【ワンピース】ビッグ・マムが記憶喪失になった理由は？記憶復活後の展開も考察

戦闘能力が非常に高く凶暴なビッグマムは、海賊の最高峰といわれている四皇に女でありながら選ばれています。巨人のような大きな体を持っている彼女でしたが、20歳の頃は美人でスタイルもよく整った顔立ちをしていました。基本的にわがままで自分の思い通りにしたい彼女は、歯向かう者は容赦しない性格を持っています。それゆえに、彼女を敵に回した際には恐ろしい結末が待っていることになりました。

悪意しか感じられないと子供たちにも言われてしまうほど恐ろしい性格のビッグ・マムは、第931話から記憶喪失になってしまいます。なぜ、彼女が記憶を失ってしまったのかが話題となりました。そこで、四皇の1人であるビッグ・マムが記憶喪失になってしまった理由や記憶復活後の展開も考察していきます。

1997年34号(7月)から週刊少年ジャンプによって連載がスタートした「ワンピース(ONE PIECE)」は、熊本市出身の漫画家である尾田栄一郎さんによって誕生した世界中で人気の漫画となっています。漫画以外でもテレビアニメやゲーム、劇場版など幅広く展開されているワンピースは、子供から大人まで愛されている作品となりました。

2015年6月にはギネス世界記録として「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」で認定されています。2020年4月の時点では96巻まで単行本で刊行されているワンピースは、4億7000万部の全世界累計発行部数を突破しており、現在も記録を更新中です。東映アニメーションでは1999年からテレビアニメとして放送されており、アニメ作品としては最長であるロングランを記録しています。

この世の全てを手に入れた海賊王であるゴール・D・ロジャーは、ワンピースというひとつなぎの大秘宝をどこかに遺しているといわれています。それらを巡って多くのロマンを追い求める海賊達が冒険をすることになりました。海賊王になることを夢見ているルフィは、自分の命を救ってくれた友達のシャンクスと再会できるように立派な海賊となるべく仲間達と海賊船に乗り込み旅を続けることになります。

トットランド(万国)の女王を務めているビッグ・マムは、ビッグ・マム海賊団の船長であり、四皇の1人でもありました。夫を43人持つ彼女は129人という大家族を背負っていたのです。42年間に渡って子供を産み続けていたビッグマムは田舎のおばあちゃんのような雰囲気を漂わせていましたが、気性が荒く男勝りな性格を持っていたため、彼女を怒らせると手が付けられませんでした。

• 異名：ビッグ・マム、天候を従える女
• 本名：シャーロット・リンリン
• 誕生日：2月15日
• 年齢：68歳
• 悪魔の実：超人系・ソルソルの実
• 身長：880cm
• 所属：ビッグ・マム海賊団の船長
• 血液型：X型

わがままで話が通じないビッグマムは、甘いお菓子には目がなく金品の代わりとしてお菓子で支払うということも可能だったのです。強者揃いの部下を従えていた彼女でしたが自由奔放に生きる姿に周囲は振り回されていました。多くの島を縄張りにしていますが、義理や人情のようなものは一切なくあくまでもビジネスとして損得勘定での付き合いをしています。

海に突き落とされてしまったビッグマムは記憶を失ってしまいます。なぜ、記憶を失ってしまったのかが話題となりますが、悪魔の実の副作用も考えることができるでしょう。彼女が持っているのは、超人系のソルソルの実です。超人系のソルソルの実は、敵などのソウル(魂)を自由自在に操ることができる能力となっています。それゆえに、敵などから寿命を奪うことができました。

敵から奪った魂は植物や物へ移すことが可能で、魂を与えられた植物や物はホーミーズとなり絶対服従の関係となります。その際には彼女の魂も与えることができました。それゆえに、ソルソルの実の力を使用した際に自らの魂も少しずつ分け与えていたためビッグマムは記憶を失ってしまったとも考えられるのです。ソルソルの実を使用し過ぎてしまった結果その副作用で記憶をなくしたと考えられます。

なぜビッグマムが記憶を失ってしまったのかが気になるところですが、その理由として死にかけた時のショックをあげることができます。好奇心旺盛なルフィにやられっぱなしのビッグマムは、麦わら一味を倒すためにワノ国へ接近していきました。その際に、同じ四皇の1人であるカイドウが船長を務めている百獣海賊団に所属し大看板として活躍しているキングによって海へ突き落されてしまいます。

怒り狂ったビッグマムが海賊船に乗って滝を登り切った際に、悪魔の実によってプテラノドンに変身したキングは勢いよく突進して彼女を海へ落としたのです。悪魔の実の能力者は海に嫌われているため、海に落ちたビッグマムは死亡してしまったかに見えました。しかし、海岸に打ち上げられており命は助かっています。ただ、記憶を失っており死にそうな体験をしたとも考えられます。

なぜ、傲慢な性格のビッグ・マムが記憶を失ってしまったのか？その理由は明らかとなっていませんが、伏線回収のためと考えることができます。かつて、ロック海賊団に所属していた傍若無人な性格の彼女は龍に変身することができるカイドウの先輩として世話をしてあげていました。現在は2人とも四皇の1人として大きな力を持つようになっていますが、当時見習いだったカイドウは彼女に大きな借りがあったのです。

無邪気で好奇心旺盛なルフィにやられっばなしのビッグ・マムは、怒り狂っていたため何が何でも自分の手でルフィを始末しなければ気が済まない状況となっていました。それゆえに、昔のでかい借りを返すようにカイドウに迫ります。昔の話だというカイドウでしたが、一生の恩だといい張って譲らない彼女はこれらの伏線を回収する理由で記憶を失ったとも考えることができるのです。

陽気なルフィにいいように暴れられて怒り狂ってしまったビッグ・マムがなぜ記憶を失ってしまったのかの理由は、ハッキリとは明かされていません。しかし、ついに彼女の記憶復活がされることになります。なぜ、記憶復活することができたのかをご紹介しましょう。自由奔放な性格のルフィはワノ国でも凶暴なビッグ・マムに追いかけまわされることになりました。怒り心頭の彼女は囚人採掘場の扉を壊して姿を現します。

百獣海賊団において大看板を務めているクイーンは、尊敬するカイドウの縄張りを荒らそうとするビッグ・マムを止めようとしました。猪のような彼女はきっとまっすぐに進んで戻ってくるため、その時に一気に仕留めようという作戦を考えます。悪魔の実でブラキオサウルスに変身したクイーンは、強烈な頭突きを上空から浴びせました。その衝撃によって彼女の記憶は戻ることになります。

海に落ちたことで記憶を失ったビッグ・マムでしたが、彼女がなぜ記憶を失ったかはハッキリとはしていません。しかし、ワノ国を守ろうとしたクイーンの作戦によってビッグ・マムは記憶を復活させてしまいました。記憶を復活させた彼女は、なぜここにいるのか、なぜ海に落ちたのか、なぜみんなとはぐれたのかなどあらゆる記憶が一気に復活することになります。

記憶が復活したビッグ・マムは、今までの雰囲気がガラリと変わったためにコミカルな印象のクイーンもさすがに察知して震え上がります。記憶が復活した彼女に震え上がり死を覚悟しますが、その瞬間彼女は先程のクイーンの攻撃が効いたようで倒れ込んでしまったのです。

これをチャンスと思った彼は急いで彼女をありとあらゆる鎖を集めて縛り付け拘束します。さらに麻酔(猛獣用)を100本打ち、最小限の看守を残す以外は全員船に避難するように指示しました。記憶復活した彼女が目覚めた後には恐ろしい悲劇が起こることを恐れ、急いで鬼ヶ島へ運び込もうとしたのです。

なぜか記憶を失ってしまったビッグ・マムですが、そのおかげで周囲は今のうちに記憶を書き換えてしまおうとも企みました。散々追いかけまわされる関係となってしまったゆえに、記憶を書き換えることで今後は麦わらの一味を襲ってこないようにしたいと考えたのです。

普段の荒々しい状況では到底無理ですが、記憶を失っている今であれば何とか書き換えることも可能だと考えたのでしょう。記憶を自由に編集できる娘のプリンであればそれは可能ですが、彼女が手を貸してくれるかが重要な鍵になりそうです。

四皇の1人であるビッグ・マムの力は強力であったために、ワノ国を治めているカイドウとの戦いにおいて手に入れたい力の1つでもありました。敵対している相手ではありましたが記憶を失ってしまっている今のうちに仲間にしてしまおうと麦わらの一味たちは考えたのです。最強生物と呼ばれているカイドウを倒すには少しでも多くの仲間が必要でした。

今後戦う相手であるカイドウと同じ四皇の1人であるビッグ・マムが麦わらの一味の仲間になってくれた場合、かなり有利に戦うことができるでしょう。それゆえに鬼ヶ島での戦いまでに、甘いお菓子が大好きなビッグ・マムを手懐けて仲間にしようと画策することになります。彼女を仲間にするには好物の甘いお菓子を用意する方法が効果的だとも話し合われるようになりました。

横暴なビッグ・マムがなぜ記憶を失ってしまったのかは明らかとなっていません。しかし、四皇の1人であるカイドウとの戦いに備えて少しでも戦力を手に入れたいと考えた麦わらの一味は、記憶を失ってしまった彼女を仲間にできないかと考えます。その時に思いついたのが自分のほっぺたをつまむことできびだんごを作ることができるお玉の能力を使用することでした。

甘いものが大好きな彼女であれば喜んできびだんごを食べると思ったからです。しかし、彼女の特殊な能力は動物には有効で命令を聞くようになりますが、人間には効かないことがわかっていました。人間と動物の組み合わせのスピードやヒヒなどは仲間として手懐けることができているため有効だと考えたようです。普通の人間でない彼女であればきびだんごの効果が出て仲間になるかもしれません。

麦わらの一味には凄腕のコックがいました。強靭な足技が得意なサンジは最高の料理を作ることができるコックでもあったのです。それゆえに、彼の料理でビッグ・マムを虜にしていく作戦を実行します。彼の魅力的な料理によって気分をよくしていく彼女でしたが、麦わらの一味には十分な食材が揃っていなかったためにいつ彼女が機嫌を損ねるか気が気ではありませんでした。

時に食いわずらいを起こしてしまう彼女だったゆえに、細心の注意を払ってコックのサンジは料理をすることになります。素晴らしい腕前のサンジの料理によって彼女はメロメロになっているようにも見えましたが、彼女が麦わらの一味の仲間になるのかは微妙なところでした。

甘いお菓子やケーキを食べている時のビッグ・マムはとってもかわいいと評判です。子供のように目を輝かせているため彼女は、おばあちゃんのような雰囲気や傲慢な性格を思わせるようなところがなく、純粋な子供のように無邪気な表情になっていました。彼女の傲慢な性格を綺麗サッパリ忘れさせてしまう瞬間でもあったのです。

ワンピースでは、海賊の最高峰といわれている四皇に選ばれているビッグ・マムはやはり強いと評価されていました。女性でありながら他の3人と並ぶ強さを誇っており、気性の激しさは男も顔負けだったのです。大家族を従えている彼女には優秀な部下もたくさん存在していますが、彼女自体が強烈に強いため周囲も従わざる負えない状況でした。

圧倒的な強さを見せつけていたのがビッグ・マム海賊団の船長を務めているビッグ・マムでした。彼女には優秀な部下が数多くいるため海賊団としてもかなり強かったのです。畳みかけてくるような勢いは素晴らしいのですが、どこまでも追いかけてくるビッグ・マムの姿にヤクザ味があって怖いという感想も寄せられていました。

麦わらの一味の船長を務めているルフィに圧倒的な強さを見せつけられたビッグ・マムは、四皇の1人であるゆえにこのままでは気が済まないとワノ国まで追いかけてきました。ワノ国はカイドウの縄張りとなっていたため彼の部下のキングによって海に沈められてしまいます。それがきっかけとなって打ち上げられた彼女は記憶を失っていたのです。しかし、彼女を止めようとしたクイーンによって記憶を復活させることができました。