【ワンピース】ユースタス・キッドの悪魔の実の能力は？ジキジキの実？強さを考察

ユースタス・キッドは『ワンピース』の主人公・ルフィと同世代の注目のルーキーです。新世界突入後は最悪の世代ともいわれています。そんなキッドの活躍が見られる『ワンピース』はどのような漫画なのか、ここでは作品情報について詳しく紹介します。

『ワンピース』はギネス世界記録にも認定されるほどの出版記録を持っている人気漫画です。1997年から週刊少年ジャンプで連載されており、42の国と地域で販売されているので海外にも多くのファンがいます。1999年にはアニメ放送が始まり、アニメでは作者の尾田栄一郎が描き下ろしたオリジナルキャラクターなども登場します。

『ワンピース』の主人公・ルフィは、幼い頃にシャンクスという海賊と出会ったことで海賊に憧れます。17歳になったルフィは一人で海賊として海へと冒険を始めました。順調に冒険を進めてきたルフィでしたが、シャボンディ諸島では海軍大将の黄猿やバーソロミュー・くまに追い詰められてしまいます。敗北を経験した麦わらの一味は2年間それぞれの場所で修行をすることになります。

『ワンピース』に登場するユースタス・キッドはキッド海賊団の船長で、最悪の世代の一人です。誕生日は1月10日で、年齢は初登場時が21歳、2年後は23歳になっています。赤い髪を逆立てた派手なルックスが特徴的です。2年後は赤髪海賊団との戦闘で左腕を失くしています。

キッドは短気で血の気が多い性格をしています。ルフィでもキッドを前にすると珍しく喧嘩をするほどです。アプーに騙されてカイドウに倒された時は、屈することのない精神力で耐え抜いていました。ちなみにホーキンスは早々にカイドウの傘下に入っているので、キッドはルフィと同様に戦いにおいての精神力はずば抜けて高いといわれています。

キッドの過去は明らかになっていませんが、SBSでカレーうどんが嫌いな理由についての質問への答えで子供時代が書かれています。昔、キッドとキラーにはシルトン・ドルヤナイカという好きな女の子がいました。ある日3人でカレーうどんを食べます。食べ終わったシルトン・ドルヤナイカの体はカレーによって茶色く染まっていたそうです。

これを見たキッドとキラーは爆笑してしまいます。それに怒ったシルトン・ドルヤナイカは2人をボコボコに殴り、キッドとキラーはフラれてしまいました。この苦い思い出からキッドとキラーの嫌いな食べ物がカレーうどんであることが判明しました。

キッドは『ワンピース』のシャボンディ諸島編で初登場したキャラクターです。ここではキッドがどのような行動をしているのか、ワノ国編第２幕までの登場回をまとめました。

キッドが初めて登場したのは、『ワンピース』の498話「11人の超新星」でした。ルフィ達はシャボンディ諸島にたどり着き、はっちゃんの知人がやっているというぼったくりバーへと訪れていました。そこで出会ったシャッキーから、今年シャボンディ諸島に集まったルーキーの情報を聞きます。その時にキッドが懸賞金No.1ルーキーとして初登場しました。

『ワンピース』の500話「歴史の残り火」では、人さらいに誘拐されたケイミーを助けるために麦わらの一味はシャボンディ諸島のヒューマンショップを探していました。一方で1番GRにあるヒューマンショップの会場では天竜人などのバイヤーの中にまぎれてキッドも観に来ていました。キッドは先に来ていたローに挑発されていました。

『ワンピース』の504話「海軍前線移動中!!」では、ルフィが天竜人を殴ってしまったことでシャボンディ諸島の人々がパニックになっていました。天竜人に危害を加えたルフィを始末するために黄猿など海軍が本格的に動きます。1番GRのヒューマンショップはすでに海軍が会場を囲んでいました。そこで我先にと海軍に立ち向かっていったのがルフィとローとキッドでした。

『ワンピース』の505話「"くま"」では喧嘩しながらも共闘することになったルフィ・ロー・キッドの戦闘シーンが描かれています。ローは「ROOM」で海軍の体をバラバラにし、ルフィは腕を大きくして海軍を殴り、キッドは海軍が持っていた武器を悪魔の実の能力で全て奪いました。そんな3人の前に王下七武海のくまが現れます。

『ワンピース』の581話「"忍び寄る未来"」では、頂上戦争が終結して海軍が勝利したことでシャボンディ諸島の人々は歓喜していました。その頂上戦争をルフィやロー以外の超新星達が離れた場所で見ていました。キッドは白ひげが死んだことで新世界の均衡が崩れ、誰にも予測がつかない新しい時代が来ることに興奮していました。

『ワンピース』の677話「COUNTER HAZARD!!」では、ローとスモーカーとルフィがシーザーに捕まっていました。シーザーはその映像を新世界の各地へと映していました。キッドはその映像を見ていたうちの一人でした。キッドは海賊同盟を組むためにアプーとホーキンスを呼び出しましたが、3人は協調性がなくすぐに喧嘩を始めます。見かねたキラーが仲介に入り、話し合いが行われました。

『ワンピース』の793話「"虎と犬"」ではドレスローザでドフラミンゴがルフィによって倒され、これまで見て見ぬ振りだった海軍は藤虎を中心としてリク王に土下座しました。ドフラミンゴがルフィに負けたことや海軍が土下座をしたことは、またたく間に新聞や映像電伝虫によって世界各国に知らされました。その時、キッドはちょうどホーキンスやアプーと食事を取りながら話し合いをしていました。

3人はローやルフィの目的がカイドウを倒すことだと推測します。ちなみにここでキッド達が四皇・赤髪のシャンクスを討ち取ろうとしていることも明らかになります。

『ワンピース』の795話「自殺」では、カイドウが空島から自殺をしようとしていました。カイドウはなんど処刑されても死なないことから、やがて趣味が自殺になっていました。空島から地上へ落ちたカイドウはたまたまキッドとアプーとホーキンスの前に現れます。3人の本来の目的はシャンクスでしたが、ここでカイドウと戦うことになります。

『ワンピース』の824話「気まぐれ」では、麦わらの一味はロー達と別れてサンジを救出するために万国に向かっていました。一方でカイドウはドフラミンゴが捕まったことでSMILEの取引が完全に終了してしまい、ルフィやローに対して激怒していました。

そんなカイドウはやけ酒を飲みながら、牢に入れられているキッドに、おれ達がやってたのは海賊ごっこだったと同世代のルフィ達に伝えろと怒りながら言いました。キッドはカイドウに負け、血だらけで動けない状態のまま牢に入れられていました。

『ワンピース』の926話「囚人採掘場」では、ルフィがカイドウに捕まってしまい兎丼という採掘場で働くことになります。そこではキッドも海楼石の錠に繋がれた状態で働いていました。兎丼では働いた分だけ食事がもらえるのですが、2人は競い合うように人一倍働くため倉庫の食糧を食い尽くしてしまいます。

『ワンピース』の928話「花魁小紫登場」では、魚人島編に登場したカリブーがルフィの子分になろうとゴマをすっていました。カリブーはキッドの不確かな噂をルフィに教えます。しかしそれは事実と異なっており、キッドは将星を一人倒して奪うものを奪い、左手は赤髪海賊団との抗争で失ったことを語りました。

キッドはしばらく兎丼で働いていましたが一度脱獄します。しかしすぐにキラーと共に捕らえられてしまい、拷問されながら殺されそうになりました。そんな時、雷ぞうが騒ぎに乗じてキッドに海楼石の錠を渡し、解放されます。そしてキッドはキラーを連れて兎丼を去りました。

その後、『ワンピース』の974話「いざ、鬼ヶ島!!」で再登場します。キッドはルフィやローと共闘せずにワノ国を去るものと思われていましたが、決戦の日にルフィ達と共に現れました。

キッドは『ワンピース』の登場人物の中でも人気の高いキャラクターなのですが、戦闘シーンが少なため、どの程度の強さの悪魔の実の能力を持っているのか分からないままです。ただ、シャボンディ諸島で海軍と戦った時の描写から、磁気を操る能力だといわれています。この磁気を操るというところから、悪魔の実の名前はジキジキの実だと考察されています。

そのため『ワンピース』のファンの間では、キッドの悪魔の実をジキジキの実と称することが度々あります。ただその他にも悪魔の実の名前の考察の中には、ジキジキの実ではなくジバジバの実だという考察もあります。磁場は磁気的現象を表すための言葉で、磁気を説明する時などに使われます。いずれにせよ磁力に関係性のある名前だと考察されています。

キッドは『ワンピース』の作中でジキジキの実(ジバジバの実)の技を使うシーンがあります。ジキジキの実(ジバジバの実)の基本的な技の一つとして、自分の体に金属を引き寄せる「磁気魔人(パンクロットン)」という技があります。この技は集めた武器で様々な応用ができる強さのある技です。そしてジキジキの実(ジバジバの実)は自分から引き離すことも可能で、この能力を使った技が「反発(リペル)」です。

「反発(リペル)」という技は弾丸を自分から引き離すことで射撃的な攻撃をすることができます。キッドが使うジキジキの実(ジバジバの実)の能力の技名はこの「反発(リペル)」と「磁気魔人(パンクロットン)」しか判明していませんが、応用力が高いことからたくさんの技があると考察されています。

キッドの懸賞金額はとても高く、初登場時は3億1500万ベリーと超新星の中ではトップの額でした。好戦的で悪魔の実の能力の強さもあるため、これだけの金額がつけられたと考察されています。2年後は4億7000万ベリーに額があがったものの、ルフィやローの懸賞金を下回る額になっています。

新世界は覇気を使わなければ戦うことも難しい世界なので、基本的な覇気は使えると考察されています。現在では、カイドウのセリフから覇王色の覇気が使えることが判明しています。

キッドの悪魔の実の能力は自分から引きつけるだけでなく引き離すことも自在に出来るので、目立った弱点はほとんどありません。能力を封じる海楼石と海が苦手なことが弱点です。それだけの強さを誇る能力を持っているのですが、赤髪海賊団との戦いでキッドは片腕になってしまいました。これが今後何らかの弊害となる可能性もあります。

ゲッコー・モリアはスリラーバーク編に登場した元王下七武海の海賊です。頂上戦争以降行方知れずになっているキャラクターです。カゲカゲの実という悪魔の実の能力者で、相手の影を奪い、別のものに入れることができます。

『ワンピース』の考察にはゲッコー・モリアとキッドが親子なのではないかという説があります。その理由は、顔立ちやメイクが似ているからです。鋭い目つきと口紅、そして笑い方が特に似ているといわれています。

『ワンピース』の96巻ではこれまでの伏線が回収された他、シャボンディ諸島で共闘したルフィ・ロー・キッドの3人が再び揃いました。ファンの間でこの3人の組み合わせは3船長と呼ばれており、また3船長の共闘が見れることに感動している方がたくさんいました。特にキッドは兎丼脱出後はワノ国を離れていたと考えていた人もおり、キッドの再登場には驚く声もありました。

『ワンピース』の読者の多くが、キッドの悪魔の実の能力はジキジキの実という名前なのではないかと考察していました。キッドの悪魔の実の名前や技の詳細などは、ワノ国編第3幕で明らかになる可能性が高いといわれています。

ワノ国でのルフィ・ロー・キッドの3船長の共闘はSNSでも話題になりました。シャボンディ諸島でも3人で喧嘩をしながら敵を蹴散らしていましたが、ワノ国でも相変わらず小競り合いをしながら共闘していました。これまで戦闘シーンがあまりないキッドが参戦しているので、今後戦っている姿が詳しく描かれるのではないかと期待している方もいました。

キッドは戦闘シーンがほとんど描かれていないため、どんな悪魔の実の能力なのか詳しく分かっていません。ただ磁力を使った技を見せているので、ジキジキの実もしくはジバジバの実という名前の悪魔の実の能力なのではないかと考察されています。これまでの能力を使うシーンを見る限り、他の能力と比べても圧倒的な強さを持っているといわれています。

そんなキッドは現在、ワノ国でカイドウを討ち取る決戦の日に集まり、ルフィ達と共闘することになります。今後能力を使った戦闘シーンが描かれる可能性が高いので、ぜひワノ国編第3幕も読んでみてください。