【ワンピース】ロングリングロングランドとは？フォクシーとのデービーバックファイトも紹介

ロングリングロングランドとは、豊かな草原が広がる島です。島でのびのびと育った動植物は、やたら長いという特徴を持っています。海賊たちのゲーム・デービーバックファイトで勝負するフォクシー海賊団編の舞台となった場所でもありました。

「週刊少年ジャンプ」で連載されている「ワンピース」は、世界各国で人気を博す大人気少年漫画です。海賊を目指して旅に出た少年・ルフィを主人公とした物語で、1997年に漫画の連載がスタートし、1999年にアニメ化されます。

大海賊時代、17歳のルフィは、海賊王になるために故郷のフーシャ村を一人旅立って東の海に出ます。船も仲間もいない中、賞金稼ぎのゾロ、航海士のナミ、狙撃手のウソップ、コックのサンジを仲間にし、グランドラインを目指すのでした。

ロングリングロングランドは、大草原が広がる緑豊かな島です。10の島が円状に並んだ島で、年に一度の引き潮によってリング状に連なり、島を行き来することができます。ロングリングロングランドに住む遊牧民たちは、この引き潮の時に引っ越しを行います。

ロングリングロングランドに生息する動植物は、のびのびと成長できることから、みんな異様に長いという特徴を持ちます。ダックスフント、カモノハシなどの一般的な動物の名称も、引き伸ばしたものとなっていました。

デービーバックファイトとは、古くから存在する海賊のゲームです。フォクシー海賊団は、このデービーバックファイトを得意とする集団であり、3本勝負の3コインゲームをルフィ海賊団に挑んできました。審判もフォクシー海賊団の仲間が担当するため、イカサマもやりたい放題でした。

デービーバックファイトで賭けるものは、仲間と海賊旗です。勝った海賊団は、負かした海賊団から好きな人材を一人選んで仲間に引き入れることができます。仲間に入れたいと思う人材がいなかった場合は、海賊旗を奪うことも可能です。海賊旗を奪われた場合、二度とそのマークを使用することはできません。

デービーバックファイトは、船員に決定権はなく両船長の同意によって行われます。合意した場合、戦いの幕開けとして両者は互いに銃を上に向かって撃ちます。戦いを回避したかったナミは、ルフィの説得に向かおうとしますが時すでに遅く、戦いのピストルの音が鳴り響きました。

航海中、シーモンキーが起こした大波から逃れたルフィ海賊団は、大草原が広がるロングリングロングランドに行き着きます。ルフィ、チョッパー、ウソップは、島を散策することにしました。縦に細長い巨大なくま、犬、鳥、りんごなど、その島の動植物は、みんな異様に長いという特徴があります。散策中に見つけた民家に入りますが、シェリーという名前の飼い馬がいるにも関わらず家主は留守でした。

近くに、どこまでも高く伸びる2本の竹があり、突然動き出します。動く竹をルフィが折ると、竹の上から原住民のトンジットという老人が落ちてきました。トンジットは10年前に竹馬に乗りましたが、竹の成長によっておりられなくなり、困っていたといいます。ロングリングロングランドの植物は縦に長いという特徴があったため、食料確保は問題ありませんでした。

竹馬から下ろしてくれたお礼にトンジットは、ルフィたちを家へと招きました。そこは、先ほど留守だった民家でした。ロングリングロングランドは、10の島が円に並んでいますが、年に一度訪れる引き潮でリング状に連なります。トンジットは、引き潮の際に移住を繰り返すロングリングロングランドに住む遊牧民でした。10年間竹馬からおりられなくなっていたため、移住できず仲間とはぐれ現在の島に取り残されます。

ロングリングロングランドの特性から、しばらくは仲間に会うことができません。しかし、飼い馬のシェリーは、トンジットの帰りを待ち続けていました。トンジットは久々にシェリーの背中に乗り、乗馬を楽しみます。再会を喜ぶのも束の間、やってきたフォクシーがシェリーの足を銃で撃ち抜きました。

フォクシーは動物狩りの余興として、シェリーに銃を放ったのでした。怒って喧嘩を始めようとするルフィにフォクシー海賊団は、デービーバックファイトを申し入れます。一方、メリー号の元にも、フォクシー海賊団の船が来ていました。デービーバックファイトとは、海賊の間で行われるゲームで、買った海賊団は負かした海賊団から好きな人材を仲間に引き入れることができます。

また、希望の人材がいなかった場合は、海賊旗を奪うこともでき、奪われた場合は二度とその海賊旗を掲げることはできません。デービーバックファイトは、両船長の合意によって開戦されます。ルフィを説得してやめさせようとするナミでしたが、開戦の合図である両船長の銃声が鳴り響きました。デービーバックファイトの開戦場は、お祭りのように屋台が立ち並び賑わっています。

シェリーを撃たれて落ち込んでいたトンジットでしたが、すでにショックから立ち直っており、屋台で食事を購入していました。デービーバックファイト3回線のメンバーをそれぞれ決めます。同じ人が2回出場することはできず、決めた後の変更はできません。

第一回戦のドーナツレースには、ナミ、ウソップ、ロビンが参戦することになりました。ドーナツレースは、丸太3つで作ったボートで島を一周するというレースゲームです。参戦者同士、外野からの妨害もOKとなっています。ボートはウソップが作りタルタイガー号と名付けられましたが、沈没が危ぶまれるような出来でした。一方、フォクシー海賊団は、ポルチェ、サメのモンダ、魚人のカボーティが参戦します。

作ったボートはキューティワゴン号と名付けられ、それをモンダが引っ張ります。スタートの合図のピストルが鳴った瞬間、外野からタルタイガー号に砲撃が行われ、巨大な岩まで飛んできました。サンジが外野の攻撃を止め、タルタイガー号はオールを漕いで先を急ぎます。先を進んでいたキューティワゴン号に乗るカポーティは、海面に衝撃を送ってタルタイガー号の一部を壊しました。

ロビンは能力を使い、カポーティの動きを封じてモンダの上に倒します。タルタイガー号がキューティワゴン号を追いかける中、ウソップは所持していたインパクトダイアルを使って船の速度を一気にあげました。これによって、タルタイガー号はキューティワゴン号を抜かすことに成功します。しかし、インパクトダイアルは使った時のダメージが大きく、頻繁に使用できません。

ボートは、難所であるロングサンゴ礁へと差し掛かります。海流の流れを読んだナミによって、タルタイガー号はロングサンゴ礁を抜け出しました。次なる難所のロング渦とロング岬は、ウソップのインパクトダイアルで突破します。これによって、後ろを走るキューティワゴン号と大きく差をつけることができました。サメのモンダと魚人のカポーティは合体し、今までより速度をあげて追いつこうとします。

途中、フォクシーがフェイクの案内看板を用意していましたが、ナミはあっさり見抜きました。キューティワゴン号に乗っているポルティは、タルタイガー号に手裏剣を飛ばして穴を空けます。しかし、ゴールは目前ということもあり、タルタイガー号の3人は、ボートを漕ぎ続けました。

フォクシーは、ゴール近くにきたタルタイガー号に、悪魔の実の能力・ノロノロビームを浴びせます。その瞬間、タルタイガー号の速度は大幅に落ち、キューティワゴン号が追い抜きました。勝負に勝ったフォクシー海賊団は、ルフィ海賊団からチョッパーを要求します。

第二回戦グロッキーリングには、ゾロ、サンジ、チョッパーが参戦する予定でした。しかし、チョッパーはフォクシー海賊団の一員となってしまったため、ゾロとサンジの2人のみの出場となります。フィールドには、両サイドのゴールが設けてありました。それぞれチームから一人、球役を決めます。グロッキーリングは、相手チームの球役を相手側のゴールに入れたら勝ちというルールでした。

球役は、話し合いする間も無くサンジに決まります。フォクシー海賊団からは、四足で素早く走ることができるハンバーグ、タックルを得意とするピクルス、魚人と巨人の合いの子であり球役のビッグパンが参戦しました。このゲームでは、武器の使用は禁止されていました。

しかし、フォクシー海賊団側は、凶器を容赦無く使用し、丸腰のゾロとサンジを完膚無きまでに攻撃します。普段、折り合いが悪い2人は手を組み、フォクシー海賊団に勝利しました。ルフィ海賊団は、フォクシー海賊団の手に渡ったチョッパーを取り返します。

最終対決のコンバットは、ルフィとフォクシーの船長対決となります。大砲の球が入った場所から、半径50m以内がフィールドです。武器の使用は可能で、相手をフィールドの外へ押し出せば勝利となります。球は、フォクシー海賊団の画策通りセクシーフォクシー号に乗りました。たくさんの罠が仕掛けてある船内で、ルフィとフォクシーの対決が始まります。

船上での殴り合いで、フォクシーはノロノロの実の能力や爆弾を使ってルフィを追い込みます。さらに、船内に誘い入れられたルフィは、厨房の隣の部屋にあったマシーンによってコテンパンに叩きのめされ、船上へと舞い戻ってきました。それでも立ち上がったルフィは、フォクシーとの殴り合いの末勝利し、船員ではなく海賊旗を要求します。帆は取り上げず、その上からルフィ自ら新しいデザインの海賊旗を描いてあげました。

ルフィ海賊団は、ロングリングロングランドの遊牧民・トンジットの元へ勝利の報告に向かいました。トンジットは、彼らをもてなすために家に入ろうとしますが、入り口には立ったまま眠る海軍本部大将の青キジがいます。彼の姿を見た瞬間、ロビンはひどく動揺するのでした。

ロングリングロングランドは、豊かな自然が広がる島です。のびのびと過ごせることから、動物だけでなく植物も長いという特徴があります。現地の遊牧民であるトンジットは、竹馬に乗って10年間おりられなくなっていましたが、ロングリングロングランドの長い植物のおかげで食べ物には困りませんでした。

シェリーは、10年間飼い主のトンジットを待ち続けた白い馬です。彼女もまた、一般的な馬とは異なる特徴的な姿をしていました。足だけで人間の身長以上あり、首もキリンのように長いです。

長い胴体が特徴の犬は存在しますが、ロングリングロングランドの犬はそれ以上です。前足から後ろ足まで何十メートルもありそうなほど細長でした。骨格が気になるといった意見などもありました。

ロングリングロングランドに生息する鳥は、翼が横長です。大きな翼を広げ、悠々自適に広大な空を飛び回っていました。首やくちばしも異様に細長く、何を食べているのか気になるといった意見も多くあります。

フォクシー海賊団編のデービーバックファイトは、アニメ版「ワンピース」ではオリジナルのあらすじが盛り込まれています。原作に登場しなかった競技もあり、楽しめたといった感想もありました。

ロングリングロングランドの動植物は、みんな長いという特徴がありますが、なぜか住人のトンジットは長くありませんでした。ロングリングロングランドの遊牧民・トンジットが長くならなかったことに、何か意味があるのか疑問に感じる人も多くいました。

あらすじで紹介した通り、ロングリングロングランドに生息する動植物は、悠々自適に育ったことから、みんな長いという特徴を持ちます。非常にシュールだけれど可愛いと、ファンからも人気があります。

ロングリングロングランドは、自然豊かな島で、生き物たちものびのびと生活しています。非常に平和な島であることから、「ワンピース」に登場した住んでみたい島に挙げる人も多くいます。

ロングリングロングランドを舞台としたフォクシー海賊団編のあらすじや、デービーバックファイトのルール、作中で執り行われたゲームなどを紹介してきました。ロングリングロングランドは、生態系が面白い島として人気があります。