バリバリの実の能力者バルトロメオは最強？バリアの効果と弱点を考察【ワンピース】

バルトロメオ(異名：人喰いのバルトロメオ)は新世界に入ってわずか1年で億越えルーキーとなったイカれたルーキーとして恐れられています。ワンピースではドレスローザ編で初登場し、扉絵連載も始まっています(詳細は後述します)。1憶5000万ベリーから現在は2憶ベリーの懸賞金がかけられ、逆立った緑の長髪に、鼻・口のピアス、鋭く尖った牙という"イカれた"が似合う容姿をしています。

笑い声は「ヘハハハ」であり、語尾には「べ」や「～だべ」が付き、東北のような訛り交じりの話し方になります。麦わらの一味のことになると感情が昂ぶり世間からは「今最も消えてほしい海賊No.1」と称されてしまうほど、行いは粗暴で残虐ですが、一度拳を交えてしまった後は戦友となりベラミーを助けたりと義理堅いところもあります。ルフィからは盃を交わした後は「ロメ男」、ロビンからは「ニワトリ君」と呼ばれています。

誕生日は10月6日、身長は220cm、年齢は24歳、東の海(イーストブルー)出身、バリバリの実の能力を持っており、憧れのルフィを真似た技も習得しています。誰よりも麦わらの一味を尊敬し、ルフィだけでなく全員に先輩を付けて慕っています。ちなみにバルトロメオの船室には麦わらの一味の手配書がポスターのように飾られており、バルトロメオは一番のワンピースのファンと言ってもいいかもしれません。

バルトロメオは船員56名の海賊団ボルトクラブの船長です。海賊旗は逆立った髪にムンクの叫びのような顔のドクロがトレードマークとなっています。バルトロメオだけでなく船員全員が麦わらの一味の大ファンであり、船の名前は『ゴーイングルフィセンパイ号』で作りもどことなくルフィの海賊船に似ています。ウソップにも「なんでウチの船よりルフィが乗ってそうなんだ!!」と突っ込まれましたが嬉しそうでした。

新世界にいますが、航海士がいないため航海に関する知識はなく船員は船酔いをしやすいです。行き詰った時はバルトロメオたちが子どもの頃に親しんだ駄菓子屋老婆に電話をかけますが教えてもらえるのは生活の知恵だけであり、航海に関する知識は得られません。ちなみに飾られた手配書のポスターにルフィ、ゾロ、ウソップ、ロビン、フランキーのサインをしてもらい額に入れられて飾られています。

ワンピースのバルトロメオの声優は森久保祥太郎さんです。1996年『爆走兄弟レッツ＆ゴー!!』で声優デビュー後に本格的に声優活動を始めます。シグマ・ゼブンに在籍後ヴィムスに移籍、2018年9月からはアドナインスを設立し代表取締役に就任しています。「おれパラ」では鈴村健一さん、小野大輔さん、寺島拓篤さん(以前は岩田光央さん)と共にホストとしてライブを披露しています。

2016年には声優アワード富山敬賞を受賞、また声優業を始めた頃には『おはスタ』で怪人ゾナーを演じており1999年には歌手デビューしています。森久保祥太郎さんの主な出演作品は『魔術士オーフェン』のオーフェン役『メジャー』の茂野吾郎役、『NARUTO-ナルト-』の奈良シカマル役、『うたの☆プリンスさまっ♪』の寿嶺二役、『弱虫ペダル』の巻島裕介役、『あんさんぶるスターズ!』の遊木真役などがあります。

超人(パラミシア)系の「バリバリの実」の能力とはどのようなものなのでしょうか？バリバリの実の能力であるバリア硬度が高く海楼石以上のトップクラスの防御力を持ちます。バリアを展開するとき人差し指と中指を交差させることが多いですが、原作では必ずしも交差させなくても能力を発動することができます(アニメの設定では必ず指を絡ませないと発動できないようになっています)。

バルトロメオの戦術が相手から攻撃をしてくるのを返り討つものであるため、わざと反感を買うような行動を起こすことがあります。ドレスローザ編でメラメラの実を賭けた剣闘会に出場した際に、バルトロメオは手を出さず挑んできた魚人空手師範・百段ハックの攻撃が一切通用せず腕をへし折り返り討ちにしました。また終盤には当たれば多大なダメージを与えられるエリザベロー2世の「キング・パンチ」を唯一防ぎました。

イトイトの実の能力者であるドフラミンゴの「鳥カゴ」が発動して以降、バルトロメオの能力は重宝されます。ローの手錠を届けるためにグラディウスを足止めしたり、「鳥カゴ」が迫ってくるとバリアの範囲を広げて、ドレスローザの国民や戦士たちと共に「鳥カゴ」を押し出し、ルフィが起き上がるまでの時間を稼ぎました。弱点はあるものの防御に関しては無敵で作中で破壊できた者は存在しないほど最強のバリアです。

バリバリの実の能力者であるバルトロメオはバリアを張るだけでなく、バリアを自在に変化させることができるのも最強説の1つです。四角、ラケットのような円盤型も作成可能です。作中では階段も作っていましたが途中で限界が来てしまったシーンもありました。このようにバリアの形を変えられることから、敵に向かって飛ばして攻撃したり、自身が身に纏って攻撃力アップをさせることもできます。

体中にバリアを纏ってしまえばあらゆるものを跳ね除け攻撃を気にせず進むことができるという最強っぷりです。能力がバリアなので防御力ばかりに目が行ってしまうバリバリの実の能力者バルトロメオですが、新世界のルーキーとして活躍しているため身体能力は桁外れです。グラディウスの毒針を受けてもダメージはほとんどなく、破裂による衝撃が直撃しても致命傷とはなりませんでした。

ルフィを尊敬するからこそのオマージュ神拳「バリバリの銃(ピストル)」はトップクラス硬度を持つバリアを球体にして拳に纏わせて、相手を殴りつける技です。ルフィの「ゴムゴムの銃(ピストル)」をオマージュしたパンチ技で殺傷能力も非常に高いです。ニコ・ロビンとキャベンディッシュに気を取られるグラディウスに背後から近づきこの技を放ちました。アニメではルフィの姿が重なる演出がされました。

上記で紹介しましたルフィの技をオマージュした「バリバリの銃(ピストル)」の他、バリバリの実の能力者バルトロメオにはバリアを展開する際に様々な技名があります。1つ目は「バリアの構え」はアニメ版で使用された技名でバリアを展開するときに使用されています。2つ目は「バーリア」で人差し指と中指を交差し、基本的には板状のバリアを張ります。3つ目は「バリアクラッシュ」で張ったバリアを前に飛ばす技です。

4つ目は「流動防壁(バリアビリティ)」でバリアの形を自在に変化させる技で、そこから階段状の「階段(ステアーズ)」、ラケット状のバリア「ラケット」、アニメ版のオリジナルとして「ビッグハンド」が登場しています。5つ目はバリアを大きく広げ前方へ猛進する「バリア突進牛(ブルズ)」、最後は「バリアボール」で球体のバリアの中に敵を封じ込め、攻撃を防いだり、身動きを封じ込めます。

上記で挙げたようにバリバリの実は使い方によって最強の防御となりますが、バルトロメオは防御だけでなく戦闘としても強さを発揮しています。ドレスローザ編で海軍本部大将藤虎の中将として登場したメイナードを瞬殺、魚人空手師範・百段ハックとエリザベロー2世共に無傷で勝利、ベラミーとも優勢に戦いを進め、ベラミーを狙うデリンジャーも撃破、グラディウスにも深手を負いながらも勝利を収めます。

ワンピースアニメ版ではバリアを使用するときに指を交差させないとバリアを張ることができないという弱点があります。劇場版「ONE PLECE FIRM GOLD」と連動したアニメオリジナル「シルバーマイン編」では両手を塞がれ交差できずにピンチに陥っていました。しかし、原作の方では必ずしも指を交差しなくてもバリア展開できてしまうため、この弱点はアニメ版だけの追加設定のようです。

バリバリの実の能力の制約として一度に展開できるバリアは1つのみで使用している間は守ることに特化しているので攻撃をすることはできません。バリアそのものに攻撃力はないためバリアの裏側から攻撃、バリアを張りつつ攻撃するといった使い方はできません。バルトロメオ自身はこのような弱点を把握し使用しているため、ゼロ距離の接近戦はバリアを使用できないため苦手としています。

先ほど紹介しましたが弱点として展開できるバリアが1枚のみであること、そしてその面積にも限度があることも挙げられます。ドンキホーテファミリーの最高幹部ピーカが空中移動中に放った巨大化したパンチが迫ってきたときは、あんなに大きなバリアを張れないと焦っていました。今は弱点であるバリアの面積ですが、今後バリバリの実が覚醒し、覇気を習得できれば面積も拡大し最強の防御になるかもしれません。

バリバリの実の弱点を紹介していますが、バリバリの実は全てを塞ぎきることができないのではないかという考察をしていきます。まずニコ・ロビンの「ハナハナの実」です。ハナハナの実の能力は超人系悪魔の実で、自分の体の一部をコピーして、自分の周りや相手に手足など複数咲かせることができる能力です。ロビンはこの能力で相手の動きを封じて様々な関節技を決めることが多いです。

このような能力を持つロビンを前に、バルトロメオののバリアは通用しないではないかと考えられます。硬度があるバリアと言えども、ハナハナの実の能力者であるロビンならバリアの内側に手足を咲かせて関節技を決めることが可能なのではないでしょうか？ワンピース内でそのような表現はありませんが、麦わらの一味の子分になったのでもしかするとそのような光景が見られる日が来るかもしれません。

バルトロメオは昔から素行が悪く、海賊になる前は地元で150の町を締め上げていた暗黒街のボスでした。海賊王ゴール・D・ロジャーの出生地であるローグタウンでルフィへの復讐に燃えるバギー一味に拘束され処刑されそうになったところ「俺は海賊王になる男だ」と高らかに宣言し、落雷によって処刑を免れたという奇跡の瞬間を目撃してから尊敬しルフィの熱烈なファンになりました。

それを目撃して以降、ルフィを含め麦わらの一味のことは「先輩」と呼び慕うことになります。またバルトロメオの自室には大スターのように手配書が飾られ、新聞記事や海軍が隠した記事までも集めています。エニエスロビーやインペルダウンなどの様々な大事件を起こしてきた麦わらの一味を追うため、海賊団バルトクラブを結成、船員全員が麦わらの一味にあこがれる海賊団が誕生しました。

尊敬しすぎるあまり、ルフィと敵対する相手や喧嘩を売ったものには制裁を加えたり殺意を露にします。また通常はものすごく素行が悪いものの、憧れのルフィの前では恋する乙女のような態度で緊張のしすぎて近づくこともできず、口調もかなり訛りが激しくなります。ドレスローザ編ではゾロに対しても感激のあまり涙を流して喜びサインを求め、彼らの命令に従い麦わらの一味のお使い要因となりました。

ドレスローザ編で、ルフィに憧れて編み出した技「バリバリの銃(ピストル)」でグラディウスを撃破後、麦わら大船団に加わる決意をしますが、大頭であるルフィは窮屈と感じているにも関わらず勝手に親子ではなく子分盃を交わしてしまいます。ちなみにこの「麦わら大船団」の子分杯を交わしたのはバルトロメオ、キャベンディッシュ、サイ、イデオ、レオ、ハイルディン、オオロンブスの7人です。

ルフィの器の大きさ、自由を求める彼の心情は大いに理解していたため、「相手が自由ならこちらも自由に」という屁理屈で勝手に子分盃を交わし、メンバーからは「大頭」と呼ばれるようになり、総勢5600人以上もの大所帯となりました。ルフィは大頭という形式は認めないものの、皆が仲間や友人であると考えており、「手を借りたいときに呼ぶから助けてほしい時は頼れ」と発言しています。

バルトロメオたちが勝手に忠誠を誓った「麦わら大船団」ですが、巨大な海賊連合というだけでなく、バックには新生ドレスローザ、ドラム王国、アラバスタ王国、リュウグウ王国などの国だけでなく、革命軍などの世界レベルの最強の協力者がついています。多くの問題を起こしたことで新聞では「5番目の海の皇帝が現る！」と呼ばれ、ルフィが更に世に知られることとなります。

バルトロメオはルフィの兄であるエースのことは「エース様」と呼び尊敬しています。また、革命軍No.2であるサボの正体がルフィの義兄弟と知ると「大先輩」とよび敬意を払っています。基本的にルフィに関するすべての人物は尊敬対象になり、今後様々な人物に出会うほど「先輩」が増えていくと考えられます。

「ONE PLECE FIRM GOLD」に連動したオリジナルストーリーで、ルフィとバルトロメオが活躍しています。バルトロメオは女海賊デザイアと共に頂点を誓い合った仲でしたが、ルフィを追って1人海へと飛び出してしまったため裏切り者扱いされていました。ルフィとバルトロメオは一瞬の隙をついて捕らえられて「シルバーマイン」に連行されてしまいますが、2人は協力して脱出を試みます。

ワンピースの表紙連載「押し掛け麦わら大船団物語」が始まりバルトロメオがとんでもないことをしています。第1弾がキャベンディッシュ、第2弾がバルトロメオ編がスタートしました。ドレスローザで子分杯を(勝手に)交わした後、麦わらの一味をゾウまで送り届けたあと、とある港町にゴーイングルフィセンパイ号で乗り入れ、バルトロメオが思う港一番の「悪党」を倒し街を制圧します。

その後悪党に麦わらの一味ステッカーとルフィのピンバッヂを特別価格で販売、民衆にはステッカー半額といったように麦わらの一味の布教活動をしはじめます。そして、この港は四皇の1人であるシャンクスの赤髪海賊団の縄張りであるにもかかわらず海賊旗を燃やしてしまったのです。これでは喧嘩を売る形になってしまったわけで、読者が気になるところでバルトロメオ編の扉絵連載は終了してしまいました。

シャンクスといえば、ルフィの命の恩人で海賊になるきっかけとなった人物です。結論から言いますとバルトロメオはルフィとシャンクスの関係を知らないでしょう。知っていれば海賊旗を燃やすこともしなければ麦わら海賊団の布教活動もする必要がありません。ルフィとシャンクスが出会ったのは昔の話で、新聞記事に載るような接触はないのでバルトロメオは知らなくても仕方ないでしょう。

扉絵連載からワンピース本編に繋がることもあるので、バルトロメオとシャンクスの今後の展開も見逃せません。ここからは考察になりますが、バルトロメオ編で港に降り立った時に民衆が電伝虫を使って誰かに連絡を取っていましたがこれはシャンクスに連絡を取っていたのではないでしょうか？また、四皇の縄張りに手を出したからには制裁は免れないのではと考えるのが普通です。

大抵のことは笑って過ごすシャンクスですが、島々を守ることと、威厳もあるので海賊旗を燃やされてしまったら話は別ではないかと考えられます。ワンピース70巻でルフィも「四皇は全部倒す」と宣言していることから、いずれはシャンクスとも戦うことになるので宣戦布告とも取れる行動なのかもしれません。シャンクスとルフィの関係を知ったらバルトロメオは失神してしまうかもしれません。

バリバリの実の能力者であるバルトロメオはワンピース読者である方にとってはどのように見られているのでしょうか？バルトロメオは紹介したように残虐で、暴力的ですがルフィや麦わらの一味を目の前にすると恋する乙女状態になってしまうところが非常に可愛いという意見がありました。ギャップ萌えというものかもしれませんが、ここまで一途にルフィを尊敬できるので、一番のワンピースファンは彼なのかもしれません。

アニメでは指を必ず交差させないとバリアを張ることができないという弱点がありましたが、防御はトップクラスのためバリバリの実はチート能力だと言われています。詳しくは描かれていませんが原作でも何かしら制約はあるといえども、守られてる以上最強の能力と言えるかもしれません。バルトロメオ自身がもっと強さを増せばバリアの能力も変わってくるかもしれません。

ワンピースのバルトロメオについて紹介しました。バリバリの実の能力者であるバルトロメオの能力が最強と言われる説や弱点、相性の悪い悪魔の実の考察をしてきましたがいかがでしたでしょうか？ルフィを尊敬するあまり破天荒なことをすることもありますが憎めないキャラクターでファンも多いです。今後ともワンピースのストーリー展開や、バルトロメオの活躍をチェックしていきましょう！