。フランキーの主張を、町の人は信じようとしません。スパンダムは、司法船を襲撃していたのは、フランキーが造った戦艦だと指摘します。その言葉を受けたフランキーは、自分が造った戦艦ではないと嘘をいいました。

「ワンピース」のトムさんは、仕事を手伝わなくても生意気な態度を取られても、今までフランキーに手を上げることはありませんでした。しかし、この言葉を聞いた時は、拘束を自力で砕きフランキーの頬を殴りつけます。こちらのセリフは、その時に登場したものでした。

造船業が盛んな町・ウォーターセブンは、資材を外からの輸入に頼っていました。しかし、海賊時代に突入し、輸入船が襲われるなどの被害が続出し、資材が届かずかつて町を賑わしていた造船業は衰退していました。

そんな町のピンチを救うためにトムさんが考案したのが、海列車パッフィング・トムでした。パッフィング・トムを完成させた「ワンピース」のトムさんでしたが、交易はすぐにはうまくいきません。こちらは、その時のトムさんの名言でした。

トムさんは、突然やってきた司法船から、ゴールド・ロジャーの海賊船を造った罪に問われ、死刑判決が下されます。しかし、交易を盛んにし、町の経済を潤すことに繋がる海列車パッフィング・トムの案を公開し、10年の執行猶予がつけられ釈放されました。無事、トムズワーカーズに戻ってきたトムさんは、いつものように大笑いしながら生きてることを喜びこのセリフを口にします。

ゴールド・ロジャーの海賊船を造った罪に問われていたトムさんでしたが、海列車パッフィング・トムを完成させたことで、免罪が決まっていました。しかし、トムさんが所持するプルトンの設計図目当てでやってきたCP5のスパンダムはフランキーの戦艦を使い、司法船を攻撃します。スパンダムにはめられ、トムズワーカーズは、司法船襲撃の濡れ衣を着せられました。

トムさんは、裁判長に司法船襲撃した容疑を認めます。そして、海列車の功績で消してもらう罪は、司法船襲撃の罪にしてほしいと頼みました。造船技師という仕事に誇りを持っているトムさんは、続けてこのセリフをいいます。その後、一人罪を背負ったトムさんは、エニエス・ロビーに送られました。

トムズワーカーズ造船工場で社員一同昼食を取りながら、世間話をしていた時の名言です。当時12歳だった「ワンピース」のフランキーは、海賊船の設計図を教わりたいと申し出ます。しかし、「ワンピース」のトムさんは大笑いをした後にこのセリフをいい、使う者の属性によって名称が変わると返しました。

アニメ「ワンピース」でトムさんの声を演じた声優は、ナレーターや俳優としても活躍する村松康雄でした。アニメの他、吹き替えの職務歴も多く、「パイレーツ・オブ・カリビアン」ウェザビー・スワン役や、「ハリー・ポッター」エルファイアス・ドージ役などでも知られています。

村松康雄の代表的な出演作に、「0戦はやと」田中大佐役、「ばくはつ五郎」浜田寅之助役、「破裏拳ポリマー」ドーライ役、「フランダースの犬」ハンス役、「ポールのミラクル大作戦」ネッケン隊長役、「赤毛のアン」ジョン・サドラー役、「ダーティペア」ゲッシー役、「のらくろクン」大金役、「妖怪人間ベム」カリヤッハ・ベーラ役、「棺姫のチャイカ」ヴァーノン・アルド・ヴィーマック四世役などがあります。

「ワンピース」のトムさんに関する感想や評価を紹介していきます。「ワンピース」の海賊王ゴールド・ロジャーの船を造った罪でエニエス・ロビーに連行されたトムさんでしたが、それ以降のシーンは描かれていません。実は生きてるのではないかといった生存説を信じる「ワンピース」ファンも多くいます。

「ワンピース」のトムさんは、笑い上戸で特徴的な笑い方をします。怒っているフランキーに対しても爆笑したりなど、楽観的な性格でした。「ワンピース」のトムさんの笑い方が好きといった感想もありました。

「ワンピース」に登場するトムさんの名言が好きといった意見もありました。造船技師という仕事に対して誇りを持っていることがわかるものが多く、心に残る名シーン・名セリフが多かったと評判でした。

「ワンピース」のトムさんは、あまり登場回数が多いキャラクターではありません。しかし、おおらかで優しい人柄から、密かな人気を誇ります。「ワンピース」エニエス・ロビーへ連行された後の描写はないため、生きてる説を信じるという意見もありました。

「ワンピース」のトムさんの作中での活躍や名言、実は生きてる生存の可能性の考察などを紹介してきました。プルトン設計図を狙うスパンダムによって、濡れ衣を着せられエニエス・ロビーへと連行されましたが、インペルダウンへ連れていかれるその後のシーンはありません。実は生きてる生存説を信じる「ワンピース」ファンも多くいます。