2020年05月12日公開
2022年11月15日更新
【ワンピース】ネフェルタリ家が裏切り者と言われる理由は?世界に何をしたのか考察
『ワンピース』ではクロコダイルとの戦いを描いたアラバスタ編で、ネフェルタリ家が登場しました。ネフェルタリ家のコブラはアラバスタ王国を治めています。『ワンピース』の新世界編では、世界政府最高位の五老星がネフェルタリ家のことを裏切り者と言うシーンがあります。なぜネフェルタリ家は五老星から裏切り者と言われているのか、ここでは世界政府とアラバスタ王国の考察をまとめています。
目次
ネフェルタリ家とは?
ワンピースの作品情報
『ワンピース』とは海を舞台に海賊たちのバトルや仲間の絆を描いた冒険ファンタジーです。この記事で紹介するアラバスタ王国のネフェルタリ家は『ワンピース』に登場する王族の一つです。ここではアラバスタ王国のネフェルタリ家について詳しく紹介する前に、『ワンピース』について基本的な情報をまとめました。
ワンピースの概要
『ワンピース』は1997年から週刊少年ジャンプで長期連載されている人気漫画です。この記事で紹介するアラバスタ王国のネフェルタリ家は主に『ワンピース』のアラバスタ編で登場するのですが、その後の新世界編でも度々描かれています。『ワンピース』は漫画だけでなく1999年から放送開始されたアニメも人気で、アニメでは本編で描かれなかったサイドストーリーなども放送されています。
ワンピースのあらすじ
世界政府が治める世の中で猛威を奮っていたのは、「ひとつなぎの大秘宝」を巡って争い続ける海賊たちでした。『ワンピース』の主人公・ルフィもまた、そんな海賊に憧れて17歳で海への冒険を始めます。ルフィはかつて海賊王と言われたゴールド・ロジャーが到達したといわれる「ラフテル」に行くために、重要となるポーネグリフの写しを狙ってより強い敵と戦います。
ネフェルタリ家とは何?
ネフェルタリ家とは、代々アラバスタ王国を治める一族です。国王はネフェルタリ・コブラで、第12代国王です。アラバスタ王国はサンディ島という、グランドライン前半の海にある国です。『ワンピース』のアラバスタ編では、クロコダイルが古代兵器プルトンを狙ってアラバスタ王国を崩壊に追い込みました。
ネフェルタリ家は代々ポーネグリフを守っており、そのポーネグリフには古代兵器プルトンの全てが記されていました。ポーネグリフはアラバスタ王国の地下の聖殿に隠されていました。ネフェルタリ家の治めるアラバスタ王国はエジプトやインドをモデルとして描かれています。
ネフェルタリ家が裏切り者と言われる理由は?世界に何をした?
ネフェルタリ家は裏切り者と言われている?
アラバスタ王国のネフェルタリ家は五老星から裏切り者と言われるシーンがありました。裏切り者と言われるシーンは『ワンピース』の908話です。908話では世界会議が聖地マリージョアで開催されていました。マリージョアのバンゲア城内では、ビビやマンシェリー、しらほし、レベッカなど各国の王女が集まっていました。
一方では代表50ヶ国の王達が会議室に集まり、4年に一度の大会議が行われていました。五老星は会議に参加せず、マリージョアの城内を歩いていました。五老星の一人が会議中にネフェルタリ家のコブラから面会を求められていると言い、コブラが何かに気づいたのではないかと心配します。そしてネフェルタリ家は最初の20人の血族でありながら下界に降りた裏切り者だと言いました。
最初の20人の血族に関しては、ドフラミンゴも過去に同じようなことを言っていました。ドフラミンゴはネフェルタリ家を除く19人の血族がマリージョアに住む天竜人だと言っています。つまり五老星は、800年前に他の世界貴族達と同じ行動を取らなかったネフェルタリ家のことを裏切り者だと判断しているようです。
この五老星だけの会話を見ると、裏切り者といわれる理由は下界に残ったことだと言っているように見えますが、『ワンピース』の考察では800年前にネフェルタリ家が世界貴族に対して何かしたのではないかといわれています。
ネフェルタリ家のコブラは五老星に面会を申し出ている
アラバスタ王国の王・コブラは五老星に対して面会を求めていました。そのシーンが描かれたのは『ワンピース』の823話です。823話ではアラバスタ王国を出航し、マリージョアに向かうコブラやビビが描かれています。コブラは体調を悪くしていました。チャカは体調が悪ければすぐに引き返すと言いますが、コブラはそれを拒みました。
体調が悪くてもコブラはどうしても世界政府に聞きたい事があったからです。それはポーネグリフのことでした。ポーネグリフとは決して破壊できない石に彫ってある歴史文のことで、古代文字で記されています。この古代文字を読むことができるのはオハラの考古学者達だけでした。
ポーネグリフにはリオ・ポーネグリフを形成する9つの石と、ラフテルまでの道筋を示す4つのロードポーネグリフと、リオ・ポーネグリフの9の石の所在を記したものが存在します。そして魚人島にはこの3つに当てはまらないポーネグリフがありました。アラバスタ王国にあったポーネグリフはプルトンの在り処が示されているものでした。
コブラはこのプルトンについて聞きたいというよりも、800年前の歴史について知りたいようです。ただ、五老星は何かを知られるとまずいと思っているようなので、コブラの質問次第で今後のアラバスタ王国の行方も決まってしまうかもしれません。
ネフェルタリ家が世界に何をしたのか考察
コブラは『ワンピース』の823話で、ネフェルタリ家が世界に何をしたのか知りたいと言っていました。このセリフから、ネフェルタリ家が単純に800年前に下界に降りただけでなく何かをしたと考えられています。ここでは、ネフェルタリ家が世界に何をしたのか考察をまとめています。
考察①アラバスタ王国に対するもの?
『ワンピース』の考察では、アラバスタ王国は元々巨大な王国側だったのではないかと考察されています。空白の100年で思想が変わり巨大な王国を滅ぼしてしまったものの、最終的に連合軍を裏切ったのではないかといわれています。そうであれば、アラバスタ王国のネフェルタリ家が裏切り者と呼ばれていることにも合致します。
考察②ポーネグリフを隠すため?
五老星が話していた20人の王は、800年前に巨大な王国を滅ぼしました。その巨大な王国が遺したものがポーネグリフだったのです。ポーネグリフは世界政府にとっては厄介なものでしかありません。そこで最初の20人の一人が下界に降りてポーネグリフを隠していたのではないかといわれています。それがネフェルタリ家であり、アラバスタ王国では代々ポーネグリフを守ってきたといわれています。
ネフェルタリ家に関するロビンとコブラが知っている情報
ロビンとコブラが知っている情報
コブラはロードポーネグリフに書かれている内容を知っていました。そのため『ワンピース』の218話では、なぜプルトンについて何も書いていないと嘘をついたのかとロビンに聞いていました。コブラによるとプルトンという兵器は一体どんなものなのか、そのありかまでも書かれていることが分かっています。
そしてコブラは「語られぬ歴史」を知っているような発言をしています。作中では「語られぬ歴史」を書いたのがポーネグリフなのかとロビンに聞いていました。このようにコブラはプルトンについて書かれている内容や歴史など多くの秘密を知っているようです。一方でロビンはロードポーネグリフについて研究をしていたオハラの考古学者です。
オハラの考古学者は世界の謎を研究し、その情報を知りすぎたために世界政府に抹殺されました。ロビンはそのオハラの生き残りなので、当時は考古学者としての知識とアラバスタ王国にあったロードポーネグリフを解読した内容だけは知っていたと考えられています。
ロビンとコブラが知っている情報には格差がある?
アラバスタ編の時点では、おそらくコブラの方がネフェルタリ家や世界政府の情報を知っていたのではないかと考えられています。しかし、その後の冒険でロビンは多くのポーネグリフを解読していくことになります。現在ではロビンの方が世界の謎について情報を持っていると考察されています。ただ、ネフェルタリ家の情報のみであればコブラの方が詳しい可能性もあります。
ネフェルタリ家のコブラの名言集
コブラの名言①「ビビに友達が出来た…」
アラバスタ王国の王・コブラには「ビビに友達が出来た…」という名言があります。これは『ワンピース』163話の名言です。163話では、ビビとコーザの過去のストーリーが描かれました。アラバスタ王国の王宮にはコーザという少年が、村を助けてほしいとコブラへ直談判しに来ていました。コブラは村を干ばつから救う事はできないが、住民達の生活は保障すると言います。
それでも納得がいかなかったコーザは泣きながら王宮を出ます。それを見ていたビビはコーザに対して「泣き虫」と言いました。そしてビビとコーザは喧嘩になります。コーザの父は息子が王女を喧嘩で負かした罪を背負って自殺しようとしますが、コブラはただの子供の喧嘩だとなだめます。そして首都アルバーナの町外れに行くと、ビビとコーザが再び決闘をしていました。
ビビはこの決闘によって地元の子供達の集まりである砂砂団の副リーダーとして認めてもらいました。その光景を見たコブラはこの名言をイガラムの対して言いました。
ビビに友達が出来た…いずれあの子がこのアラバスタを背負って立つために…一番大切なことだ…!!
コブラの名言②「お前達そのものが…」
アラバスタ王国の王・コブラには「お前達そのものが…」という名言があります。これは『ワンピース』179話の名言です。179話ではチャカ率いる国王軍とコーザ率いる反乱軍の戦いが衝突しようとしていました。コブラは拘束されながらこの状況に嘆いていました。このセリフは、捕らえられていても自分より国民のことを想って嘆くコブラの名言でした。
お前達そのものがこの国なのだ 潰し合ってはいかん・・・!!!
コブラの名言③「ネフェルタリ家第12代国王の…」
アラバスタ王国の王・コブラには「ネフェルタリ家第12代国王の…」という名言があります。これは『ワンピース』の203話の名言です。203話では、ロビンがコブラを拘束してポーネグリフを読んでいました。しかしロビンは本当にアラバスタ王国にあるポーネグリフはこれだけなのかと問い詰めます。そこにクロコダイルがやってきました。
クロコダイルは早速プルトンについてロビンに聞きますが、アラバスタ王国にあったポーネグリフにはプルトンなど一言も書いていないと言います。それを聞いたクロコダイルはロビンを用無しだと言って殺そうとします。クロコダイルはコブラの反応からプルトンがあることを察しており、今後はロビンの力は借りず自力で探すつもりだったのです。
その時、地下の聖殿が大きく揺れます。地下の聖殿は一本の柱を抜くだけで崩壊する仕組みになっていたのです。コブラはクロコダイルを道連れに自分も国のために死のうとしました。
ネフェルタリ家第12代国王の名において…お前ごときにこの砂の国はやれんなァ
ネフェルタリ家に関する感想や評価
〝消すべき灯〟に選ばれたかもしれないビビと、ネフェルタリ家を〝裏切り者〟と呼んだ五老星。
— mana (@mana__) September 21, 2019
死者や殺人未遂の被害者はコブラやビビを疑ってしまうけれど、「世界政府に殺された」という内容が闇に葬られず新聞に載ったのなら、読者が反政府発言をしないのはおかしいような。#ジャンプ pic.twitter.com/7Mh1sRZC8P
『ワンピース』では五老星の会話からネフェルタリ家が元世界貴族だったことが判明し、多くの読者が裏切り者発言に注目していました。イムがネフェルタリ家の王女・ビビの写真を持っていた意味深なシーンでは、ビビが危ないのではないかと考察されている方もいました。
ただ、イムは他のメンバーは写真を切り裂いているのにビビだけ写真を眺めていただけなので、ビビは今後何か重要な役割を背負うのではないかともいわれています。
ネフェルタリ家に隠された過去を
— 高瀬 @ ONE PIECE垢 (@onepiece150098) October 11, 2016
心より
知りたいと思います
「王家の秘密を知り望むものなり」#ONEPIECE pic.twitter.com/HDeCPCzwQR
元天竜人のドフラミンゴもアラバスタ王国のネフェルタリ家について語っているシーンがあります。なぜネフェルタリ家は天竜人にはならなかったのか、800年前に世界に何をしたのかとても気になっている方がたくさんいました。このように新世界後もネフェルタリ家については度々語られているので、その度にSNSでは話題になっています。
今週号のワンピース⑥
— 杏樹 まゆ (@sove_0715) June 18, 2018
五老星の話、ネフェルタリ家は800年前唯一下界に残ったから裏切り者らしい。コブラと話が拗れたら…?😨
“ここらで1度大きく掃除”不穏な感じしかしない
イム様登場…って誰?てか嫌な感じしか…
イム様はルフィや黒ひげだけでなくしらほし姫の写真にも…刃を…対してビビには… pic.twitter.com/4QC83HZDIg
五老星の会話やイムの行動を見て、アラバスタ王国やネフェルタリ家の人々の将来を心配している方もいました。コブラは世界会議の時におそらく五老星と何か話をするつもりでいるようですが、もし話が通用しなければアラバスタ王国もろとも消されるのではないかといわれています。
これまでロビンの故郷「オハラ」は世界政府に滅ぼされており、ローの故郷「フレバンス」も戦争を仕向けられたことで間接的に世界政府によって滅ぼされています。このように世界政府は、自分達にとって都合の悪い国にはバスターコールや戦争などを仕掛けて簡単に滅ぼしてきました。五老星やイムに目をつけられればアラバスタ王国も滅ぼされる可能性はあります。
ネフェルタリ家が裏切り者と言われる理由まとめ
ネフェルタリ家が五老星に裏切り者と言われていた理由は、最初の20人の王の一族でありながら下界に降りてしまったからだといわれています。しかしそれだけでなく、ネフェルタリ家は800年前に世界に対して何かをしていることがコブラの発言で分かっています。ネフェルタリ家は確実に世界の秘密に関わっている一族ですが、その真相は明らかになっていません。今後のコブラやビビ、世界政府の動きに注目です。