【ワンピース】ダンスパウダーについて考察!モデルと言われるヨウ化銀とは?

ワンピースの中でも屈指の人気エピソードと言われている、アラバスタ編。そんなアラバスタ編に登場した重要なアイテムが、ダンスパウダーです。ダンスパウダーとは雨を降らせることが出来る砂として登場しましたが、そんなダンスパウダーはヨウ化銀をモデルとしていると言われています。ここでは、ワンピースに登場したダンスパウダーとは何か、またモデルとなったヨウ化銀についても紹介していきます。

【ワンピース】ダンスパウダーについて考察!モデルと言われるヨウ化銀とは?のイメージ

目次

  1. ダンスパウダーとは?
  2. ダンスパウダーを考察
  3. ダンスパウダーのモデルと言われるヨウ化銀とは?
  4. ダンスパウダーが登場したアラバスタ編とは?
  5. ダンスパウダーに関する感想や評価
  6. ダンスパウダーまとめ

ダンスパウダーとは?

ワンピースの作品情報

ワンピースに登場したダンスパウダーとは何か、詳細にまとめていく前にワンピースの作品情報を紹介していきます。ワンピースとは1997年から連載されている少年漫画で、作者は尾田栄一郎です。

ワンピースの概要

人気漫画家尾田栄一郎は、1996年にワンピースの原型となった読み切り作品「ROMANCE DAWN」を週刊少年ジャンプにて発表しています。翌年には連載作品としてスタートしたワンピース。その人気は瞬く間に高まり、1999年にはフジテレビ系列でテレビアニメの放送も開始します。ワンピースのアニメは東映アニメーション制作のアニメとしては、最も長い放送期間を誇る、ロングラン作品としても知られています。

ワンピースは日本国内で非常に高い知名度を誇り、国民的な一大コンテンツと言えます。しかし、ワンピースの人気は世界中にも届いており、全世界を合わせたコミックスの累計発行部数は4億7000万部以上という、驚異的な記録を持っています。尾田栄一郎のワンピースは、単一の作者が発表している作品の中で、最も発行されているコミックシリーズとして、ギネス世界記録にも認定されています。

海洋冒険ロマンと銘打たれ、大海原を巡る大冒険を描くワンピース。主人公のルフィの繰り広げる白熱のバトルや、仲間たちとの友情や成長も描いており、王道の少年漫画らしいストーリーが愛されています。また、ワンピースは泣ける少年漫画としても非常に人気で、キャラクター達の感動を呼ぶエピソードや涙を誘うストーリー展開で、幅広い年代から支持されている作品でもあります。

ワンピースのあらすじ

ワンピースのあらすじを紹介していきます。ワンピースの主人公は、モンキー・D・ルフィという少年です。田舎の村で育ったルフィは、村に滞在していた海賊・シャンクスによく懐いていました。ルフィは冒険に憧れる活発な少年であり、早く海に出たいと思っていました。シャンクスから多大な影響を受け、麦わら帽子を託されたルフィ。ルフィは成長して海に出ると、仲間を集めながら世界を巻きこむ大事件を巻き起こしていきます。

ダンスパウダーとは何?

ワンピースに登場したダンスパウダーとは、雨を降らせることが出来るアイテムです。ダンスパウダーは人工的に雨を降らせることが出来るというもので、名前の通りさらさらとした砂の形状をしています。ダンスパウダーは一時的に人工雨を発生されることが出来ますが、周囲の雨を奪ってしまう結果にもなります。その為、ダンスパウダーの使用により争いも耐えなくなり、世界政府はダンスパウダーの製造を禁止しています。

ダンスパウダーとは、ワンピースのアラバスタ編に登場した重要なアイテムでした。ダンスパウダーによって、アラバスタ王国転覆を目論む強敵・クロコダイルは、アラバスタ王国内で戦争を起こそうとしていました。クロコダイルの企てたアラバスタ王国転覆計画において、ダンスパウダーは重要な役割を果たします。

ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)

ダンスパウダーを考察

考察①バロックワークスの関わり

ダンスパウダーは、バロックワークスのリーダーでMr.0こと、王下七武海の一人クロコダイルが使用したアイテムです。バロックワークスはクロコダイルがアラバスタ王国を手に入れる為に結成した組織であり、数々のエージェントがクロコダイルの指示で暗躍していました。バロックワークスのエージェントたちはアラバスタ王国内にも潜んでおり、クロコダイルは彼らを使ってダンスパウダーをアラバスタ王国内に持ち込みます。

ダンスパウダーの使用は、周囲の雨を奪ってしまいます。特に風下に振るはずだった雨を奪い、その結果周りの土地に干ばつが起きてしまいます。クロコダイルはダンスパウダーを使って、アラバスタの国王が自分のだけに雨を降らせていると見せかける工作を行います。アラバスタ王国の国民たちが港に搬入されたダンスパウダーを発見した時、アラバスタ王国内では国王が住む土地だけ雨が降るという異常事態になっていました。

考察②ジェルマ66が関係している?

ダンスパウダーを使った工作の結果、アラバスタ王国の国民たちは、国への不信感を強めて行きます。雨奪うダンスパウダーを使用したという、濡れ衣を着せられることになった国王。その潔白を証明することは難しく、クロコダイルによる更なる策略の結果、ついにアラバスタ王国では国対反乱軍の戦争が起こってしまいます。

ワンピースの世界では、現在製造が禁止されているはずのダンスパウダー。クロコダイルは一体どこからダンスパウダーを入手したのかと様々な考察がされていました。一番有力な考察としては、戦争屋とも呼ばれているジェルマ66が関与しているというものがあります。科学力に優れているジェルマ66がダンスパウダーを製造し、クロコダイルに渡したと考察されています。

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ダンスパウダーのモデルと言われるヨウ化銀とは?

ヨウ化銀とは?

ワンピースに登場したダンスパウダーは、ヨウ化銀をモデルとしていると考えられます。ダンスパウダーのモデルヨウ化銀とは、銀をヨウ化した物質です。自然界でも産出され、天然ではミュース石という形で存在することがありますが、非常に稀です。ヨウ化銀の化学式はAgIで、匂いはなく黄色い粉末です。

ヨウ化銀による人工降雨

ダンスパウダーのモデルとなったヨウ化銀ですが、ダンスパウダー同様人工に雨を降らせることが出来ます。これは、ヨウ化銀の結晶構造が氷と似ている為で、空気中の水が結晶化する種となるためです。ヨウ化銀を大気中に散布すると雲が発生し、人工的に雨を降らせることが出来るのです。ワンピースのダンスパウダーのモデルとなったヨウ化銀は、現実世界でも使用されていました。

現実世界では、干ばつ問題などで悩まされている地域において、研究されてきた人工降雨。日本でも2008年ごろから研究が進んでいると言われています。また、現在では人工降雨には、ヨウ化銀ではなく液体炭酸が使用されています。実際にヨウ化銀を使用して雨を降らせた例として有名なのが、北京オリンピックです。北京オリンピックでは、開会式当日は雨の予報が出ていました。

北京オリンピックの開会式を晴れで行うために、ヨウ化銀のロケットを1000発以上も打ち上げ、当日に雨を降らせるはずだった雨雲を無くしてしまったのです。ヨウ化銀を使っての強制的な人工降雨は、局地的に大雨を降らせることも予想されており、危険性も指摘されています。

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ダンスパウダーが登場したアラバスタ編とは?

アラバスタ編の概要

ワンピースにおいて、ダンスパウダーが登場して重要な役割を果たしたアラバスタ編。アラバスタ編はワンピースの中でも特に人気のエピソードです。アラバスタ編は、アラバスタ王国に入ってから、ルフィがクロコダイルと激突するメインとなっていますが、ビビと出会ってアラバスタ王国に到達するまでのエピソードも含んでアラバスタ編と称されることもあります。

アラバスタ編は、ワンピースのコミックスで言うと、12~23巻に登場したエピソードです。グランドラインに入ってすぐ、ルフィたち麦わらの一味は、ミス・ウェンズデーという謎のエージェントと出会います。このミス・ウェンズデーは、実はアラバスタ王国の王女ビビであり、ルフィたちは彼女と共に冒険することになります。

アラバスタ編はアニメでは、「エピソード・オブ・アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち」としてまとめられています。アラバスタ王国の乗っ取りを目論む強敵、クロコダイルの陰謀を暴き、アラバスタ国内で巻き起こる反乱軍と王国軍との戦いを阻止するべく、ルフィたちは奮闘していきます。

アラバスタ編のあらすじ

ダンスパウダーも登場したワンピースのアラバスタ編のあらすじをまとめます。グランドライン入りを果たした麦わらの一味の前に、ミス・ウェンズデーという謎のエージェントが表れます。バロックワークスという組織の一員として登場した彼女は、敵としてルフィたちと交戦しますが、実はアラバスタ王国王女のビビだと判明します。ビビのアラバスタ王国は今危機に瀕しており、彼女は国を救うために潜入捜査をしていたのでした。

ビビはバロックワークスに潜入し、ボスのMr.0が王下七武海でもありクロコダイルだと突き止めます。クロコダイルはバロックワークスを率い、浦工作を駆使してじわじわとアラバスタ王国を苦しめているのでした。クロコダイルの陰謀を暴き、アラバスタ王国乗っ取り計画を阻止するため、ルフィたちはビビを船に乗せます。一行はリトルガーデン、ドラム王国と共に冒険し、やがてアラバスタ王国へと到達します。

アラバスタ王国では、バロックワークスのボス・クロコダイルによる工作活動やクロコダイルが巻き起こす砂嵐などが原因で、国民は干ばつに苦しみ、国王に対する不信感を募らせていました。王宮へ攻め込もうとする反乱軍を止めるべくルフィたちは奔走しますが、やがて戦争は始まってしまいます。ルフィは強敵クロコダイルと対決し、アラバスタ王国を救うために立ち上がります。

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ダンスパウダーに関する感想や評価

ワンピースのダンスパウダーについての感想や評価を紹介していきます。ダンスパウダーは、ワンピースのアラバスタ編で登場したアイテムでした。ワンピースのアラバスタ編といえば、全エピソードで言えば初期のエピソードと言えますが、ダンスパウダーは多くの読者にインパクトを与え、現在でもその存在は強く印象に残っています。

砂漠地帯の国・アラバスタ。そんなアラバスタ王国において、雨という存在は国民の命に直結する存在でした。クロコダイルは国民たちを苦しめて反乱軍を組織させるために、自身のスナスナの実の能力で砂嵐を発生させ、町を襲っていました。また、ダンスパウダーで雨まで奪うという非道ぶりに、その残酷さが指摘されていました。

ワンピースのアラバスタ編で登場し、非常に強いインパクトを残すことになったダンスパウダー。人工的に雨を降らせることが出来るアイテムとして、ワンピースの読者の中でも高い知名度を獲得しました。その結果、日常生活で雨が降って欲しいシチュエーションなどで、「ダンスパウダーが欲しい」という感想が散見されるようになりました。ダンスパウダーは日常生活でもその名前が挙がってしまう程、インパクトの強いアイテムでした。

ワンピースのアラバスタ編でダンスパウダーが登場した展開では、その恐ろしさにぞくぞくしたという感想も見られています。アラバスタ編では干ばつに苦しむ人々の姿が細かく描写されていました。人間の生活に不可欠な雨や水という存在。クロコダイルはダンスパウダーを使って国民から雨を奪っていましたが、自然現象を人の手で左右してしまう恐ろしさや残酷さを感じたという感想も多くなっています。

ワンピース作中で登場したダンスパウダーは、クロコダイルがジェルマ66から入手したのではないかと考えられています。ジェルマ66が登場するのは、アラバスタ編よりもずっと後のことになります。しかし、高い科学力を持ち、ダンスパウダーの製造も可能だと考えられるジェルマ66。ダンスパウダーの製造者としては有力な候補です。

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ダンスパウダーまとめ

ここでは、ワンピースに登場したダンスパウダーについて、そのモデルやジェルマ66との関りなどを考察して紹介しています。ダンスパウダーとは、実際に存在しているヨウ化銀をモデルにしたと言われており、人工的に雨を降らせるアイテムです。アラバスタ編では、クロコダイルはダンスパウダーやスナスナの実の能力を使ってアラバスタ王国を苦しめ、乗っ取りを企てていました。

ダンスパウダーのモデルとなったヨウ化銀は、銀のヨウ化物であり、実際に雨を降らせることが出来ます。ダンスパウダーのモデル・ヨウ化銀における人工降雨の例として、北京オリンピックが挙げられていました。アラバスタ王国における戦いは、ワンピースの作中でも屈指の人気を誇っているエピソードです。是非、ワンピースのアラバスタ編をチェックして、重要アイテム・ダンスパウダーの登場シーンにも注目してみてください。

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