2020年04月13日公開
2020年04月13日更新
アニメ制作会社のおすすめランキング!アニメ・作画の特徴や代表作を紹介
子供から大人まで楽しめるアニメ作品の制作を担うアニメ制作会社は、各会社ごとに得意とするジャンルや作画に特徴が見られ、作品のストーリーだけでなく、アニメ制作に携わるスタッフの技術力にも注目が集まっています。本文では、数々の話題作を手がけたアニメ制作会社のおすすめランキングTOP16を、各制作会社の作画の特徴やおすすめの代表作と合わせて、ランキング形式で紹介します。
目次
アニメ制作会社のおすすめランキングTOP16~13
以下では、アニメ制作会社のおすすめランキングTOP16~13を、各制作会社の作画の特徴と代表作と共に紹介します。
16位:動画工房
東京都練馬区に本社がある動画工房は、1973年7月11日に設立されたアニメ制作会社で、戦前からアニメーターとして活動していた漫画家・古沢日出夫先生が立ち上げました。
動画工房の作画の特徴
動画工房の作画力は、クオリティの高さに定評があり、1984年公開のジブリ映画「風の谷のナウシカ」や1990年代には、「ポケットモンスター」の作画を担当しました。近年は、かわいい美少女が目を引く萌えアニメを数多く手掛けており、2018年からは、KADOKAWA作品の制作にも携わっています。
動画工房の代表作
動画工房の代表作は、「プラスティックメモリーズ」や、「NEW GAME!」「ガヴリ―ルドロップアウト」「うちのメイドがウザすぎる!」等です。また、2016年・2018年には、アニメ版「刀剣乱舞-花丸-」を制作しており、ゲーム版と共に絶大な人気を誇りました。
15位:J.C.STAFF
出典: https://anibu.jp
J.C.STAFFは、竜の子プロダクション(現タツノコプロ)企画文芸部と、キティ・フィルム三鷹スタジオのプロデューサーを務めた宮田知行さんが、1986年に東京都三鷹市に設立したアニメ制作会社です。本社は、2002年に武蔵野市へ移転し、テレビシリーズの元請け制作を中心に行なっています。
J.C.STAFFの作画の特徴
J.C.STAFFは、社内で一貫した制作体制を持つ数少ない制作会社であり、制作管理から作画をはじめ、仕上げや背景美術、3DCD、撮影まで行っており、年間あたりの制作アニメ数が、多いことも特徴です。
J.C.STAFFの代表作
J.C.STAFFの代表作は、近年では、「食戟のソーマシリーズ」や「斉木楠雄のΨ難」、「あまんちゅ」「ハイスコアガール」「とある魔術の禁書目録」「とある科学の超電磁砲」等です。
14位:シャフト
シャフトは、虫プロダクション出身の若尾博司さんによって、1975年に設立されたアニメ制作会社です。設立当初は、制作作品の仕上げスタジオとして活動しており、1980年代にアニメーション制作全般を担うようになりました。シャフトは、2015年に有限会社から株式会社へ改組しました。
シャフトの作画の特徴
シャフトの作画は、奥行行きを持たせた演出のように、他のアニメには見られない独創的な表現方法が特徴です。個性が強い作画のため、アニメファンの間でも評価が分かれやすい作品でしょう。
シャフトの代表作
シャフトの代表作は、「ひだまりスケッチ」や「ニセコイ」「終物語」「3月のライオン」「Fate/EXTRA」等です。また、2011年制作のアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」は、Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2011にて、監督賞・作品賞をはじめ14冠に輝き、大ヒットを記録しました。
13位:WHITE FOX
出典: https://abema.tv
WHITE FOXは、アニメ制作会社・オー・エル・エムの岩佐岳さんが独立し、2007年に東京都杉並区に設立された会社です。比較的新しい制作会社のため、まだ作品数は少ないですが、取り扱った作品の中には、話題になったアニメも多く、今後の活躍が期待されます。
WHITE FOXの作画の特徴
異世界を舞台にした制作作品が多くみられるWHITE FOXは、作品の世界観を反映させたきれいかつ安定感のある作画が特徴です。
WHITE FOXの代表作
WHITE FOXの代表作は、「ご注文はうさぎですか?」「うたわれるもの 偽りの仮面」「Re:ゼロから始める異世界生活」「装神少女まとい」「シュタインズ・ゲート ゼロ」等です。
アニメ制作会社のおすすめランキングTOP12~9
以下では、多くの話題作を生み出した、アニメ制作会社のおすすめランキングTOP12~9を、作画の特徴と代表作と共に紹介します。
12位:MAPPA
MAPPAは、マッドハウスに勤めていた丸山正雄さんが2011年6月に設立したアニメ制作会社であり、東京都杉並区に本社があります。2018年には宮城県仙台市にスタジオを開設しました。
MAPPAの作画の特徴
MAPPAの作画は、作品全体の柔らかい雰囲気に加えて、登場キャラクター達の表情を微妙に変化させることでそれぞれの個性を際立たせる、繊細な表現方法が特徴です。
MAPPAの代表作
MAPPAの代表作は、「いぬやしき」や「ゾンビランドサガ」「ユーリ!!!on ICE」「かつて神だった獣たちへ」等で、NHK「花は咲く」アニメーション版の制作も担いました。そして、2016年に公開された長編アニメーション映画「この世界の片隅に」にて、第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞に選出されました。
11位:PRODUCTION I.G
出典: https://frequ.jp
PRODUCTION I.Gは、IGポート傘下のアニメ制作会社であり、東京都武蔵野市に本社・スタジオ、府中市に実写撮影及び3DCDスタジオ、新潟県新潟市に作画スタジオを持ちます。「攻殻機動隊」などで知られる押井守監督の劇場映画作品のヒットを機に、日本だけでなく海外でも高い認知度を誇る企業の1つです。
PRODUCTION I.Gの作画の特徴
これまでに数多くのアニメ制作をてがけてきたPRODUCTION I.Gの作画は、長年に渡って培われてきた技術力の高さが生み出した壮大な世界観が特徴で、観る者を惹きつけてやみません。
PRODUCTION I.Gの代表作
PRODUCTION I.Gの代表作は、「攻殻機動隊 S.I.C」や「黒子のバスケ」「君にとどけ」「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」「PSYCHO-PASS サイコパス」「ハイキュー!!」等です。
10位:bones
bonses(ボンズ)は、大手アニメ制作会社・サンライズ第2スタジオのスタッフが独立し、1998年に設立されたアニメ制作会社です。東京都杉並区に本社を構え、原作を基にしたアニメ作品から、オリジナル作品まで幅広く制作しています。
bonesの作画の特徴
bonesの作画の特徴は、細部にまでこだわった緻密な作画力に加え、動きが激しいアクションシーンも丁寧に描かれていることが挙げられます。そして、作画共に映像や演出にも高い評価が寄せられるbonesは、今後の活躍が注目されるおすすめアニメ制作会社の1つです。
bonesの代表作
bonesの代表作は、「鋼の錬金術師」や「交響詩篇エウレカセブン」「血界戦線」「僕のヒーローアカデミア」「ひそねとまそたん」等です。
9位:feel.
アニメ制作会社・feel.(フィール)は、スタジオぴえろ(現ピエロ)の制作スタッフだった瀧ヶ崎誠さんらによって、2002年に東京都武蔵野市に設立されました。2007年に本社ビルを小金井市に移転し、近年は、Assez Finaud Fabric.やゼグシズ、ufotableとの共同制作が多く見られます。
feel.の作画の特徴
アニメ制作会社・feelは、コメディ作品の多く手掛けていることで知られています。そして、feelのアニメ作品は、作画や背景のクオリティの高さも絶賛されており、スタッフの技術力の高さが感じられます。
feel.の代表作
feel.の代表作は、「アウトブレイク・カンパニー」や「Kiss×sis」をはじめ、「ヒナまつり」「この美術部には問題がある!」「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」など、楽しいアニメ作品が制作されています。
アニメ制作会社のおすすめランキングTOP8~4
アニメは、ストーリーだけでなく、作画力や映像美の高さにも注目が集まっています。以下では、アニメ制作会社のおすすめランキングTOP8~4を、作画の特徴と代表作くと共に紹介します。
8位:WIT STUDIO
IGポートグループの傘下であるWIT STUDIOは、PRODUCTION I.Gの企画室・企画プロデューサーだった和田丈嗣さんと同社の制作6課のスタッフによって、2012年に東京都武蔵野市に設立されました。
WIT STUDIOの作画の特徴
WIT STUDIOは、作画力の高さだけでなく、映像の美しさ演出など、作品全体のクオリティの高さが特徴です。そして、WIT STUDIOのオリジナル作品である「甲鉄城のカバネリ」は、その完成度の高さが評価され、「Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2016」にて、作品賞(TV部門)など計5冠を達成しました。
WIT STUDIOの代表作
WIT STUDIOの代表作は、「進撃の巨人」や「甲鉄城のカバネリ」をはじめ、「鬼灯の冷徹」「恋は雨上がりのように」「ヴィンランド・サガ」等です。
7位:TRIGGER
ウルトラスーパーピクチャーズの傘下であるアニメ制作会社・TRIGGERは、2011年に設立された会社であり、原作のないオリジナルアニメ作品を中心に制作しています。
TRIGGERの作画の特徴
TRIGGERの作画の特徴は、崩れることのない抜群の安定感と、どこか懐かしさを感じさせる古き良きアニメの魅力を演出している点です。
TRIGGERの代表作
TRIGGERの代表作は、「異能バトルは日常系の中で」「SSSS.GRIDMAN」「リトルウィッチアカデミア」「宇宙パトロールルル子」等です。
6位:ufotable
東京都と徳島県に事務所を構えるufotableは、アニメの企画・制作はもちろん、作画・美術・映像など、アニメ制作に必要な専門部署を全て有する数少ないアニメ制作会社です。また、ufotableでは、声優の育成をはじめ、アニメ制作以外の事業も展開していることも特徴に挙げられます。
ufotableの作画の特徴
ufotableの作画の特徴は、アニメ制作会社屈指の高クオリティの映像美が挙げられます。そして、時間をかけて丹念に作り込まれたアニメは、どの作品も高い質を誇り、社会現象にもなったアニメ「鬼滅の刃」は、原作者をはじめ多くのアニメファンから映像美の高さを絶賛されました。
ufotableの代表作
ufotableの代表作は、「GOD EATER」や劇場版アニメ「空の境界」「テイルズ オブ ゼスティリア」「Fate/Zero」「鬼滅の刃」等です。
5位:マッドハウス(MADHOUSE)
老舗アニメ制作会社マッドハウスは、虫プロダクションのスタッフが、1972年に創立した会社であり、2011年には、日本テレビ放送網株式会社の子会社となりました。マッドハウスでは、アニメ映画「時をかける少女」をはじめ、数多くの人気作品を手がけてきた、大手アニメ制作会社の1つです。
マッドハウスの作画の特徴
マッドハウスの作画は、親しみのある柔らかいタッチが特徴です。一方で、映像美に力を入れた派手さはないものの、世代を問わず楽しめる雰囲気が、制作作品の根強い人気に拍車をかけています。
マッドハウスの代表作
出典: https://note.com
マッドハウスの代表作は、「カードキャプターさくらシリーズ」をはじめ、「HUNTER×HUNTER」「電脳コイル」「ワンパンマン」「サマーウォーズ」「ちはやふる」「若おかみは小学生!」等です。
4位:サンライズ
数々のヒット作品を生み出したサンライズは、虫プロダクションのスタッフによって、1972年に設立されたアニメ制作会社であり、1994年にバンダイナムコのグループ企業になりました。「ガンダムシリーズ」などのロボットアニメで広く知れれる一方で、2010年代からは、「ラブライブ!!」をはじめ、幅広いジャンルの作品を手がけています。
サンライズの作画の特徴
サンライズといえばガンダムを連想する方も多いのではないでしょうか?このようにロボットアニメに定評がある一方で、2010年からは「ラブライブ!!シリーズ」等のアイドル系も制作し、高い人気を誇っています。そして、多彩なジャンルを手がけてきたサンライズの作画は、度の作品も高クオリティの仕上がりであり、新作アニメに注目が集まる、おすすめアニメ制作会社です。
サンライズの代表作
サンライズの代表作は、「機動戦士ガンダムシリーズ」をはじめ、「シティハンター」「銀魂」「ケロロ軍曹」「結界師」「バトルスピリッツシリーズ」「ラブライブ!!シリーズ」等です。
アニメ制作会社のおすすめランキングTOP3
アニメ好きであれば、一度は視聴したことのある、アニメ制作会社のおすすめランキングTOP3を、作画の特徴と代表作と共に紹介します。
3位:P.A.WORKS
富山県南砺市に本社を構えるP.A.WORKSは、Production I.Gの元プロデューサー・堀川憲司さんが、2000年に創立したアニメ制作会社です。制作アニメの多くは、P.A.WORKSオリジナル作品であり、お仕事シリーズや青春、SF要素を交えた学園ものなど、少女が主人公の作品が多く見られます。
P.A.WORKSの作画の特徴
地方を舞台にした作品を多く制作するP.A.WORKSの作画は、オリジナル作品とは思えない完成度の高さや、背景の美しさに定評があります。
P.A.WORKSの代表作
P.A.WORKSの代表作は、「true tears」や「凪のあすから」「Angel Beats!」、「花咲くいろは」や「SHIROBAKO」などのお仕事シリーズなど、青春ものから、コメディ作品まで幅広い作品を制作しています。
2位:A-1 Pictures
A-1 Picturesは、アニプレックスの子会社として2005年に創立されたアニメ制作会社であり、ファミリー向けのアニメ制作から、アニプレックス制作の実制作作品を中心に行なっています。
A-1 Picturesの作画の特徴
A-1 Picturesの作画の特徴は、多くの作品で賞を受賞した技術力の高さや抜群の安定感が挙げられます。また、A-1 Picturesは、原作ものの作品だけでなく、オリジナル作品の評価も高く、完璧な仕上がりに圧倒されるでしょう。
A-1 Picturesの代表作
A-1 Picturesの代表作は、ノーサイドとの共同制作で第一作目となった「ぜんまいざむらい」や、「黒執事」「ソードアートオンライン」「七つの大罪」「冴えない彼女の育て方」、劇場版アニメ「心が叫びたがってるんだ。」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」等です。
1位:京都アニメーション
京都府宇治市に本社を構える京都アニメーションは、1985年に創立された老舗アニメ制作会社であり、主にテレビアニメーション作品及びそれらの劇場版アニメを数多く手掛けています。2019年7月18日には、痛ましい事件が発生しましたが、世界中から京都アニメーションを支援する動きや、アニメファンを中心にスタジオの復帰が応援されています。
京都アニメーションの作画の特徴
京都アニメーションの作画は、その美しさや繊細さは勿論、原作ファンを裏切らない忠実な制作が評価され、業界トップクラスの実力を有しています。
京都アニメーションの代表作
京都アニメーションの代表作は、その名が広く知られるようになった「けいおん!」をはじめ、「涼宮ハルヒの憂鬱」「中二病でも恋がしたい!」「響け!ユーフォ二アム」「ツルネ-風舞高校弓道部-」、オリジナルアニメ「空を見上げる少女たちの瞳に映る世界」等です。
アニメ制作会社の作品に関する感想や評価
性別や年齢を問わず、幅広い世代に親しまれる作品を制作し続ける、アニメ制作会社の作品に関する感想や評価を紹介します。
感想1:P.A.WORKSの作画のクオリティに感動
何故か気になって花咲くいろはをレンタルしてきて1話を観終わったんだけど衝撃がヤバすぎる、さすがPA Worksだなと思った素晴らしい作画、この前SHIROBAKOの映画観て、今凪のあすからを視聴中でなんかPA Worksが作るアニメってすごい考えさせられるものがある、と俺は思う!#SHIROBAKO #花咲くいろは
— 気がつけばアニメ好きな大学2年生 (@_Yusuke_0123) March 30, 2020
オリジナルアニメを中心に展開するP.A.WORKSは、アニメ制作会社では珍しい首都圏以外の地域に本社を構える会社です。アニメファンの間では、地方を舞台した作品や作画の美しさが高く評価されており、多くの話題作を生み出しました。そして、アニメファン絶賛のP.A.WORKSの作画力は、これまでアニメ作品に興味のなかった視聴者からも称賛の声が上がっており、今後の活躍が期待されています。
感想2:進撃の巨人・ミカサの本気がカッコいい
シーズン通して、ミカサの戦闘シーン全てがイケメンすぎて辛い
— 夜風 凪 (@dywje749Y5aFfPK) March 24, 2020
守ろうって意思が強すぎて、戦闘本能が剥き出しな眼が好きだな#進撃の巨人 #ミカサ pic.twitter.com/WFsghnstTa
作画の技術力が高く評価されるアニメ「進撃の巨人」は、作画の美しさや迫力に加え、各キャラクターが醸し出す、雰囲気にも制作スタッフのこだわりを感じさせます。巨人に襲撃を仕掛けるミカサのように、単純にカッコいいだけでなく、大切なものを必死に守り抜く、強い意志を備えた作画も、アニメ「進撃の巨人」がヒットした要因となったでしょう。
感想3:京アニの作品が一番
娘と観ました。
— わたるっち@R1200GS (@Wataruch55) March 29, 2020
やっぱり京アニは最高です😊
この作品を作ってくれた全ての人にありがとうを言いたい😆
久美子達の3年生もそうですが、夏紀先輩たちの卒業を見てみたいです。#響けユーフォニアム #京アニ pic.twitter.com/tZbEt5puil
凄惨な事件から半年以上が経過し、現場にはアニメファンによる献花やお祈りが絶えない中、一連の事件をきっかけに、改めて京都アニメーションで制作された作品を見直すファンも見られました。近年のアニメブームに伴い、アニメ制作会社も増加傾向にありますが、やはり京都アニメーション制作のアニメが一番、と評するファンも見られ、国内外問わず幅広い世代に愛され続けています。
アニメ制作会社のおすすめランキングまとめ
アニメ制作会社のおすすめランキングTOP16を、各制作会社の作画の特徴と代表作と共に紹介しました。近年のアニメ作品は、子供だけでなく、大人も楽しめる作品も多く制作されており、今回紹介したおすすめアニメ制作会社の代表作を視聴してみませんか。