【セーラームーン】水野亜美（セーラーマーキュリー）の人気の理由は？決め台詞や声優も紹介

セーラームーンではテストや模試では常にトップを取っている天才美少女と呼ばれている水野亜美(セーラーマーキュリー)の姿がありました。IQ300の頭脳を持っていた水野亜美は、セーラーマーキュリーに変身した際にも知の戦士として仲間のブレーン的な存在として活躍しています。礼儀正しい性格の水野亜美の両親は価値観の違いで離婚していますが、とても裕福な家庭に育ちました。

セーラームーンで多くの人気を得ている水野亜美(セーラーマーキュリー)は、「亜美ちゃんの初恋」というスピンオフ作品では主人公を務めています。そこで、穏やかで心優しい水野亜美(セーラーマーキュリー)の人気の理由や魅力、かわいいと評判の決め台詞、彼女の魅力的な声を担当している声優の金元寿子さんや久川綾さん、実写版の女優についてもご紹介紹介します。

1992年2月号～1997年3月号に渡ってなかよし(講談社・少女漫画雑誌)によって連載された「美少女戦士セーラームーン」は、山梨県甲府市出身の漫画家であり薬剤師、作詞家、イラストレーター、同人作家でもある武内直子さんによって描かれた漫画となっています。美少女戦士セーラームーンでは全18巻の旧版単行本が刊行され、続いて新装版(全12巻)、完全版(全10巻)も刊行され大人気となりました。

さらにテレビアニメやその他の関連書籍などが幅広く展開されメディアミックス作品として成長していきます。セーラームーンでは「幻の銀水晶」という強烈なエネルギーを中心に、太陽系惑星のセーラー戦士である月野うさぎたちはセーラームーンに変身し妖怪と戦う姿が描かれていきました。幼い女の子から大人の女性まで夢中にさせた美少女戦士セーラームーンは、1993年には第17回講談社漫画賞少女部門を受賞しています。

天真爛漫でお調子者の月野うさぎは、かわいい黒猫と出会います。言葉を話すことができるその黒猫(ルナ)と仲良くなった彼女は「セーラームーン」というセーラー戦士に変身可能となりました。セーラームーン(うさぎ)となった彼女は、愛と正義のために街の人々を苦しめている妖魔と戦うことになります。ピンチの時に手を貸してくれるタキシード仮面や他の仲間と力を合わせて次々と倒していくことができました。

セーラームーンでとにかく男性のファンが多い水野亜美は、水星を守護に持っているセーラーマーキュリーとして活躍していました。知性の戦士といわれている水野亜美は、IQ300の頭脳を持っておりとても優秀な中学生だったのです。セーラームーンの戦士の中ではブレーン的な存在として仲間から頼りにされていました。礼儀正しく内気な性格の水野亜美でしたが同じ中学に通ううさぎとの出会いによって次第に明るくなります。

• 名前：水野亜美
• 戦士名：セーラーマーキュリー
• 血液型：A型
• 誕生日：9月10日
• 年齢：14歳～16歳→22歳
• 誕生石：サファイア
• 将来の夢：医者
• 好きな食べ物：あんみつ、サンドイッチ
• CV(声優)：久川綾、金元寿子

日本画家である父親と医者である母親は価値観の相違によって離婚することになりました。天才少女と呼ばれている水野亜美は母親と一緒に住んでいますが、今でも父親とは絵ハガキで交流をしています。裕福な家庭に育った水野亜美はデリケートな性格を持っており、苦手なラブレターによってじんましんが出ていました。冷静沈着な水野亜美は全国模試ではいつも第1位を獲得しているほどの優等生だったのです。

水星と深い繋がりを持っている水野亜美は、セーラーマーキュリーに変身することができました。頭脳明晰な水野亜美は知性の戦士としてセーラームーンで水や氷霧の力も操ることができたのです。HMDゴーグルをピアスに内蔵している水野亜美は、ポケコンを特別装備として所有しています。冷静沈着な彼女は洞察力に優れており敵の能力分析や作戦立案に貢献していました。

水色をイメージカラーとしている水野亜美は、セーラーマーキュリーに変身するとスピード系の戦士として活躍しており接近戦向きだったのです。彼女はプリンセス・セレニティを守るために誕生したセーラー戦士でもありました。

セーラームーンの作中でセーラーマーキュリーとして戦ってた水野亜美は、後方支援や敵の弱点を見抜き戦略を立てる役割を担っています。しかし、次第に力を付けていった水野亜美は、原作4期のSuperSではスーパーセーラーマーキュリーに、原作5期ではエターナルセーラーマーキュリーに進化を遂げていきました。水星と深く結びついているセーラーマーキュリー(水野亜美)は、他の仲間同様に攻撃もできるようになります。

誕生石のサファイアを好んでいる水野亜美は、IQ300ととても優秀だったためにテストはもちろん模試でも常にトップをキープしていました。計算が大好きな彼女はついつい考え込んでしまうと口元に手を置いてしまう癖を持っています。天才少女と呼ばれている水野亜美は、優秀な医師の母親同様に将来は医者になることを夢見ていました。

日本画家として活躍していた父親と医師としてバリバリ働いていた母親はお互いの価値観の違いによって離婚をしてしまいますが、その後も父親とは絵ハガキなどのやり取りを交わし仲良くしています。礼儀正しく穏やかな性格の水野亜美は、幼少期から父親の勧めでチェスや水泳を習っており彼女が冷静に勉強を続けたり、試験を受けたりできるのはそれによって培われた力となっていました。

内気で真面目な性格の水野亜美は、セーラー戦士の中では一番の毒舌として話題となっていました。原作においては辛口なセリフが多く、クールに振舞っている姿が描かれています。しかし、アニメ版の水野亜美は、心優しく穏やかな性格も加わっており、少し天然なセリフも多く登場していました。基本的に勉強が大好きな彼女は暇さえあれば参考書や教科書を開いていたのです。

知的好奇心が強く向上心がある水野亜美の好奇心は勉強以外のことにも発揮され、むっつりスケベになってしまうこともありました。悪気なく毒舌を披露している彼女は、夢見がちなセーラー戦士達を現実と向き合わせるという重要な役割も担っていたのです。

穏やかなで心優しい性格の水野亜美は、面倒見が良く姉御肌の木野まことをはじめは怖がっていました。しかし、お互いに似たもの同士だということがわかると次第に仲良くなり、親友の関係となります。似た者同士の2人でしたが知的好奇心が旺盛な彼女は恋愛に関しては苦手意識を持っていました。しかし、それとは正反対に姉御肌のまことは、すぐに惚れてしまう危なっかしい一面を持っていたのです。

模試荒らしと呼ばれていた水野亜美は、テストや模試では常にトップの成績を取っていました。実写ドラマやアニメ版でも頭脳明晰な天才少女として登場していますが、幼少期は物覚えが非常に悪かったようです。かわいいエピソードとしては、あまりにも英語を覚えることができなかった彼女は英語の辞書を丸ごと食べてしまったという天然ぶりを発揮していました。そんな彼女はセーラー戦士の中ではブレーンとして活躍しています。

洞察力に長けている彼女は敵である妖魔の弱点を分析して作戦を立てることに優れていました。それゆえに、セーラー戦士の中ではブレーンとしての役割を担っていたのです。冷静沈着な性格の彼女は周囲からも頼りにされる存在でした。「マーキュリー・ハープ」は意志を宿す武器として使用されていました。

礼儀正しく真面目な性格の水野亜美は、わずかに内面に闇を抱えていたようです。それゆえに、実写版のドラマではダーキュリーという闇に落ちてしまったマーキュリーとしても姿を現しています。原作では常に辛口なコメントをしていた彼女は黒い一面を所々で見せていました。勉強しながら教科書の影でアイスを食べてもいたのです。10年後には娘を無料で書道塾へ通わせてほしいと頼む姿もありました。

悪気はないものの時に毒舌を放っていた水野亜美は、セーラー戦士達にとってしっかりと現実と向き合わせる目を覚まさせるような存在でもありました。頭脳明晰で天才少女と呼ばれている彼女は深い洞察力と分析能力によって的確に状況を判断して意見をいうことができたのです。それゆえに、時に仲間に対しても厳しい発言となることもありました。

しかし、少し天然でズレたとこともあったゆえに、セーラー戦士達とも打ち解けていきます。出会った当初内気な性格だった彼女もうさぎと出会ったことで明るい性格になっていき自分の意見もハッキリといえるようになりました。あまりにも鋭い発言に周囲もドギマギしてしまうこともありますが、セーラー戦士の中ではブレーン的な存在として認められていました。

知的好奇心が旺盛な水野亜美は、勉強の虫と周囲にいわれるほど暇さえあれば勉強をしていました。作中では彼女の知的さをメガネを通して見事に表現しています。知的キャラには必需品となっているメガネを愛用していた彼女でしたが、「亜美ちゃんの初恋」というスピンオフ作品や「スターズ」というアニメ以外では着用されていません。

礼儀正しく穏やかな性格の彼女ですが、ギャグシーン(アニメ版)ではキラリとメガネを光らせるなど定番のネタも登場していました。実写版のドラマでの彼女はセーラー戦士に変身する前は着用していましたが、闇に落ちて以降の復帰後はメガネを着用していません。内気な性格から成長していくにしたがってメガネも徐々に卒業していきました。

思慮深く真面目な性格の水野亜美はメガネを愛用していましたが、マーキュリーに変身した際には青色のHMDゴーグルを着用していました。特殊装備として用意されている青色のHMDゴーグルにはモニタ機能も付いており、普段はピアスに収納されています。手元にあるポケコンとHMDゴーグルを駆使することによって敵の弱点を素早く見抜き、仲間達の後方支援をすることを可能としていたのです。

アニメ版の第1期の終盤においては「その者が愛する人」というDDガールズの幻影によってセーラー戦士のメンバー達は苦しい戦いを強いられることになりました。しかし、常に冷静沈着に周囲を観察することができる彼女は、その力が発生している源をいち早く見抜き破壊することに成功したのです。

デッドムーンシリーズ(アニメ版)で知的好奇心が旺盛で向上心が強い水野亜美は、私服姿を披露しています。その私服姿が多くの人から好評だったゆえに、関連グッズやイラストなどに採用されるようになりました。実写ドラマの際も洗脳から解放された彼女は無事に復帰することができましたが、その際には私服のバリエーションが豊富になっており、おしゃれ度もアップしていたため人気となります。

実写ドラマ版では敵であるメタリアによって悪に染められてしまった水野亜美は、「ダーキュリー」となり敵側について仲間と戦う場面が登場しています。この際に洗脳されて悪の心を宿してしまったダーキュリーは大人気となり、フィギュアなどさまざまなグッズも制作されるようになりました。悪に染まってしまったダーキュリーのキャラクターは原作には登場していません。

ダークな悪の要素を取り入れるために黒の色彩を多く取り入れたダーキュリーは、ブルーが綺麗なマーキュリーの衣装に蝶のような青いリボンが付けられその周囲に黒のレースが施されていました。さらに額に飾られているティアラには黒で縁取りがされたり、両肩や腰のフリルやリボンにも黒いレースがあしらわれたりしています。黒い模様が施されたロングブーツを履き、ハートの宝石が散りばめられたチェーンも巻いていました。

幼少期の女の子や大人の女性からも高い支持を集めている水野亜美でしたが、最も多くの支持を集めていたのは男性だったのです。月刊アニメージュという雑誌のキャラクター人気投票では、2年連続で年間トップ(93年度・94年度)に輝いています。多くの支持を集めてた彼女は、スピンオフ作品が制作されました。主人公以外のキャラクターでは彼女が唯一となっています。

また、漫画版での第1回人気投票では、第4位がマーキュリー、第7位が水野亜美と貢献していました。現世においてはラブレターを見ただけでじんましんが出てしまう彼女ですが、前世ではゾイサイト(敵方の将)とは恋仲でした。また、大気光であるセーラースターメイカーとの関りが深く、うさぎの弟からも好かれていたのです。予知能力に苦しむ浦和良とは両想いになっていました。

慎重すぎるデリケートな性格を持っている水野亜美の声を担当した声優は、久川綾さんと金元寿子さんです。セーラームーンは1992年～1997年に渡ってテレビアニメとして全200話の5作品が放送されています。そこで天才少女である水野亜美の声を担当したのは久川綾さんでした。2014年には新作が放送されることになりましたが、2代目マーキュリーとして金元寿子さんが選ばれます。

オーディションでは派手にペットボトルを蹴り倒してしまうなど穏やかな性格でしっかり者の水野亜美とは正反対の行動を取ってしまったために本人的には落ちたと感じたようですが、見事役を得ました。初代のマーキュリーとして活躍した久川綾さんからも激励の言葉をもらって役作りに励むことになります。キャラクターへしっかりと愛情を注ぎ込んだ彼女は立派にやり遂げていきました。

テストや模試では圧倒的な実力を見せつけている水野亜美の声を担当しているのは声優の久川綾さんです。声優の久川綾さんは、「さらば宇宙戦艦ヤマト」のテレビアニメを見たことで小学校1～2年生の頃には声優になることを志すようになります。中学～高校にかけて卓球部に所属していた彼女はどちらでもキャプテンを務めるほど人をまとめることに長けていました。

• 名前：久川綾(ひさかわあや)
• 血液型：A型
• 生年月日：1968年11月12日
• 出身地：大阪府宝塚市
• 所属事務所：青二プロダクション
• 職業：声優、歌手
• 声優デビュー：1988年
• 身長：159cm

声優になることを夢見ていた久川綾さんは、高校生の頃から勝田声優学院の通信制を利用してレッスンを受けていたのです。高校卒業後は青二塾東京校という声優養成所に入学し1年で卒業します。その後は青二プロダクションのジュニアとして仮所属することになりました。少しずつ声優の仕事をしていく中で、1992年～1997年に渡って放送された美少女戦士セーラームーンに出演したことで声優として大ブレイクします。

穏やかで心優しい水野亜美の声を担当したのは声優の金元寿子さんです。彼女は高校を卒業後に専門学校アートカレッジ神戸声優学科へ進学して声優の勉強をスタートします。専門学校を卒業した彼女はぷろだくしょんバオバブ附属養成所「B・A・O」に所属することになりました。2009年5月に開催された「DreamParty東京2009春」において『たのだん』公開オーディションの際に応募し主人公のシャーリィ役に選ばれます。

• 名前：金元寿子(かねもとひさこ)
• 愛称：おひさ、ひーちゃん
• 血液型：B型
• 生年月日：1987年12月16日
• 出身地：岡山県倉敷市
• 所属事務所：ぷろだくしょんバオバブ
• 職業：声優、歌手
• 声優デビュー：2009年
• 身長：157cm

当初は芸名である相川寿里と名乗っていましたが、2009年10月に開催された「電撃キャラクターフェスティバル2009」では本名の金元寿子として活動することを発表しました。多くの主役を演じてきた彼女は声優としての実力が認められて2011年に開催された第5回声優アワードでは「新人女優賞」を受賞しています。

礼儀正しく穏やかな性格の水野亜美の実写版に出演したのは女優の浜千咲(現在：泉里香)さんです。現在では女優やモデル、タレントとして幅広く活躍されています。2002年にスカウトされた泉里香さんは、当時スノーラビッツプロモーションという京都の芸能事務所に所属していました。「melon」という女子中高生向けファッション誌の専属モデルとして活躍した彼女は歌手デビューもします。

• 名前：泉里香(いずみりか)
• 芸名：浜千咲、梨華、泉里果
• 血液型：A型
• 生年月日：1988年10月11日
• 出身地：京都府
• 所属事務所：スターダストプロモーション
• 職業：女優、タレント
• 身長：166cm

その後「美少女戦士セーラームーン」の実写版で天才少女と呼ばれている水野亜美役として出演したことで大ブレイクしました。その後一旦活動を休止した彼女は「梨華」名義で活動を再開しますが、その後は「泉里果」名義で映画などの作品に出演しています。2008年6月にはサンミュージックブレーンに移籍し、「泉里香」という新たな名義で活動をすることになりました。

幼少期の女の子はもちろん、大人の女性や男性からも高い支持を集めている水野亜美は、個性豊かで意外と天然な決め台詞が人気となっています。そこで、原作で使用された決め台詞や原作とは異なるとアニメで使用された決め台詞、その他のパターンの決め台詞、その他の名セリフなども一緒にご紹介しましょう。

原作では上記の決め台詞が礼儀正しくしっかり者の水野亜美から放たれています。水星を守護星としている彼女は水星とは深い繋がりを持っていたため上記のような決め台詞が出たのでしょう。思慮深く真面目な性格の彼女らしい決め台詞となっていました。原作での水野亜美は辛口でクールな雰囲気があったゆえに上記のような少しキリッとしたイメージのセリフとなったと考えられます。

辛口な言葉を発し、クールなイメージの原作版の水野亜美に対して、アニメ版の彼女はかなり穏やかな雰囲気が漂う女の子になっていました。そんな彼女からは下記のような少し砕けた決め台詞が放たれています。知的好奇心と向上心が強い水野亜美のアニメ版の決め台詞は、「アニメージュ」というアニメ雑誌によって公募され、採用されたセリフとなっていました。

一般公募によって寄せられた決め台詞の中から採用されただけあり、多くの人の共感を得るような親しみやすいセリフとなったようです。その結果、原作版の水野亜美の決め台詞をはるかに超える圧倒的な支持を集めるようになります。思慮深く真面目な性格の水野亜美にとって多くの人から支持される知名度を持つ決め台詞へを成長していきました。

暇さえあれば参考書や教科書を開いて勉強をしている水野亜美は、上記のようなさまざまなパターンの口上や決め台詞も持っていました。言い回しを少し変えただけでも新鮮なイメージを与えることができるセリフとなっています。常にトップの成績を収めている勉強が大好きな彼女ならではの努力がにじみ出ているセリフとなっていました。ここまで勉強していれば定期テストや模試で素晴らしい成績を収めることができるでしょう。

かっこかわいい決め台詞を放っている水野亜美には、その他にも彼女の性格や考えを知ることができるようなユニークなセリフが多く登場していました。天然で少しズレたところもある彼女はどんな時でも勉強のことを忘れたことがありません。予備校で眠くなってしまう原因が戦っている妖魔のせいだと気付いた瞬間には怒りをあらわにしていたのです。

相対性理論で有名なアインシュタインを理想のタイプと語ったり、親しい友達であるうさぎに対しても勉強のこととなると厳しい言葉を放ったりしていました。セーラーマーキュリーとしてかっこいいセリフと放ったり、勉強好きな水野亜美として名言を語ったりしていたのです。

セーラー戦士の中ではブレーン的な役割を担っていた水野亜美は、戦闘シーンがほとんど描かれていません。常に敵の情報を分析、深い洞察力によって戦略を立てるというブレーン的な役割を担っていた彼女は攻撃力はほとんどなく、非情に弱い戦士だったのです。非戦闘員であり後方支援を重要視されていた彼女は、自分自身に攻撃力がないためピンチに陥ることも多くありました。

補助的な技しか使用することができないため、セーラー戦士の仲間をサポートすることが主な役割だったのです。しかし、テレビアニメの後半の部分では大きく変更されていき、氷と水を使用して作り上げられた技が多く登場し妖魔と戦えるようになります。次第に他のセーラー戦士である仲間達と同等な戦力を付けていきました。

第45話では「セーラー戦士死す! 悲壮なる最終戦」においてセーラー戦士の敵役として姿を現したDDガールズ(ダイヤモンドダストガールズ)。彼女達のリーダーによって幻影術が放たれ、多くのメンバーが苦戦を強いられていました。そんな状況下でも洞察力に優れ素晴らしい分析能力を発揮していたのが水野亜美です。彼女は仲間が苦しめられている幻影の源を冷静に分析することに成功します。

それによって自ら持っているポケコンを使用してその源を破壊することに成功しその後死亡してしまいました。しかし、他の仲間達が敵を次々と倒しながら命を落としていたのに対して、敵を倒すことなく死亡したマーキュリーに抗議が殺到します。

それゆえに、続編では攻撃力を身に付けて他の戦士と同様に戦いにおいても活躍できるようになりました。しかし、敵は倒していなかったものの仲間を苦しめていた幻影の源であった宝球を発見し、割ることで多くの仲間を救っていたため全く貢献していなかったわけではなかったのです。

セーラー戦士の中ではブレーン的な存在として活躍していた水野亜美ですが、次第に戦闘力も付いていくようになりました。そこで、天才少女と呼ばれている彼女の必殺技をご紹介します。彼女の代表的な必殺技としては「シャボン・スプレー(・フリージング)」をあげることができるでしょう。

煙幕的な要素を持っているシャボン・スプレーは、シャボン玉のような小型の泡を大量に放って目くらましをさせたり、敵から放たれた攻撃を無効化したりしていました。その他にも炎の中ではバリアを張ることができたり、妖魔によって洗脳されてしまった人々の動きを止めたりすることもできます。さらに、冷気で凍結することでパワーアップしシャボン・スプレー・フリージングの攻撃を通して活躍していました。

穏やかな心優しい水野亜美は、両掌から冷気を帯びた数多くの水滴を発生させて敵に放つ「シャイン・アクア（スノー）・イリュージョン」を使って敵を攻撃していました。原作版においては水流を勢いよく発生させて敵を倒すことに成功しています。さらに火事などが起こった際には消火する能力としても活用できました。

テレビアニメ版ではエネルギー球や爆弾、溶岩まで凍結して破砕することに成功しており、冷静沈着な性格のマーキュリーの必殺技の中では最強の技となっています。「スノー・イリュージョン」という応用させて誕生した変形技も繰り出すことができました。

慎重すぎるデリケートな性格を持っている水野亜美は、敵を大きな水の渦に水没させることができる「水蜃気楼(マーキュリー・アクア・ミラージュ)」を作り出すことができました。冷気を帯びた水流を水の球から作り出していくことで矢のごとく敵を追いかけまわすことができるのです。動きがどんなに速い敵であっても瞬時に捕まえ、水流を命中させることによって水球に包み込んだ敵を凍結して分解することができました。

しっかり者の知の戦士だった水野亜美は、原作において水をマーキュリー・ハープによって発生させる「マーキュリー・アクア・ラプソディー」の技を放っています。アニメ版では水によって作り出された竪琴を奏でることで四方八方から水流を起こして攻撃したり、大きな水の渦を作り出したりしていました。竪琴から奏でられる音はシャボン・スプレーのような煙幕的な効果もあります。

礼儀正しく穏やかな性格の水野亜美ことセーラーマーキュリーの優しくて頭がいいところが大好きだというコメントは多く寄せられていました。また、顔が可愛いところや美しい青い髪のショートカットが似合っているところが好きだという感想もありました。彼女は頭が良く心優しくて、顔まで可愛いほとんど欠点のないキャラクターとして高い評価を得ています。

子供の頃からセーラームーンを視聴していてマーキュリー(水野亜美)のポーズを真似しては写真を撮ってもらったり、遊んでいたりした女の子は意外と多いようです。その際に撮ってもらった写真は今でも大切に飾られており、昔を懐かしく感じる人もいました。幼心に可愛くて頭が良い女の子になりたいという夢を与えるキャラクターとしても貢献していたようです。

天才少女と呼ばれている水野亜美を親子で応援している人もいました。久しぶりにセーラームーンを観て再びファンになってしまった人もいるようです。娘たちが幼かった頃に一緒に観ていたことで好きになった人もいました。頭が良くてかわいい彼女のキャラクターは、幼い女の子から大人の女性まで高い支持を集めています。

模試荒らしと呼ばれるほど勉強することに生き甲斐を感じていた水野亜美(セーラーマーキュリー)は、常にテストや模試ではトップの成績を収めていました。それゆえに、セーラー戦士として戦う際もブレーン的な存在として活躍していたのです。当初戦闘能力がほとんどなかった彼女ですが、次第に必殺技も登場し他のメンバーと同じように攻撃することもできるようになりました。