2020年04月14日公開
2020年04月14日更新
【鬼滅の刃】累の姉蜘蛛はどんなキャラ?強さ・血鬼術や性格を考察!最後は死亡?
「鬼滅の刃」に登場する姉蜘蛛は、那田蜘蛛山に住む累の偽りの家族の1人です。父蜘蛛から殴られる母蜘蛛を眉を下げて眺める様子から、当初はいたいけな少女の鬼と思われていました。しかし、累の家族としてうまく立ち回れない周囲の鬼を見下し、平気で裏切り行為に出る計算高く狡猾な鬼でした。この記事では、「鬼滅の刃」に登場する姉蜘蛛の血鬼術や強さ、胡蝶しのぶに倒された最後、について紹介していきます。
鬼滅の刃の累とは?
鬼滅の刃の作品情報
「鬼滅の刃」に登場する姉蜘蛛は、那田蜘蛛山に住む累の偽りの家族の1人です。当初はもっとも要領よく累の家族を演じており、炭治郎たちが退治にやってくるまで罰せられることはなかったようです。かわいい容姿とずる賢い性格のギャップから、登場回数は少ないものの人気があります。
鬼滅の刃の概要
「鬼滅の刃」は、人間を食べる鬼たちと戦う、鬼狩の少年を主人公とした物語です。仲間との交流や強敵に挑みながら成長していくという少年漫画の王道ストーリーで、2016年に「週刊少年ジャンプ」で連載され、徐々に人気を博しました。2019年にアニメが放送されますが、迫力あるバトルシーンのクオリティの高さも話題となります。
鬼滅の刃のあらすじ
心優しく面倒見の良い大家族の長男・炭治郎は、家業の炭焼きの仕事で家計を支えていました。街に炭を売りに出かけた冬のある日、家に戻ると、家族は殺されていました。生き残っていた禰󠄀豆子は、鬼の血液が体内に入り込んだことにより、鬼となります。炭治郎は、家族の仇を取り、禰󠄀豆子を人間に戻す方法を探すため、強さを求めて鬼殺隊に入隊しました。
累のプロフィール
累は、炭治郎が初めて遭遇した現役の十二鬼月です。階級は下弦の伍で、当初は瞳に刻まれた数字が長い髪に隠れていました。しなやかで自由自在に操ることができる蜘蛛の糸のような血鬼術を使います。他の鬼に自分の強さを分け与えることができ、その対価と引き換えに弱い鬼に家族になるよう要求していました。
裏切り者、刃向かった者、家族として相応しくない行動をした者には、日の光に照らしたり、切り刻んだりなどの制裁を加え、恐怖で支配しています。家族の絆にこだわる理由は、人間時代の出来事が関係していました。最後は、水柱の冨岡義勇に倒されました。
鬼滅の刃の累の姉蜘蛛はどんなキャラ?
姉蜘蛛の裏切り
アニメ「鬼滅の刃」にて、姉蜘蛛が累と出会った経緯が描かれました。彼女も累の他の家族たちと同様に、弱い鬼でした。鬼殺隊に追いかけ回され、累の住む那田蜘蛛山へとやってきます。そこで、家族になるという条件の元、累に助けられました。その後、彼の能力を与えられ、彼の姉役を演じ続けます。要領よく立ち回っており、炭治郎たちが訪れるまで一度も累に罰を与えられたことはありませんでした。
累と出会う前は、黒髪のボブヘアーでカーキ色の着物を着ていました。下まつ毛が特徴の大きな目を持ち、瞳の色は赤です。能力を与えられて家族になったあとは、累と同様に真っ白い髪と肌になり、ところどころに円形と線の模様が入っています。腰の辺りまで伸びる長い髪は、サイドで2つ、後ろで1つの合計3箇所で結っていました。白い着物に蜘蛛の巣の模様が入った帯をつけています。
累の家族ごっこに付き合いながらも、心の中ではくだらないと思っていたようです。アニメエンドロールでも姉蜘蛛と表記されており、本名は不明です。自身の利益や安全のために行動するエゴイストで、「鬼滅の刃」作中でも2回の裏切り行為をしています。累から与えられた能力・強さは、対象者を繭に取り込み溶かして殺すものでした。最後は蟲柱の胡蝶しのぶによって退治されています。
1回目の裏切り
姉蜘蛛は、先にいた累の家族の少女の鬼と親しくなります。少女の鬼は、姉蜘蛛のことを実の妹のように大切に思っていると言い、一緒に累の元から逃げようと持ちかけました。累が無惨から呼ばれた不在の日を狙い、2人は那田蜘蛛山から出ようとします。
しかし、道中には行く手を阻む累がいました。姉蜘蛛が事前にこのことを彼に密告しており、少女の鬼を裏切ったのでした。彼女は累に拷問を受け、最後は外に貼り付けにされて朝日で消滅しました。こちらの裏切り行為は、アニメ「鬼滅の刃」でのみ描かれており、原作では登場しません。
2回目の裏切り
2回目の裏切りは、累に対してのものでした。炭治郎たち鬼殺隊が那田蜘蛛山にやってきた時、姉蜘蛛は父蜘蛛、母蜘蛛が殺されたことを累に報告しに行きます。恐怖と焦りで、彼女は累に似せた顔が素顔に戻ってしまいました。そのことに腹を立てた累は、姉蜘蛛の顔を切り刻んで制裁を加えます。その現場を目撃した炭治郎は、累たちの家族の絆は偽りであると言い放ちました。怒った累は、炭治郎を殺そうとします。
累の血鬼術が炭治郎にぶつかりそうになった時、木箱に入っていた禰󠄀豆子が飛び出してきて炭治郎を庇いました。家族の絆を目の当たりにした累は、禰󠄀豆子を欲しがります。それを聞いた姉蜘蛛は、自分を捨てないでほしいと累にすがりつきました。彼女の首を糸で斬って落とした累は、家族の役割を果たしていないと叱りつけます。姉蜘蛛は、挽回のために累から言われた通り山の周辺にいる鬼殺隊を始末しに向かいました。
姉蜘蛛は、那田蜘蛛山に侵入した鬼殺隊の隊士の村田を、血鬼術の繭に取り込みます。彼女の血鬼術は、繭に取り込んだ人間を溶かすというものでした。村田は、内側から繭を破ることができず、そのまま繭内に取り込まれます。そこへ、蟲柱・胡蝶しのぶが助けにやってきました。圧倒的な力の差を感じた姉蜘蛛は、自分は命令で仕方なく殺しているのだと累を裏切る発言をして、胡蝶しのぶに命乞いをします。
姉蜘蛛は80人の鬼殺隊士を殺害した?
胡蝶しのぶは、彼女に何人の人間を殺してきたのか問いました。姉蜘蛛は、助かりたい一心で、5人殺したと嘘を言います。西側から山に入ったしのぶは、その場だけでも姉蜘蛛の血鬼術の繭が14個あったのを確認しました。そして、経験則から、今まで80人は食べてきただろうと予想しました。
鬼滅の刃の累の姉蜘蛛の強さ・血鬼術や性格
姉蜘蛛の強さや繭で包んで溶かす血鬼術
「鬼滅の刃」作中で登場した姉蜘蛛の血鬼術は、溶解の繭というものです。繭の中に取り込んだ人間を、溶かすことができます。まずはじめに衣服、その次に肉体が溶けます。そのため、しのぶに助け出された時の村田は衣服が溶けた後で、全裸の状態でした。
姉蜘蛛は、人間が溶液によって溶けた後のものを食すようです。繭はしなやかで硬い質のため、中に取り込まれたら刀で斬ることは困難だといいます。この能力は累からもらったもののようで、彼の血鬼術の糸と似た性質です。非常に慣れた様子で血鬼術を使いこなしており、村田を一瞬で繭に取り込んでいることから、それなりの強さを持っていることがわかります。
姉蜘蛛の性格
父蜘蛛に殴られる母蜘蛛を複雑な表情で見守るシーンがあり、那田蜘蛛山の一家の全貌が明らかになっていなかった時は、いたいけな少女の鬼と思われていました。しかし、一緒に逃げ出そうと持ちかけた鬼を裏切り、さらに命の危険が迫った時も累を裏切り命乞いをしています。姉蜘蛛は、常に強者に従い、己の利益のみを考え行動する利己的な生き方をする鬼でした。
累の家族役をうまくこなせない周囲の鬼たちを見下しており、自分は彼らとは違うと自信を持っています。しかし、累が禰󠄀豆子を欲しがった時は、捨てられる可能性を考え、すがりついていました。このことから、長い物に巻かれていたい性分であることがわかります。
鬼滅の刃の累の姉蜘蛛の最後は死亡?
姉蜘蛛の最後①胡蝶しのぶとの戦い
竈門兄妹の絆を見た累は、本物の絆であるとして禰󠄀豆子を欲しがります。それを聞いた姉蜘蛛は、見捨てられることを恐れ、捨てないでくれと累にすがりつきました。累はそんな彼女を一喝して首を落とし、自分の家族としてきちんと振る舞えないことに怒りを露わにします。挽回を求める姉蜘蛛に累は、那田蜘蛛山周辺にいる鬼殺隊の始末を命じました。姉蜘蛛は落とされた首をつけ、命令どおりに動きます。
まず、向かった先にいた鬼殺隊の村田を、自身の血鬼術・溶解の繭に閉じ込めます。村田は繭の中を刀で斬りつけますが、抜け出すことができません。姉蜘蛛の繭は、しなやかで強靭な素材でできており、中の人間を溶かす効力を持っていました。そこへ、蟲柱の胡蝶しのぶが現れ、姉蜘蛛の後ろ肩から顔を出して挨拶します。気配に気がつかなかった姉蜘蛛は、驚いてすぐ反撃に出ました。
姉蜘蛛の最後②ついた嘘
胡蝶しのぶは、姉蜘蛛の攻撃を全て交わし、話し合う気がないと知って姉蜘蛛を殺そうとします。彼女の圧倒的な強さを感じ取った姉蜘蛛は、勝てないと悟って命乞いをします。自分は命令されて仕方なく人を殺しており、従わなければ拷問を受けると訴えかけました。彼女の話を聞いた胡蝶しのぶは、少しの間をおいて協力すると言います。しかし、その前に今まで人を何人殺してきたのか教えるよう要求しました。
姉蜘蛛は、命令に逆らえず5人殺したと言います。胡蝶しのぶは、すぐに彼女の嘘を見破り、80人は食べてきただろうと返しました。その言葉を、姉蜘蛛は否定し、嘘を突き通そうとします。西から那田蜘蛛山に入った胡蝶しのぶは、道中で14個の姉蜘蛛の繭を確認しており、さらに中に捕らわれた人間はすでに溶かされて死亡していたといいます。このことから、姉蜘蛛の5人殺害したという供述は嘘であることがハッキリとわかりました。
姉蜘蛛は、なぜ殺した人間の数を聞くのか問います。その質問に胡蝶しのぶは、人を殺害した罰を受けさせるためだといいます。さらに、殺してきた人数分の苦痛を味わい、報いを受ければ仲良くなれると主張しました。彼女の考えを恐れ、怒った姉蜘蛛は、再び攻撃を浴びせようとします。その攻撃を避けた胡蝶しのぶは、蝶ノ舞・戯れの技を使いました。あまりの早い動きに、姉蜘蛛は攻撃を目で捉えることができませんでした。
しかし、自分の首は斬られていません。身体が小さく腕力がないため、胡蝶しのぶは鬼の首を斬ることができませんでした。勝つ見込みがあると判断する中、姉蜘蛛の身体に異変が現れます。攻撃を受けてからほどなくして、身体が変色してその場に倒れて死亡しました。胡蝶しのぶは、鬼の首を斬ることはできませんが、自ら開発した毒を使って戦う剣士でした。しかし、すでに最後を迎えていた姉蜘蛛に彼女の説明は届きませんでした。
鬼滅の刃の累の姉蜘蛛に関する感想や評価
衣装
姉蜘蛛ちゃんコスしたくって自分の検索履歴がもうそれ関連だらけすぎる🕷
— 暇人にゅい (@himazinnyui) December 4, 2019
「ドーラン 白」とか「白 着物」とかね。 pic.twitter.com/JOUpx3hTQL
ここでは、「鬼滅の刃」姉蜘蛛に関する感想や評価を紹介していきます。姉蜘蛛は、累と同じく真っ白い着物を着ており、さらに帯には蜘蛛の巣のような模様が入っていました。髪型は、サイド、バックと3箇所を玉のような形のヘアアクセサリーで結んでいます。デザインが非常にかわいいと人気があり、コスチュームも人気です。
容姿
鬼滅20話見てるが、姉鬼整形(物理)前の方が可愛い顔してる気がする#鬼滅の刃
— 新宿暮らしのFD7@元デュエプレβテスター (@FD7_FateGO) August 22, 2019
『鬼滅の刃』に登場する累の偽りの家族たちは、顔も意識的に彼に似せるようにしています。姉蜘蛛も、累と同じ真っ白い肌と髪にしています。累の家族になる前は、ショートヘアーの黒髪で、おでこを出した髪型の鬼でした。こちらの姿の方がかわいいといった感想も散見されました。
密かな人気
ていうか姉蜘蛛好きなんです
— カテイン (@Catain_Pri) October 27, 2019
「鬼滅の刃」の姉蜘蛛は、ずる賢く冷徹な性格です。作中で、自分を大切に思う姉役の鬼を裏切り、さらにしのぶに命乞いをした際は累を裏切っています。こうしたことから、嫌いなキャラクターに挙げる人も少なくありません。一方で、そうした性格とかわいい容姿ひっくるめて好きという人も多くいました。
裏切り
鬼滅の刃のアニオリとっても累の姉の狡猾さとかが表現されててこれはこれでいいなって思ったし、裏切り者が朝日で焼かれてしまうシーンでは鬼の哀れで悲しい側面が伝わってきて私は好きでした…来週も楽しみ…#鬼滅の刃
— せん (@LXTDiy9hqomP2LB) August 17, 2019
アニメ「鬼滅の刃」では、姉蜘蛛の過去が深く掘り下げられて描かれていました。姉蜘蛛が那田蜘蛛山に入り、累に家族契約を持ちかけられて助けられたシーンや、先にいた先輩の鬼と一緒に累の元から逃亡するシーンなどは、アニメオリジナルです。那田蜘蛛山の家族たちの過去がよくわかり、さらに姉蜘蛛の登場シーンも多くなり、好評でした。
最後
姉蜘蛛としのぶが話すシーンアニメの馬乗り体勢もいいけど
— 鶏肋 (@chicken_rib) August 17, 2019
原作のしのぶが両手をぎゅってやって姉蜘蛛がドン引きしてる構図もめっちゃいいから
皆原作読もう
アニメ「鬼滅の刃」では、姉蜘蛛と遭遇した胡蝶しのぶが馬乗りになって会話します。一方で、原作「鬼滅の刃」では、胡蝶しのぶと姉蜘蛛が対峙する形で会話をしました。どちらのシチュエーションもよかった、最後の姉蜘蛛の様子がどちらもかわいいといった感想があります。
鬼滅の刃の累の姉蜘蛛まとめ
ここまで「鬼滅の刃」に登場する鬼・姉蜘蛛の強さや能力、性格や作中での活躍などを紹介してきました。非常にかわいい容姿を持つ鬼ですが、計算高く要領の良い性格を持ち合わせています。最後は、胡蝶しのぶの作った毒を打ち込まれ、倒されました。