【ワンピース】バルトロメオがシャンクスの海賊旗を燃やした？その後はどうなる？

『ワンピース』は主人公のルフィが海を冒険する物語で、この記事で紹介するバルトロメオはそんなルフィをリスペクトしている人物です。そしてシャンクスはルフィが海賊を目指すきっかけとなった人物で、恩人でもあります。ここでは、バルトロメオとシャンクスの関係性についてまとめる前に、『ワンピース』の基本的な作品情報について紹介します。

『ワンピース』は海洋冒険ロマンを描いた漫画です。1997年から連載されており、1999年にはアニメ化されました。製作している東映アニメーションの中でも最も長く続いている作品で、子供から大人まで年齢や性別を問わず人気があります。スピンオフ作品も多数連載されるなど、『ワンピース』の原作を中心に幅広いコンテンツが展開されています。

モンキー・D・ルフィは幼少の頃にシャンクスという赤髪海賊団の船長と出会ったことで、海賊に憧れるようになりました。ルフィはその時にシャンクスから命を助けられ、麦わら帽子を託されます。その麦わら帽子が現在ではルフィのトレードマークとなり、海賊旗にも描かれています。そしてルフィは17歳で海賊となり、麦わらの一味として世界中に名を馳せていきます。

バルトロメオはバルトクラブの船長で麦わら大船団2番船船長を務めています。誕生日は10月6日で24歳です。懸賞金は2億ベリーがかけられており、世間からも注目されているルーキーです。ルフィのことを慕っており、船にもルフィの名前がつけられています。バリバリの実の能力者で、バリアを作り出す能力を持っています。

シャンクスは赤髪海賊団大頭で、以前はロジャー海賊団で見習いをしていました。誕生日は3月9日で年齢は39歳です。懸賞金は40億4890万ベリーがかけられている四皇の一人でもあります。ルフィにとっては命を救われた恩人であり、憧れている人物でもあります。

バルトロメオはドレスローザ編後、ルフィ達を「ゴーイングルフィセンパイ号」でゾウまで送り届けました。そしてその後のバルトロメオの様子が扉絵で連載されています。バルトロメオは到達した島で悪者を締め上げ、ルフィのピンバッチなどのグッズを特価で販売しました。この様子から、バルトロメオは普段からルフィを布教しながらお金を集めていることが分かります。

その島の人々にもルフィのアイテムを安値で売ろうとしましたが、すでにこの島は赤髪海賊団の縄張りだと言われてしまいます。縄張りの象徴でもある赤髪海賊団の旗を見たバルトロメオは、四皇など関係ないと言って赤髪海賊団の旗を燃やすのでした。つまり、バルトロメオが赤髪海賊団の旗を燃やした理由は、ルフィの布教をするためだったのです。

このような理由で赤髪海賊団の旗を燃やす姿を見る限り、バルトロメオは赤髪海賊団船長のシャンクスがルフィの命の恩人であることを知らないようです。バルトロメオはルフィだけでなく、ルフィが慕う人物達もリスペクトしています。麦わらの一味はもちろん、サボの事は「大先輩」、エースの事は「エース様」と呼んでいます。そのため、もしバルトロメオがシャンクスとルフィの関係を知れば反省する余地はあります。

ルフィの布教が理由だとしても、四皇のシャンクスが率いる赤髪海賊団の旗を燃やすのは許されないことです。現にその島の住人達は海賊旗を燃やす姿を見て青ざめています。それだけ海賊旗に込められた思いは強く、ルフィ自身がそのことをドラム王国でチョッパーとヒルルクの旗を守った時に言いました。どんな理由があろうとも、あっさりと許される可能性は低いと考えられています。

ただ、シャンクスとルフィの関係性を知ればバルトロメオも深く反省し、シャンクスもバルトロメオとルフィの関係性を知ったら少しは譲歩してくれるかもしれません。実際バルトロメオはルフィのグッズを販売しているので、それを見ればルフィをリスペクトしていることは目に見えて分かることです。ルフィと知り合いだということで許してもらえる可能性もないわけではありません。

海賊旗を燃やすことがタブーとされている理由の一つは、それが宣戦布告の合図になるからです。実際にエニエスロビー編では、ウソップが世界政府の旗を撃ち抜いたことが宣戦布告となりました。バルトロメオは宣戦布告のためではなく、ルフィの布教をするという理由で旗を燃やすというタブーを犯しています。いかなる理由でも、シャンクス側から見ればそれは宣戦布告と捉えられてもおかしくはありません。

『ワンピース』の本編ではすでにワノ国編の2部が開幕されています。ゾウ編からワノ国編の裏で描かれているのは世界会議や革命軍のテロのみです。つまりシャンクスやバルトロメオについては扉絵連載後一切触れられていないのです。そのため、バルトロメオはシャンクスと戦っているのではないかといわれています。

もしバルトロメオがシャンクスと戦うことになれば、麦わらの一味も巻き込まれる可能性が高くなります。バルトロメオとルフィの関係性は、一方的にバルトロメオが盃を交わして麦わら大船団を結成しているだけなので、公認ではありません。しかし、ルフィは単純に大船団の大頭になりたくないというだけで、バルトロメオ達の事は仲間や友人だと認識しています。

ルフィは仲間を傷つけられることを酷く嫌う性質です。そしてルフィは海賊王になるために四皇を全員倒すという宣言までしています。つまり、たとえ恩人のシャンクスでもいずれ倒すつもりでいるのです。ちなみにエースが白ひげ海賊団に誘って断った時も、ルフィは実の兄と敵対しようとも白ひげを倒すと言っていました。これがルフィの昔から持っている考え方なのです。

ルフィはエースの死亡によってティーチと因縁があり、その後ビッグマムとカイドウに喧嘩を売りました。ビッグマムとカイドウの戦いが終わった後、もしかするとバルトロメオが旗を燃やしたことをきっかけに、麦わら大船団と赤髪海賊団の戦いが始まるかもしれません。

ベラミーはドレスローザ編で自分の実力の限界を知りました。その後、染め物の町を訪れてそこで修行をしています。実はベラミーが染め物の里を訪れた時に、赤髪海賊団の旗が干してあったのです。このシーンから、ベラミーは染め物の町でシャンクスと出会うのではないかといわれています。もしシャンクスと出会い、ベラミーが赤髪海賊団の船に乗ることがあれば、ルフィとのトラブルの仲介役になるかもしれません。

ただ、ベラミーはもう染め物の町で違う人生を歩み始めているような描写がされていました。海賊船に乗る可能性自体低いのではないかともいわれています。また、ベラミーが染め物の町に来た本当の理由は、麦わらの一味の旗を作ることのようです。ベラミーが設計していた海賊旗は麦わら帽子を被ったドクロでした。

そして現在サニー号につけられていた旗は、万国脱出時に折れてなくなっている状態です。ベラミーはバルトロメオやシャンクスとは接点を持たず、単純にルフィに旗を作って届けるだけなのではないかといわれています。

バルトロメオがルフィの布教を理由に赤髪海賊団の旗を燃やしたことで、シャンクスと戦いになると考察されている方の意見では、3つの戦いが同時期に勃発するのではないかと予想されています。まずはバルトロメオとシャンクスです。シャンクスとの戦いではバルトロメオだけでなく麦わらの一味の傘下となった子分たちも参戦するのではないかといわれています。

そしてもう一つの戦いが、ルフィ率いる忍者海賊ミンク侍同盟とビッグマム・カイドウの戦いです。これが本編で描かれています。その裏で描かれているのが革命軍と世界政府の戦いなのですが、この戦いに黒ひげは参入するのではないかと考察されています。黒ひげは覇権争いを有利に進めいたいと思っており、そのために念入りに準備をしています。元海軍のクザンも黒ひげについているという噂です。

クザンはサカヅキの考え方に反発して海軍をやめました。もしかすると、世界政府と戦うという同じ目的を持って行動しているのかもしれません。

もし3つの戦争が始まれば、どちらかに勝敗がつくはずです。『ワンピース』の読者の間では、その勝敗についてたくさん考察されていました。まず麦わら傘下とシャンクスの戦いは、意見が二極化しています。シャンクスの実力には麦わら傘下で挑んでも勝てないという意見と、番狂わせでバルトロメオ達が勝つのではないかという意見がありました。

一方で忍者海賊ミンク侍同盟とカイドウ・ビッグマムの戦いでは、痛み分けという結果になるといわれています。つまり決着はつかないものの、互いに大きなダメージを受けてしまうということです。革命軍と海軍本部に関しては、現在勝敗が分からないままサボの生死が不明の状態です。もしここに黒ひげが参入するのであれば、慎重に準備をしてきた黒ひげが勝利する可能性もあります。

バルトロメオの強さは『ワンピース』のドレスローザ編で描かれました。闘技大会では圧倒的な強さと強烈なキャラクターから、ルフィにとっては厄介な敵になると思われていました。しかしバルトロメオはルフィのことをリスペクトしているため、実際には2人の戦闘を見ることはできませんでした。とはいえどんなに強い攻撃を受けようともびくともしないバリアで、闘技大会に出場する猛者達を次々と倒す強さを見せました。

バルトロメオのバリバリの実の能力は、単純に自分の前にバリアを張るだけの能力ではありません。応用することでバリアを自在に変形することができるのです。作中では、自分の周りをバリアで囲い、360度どの方向からの攻撃も無効にしました。また、崖にバリアで階段を作るなど細かい造形も可能のようです。

バルトロメオはバリバリの実の能力もあるのですが、その破天荒な性格でたった1年で名の知れ渡る海賊になりました。元々バルトロメオは海賊ではなくギャングをしていたのですが、ルフィが処刑されそうになった時奇跡的に助かったのを見てからルフィのファンになりました。そして海賊としてルフィの後を追うようになったのです。

ルフィへの憧れの気持ちだけでグランドライン後半の海まで到達しているのは、とても凄いことです。海賊になった理由は前代未聞ですが、ここまで生き残ることができたのはそれだけの強さを持っているからです。

バルトロメオがシャンクスの海賊旗を燃やすシーンを見た読者の中には、すぐにでも報復されるのではないかと心配する声もありました。バルトロメオは麦わら海賊団を布教したかっただけですが、理由は何であれ海賊旗を燃やすのは海賊にとってタブーなことです。ルフィを慕っているとしてもシャンクスは海賊旗を燃やしたことを許さないかもしれません。

ベラミーが染め物の町を訪れたときに、シャンクスの旗があることに気づいている読者もたくさんいました。バルトロメオがシャンクスの旗を燃やすシーンはとてもインパクトがあったので、この2つの扉絵が関連付けられていました。

実は以前登場した赤髪海賊団の旗のドクロとバルトロメオが燃やした旗のドクロは若干デザインが違います。大きく違うのは口です。1巻では口が空いており、若干海賊旗のデザインが違っているのです。このことから、バルトロメオが燃やした海賊旗は偽物なのではないかと考えている方もいました。

赤髪海賊団の旗を燃やしてしまったバルトロメオがその後どうなるのかは、ワノ国編終了後に語られるのではないかといわれています。もしかすると世界政府と革命軍の戦いのように、合間に描かれる可能性もあるので、今後も『ワンピース』のストーリーには注目です。