【七つの大罪】原初の魔神の強さ・闘級と魔力を考察！すでに死亡している？

今回は七つの大罪の原初の魔神に注目しました。原初の魔神は七つの大罪の中でも最強クラスの強さを誇り、エスカノールやマーリンを苦しめた強敵です。強力な魔力を持っているキャラクターですが、七つの大罪のファンからは弱いとの意見も見受けられます。また既に死亡説まで出ていますが、本当に原初の魔神は弱いのでしょうか?

死亡説や弱いという意見もある原初の魔神について掘り下げていく前に、まずは七つの大罪の作品情報を紹介します。七つの大罪はブリテン島の中世騎士道物語であるアーサー王伝説をモチーフにしたアクションファンタジー作品です。ヨーロッパ的な世界観や格闘など、作者である鈴木央の趣味が強く作品に影響しています。

七つの大罪は人間だけでなく魔神族や女神族、そして妖精族などが生活している異世界が舞台となっています。また少年漫画の王道のストーリー展開、そして仲間との絆や激しいバトルが人気となっています。また個性豊かなキャラクター達も魅力の1つであり、ファンから高く評価されています。

七つの大罪は週刊少年マガジンに連載されていた少年漫画が原作です。作者である鈴木央は週刊少年ジャンプで「SAVAGE」や「ライジングインパクト」を連載後、週刊少年サンデーで「ブリザードアクセル」を連載しました。そして週刊少年チャンピオンの「ちぐはぐラバーズ」を経て、週刊少年マガジンで「七つの大罪」を連載して4大週刊少年誌を制覇しました。

七つの大罪は2012年に連載を開始し、2020年に最終回を迎えました。2014年にはアニメ1期が放送され、2015年には第39回講談社漫画賞・少年部門を受賞しています。2018年には東映配給で映画化されており、2018年のアニメ2期や2019年のアニメ3期も好評でした。また舞台化やゲーム化もされ、週刊少年マガジンの看板作品になりました。

ブリタニアの大国であるリオネス王国は、聖騎士達の不穏な動きにより荒れていました。そんな聖騎士達を止めるためリオネス王国の第三王女のエリザベス・リオネスは、濡れ衣を着せられた伝説の聖騎士団「七つの大罪」を探していました。そしてエリザベス・リオネスは七つの大罪の団長メリオダスを探し出し、救国と冤罪の真実を知るための旅が始まりました。

メリオダスとエリザベス・リオネスは、七つの大罪の団員と共に聖騎士長ヘドリクセンからリオネス王国を救いました。しかし3000年前に封印されたはずの魔神族が復活し、ブリタニアは魔神族に侵略されてしまいました。そしてブリタニアを救うため、キャメロット王国のアーサー・ペンドラゴンと共に魔神族との激しい戦いを繰り広げます。

原初の魔神について考察していく前に、まずは七つの大罪の作品情報を紹介しました。続いては原初の魔神とはどんな存在なのか掘り下げていきます。それでは原初の魔神がどんな存在なのか、生み出した人物と生み出された経緯を説明していきます。

作中では七つの大罪のマーリンが説明していましたが、原初の魔神は魔神王によって生み出されました。魔神王とはその名の通り、魔神族を統べている王様です。魔神王は主人公のメリオダスや十戒のゼルドリスの父親でもあります。しかし魔神王は息子達への愛情は皆無で、自身の復活のために利用してきました。

そんな魔神王は魔界を統べるために、強力な魔神を生み出しました。その魔神こそが、原初の魔神です。異形な姿をしている原初の魔神は、ライオンのような下半身や2本の右腕が特徴です。そして頭には禍々しい獄炎(ヘルブレイズ)が燃え盛っています。

魔神王によって最初に生み出され強力な魔力を持っていた原初の魔神は、自身の強さに自惚れて魔神王の座を狙い反逆します。しかし魔神王には力及ばず、罪人として重い罰を与えられます。魔神王は原初の魔神を肉体と精神に分け、合体すれば体が崩壊してしまう呪いをかけました。その肉体と精神に分かれた姿こそが、メリオダスやゼルドリスの指南役だったチャンドラーとキューザックなのです。

まずは原初の魔神を生み出した人物、そして生み出された経緯を説明しました。続いては原初の魔神を肉体と精神に分けた姿、チャンドラーとキューザックについて掘り下げていきます。メリオダスやゼルドリスの指南役を務めていた2人には、どんな魔力を持っているのでしょうか?

まずはメリオダスの指南役だったチャンドラーについて紹介します。チャンドラーは杖を持った老人の姿をしている最上位魔神です。メリオダスを「坊っちゃん」と呼び溺愛していますが、その強さは魔神族の精鋭部隊「十戒」をも凌ぎます。持っている杖も仕込み刀になっており、その戦いぶりから「おしゃぶりの鬼」という異名がついています。

自分に向けて発動された魔力を倍以上にして返す「フルカウンター」という技をメリオダスやエスタロッサに教えた人物で、「フルカウンター」の他にも多彩な技の使います。「暗夜の帳(ダークネス)」は周囲を夜にしてしまう技で、エスカノールの魔力「太陽(サンシャイン)」を封じました。また「絶対強制解除(アブソリュート・キャンセル)」を使い、マーリンの「完全なる立方体(パーフェクト・キューブ)」を消し去りました。

続いてはゼルドリスの指南役だったキューザックについて紹介します。キューザックは2本の長い髭を生やしているダンディな中年男性です。強力な魔力だけでなく剣術の達人でもあり、溺愛している弟子のゼルドリスを新たな魔神王の座に君臨させようと画策しています。

相手の精神を一瞬で支配してしまう「共鳴(レゾナント)」の使い手で、「うたたねの死神」という異名で呼ばれています。遠隔操作も可能なため、その力でキャメロット王のアーサー=ペンドラゴンを自害させました。マーリンにも「共鳴(レゾナント)」を発動させましたが、魔神王と最高神の祝福の力で返り討ちにされてしまいました。

死亡説や弱いという意見もある原初の魔神について、生み出された経緯や関係者を紹介しました。続いては原初の魔神の強さ、闘級と魔力を説明します。チャンドラーとキューザックの合体した姿である原初の魔神の強さとは、一体どれ程のものなのでしょうか?

魔神族はその強さにより、階級が分かれています。最も数の多い下級魔神は、体の色や能力によって複数の種類があります。ヘンドリクセンが研究に使っていた赤色魔神(ブラッド/レッド)やグレイロードの原種である灰色魔神(アッシュ)が、下級魔神に分類されます。

下級魔神よりも数段上の強さを持つ上位魔神には、魔神王直属の精鋭部隊「十戒」が挙げられます。十戒は魔神王から戒禁を授かっており、様々な能力を持っています。更にその上の存在である最上位魔神に君臨しているのが原初の魔神(チャンドラーとキューザック)であり、作中最強クラスの魔神族です。

七つの大罪の作中では、強さを数値化している闘級というものが存在します。闘級とは魔力・武力・気力の総合値であり、日頃の鍛錬と精神や肉体の状態によって変化します。闘級の存在が明らかとなった当初は1000～5000程度ばかりでしたが現在では200000を超えるキャラクターも登場し、少年漫画によくある強さのインフレが進んでいます。

女神族も目覚め魔神王直属の精鋭部隊「十戒」との戦いが激しくなる中で、最上位魔神のチャンドラーとキューザックも復活しました。そして本気を出した時のチャンドラーの闘級は173000、キューザックの闘級は168000でした。作中では原初の魔神の闘級は明らかとなっていませんが、チャンドラーとキューザックが合体した原初の魔神はそれ以上の闘級だと考えられます

魔力とは七つの大罪に登場する特殊能力です。魔力はキャラクターの種族や個性が反映しているため、数え切れぬ程の種類があります。また素手よりも個々に合った武器を使用する方が魔力を最大限に発揮出来るため、多くのキャラクターが専用の武器を愛用しています。原初の魔神の武器はチャンドラーの杖とキューザックの剣で、作中では3つの魔力を使用していました。

死亡説や弱いという意見もある原初の魔神について、闘級や魔力を紹介しました。続いては最上位魔神である原初の魔神の死亡説について掘り下げていきます。魔神王が魔界を統べるために生み出した原初の魔神は、簡単に死亡するような弱いキャラクターなのでしょうか?

弱いという意見もある原初の魔神ですが、本当に死亡してしまったのでしょうか?結論としてはチャンドラーとキューザックに分かれてから、2人とも死亡してしまいました。強さのインフレが進んでいるにしても原初の魔神は決して弱いキャラクターではありません。しかしチャンドラーとキューザックは、同等もしくはそれ以上のキャラクターによって殺されてしまいました。

最上位魔神のチャンドラーとキューザックを殺したのは、一体誰なのでしょうか?恩寵「太陽(サンシャイン)」を取り戻した四大天使マエルの一撃により死にかけていた原初の魔神は、再びチャンドラーとキューザックに分裂しました。そして瀕死状態のゼルドリスと戒禁を前にして、チャンドラーとキューザックは対立します。

キューザックは瀕死状態のゼルドリスのために、障害となるチャンドラーを殺しました。その後キューザックは全ての戒禁を掻き集めて、ゼルドリスに吸収させました。そして全ての戒禁を取り込んだゼルドリスは魔神王の依代となってしまい、キューザックを消滅させてしまいました。

弱いという意見もある原初の魔神について、死亡した経緯を説明しました。続いては最上位魔神である原初の魔神の技について掘り下げていきます。魔神王に生み出された原初の魔神は、最強クラスの強力な魔力を複数持っています。一体どんな技を使うのでしょうか?

原初の魔神の魔力として、強力な技が3つ登場しました。まず原初の魔神は「終局(クライシス)」を使い、命を代償にして魔力を増強させていました。そして強力な攻撃技「死衝(デス・ドライブ)」で、杖から衝撃波を放ちエスカノールを吹き飛ばしていました。

原初の魔神には「死衝(デス・ドライブ)」のような強力な攻撃技が、もう1つあります。「獄炎極(ヘルブレイズ・オメガ)」は、獄炎を操る魔神族特有の攻撃技です。黒く強大な獄炎を放つ大技で、四大天使長リュドシエルとの戦いで使用していました。

死亡説や弱いという意見もある原初の魔神について、生み出された経緯や強さを説明しました。それでは最後に、最上位魔神である原初の魔神に関する世間での感想や評価を紹介します。魔神王が生み出した原初の魔神に対して、世間からはどのような感想や評価が寄せられているのでしょうか?

こちらは原初の魔神の見た目と作中の活躍について書かれているツイートです。原初の魔神は2本の右腕やライオンの下半身という異形な姿をしていました。見た目がキモい割には原初の魔神も意外に弱かったため、すぐに死んでしまうというワンパターンな展開を迎えて残念そうにしています。

こちらは原初の魔神などの魔神族と七つの大罪・女神族の戦いについて書かれているツイートです。すぐに死んでしまったため登場回数の少ない原初の魔神ですが、壮絶な戦いはファンからも高く評価されています。強力な攻撃技の数々で、七つの大罪・女神族を苦しめていました。

こちらは原初の魔神が好きだという内容のツイートです。原初の魔神には魔神王が魔界を統べるために生み出し、謀反の罰として呪われた過去がありました。魔神王と関係の深いキャラクターで設定も凝っているため、このように今後の登場や活躍を期待していたファンも沢山いました。

弱いという意見もある原初の魔神について強さや死亡説を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?七つの大罪には原初の魔神以外にも個性豊かなキャラクターが沢山登場します。またストーリー展開も定評があります。この機会に七つの大罪を、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか?