【ワンピース】ココロの正体は二股人魚？名セリフ・名シーンや声優も紹介

「ワンピース」のココロは、ロングリングロングランド編に続くウォーターセブン編で登場したキャラクターです。ウォーターセブン近くのシフト駅の駅長を務めており、ドッシリした体格をしています。登場時も過去シーンも、人間の姿で描かれていました。しかし、人魚は30歳から二股になって二足歩行になれるという生態であり、正体はシラウオの人魚でした。

「ワンピース」は、「週刊少年ジャンプ」1997年に刊行された34号から連載がスタートし、同年12月に第1巻が発売されました。正義感の強い海賊の少年を主人公とした壮大な物語が話題を呼び、1999年10月に人気声優が起用されたアニメ「ワンピース」が放送され、2000年には映画も公開されます。

ごく普通の少年だったフーシャ村のルフィ（アニメ「ワンピース」の声優・田中真弓）は、赤髪海賊団が持っていた悪魔の実・ゴムゴムの実を食べて全身がゴムのように伸び縮みするゴム人間となります。17歳になると、長年の夢だった海賊王になるために、生まれ育ったフーシャ村を飛び出しました。

「ワンピース」のココロは、海列車が走るシフト駅の駅長です。酒が大好きで、勤務中でもワインボトルを片手に飲んだくれていました。黄緑色のボリューミーな髪と、中央でハート形に塗られた口紅が特徴です。チムニーという顔立ちのよく似た孫と、ペットのゴンベと共に登場しました。お酒が大好きで、勤務中にも関わらず片手にボトルを携えて飲んでいます。豪快で特徴的な笑い方をし、アニメの声優の演技も好評でした。

若い頃にトムズワークスの秘書を務めていたことがあり、アイスバーグとフランキーとも親しい仲です。ウォーターセブンの市長で造船会社・ガレーラカンパニーの社長でもあるアイスバーグに、船を修理したいという麦わら一味に紹介状を書いて渡しました。エニエス・ロビーで麦わら一味を助けており、その時に正体がシラウオの人魚であることが判明しました。

容姿をバカにされることが多くありますが、あまり気にとめていないようです。しかし、エニエス・ロビーで溺死しそうな麦わら一味を助けたにも関わらず、感謝もされず妖怪などと侮辱された時は、流石に怒っていました。その後すぐにお礼を言われ、豪快に笑ってあっさりと許しています。過去の登場シーンでの肩書きは、美人秘書となっていました。

ロビンは、バスターコールから麦わら一味を守るため、一人犠牲となり世界政府に従いました。麦わら一味は、エニエス・ロビーに連れていかれるロビンを追うことにします。しかし、現在世に出ているのは、パッフィング・トム一台だけでした。さらに、例年にも増してアクア・ラグナがひどく、船を出せるような状態ではありませんでした。麦わら一味は、ガレーラカンパニーが止めるのも聞かず、すぐにロビンを追おうとします。

一触即発の空気の中ココロは、トムが作った高速の海列車・ロケットマンに麦わら一味とガレーラカンパニーとフランキー一家の面々を乗せ、エニエス・ロビーまで運転してあげます。エニエス・ロビーの柵に乗り上げ、勢いをつけたロケットマンは、敷地内に到達しました。トムズワーカーズで秘書として働いていたココロは、過去にエニエス・ロビーの橋の修理に同行したことがあり、裁判所内を把握しています。

ココロは、裁判所と司法塔の間にかける橋の下ろし方を通信で説明し、仲間を導きました。裁判所と司法塔の橋が完全に下り切っていない中、ロケットマンで突っ込むなど、かなり豪快な行動もしています。スパンダムのよってバスターコールがかかった際は、麦わら一味とチムニー、ゴンベと共に海底地下通路を通って脱出しようとします。途中、通路に海水が侵入しますが、二股の足から人魚の姿になって全員を救出しました。

「ワンピース」の人魚は、30歳になると魚部分の下半身が二股に別れ、二足歩行が可能になります。トムズワークスの秘書をやっていた時から、人間と同じように生活していました。若い時は、美しい人魚であったといわれています。

「ワンピース」のスパンダムによってバスターコールが発動された際、麦わら一味とココロ、チムニー、ゴンベは、地下通路を通って外へ脱出しようとします。しかし、逃げる途中で海水が侵入し全員身動きが取れなくなりました。「ワンピース」のココロは、人魚の正体を明かし全員を外へと運び出しています。

「ワンピース」のココロの足は、海水に浸かっている時は魚でしたが、陸に上がると人間のように2本足になっていました。自分の思いのままに二股か人魚かに変えることができるのか、陸と海水で勝手に変わってしまうのかは不明です。人魚の足から人間の足に戻ると、衣服を着用していない状態になります。

36歳で亡くなった金魚の人魚・オトヒメも、二股人魚だったと推測されます。「ワンピース」のオトヒメの衣装は足首まで隠れた長いデザインのものだったため、はっきりとした描写はありませんが、年齢的に二股になっていた可能性は十分あります。

ヨコヅナは、過去にトムズワーカーズで飼われていた巨大なカエルです。海列車パッフィング・トムの前に毎回飛び出ては、力勝負をしていました。大好きだったトムを守れなかった悔しさから、強くなりたいと日々思っていたのでした。ヨコヅナの気持ちを理解していたココロは、このセリフを言います。

エニエス・ロビー行きの海列車パッフィング・トムに乗せられたロビンを救おうとしたサンジとウソップでしたが、救出に失敗します。後からもう一つのココロが運転する海列車ロケットマンには、そのほかの麦わら一味やガレーラカンパニー、フランキー一家が乗っていました。ロケットマンは、エニエス・ロビーの柵に乗り上げ、敷地内への侵入に成功します。

麦わら一味、フランキー一家、ガレーラカンパニーは、裁判所内に侵入しロビンとフランキーを探します。CP9のブルーノを倒したルフィは、司法塔へとたどり着きロビンの名前を呼びます。一方、ココロは、孫のチムニーにこのセリフを言いました。

ロングリングロングランドで海軍本部大将の青キジと戦いの後、麦わら一味は束の間の休息をとります。そして、ログポースに従い、造船で有名なウォーターセブンに向かいました。そんな中、クロールで海を泳ぐ巨大なカエルに遭遇し、興味を持ったルフィたちは追いかけます。巨大カエルは、灯台に向かって泳いでいき、海を走る列車の前に飛び出しました。

巨大カエルは、海列車に跳ね飛ばされ、麦わら一味は呆然とします。近くのシフト駅にいた少女チムニーは、祖母で駅長のココロに海賊がやってきたと報告しました。騒ぎになると焦る一味でしたが、ココロは酒を飲んで酔っ払っており、このセリフを口にします。

アクア・ラグナが迫ってきていたため、ココロはチムニーとゴンベと共にウォーターセブンへと避難していました。CP9の襲撃によって、アイスバーグとパウリーは、燃え盛る炎の建物の中に置き去りにされますが、チョッパーに助け出されます。意識を取り戻したアイスバーグは、ナミにロビンの目的を話しました。ロビンは、バスターコールから麦わら一味を守るために、一人犠牲になろうとしていたのでした。

しかし、この世に一台しかない海列車パッフィング・トムは、すでにロビンを乗せてエニエス・ロビーへと向かっていました。さらに、アクア・ラグナのせいで船を出せる状態ではありません。麦わら一味は、それでも追いかけようとして、ガレーラカンパニーに止められます。側で事の次第を見ていたココロは、世に出ていないもう一つの海列車・ロケットマンを貸すとしてこのセリフを口にしました。

「ワンピース」のココロは、エニエス・ロビーへ仲間を助けに行きたいという麦わら一味のために、海列車を出して協力しています。その後、裁判所とロビンとフランキーのいる司法塔への橋が完全に下りきっていない中、ロケットマンを飛ばして司法塔に突っ込みました。こちらは、その時トムを思いながら心の中で呟いたセリフでした。

地下通路が浸水した時、ココロは麦わらの一味を助け出します。地上に上がった時、ココロの下半身は二股に別れていました。人魚は美しい存在というイメージを強く持っていた麦わら一味は、人魚姿のココロは幻に違いないと思い込もうとします。そんな彼らに「ワンピース」のココロは、自身の正体がシラウオの人魚であると明かし、人魚の足に関する生態について説明します。

地下通路の浸水から麦わら一味を救った「ワンピース」のココロは、ロビンとフランキーのいる船に上がります。シフト駅でルフィは、初対面のココロに将来海賊王になるといつも通りの宣言しています。エニエス・ロビーでの一件を目の当たりにしたココロは、足にズボンを履きながらこのセリフをロビンに言いました。

「ワンピース」のエニエス・ロビーでロビンとフランキーを救出し、ウォーターセブンに戻ってきた麦わら一味は、束の間の休息を楽しんでいました。そんな中、ログポースが次に指し示した場所は、人魚が住まうとされる魚人島でした。人魚に憧れを抱いていたサンジは、大喜びしますが、「ワンピース」のココロの人魚姿を思い出し落ち込みます。「ワンピース」のココロは、そんなサンジにこのセリフを言いました。

アニメ「ワンピース」でココロの声を演じた声優は、声優事務所ケンユウオフィスに所属する真山亜子でした。同作で、女ヶ島編に登場するニョン婆の声も担当しています。持ち前のハスキーボイスを生かした老女役や、少年役を多くこなすことで知られている声優です。

声優としての主な出演作に、「太陽の勇者ファイバード」ミノル役、「ヤダモン」タイモン役、「疾風!アイアンリーガー」ゲルス役、「魔法陣グルグル」ケベスベス役、「名犬ラッシー」ウィリアム役、「こげぱん」こげぱん役、「四畳半神話大系」占い婆役、「鬼灯の冷徹」奪衣婆役、「アルスラーン戦記・風塵乱舞」ジョバンナ役、「アラタカンガタリ〜革神語〜」マカリ役、「ちゅーぶら!!」塚本先生役などがあります。

「ワンピース」に登場するココロに関する感想や評価を紹介していきます。ココロは、エニエス・ロビーへロビンを救出に向かおうとする麦わら一味のために、海列車ロケットマンを出してあげました。エニエス・ロビーにつくと、ロケットマンで司法塔に突っ込むなど非常に豪快な性格がわかるシーンがあります。ロケットマンを運転している時の彼女がかっこよかったといった感想もありました。

「ワンピース」のスパンダムによってバスターコールが発動されます。ココロ、チムニー、ゴンベ、麦わら一味は、地下通路を通って脱出しようとしますが、途中海水が侵入し溺死しそうになります。そんな時、ココロは人魚の姿になって全員を外へと連れ出しました。人魚は美しい女性というイメージが強かったためか、一同はココロをジュゴンと評しています。

「ワンピース」のココロは、麦わら一味のために海列車ロケットマンを運転してくれたり、人魚の正体を明かして全員を助け出したりとエニエス・ロビー編で活躍をしています。「ワンピース」のココロがかっこよかったといった「ワンピース」ファンの感想も多くありました。

「ワンピース」に登場するココロの作中での活躍や正体、人魚の足の生態、アニメの声優について紹介してきました。シフト駅の駅長であり、麦わら一味やガレーラカンパニーがエニエス・ロビーへ出向く際、海列車ロケットマンを運転します。さらに、麦わら一味が溺れた時は、人魚の正体を明かし全員を救出するという活躍を見せてくれました。