【鬼滅の刃】 恋雪は猗窩座（狛治）のかわいい恋人！最後と死亡した理由は？

『鬼滅の刃』とは、週刊少年ジャンプで連載されている漫画です。『鬼滅の刃』は累計発行部数が4000万部を突破するほど人気の作品です。なぜ『鬼滅の刃』がここまで人気が出たのかというと、きっかけは2019年のアニメ放送でした。『鬼滅の刃』はアニメによって幅広い層に知れ渡り大ヒットしました。そしてアニメ放送終了後には、2020年に『鬼滅の刃』の無限列車編が映画化されることが発表されました。

『鬼滅の刃』には人間を食べる鬼というものが登場します。『鬼滅の刃』のストーリーでは炭治郎の妹が鬼にされてしまい、人間に戻す方法を探るために鬼と戦いながら情報を集めます。このように『鬼滅の刃』とは、人間と鬼の戦いを描いた作品です。

『鬼滅の刃』に登場する恋雪とは、狛治が江戸を追い出されて道端で暴れていたところを拾ってくれた慶蔵の娘です。初登場は『鬼滅の刃』の154話の猗窩座(アカザ)の過去回想でした。『鬼滅の刃』に登場する恋雪は頑丈な狛治とは違い、生まれた時から体の弱い女の子でした。父の慶蔵は門下生がおらず、なんでも屋のようなことをしてお金を稼いでいました。

母は『鬼滅の刃』の猗窩座(アカザ)の過去回想が始まった時点ですでに死亡していました。恋雪の看病に疲れて入水自殺をしていたのです。『鬼滅の刃』の初登場時から恋雪は幼く自分自身も病弱で大変な時に、母を看病疲れで亡くしてしまうという悲しい過去を持っていました。『鬼滅の刃』の猗窩座(アカザ)こと狛治は、そんな恋雪の看病をしながら門下生として暮らすことになりました。

『鬼滅の刃』では体が丈夫なキャラクターが多いのですが、恋雪は珍しく病弱なキャラクターでした。『鬼滅の刃』の本編は大正時代を舞台としていますが、恋雪達は江戸時代あたりに生きた人物だといわれています。ちなみに『鬼滅の刃』に初めて登場した時は13歳の幼い少女でした。

『鬼滅の刃』の狛治は、慶蔵の元に引き取られてから恋雪の看病をしていました。『鬼滅の刃』の154話では元々幼い頃から病気がちだった父親の身の回りの世話をしていたシーンが描かれています。江戸でスリを繰り返していたのも、父親に薬を飲ませてあげたいという思いからでした。しかし『鬼滅の刃』の狛治はスリをするたびに捕まり、腕には犯罪者の印である線の入れ墨を3本入れられていました。

それでも強さがすべてだと思っていた猗窩座(アカザ)は犯罪歴を気にしていませんでした。『鬼滅の刃』で猗窩座(アカザ)が執拗に強さを求めていたのは、このような過去も影響していたからです。しかし父は、狛治が捕まったのを聞いてこれ以上自分のせいで罪を重ねてほしくないと思い、首を吊って自殺をしました。

こうして江戸を追い出され、やけくそになって道端で暴れていたところを恋雪の父親である慶蔵に拾われました。『鬼滅の刃』の猗窩座(アカザ)こと狛治はこのような経緯を持っていることから、看病することには慣れていました。『鬼滅の刃』の155話では実際に狛治が恋雪を看病する姿が描かれています。恋雪を看病しながら、狛治は病人がなぜ申し訳無さそうに謝るのか不思議でした。

なぜなら、一番つらいのは病人だからです。『鬼滅の刃』の154話で自殺した父親もそうでしたが、恋雪もまた狛治によく謝っていました。自分のせいで遊びに行ったり鍛錬できないのではないかと気にしていたのです。それほど恋雪は病弱で、狛治は毎日つきっきりで看病をしなければなりませんでした。しかし狛治は特に遊びたいとも思わず、空いた時間に鍛錬しているから気にしていないと恋雪に言います。

恋雪はそれでも申し訳なく思い、看病の気分転換に花火に行ってきたらどうかと提案しました。恋雪は狛治に言ったつもりでしたが、狛治は「眩暈が治まっていたら背負って橋の手前まで行きましょうか」と言いました。狛治は病弱な恋雪を置いて出ていくことなど全く考えていませんでした。そんな献身的な看病をしてくれる狛治に嬉しくて恋雪は泣いてしまいます。

狛治はなぜ恋雪が話しの途中で泣いてしまうのか分からず、『鬼滅の刃』では気まずそうな様子が描かれています。きっと病気で気が滅入っているのだと、恋雪の気持ちに気づいてはいませんでした。それから3年経ち、『鬼滅の刃』の初登場時は13歳だった恋雪も16歳になり、狛治は18歳になりました。

恋雪は3年経つ頃にはほとんど普通の生活ができるようになり、外にも普通に出られるようになりました。『鬼滅の刃』の初登場時は母親も自殺するほど体が弱っていたのですが、狛治の看病のおかげでここまで回復することができたのです。

『鬼滅の刃』の恋雪はつきっきりで看病してくれる狛治に恋をしていました。そのシーンが描かれたのは『鬼滅の刃』の155話です。ある日狛治は慶蔵に呼ばれます。『鬼滅の刃』で恋雪と初めて出会ってから3年後のことです。慶蔵は狛治に道場を継いでほしいと言いました。恋雪も狛治の事が好きだと言うのです。

『鬼滅の刃』の154話では罪人の入れ墨を入れられた狛治ですが、そんな自分を好いてくれる人間などこの先現れないだろうと思っていました。ましてや自分に真っ当な未来があるとさえ思っていませんでした。そのため恋雪とは恋人同士ではなく、そもそも恋雪に好きだと言われるまで意識すらしていなかったようです。

『鬼滅の刃』の155話では恋雪に好きだと伝えられたあと、狛治はその気持ちを受け入れて2人は婚約しました。狛治は罪人の自分でも真っ当な生き方ができるのかもしれないと思いました。そして自分を受け入れてくれた2人を狛治は命に代えても守ろうと思いました。しかしその後の『鬼滅の刃』のストーリーでは悲劇が起こります。

『鬼滅の刃』では恋雪の想いが伝わり、狛治と婚約者となりました。婚約者になったあと、恋雪と狛治は花火大会に行きました。それが描かれたのは『鬼滅の刃』の155話です。恋雪は歩いて花火大会に行けるほど回復していました。そこで狛治は本当に自分で良いのかと恋雪に聞きました。

恋雪は幼い頃に花火大会の話しをした時に、狛治から今年行けなかったらまた来年、再来年があると言われたのがとても心の励みになっていたと言います。『鬼滅の刃』の猗窩座(アカザ)の過去回想ではすでに死亡していた恋雪の母は看病疲れだけでなく、自分の子供の未来が見えず、恋雪が死ぬのを見たくなくて入水自殺していました。そして慶蔵もまた、恋雪がもう長くないと思っていました。

誰もが恋雪の未来が想像できていなかった中、唯一狛治だけが来年、再来年の話をしていました。未来を見てくれる狛治がいたからこそ、恋雪はここまで回復できました。それを当たり前に話す狛治に恋雪は惚れていったのです。それを聞いた狛治は、恋雪に「一生あなたを守ります」と言いました。このシーンは『鬼滅の刃』では珍しくキャラクター同士の恋愛描写があり、『鬼滅の刃』のファンからも人気です。

『鬼滅の刃』では恋雪が死亡してしまいます。その原因となったのが、慶蔵の道場の隣にあった剣道道場です。それが描かれたのは、『鬼滅の刃』の155話でした。慶蔵は老人が山賊に襲われていたところを助けたことがありました。その腕を見込んだ老人はお礼に継ぐ者がいなかった道場を慶蔵に譲ったのです。

しかし隣の剣道道場は老人の持つ道場を自分の物にしたいと思っていたので、頻繁に素流道場に嫌がらせをするようになりました。そのため、狛治に出会う前まで慶蔵には門下生がいませんでした。ただ『鬼滅の刃』の本編では描かれませんでしたが、この問題は一度解決していました。実は『鬼滅の刃』の18巻のおまけページで、一度素流道場と剣道道場で試合をしているという追加設定が書かれています。

『鬼滅の刃』の追加設定では、剣道道場の跡取り息子が恋雪に想いを寄せていることが判明しました。しかし跡取り息子は、とても乱暴で人を思いやることができない性格をしていました。そのため、病弱な恋雪に対して命に関わるような事件を起こします。そのことに慶蔵が怒り、狛治と2人で剣道道場と試合をすることになったのです。

決闘で狛治は跡取り息子を華麗な技で倒しました。その技に感動した剣道道場の主は息子の無礼を詫び、その後嫌がらせをやめました。『鬼滅の刃』の本編では書かれていなかったものの、剣道道場とはこのような一悶着がありました。詳しくは『鬼滅の刃』の18巻に156話と157話の後のおまけページに書かれているのでぜひ読んでみて下さい。

『鬼滅の刃』の恋雪が死亡したのは飲水として利用していた井戸に毒を入れられたからです。その毒を入れたのが、隣の剣道道場の者たちでした。『鬼滅の刃』の18巻のおまけページにはまだ続きがありました。実は嫌がらせを止めていた剣道道場主が、数年後に他界してしまったのです。そしてその頃、『鬼滅の刃』の本編でもあった恋雪と狛治の婚約が決まりました。

それを気に食わないと思っていた剣道道場の跡取り息子とその門下生は、戦っても勝てないので井戸に毒を入れるという卑怯な手に出たのです。狛治がその事を知っていたのは、素流道場から出ていく剣道道場の跡取り息子と門下生を見ていたからです。恋雪は毒入りの水を飲んだことですぐに死亡してしまいましたが、慶蔵はすぐには死亡しませんでした。

慶蔵は毒が回る体で恋雪を抱えて医者の元まで運んでいったのです。そのため『鬼滅の刃』の155話で狛治が墓参りから帰った時にはすでに素流道場に医者と奉行らしき人物がおり、狛治に恋雪と慶蔵の死亡を伝えていました。

『鬼滅の刃』では156話で猗窩座(アカザ)が人間の頃の記憶を取り戻します。それでも猗窩座(アカザ)は頸の弱点を克服し、戦うことをやめませんでした。しかし慶蔵の言葉を思い出し、殺したいほどに嫌っていた「弱い奴」というのが自分自身であることに気づきます。そして炭治郎達に向けようとした攻撃を自分に向け、早く死んで地獄へ行こうとしました。

自ら死を望む鬼は『鬼滅の刃』の中では、那田蜘蛛山の累の支配に苦しむ鬼以来でした。しかしそれを『鬼滅の刃』での最大の敵である鬼舞辻無惨が許しませんでした。精神の中で無惨は、猗窩座(アカザ)に強くなることが望みではなかったのかと焚き付けます。また無惨に支配されかけていた狛治でしたが、そこに恋雪が現れ「もう充分です」と言って猗窩座(アカザ)を止めました。

猗窩座(アカザ)の最後は『鬼滅の刃』の156話から157話で描かれました。狛治は無惨の引き止める声を無視し、恋雪に抱きつきました。そして泣きながら「守れなくてごめん」と謝りました。こうして猗窩座(アカザ)は正気を取り戻すことができ、『鬼滅の刃』の猗窩座(アカザ)との決戦の最後は恋雪と共に地獄へと行きました。

『鬼滅の刃』の狛治は、恋雪達と一緒に生活する中で変わっていきました。それを受け入れたのは恋雪や師範だけでないというのが、『鬼滅の刃』で狛治に恋雪の死を知らせた医者のセリフから分かります。『鬼滅の刃』に登場した医者は「誰かが毒を入れた」と言いました。決して犯罪歴のある狛治のことを疑わなかったのです。

このことから『鬼滅の刃』の読者の間では、狛治は恋雪や師範のおかげで、周りの人々から信頼される人物になっていたのではないかと考察されていました。

『鬼滅の刃』では、鬼に酷いことをされた人間の話が多いのですが、鬼の場合は過去に人間に酷いことをされたという人が鬼になっている場合が多くあります。『鬼滅の刃』の猗窩座(アカザ)もまた人間によって不幸をもたらされた人物でした。

『鬼滅の刃』でこの事件がなければ、狛治も猗窩座(アカザ)になることなく、やっと幸せを手に入れられたはずでした。『鬼滅の刃』の読者の方の中には、そんな2人の悲劇を憐れむ方もいました。

『鬼滅の刃』の恋雪は、その体の弱さのせいで母親が心を病んでしまい、自殺をしてしまうという悲しい過去を持っていました。自分のせいで死亡したのだと恋雪自身も心を病んでもおかしくはありません。それでも体調が回復に向かったのは、狛治の献身的な看病と何気ない言葉のおかげでした。『鬼滅の刃』の読者の中には、そんな恋雪の気持ちに感情移入してつい泣いてしまったという方もいました。

猗窩座(アカザ)は『鬼滅の刃』の中でも人気のキャラクターである煉獄杏寿郎を殺したので、どうしても猗窩座(アカザ)は許せないと思っている方が多いようです。しかし、『鬼滅の刃』で描かれた恋雪とのエピソードを読んで泣いてしまったという方もいました。

『鬼滅の刃』ではそこまで猗窩座(アカザ)の事が好きではないという人でも、同情してしまうほど悲惨な過去でした。

『鬼滅の刃』の恋雪とは、猗窩座(アカザ)がまだ人間だった頃の婚約者でした。残念ながら隣の剣道道場の息子によって殺され、すでに死亡しているキャラクターです。しかし『鬼滅の刃』では猗窩座(アカザ)を正気に戻させる重要な役割を持っていました。

『鬼滅の刃』では戦闘がメインで描かれており恋愛描写が少ないので、2人の過去のエピソードは『鬼滅の刃』の読者からも人気です。恋雪は『鬼滅の刃』の18巻の154話から156話に登場するので、ぜひ『鬼滅の刃』を読んでみて下さい。