2020年05月08日公開
2020年05月08日更新
【ワンピース】キラーがスマイルを食べたのはなぜ?副作用は今後治る?
『ワンピース』には、キッド海賊団のキラーというキャラクターが登場します。キラーは11人の超新星と呼ばれる注目のルーキーでしたが、ワノ国ではカイドウに敗北してしまいます。その後、スマイルという人造悪魔の実を食べてしまい、鎌ぞうとなって人々を襲っていました。『ワンピース』のキラーはなぜスマイルを食べたのか、その理由やスマイルの能力・副作用についてまとめています。
目次
ワンピースのキラーとは?
ワンピースの作品情報
人斬り鎌ぞうことキラーは『ワンピース』に登場するキャラクターです。『ワンピース』には、シャボンディ諸島編で初めて登場しました。キラーの活躍を見ることができる『ワンピース』とは一体どんな漫画なのか、ここでは作品情報をまとめています。
ワンピースの概要
『ワンピース』は、尾田栄一郎によって連載されている漫画です。老若男女に人気の作品で、1997年から長期連載されています。バトル要素の多いストーリーですが、時には仲間との絆や社会風刺を描くこともあります。『ワンピース』は長期連載しているのでたくさんのキャラクターが登場するのですが、過去に登場したキャラクターは扉絵の短期集中連載によってサイドストーリーが描かれることもあります。
ワンピースのあらすじ
モンキー・D・ルフィは海を冒険する海賊で、麦わら海賊団の船長です。ルフィは仲間が一人もいないまま航海を始めましたが、冒険の中で信頼出来る仲間たちを集めていきます。そしてルフィは東の海から最も危険だといわれるグランドラインへと船を進めます。グランドラインではさらなる強敵と戦いながら、やがて海軍本部からも危険視される海賊へと成長していきます。
キラーのプロフィール
キラーはキッド海賊団の戦闘員です。誕生日は2月2日で年齢は初登場時が25歳で、2年後は27歳です。身長は195cmあります。シャボンディ諸島では億超えルーキーの11人の超新星の一人として注目を浴びていました。シャボンディ諸島での懸賞金額は1億6200万ベリーで、2年後は2億ベリーに上がっています。
キッド海賊団の中でも冷静な思考を持っており、作中では好戦的なキッドを落ち着かせたりしています。ホーキンスやアプーと同盟を組む時には、話し合いをまとめている姿も描かれました。また、キッドとは幼馴染のようで子供時代には同じ女の子を好きになったこともありました。
人斬り鎌ぞうの正体はキラーだった?
『ワンピース』の926話ではワノ国の花の都で、北の墓場のお化け騒動や人斬り鎌ぞう、そして丑三つ小僧が話題となっていました。人斬り鎌ぞうの正体は長らく謎に包まれた状態だったので、赤鞘九人男の一人・傅ジローなのではないかと考察されていました。しかし、日和は人斬り鎌ぞうのことを「下手人を装うオロチの刺客」と言っています。
この発言から、オロチ側の人間だということが分かります。また、人斬り鎌ぞうと戦ったゾロも強いと思うほどの実力を持っていました。そんな人斬り鎌ぞうの正体が判明したのは、『ワンピース』の944話です。944話では、キッドと共に捕まってしまいワノ国の兎丼に収容されました。その時に、キッドが人斬り鎌ぞうのことをキラーと呼んだことで、その正体がキラーであることが判明しました。
ワンピースのキラーがスマイルを食べたのはなぜ?
スマイルとは何?
スマイルとは、人造悪魔の実です。そもそも『ワンピース』に登場する悪魔の実は謎に包まれた果実で、食べた人間に能力を与えます。その代わりに泳げなくなってしまうのです。能力者が死亡するとまたどこかでその能力の悪魔の実が実ります。そんな悪魔の実を人の手によって造り、量産されたのがスマイルです。
人造悪魔の実スマイルとは、ベガパンクが試作品として造ったものが元となっています。それをシーザーが完成させました。スマイルはSADを果実に流し込むことで作ることができます。SADの工場はパンクハザード、スマイルの工場はドレスローザにありました。スマイルは、食べた者が動物系悪魔の実の能力が使えるようになります。
ただし必ずしも動物系悪魔の実の能力が使えるようになるわけではありません。能力を使えるようになるのは10人に一人の割合で、もし失敗すれば副作用として笑う以外の感情を失ってしまうというリスクがあります。また、完全な動物系悪魔の実の能力を使いこなす事ができず、中途半端に動物に変身したり変身したまま戻れなくなる可能性もあります。
ドフラミンゴはシーザーにスマイルを作らせて量産し、カイドウとスマイルの取引をしていました。カイドウはこの人造悪魔の実によって自分の海賊団を能力者軍団にしようとしていました。しかし、製造工場をルフィとローに壊された挙げ句、取引をしていたドフラミンゴは海軍に捕まってしまいました。カイドウはドフラミンゴを海軍から取り戻そうとしましたが、それも失敗して完全にスマイルが手に入らなくなります。
キラーはスマイルを食べた?
『ワンピース』の944話ではキラーがスマイルを食べたことが判明します。キッドは兎丼から脱獄していましたが、再び自分から捕まってしまいました。脱獄したキッドは、変わり果てたキラーを元に戻そうとしてカイドウの手下に歯向かっていったと考えられています。しかしキッドは海楼石の錠をつけたままだったので、すぐに捕まってしまったのです。
キッドはなぜ笑い続けるキラーになぜそうなってしまったのかと叫んでいました。その様子を見ていたヒョウ五郎は、「スマイルの犠牲になった仲間を助けようとしたのか」と言いました。これにより、キラーがスマイルを食べたという事が明らかになりました。
キラーがスマイルを食べた理由
キラーがスマイルを食べた理由はいくつか考えられます。ここではキラーがなぜスマイルを食べたのか、その理由をまとめました。
理由①仲間が人質に捕らわれている
食べた理由として一番可能性が高いといわれているのが、仲間が人質として捕らわれているという理由です。キッド海賊団の仲間達が今までどのように過ごしていたのか判明していませんが、『ワンピース』の977話ではキラー以外の仲間たちはスマイルと食べていないようで、元気な姿を見せています。
そんな仲間たちを助けるためにキラーがスマイルを食べたのではないかと考えられています。また、キッドは兎丼に収容されて働かせていました。そのため、キッドのことで何か脅されていた可能性も高いといわれています。キッド海賊団は仲間思いなところがあるので、仲間のためという理由でも不自然ではありません。
理由②洗脳されている
スマイルを食べた理由として考察されているうちの一つに、洗脳されているという説があります。これは人斬り鎌ぞうとして人を斬り続けていた時、オロチ側の人間として動いていたからです。また、スマイルを食べたキラーは以前の雰囲気とはまるで違い、本当に同一人物なのかと驚く人も多いほどの変わりようでした。
そのため洗脳されて完全にオロチ側となり、スマイルを食べたのではないかといわれています。ただ、『ワンピース』の944話ではキッド海賊団に戻り、笑いながらもキッドと会話している場面が描かれています。スマイルで笑うことしかできなくなってしまいましたが、洗脳はされていないようです。
ワンピースのキラーのスマイルによる副作用は今後治る?
治る可能性①チョッパーとローが治す?
スマイルによって副作用に苦しむキラーを治すのはチョッパーとローではないかという説があります。確かにチョッパーは薬学に詳しく、ローは外科医として優秀です。特にローは薬物によって侵された子供たちを治療しているシーンもあるため、摂取したものを取り除くことができるのではないかといわれています。
また、チョッパーは2年間医療について勉強しているので、スマイルの副作用を治す手がかりを見つけるかもしれません。ルフィとローが同盟を組んでいるので、チョッパーとローが共同で研究してスマイルの副作用を治す薬を開発する可能性もあります。ただSADの製造工場を見ても分かる通り、研究するにはそれなりの設備が必要です。
さらにそれなりに時間もかかるはずです。チョッパーの場合はルフィが先を急ぎたがるので、長期間一定の場所に留まって薬の研究をするのは難しいと考えられます。ただ、ローの能力ですぐに治すことができる可能性もあります。
治る可能性②Dr.ベガパンクが治す?
一番スマイルを治す可能性が高いのはベガパンクです。スマイルの元を造った人物でもあるため、スマイルの構造をよく分かっているはずです。ただベガパンクはどのような人物なのか明らかになっておらず、未だ名前だけしか登場していません。唯一分かっているのは、ベガパンクはパシフィスタを作るなど恐ろしいサイボーグを開発したり、悪魔の実について研究しているということです。
ただ、人格を破壊されたバーソロミュー・くまの最期の願いを聞き入れるなど、非道な性格をしているわけではないようです。そのためもしワノ国にベガパンクが現れたら、ワノ国のえびす町の人々やキラーを治してくれる可能性もあります。しかし、ワノ国には世界政府直下の組織「サイファーポール」が潜入しているので、そう簡単にいかないかもしれません。
治る可能性③ワノ国の桜が特効薬に?
ワノ国には桜が咲き乱れています。桜といえば、かつて『ワンピース』に登場したチョッパーの師匠であるヒルルクが、万能薬として作り出そうとしていたものでもあります。そのため、ワノ国の桜が特効薬になるのではないかという考察がありました。ただ、ヒルルクは桜で精神的な面を治療をすることが目的だったので、桜自体が人造悪魔の実の副作用に効く可能性は低いと考えられています。
ワンピースのスマイルを食べたキラーの謎
考察①キラーはスマイルの能力を入手している?
キラーはスマイルを食べたことによって、悪魔の実の動物系の能力を得ることができたのか、今のところ本編では描かれていません。しかし、キラーの様子から能力を得ることは出来なかったといわれています。なぜなら、キラーにはスマイルの能力を得られなかった時の笑う以外の感情を失ってしまうという副作用が出ているからです。
また、もし能力者になっているのであれば、わざわざ人斬り鎌ぞうになって鎌で人を襲う必要はありません。能力で攻撃をすれば良いのにそれをしていないということは、スマイルによって能力を得ていないからだと考えられています。
考察②キラーは記憶を失った?
スマイルを食べたキラーに関する考察では、スマイルによって記憶を失っているのではないかと噂されています。なぜ記憶を失ったといわれているのかというと、キッドと共に捕まった時に、キッドの問いかけに答えずに狂ったように笑いながら泣いていました。この描写から、キラーは記憶を失っていると推測されていました。
しかし、カイドウ討伐の決戦の日に再登場した時は、キッドと会話を出来ていることからスマイルを食べたことによって記憶を失ったわけではないようです。
ワンピースのキラーに関する感想や評価
SMILEによって大嫌いな笑い方を隠せなくなったキラー。
— mana (@mana__) April 13, 2020
そんなキラーを想い、笑い方を「ファファファ」で統一したキッド海賊団の温かさが今週は特に刺さったなぁ。
独特な笑い方を全員で真似る事で彼が悪目立ちしないようにし、コンプレックスを和らげようとする絆の深さが堪らなく良い。#今週のワンピ
『ワンピース』のワノ国編第3幕では、再びキッド海賊団が仲間を集めて登場しました。しかしキラーはスマイルによって笑ったままでした。そんなキラーをバカにするのではなく、自分達も笑って「明るい海賊団になったらァ!!!」と言う船員達の姿に、キッド海賊団の暖かさを感じたという方もいました。
キッド海賊団はそれまで詳しく描かれていませんでしたが、この描写で仲間同士の絆が深く船員達がキラーをよく慕っていることが分かりました。
キラーのスマイル漬けはオロチが言ってたベガパンクさんになんとかして欲しいですよね、、悪魔の実は病気やないのでローさんチョッパーになんとかできるかは、、💦
— ビリー@1日目西A60b (@bilikenDC) October 18, 2019
キラーの為に必死な顔して頭下げるキッド君とか見たいよね🤤
『どうせシーザーが作ったもんだろ?』とか言ってチョイチョイて治しそう💪
人造悪魔の実は病気ではないので、スマイルの副作用はローやチョッパーでは治す事ができないと考察されている方がいました。シーザーが造ったものなので、ベガパンクであれば治すのは容易いはずです。ただ、ベガパンクは世界政府側の人間なので、キラーだけでなく世界政府加盟国ではないワノ国の人々が治してもらえる可能性は低いといわれています。
鎌ぞうショックの何がショックって、漫画読み返すと海賊同盟を先行して執り行っていたのがキラーで、同盟は滅茶苦茶になったし、仲間何処にいるか分からんし、SMILE食わされてオロチの刺客として人を殺して、絶望しか無い時にようやくキッドと再開したと思ったら最悪の形で、もう辛いんです、私が。
— とくぽ (@tokuponanntoka) October 9, 2019
キラーの成れの果てにショックを受けた方も多いようです。キラー達はシャンクスを討つという目的で海賊同盟を組んだにも関わらず、アプーによって裏切られ、カイドウに負けてしまいます。さらにはスマイルを食べさせられたことにより、副作用が出てしまいます。そして笑ってしまうという副作用はキラーにとってコンプレックスそのものでした。そんなキラーを見て辛いという声がたくさんありました。
ワンピースのキラーがスマイルを食べた理由まとめ
『ワンピース』のワノ国編ではキラーがスマイルを食べてしまい、その変わり果てた姿にキッドだけでなく多くの読者もショックを受けていました。キラーがスマイルを食べた理由は、仲間のためだといわれています。そんなキラーはスマイルの副作用が戻らないまま、キッド海賊団の船に再び乗っています。キラーの副作用は治るのか、今後のワノ国のストーリーに注目です。