【鬼滅の刃】猗窩座のかわいそうな過去と最後!鬼になった理由と恋雪への想いとは?

「鬼滅の刃」に登場する猗窩座は、無惨が配下におく十二鬼月・上弦の参の鬼です。炭治郎と義勇に倒された後、人間時代の過去が明かされ、あまりにも壮絶な内容に、読者からはかわいそうだという声が多く上がりました。人間時代、彼は病に伏せる父親を助けるため盗みを繰り返し、道場を営む慶蔵に拾われ、その娘・恋雪と出会って変わり始めます。この記事では、「鬼滅の刃」猗窩座の人間時代のかわいそうな過去、鬼になった理由、泣ける最後を紹介していきます。

【鬼滅の刃】猗窩座のかわいそうな過去と最後!鬼になった理由と恋雪への想いとは?のイメージ

目次

  1. 猗窩座とは?
  2. 猗窩座のかわいそうな過去
  3. 猗窩座のかわいそうな最後が泣ける?
  4. 猗窩座が鬼になった理由と恋雪への想い
  5. 猗窩座に関する感想や評価
  6. 猗窩座のかわいそうな過去と最後まとめ

猗窩座とは?

鬼滅の刃の作品情報

この記事で紹介する猗窩座は、無惨が従える鬼の中でも特に強い上位12体の鬼、十二鬼月の1人です。上から3番目の強さを持つ上弦の参で、素手を使った格闘スタイルをとります。産屋敷邸が無惨に襲撃された後、隊士たちは鬼の巣窟に落とされます。そこで、義勇と行動していた炭治郎は猗窩座と遭遇し、戦うことになりました。

鬼滅の刃の概要

「鬼滅の刃」は、ワニの自画像からワニ先生の愛称で親しまれる漫画家・吾峠呼世晴の作品です。呼吸法と剣術を組み合わせて技を出す新感覚のアクションシーンや、先の読めないストーリーに定評があります。

2016年から「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートし、2019年4月にはアニメも放送され、さらなる話題を呼びました。泣けるシーンや、思わず笑えるギャグシーンのバランスの良さにも定評があります。

鬼滅の刃のあらすじ

戦いとは無縁の生活を送っていた主人公・炭治郎は、留守中に鬼に家族を殺され、鬼の血液が体内に入り込んだ妹は鬼と化してしまいました。家族を奪われた復讐のため、さらには妹を人間に戻す方法を探すために、鬼殺隊に入り鬼を退治する日々を送ることになります。

猗窩座のプロフィール

猗窩座は、格闘の戦闘スタイルをとる十二鬼月・上弦の参の鬼です。弱い者を嫌悪しており、鬼になった後も強さを求めています。煉獄杏寿郎、冨岡義勇など、強い者には度々鬼になるよう誘いをかけていました。頭髪は赤く、色素の薄い肌を持ち、全身には刺青が刻まれています。上半身には袖なしのチョッキのような衣服を着ており、ふくらはぎあたりまでの長さのボトムスを履いています。

さらに両足首には、大きな数珠のアンクレットをはめていました。ひびが入ったような眼球で、瞳の色は黄色です。喋ることが好きらしく、相手が迷惑そうでも気に入った強者にはしつこく話しかけています。上弦の弐・童磨からは事あるごとにおちょくられており、相性がよくありません。栄養があるという理由から女性を好んで捕食する童磨に対し、猗窩座が捕食するのは男性のみだったといいます。

アニメ「鬼滅の刃」公式サイト

猗窩座のかわいそうな過去

過去①師範となる慶蔵との出会い

猗窩座は人間時代、狛治という名前でした。貧困から病を患っている父親の薬を買えず、盗みを繰り返していました。犯行を成功させるために喧嘩が強くなり、速く逃げる術も身につけます。何度も奉行所に捕まっては罰せられ、腕の刺青も増えていきました。また盗みを犯したら手首を切断すると言われますが、それでも懲りた様子はなく、奉行人の前で次は捕まらないと断言します。

奉行所から出た猗窩座は、父親が首吊り自殺をして亡くなったことを聞かされました。父の遺言書には、自分のせいで猗窩座が窃盗を繰り返して捕まることに対しての謝罪と、正しい道を進んで欲しいという内容が記されています。元住んでいた江戸から追放され、訪れた地で大の大人7人と喧嘩し、全員を素手で倒しました。そこへ、道場を営む慶蔵がやってきます。慶蔵は猗窩座の腕を見込んで、自分の道場に入らなかと誘いました。

かわいそうな泣ける名シーン・恋雪との出会い

気が立っていた猗窩座は、慶蔵に殴りかかろうとしますが、生まれ変わるように言われ返り討ちにあいます。慶蔵は猗窩座を家に連れ帰り、娘の恋雪の看病の仕事を頼みました。彼女の母親は看病の疲れから自殺してしまい、面倒をみる人がいませんでした。慶蔵は腕に刻まれた刺青から猗窩座が罪人であると知っていましたが、罪人だった彼は先ほど倒したから問題ないと言います。

近くにある剣術道場は、慶蔵が素流道場の持ち主になる前から、土地と建物を狙っていました。しかし、以前の持ち主は、助けられた礼として慶蔵に土地と道場を譲ります。剣術道場はこれが気に食わず、何かと素流道場に嫌がらせをしていました。

過去②恋雪との関係

慶蔵から看病を頼まれてからというもの、猗窩座はつきっきりで恋雪の面倒を見ます。同じく病弱だった父を持つ彼は、看病に慣れていました。恋雪は、自分のせいで彼の自由な時間を奪っていることを謝罪し、近くで上がる花火を少しだけ見てきてはどうかと提言します。しかし、猗窩座は2人で行くものと受け取り、橋まで背負うから見に行こうと返します。さらに、もし今年行くことができずとも、翌年、翌々年に行こうと言いました。

いつ命が尽きるかもわからないほど病弱だった恋雪は、彼の言葉に嬉し涙を流します。それから3年後、看病のかいもあってか、恋雪の体調は回復し日常生活を難なく送れるようになりました。そんな中、慶蔵は猗窩座を呼び、恋雪と結婚して道場を継いでほしいと頼んできます。猗窩座はその頼みを受け入れました。その後、昔約束したように2人は花火を見にきていました。

恋雪は、そこで改めて猗窩座のことが好きだと告白し、猗窩座もその気持ちに応えます。しかし、猗窩座が父親の墓参りで留守にしていた間に、事件は起こりました。隣の剣術道場の人間が素流道場の井戸水に毒を混入させ、恋雪と慶蔵を殺害します。猗窩座は剣術道場に乗り込み、関係者を次々と素手で殺していきました。これによって亡くなったのは67名にも上り、鬼が現れたと騒ぎになります。

この情報を聞きつけた無惨は、猗窩座の前に現れ自身の血を分け与えて鬼としました。鬼となった猗窩座は、人間だった頃の記憶を失います。しかし、強くなりたいという気持ちだけは失くしておらず、ひたすらに強さを求めて殺戮を繰り返しました。猗窩座は、義勇と炭治郎に首を切断されたことによって、人間だった頃のかわいそうな過去の記憶を取り戻したのでした。

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猗窩座のかわいそうな最後が泣ける?

最後①炭治郎との戦い

闘気を消して戦う術を身につけた炭治郎は、ヒノカミ神楽・斜陽転身で猗窩座の首を斬ります。何とか首を繋げようと押さえる猗窩座の頭に、義勇が後ろから刀を投げつけて落としました。しかし、首がない状態でも彼は再び動き出し、炭治郎の横腹を蹴り付け戦おうとします。猗窩座は無惨と同じく鬼として進化しており、首を斬っても倒すことができなくなっていました。しかし、そこに恋雪が現れ、猗窩座の腕を掴んでそれを止めます。

かわいそうな泣ける名シーン・炭治郎の拳

猗窩座は、人間だった頃の過去を思い出しつつも、斬られた頭部を再生させながら義勇と戦おうとします。気絶していた炭治郎は意識を取り戻し、義勇を助けるために刀を振ろうとしました。しかし刀は手からすっぽ抜けてしまい不測の事態に焦りますが、その勢いに任せて再生していた猗窩座の頬を殴ります。その拳によって猗窩座は、慶蔵のことを思い出しました。

最後②鬼舞辻無惨の言葉

猗窩座は、父親の遺言通りの人生を送れず、恋雪と慶蔵を守れなかったことを悔いていました。そして、心から嫌悪し、消したかったかわいそうな弱者は己自身だったと気づきます。炭治郎は義勇を庇って攻撃から逃れようとしますが、猗窩座は敗北を認め血鬼術を自分に向けて使い、自爆します。地獄に行く決心をする中、目の前に父親が現れます。膝をついて謝罪する中、目の前にいる人物は慶蔵へと変わります。

慶蔵は、どんなことがあっても猗窩座は息子だといいました。さらに、慶蔵の姿は無惨へと変化します。無惨は猗窩座の髪を掴み、強さを求めるよう促します。敗北を認め、人間の心を取り戻し地獄に向かおうとしていた猗窩座は、無惨の言葉に心が揺れ動きました。自爆した身体を再生させ、再び戦おうとします。

最後③恋雪の言葉

かわいそうな泣ける名シーン・謝罪

恋雪は膝をついて俯く猗窩座の顔を上に向かせ、もう戦わなくてもいいといいます。猗窩座は人間だった頃の狛治の姿に戻り、恋雪に抱きついて守れなかったことを何度も謝りました。恋雪は狛治が戻ってきたことを喜び、最後は一緒に炎に包まれ消えていきました。こちらは、泣ける感動シーンとして、読者の間で反響がありました。

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猗窩座が鬼になった理由と恋雪への想い

猗窩座が鬼になった理由

猗窩座は、江戸に住んでいた頃に病弱な父親の薬代を手に入れるため、窃盗を繰り返していました。何度も奉行所に捕まり、腕にも罪人の証である刺青を入れられます。そんな中、父親は息子が自分のせいで盗みを繰り返す事に耐えられなくなり、謝罪と真っ当な生き方をしてほしいという内容の遺言を残して命を断ちます。父親のためなら自分はどうなっても構わないと思っていた猗窩座は、その出来事にショックを受けました。

元いた江戸の街を追放されたようで、訪れた土地で素流道場を営む慶蔵に出会います。慶蔵は、大人7人を1人で倒した猗窩座の腕を見込んで、道場の門下生に誘いました。話を聞く気がない猗窩座は、彼に殴りかかりますが、あっさり負けてしまいます。慶蔵は彼に娘・恋雪の看病を任せました。病弱だった父親の看病に慣れていた猗窩座は、彼女の付きっきりの看病も苦ではなかったようです。

2人の出会いから3年後、恋雪は病状も回復し、日常生活を普通に過ごせるようになっていました。猗窩座は慶蔵に呼ばれ、そこで恋雪が自分に惚れているということを知り、さらに結婚して道場を継いでほしいと頼まれます。父親の遺言通り、やっと真っ当な生き方ができると思った猗窩座は喜び、慶蔵と恋雪のことを心の底から守りたいと思うようになりました。しかし、揉めていた剣術道場の人間が井戸に毒を入れ、2人は亡くなります。

猗窩座は怒りで我を忘れ、父親の遺言を守らず剣術道場に乗り込んで関係者を次々と殺していきました。その後、外へ出たところで、無惨に出くわします。無惨の腕は猗窩座の頭を貫き、血を分け与えます。全てを失って自暴自棄になっていたかわいそうな猗窩座は、無惨がやろうとしていることも、何が起きているかも、どうでもよかったようで、淡々とその言動を受け止めます。

猗窩座の恋雪への想い

猗窩座は慶蔵に頼まれて、思い病気を患う恋雪の看病を引き受けます。病弱な父親がいた彼は、看病に慣れており、自分の時間が取れなくても愚痴や不満を言うこともありませんでした。余命がどれだけ残されているかわからないほど病弱だった恋雪に猗窩座は、今年行けなかったら翌年にでもさらにその翌年でもいいから花火を見に行こうと約束しています。この約束のシーンも、泣けると話題になりました。

3年後、体調が回復して一緒に花火を見に行った時に彼女は、その時の言葉が嬉しかったと語っています。猗窩座は、恋雪が自分に想いを寄せていたことを知り、さらに道場を継ぐことも決まります。これから家族となる慶蔵と彼女のことを守っていこうと決意した矢先に、2人は毒殺されました。そのため、最後に恋雪と再会した時は、過去に守れなかったことを涙ながらに何度も謝罪しています。

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猗窩座に関する感想や評価

感想・評価①猗窩座の技

ここでは「鬼滅の刃」猗窩座に関する感想や評価を紹介していきます。猗窩座が使う血鬼術は、恋雪の髪飾りや着物の模様が入った技、一緒に見た花火の名前が入っているものなどがあります。このことを知って、さらにかわいそうになった、泣けるという感想も散見されました。

感想・評価②恋雪との再会

猗窩座が鬼となってから100年以上経過しているようです。しかし、その間も恋雪は、彼が人間の時の記憶を取り戻してくれるのを待ち続けました。最後に恋雪の猗窩座への想いの深さがわかりさらに感動が深まった、泣けるといった感想もありました。

かわいそうな過去を持つ猗窩座でしたが、恋雪が迎えにきて人間に戻ることができます。最後は、2人で地獄へ行ったことで救われた、泣けるといった感想もありました。さらに、そんなかわいそうな猗窩座を救った、恋雪の存在に感謝する声も多くありました。

感想・評価③別の人生

鬼殺隊の隊士たちは、身内を鬼に殺されている過去を持つ人も多くいます。恋雪と慶蔵が人間ではなく、鬼に殺害されていたのならば、狛治はかわいそうな鬼にならなくても済んだのではないかといった意見もありました。

感想・評価④生い立ちがかわいそう

猗窩座は人間だったころ、病弱な父親の薬を手に入れるために盗みを繰り返しています。父親は、そんな息子に申し訳なくなり首を吊って亡くなりました。大切に思い合うからこその自己犠牲がかわいそうといった感想も多くありました。

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猗窩座のかわいそうな過去と最後まとめ

ここまで「鬼滅の刃」に登場する強敵、上弦の参・猗窩座のかわいそうな最後を紹介してきました。病弱な父親を助けるために盗みを繰り返し、真っ当に生きようとした最中幸せを奪われるという、悲しくも泣けるかわいそうな過去がありました。

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