【鬼滅の刃】日の呼吸の剣士・継国縁壱とは何者?黒死牟との関係と最後は?

『鬼滅の刃』には日の呼吸の剣士が登場します。日の呼吸の剣士は上弦の壱である黒死牟とも関係性がある人物です。実は浅草編での無惨の回想シーンで初登場していましたが、黒死牟の回想があるまで名前は明らかになっていませんでした。この記事では、日の呼吸の剣士である縁壱がどういった人物なのか、また無惨との戦いやその最後を紹介します。歴代最強の剣士がどのような人生を送ったのかにも注目です。

【鬼滅の刃】日の呼吸の剣士・継国縁壱とは何者?黒死牟との関係と最後は?のイメージ

目次

  1. 日の呼吸の剣士・継国縁壱とは何者?
  2. 日の呼吸の剣士・継国縁壱と黒死牟との関係
  3. 日の呼吸の剣士・継国縁壱の最後
  4. 日の呼吸の剣士・継国縁壱と鬼舞辻無惨の関係
  5. 日の呼吸の剣士・継国縁壱に関する感想や評価
  6. 日の呼吸の剣士・継国縁壱まとめ

日の呼吸の剣士・継国縁壱とは何者?

鬼滅の刃の作品情報

日の呼吸の剣士・継国縁壱が登場する『鬼滅の刃』は、鬼と戦う剣士達を描いた作品です。日の呼吸の剣士である縁壱は『鬼滅の刃』の主人公である炭治郎にも深く関わってくる人物でもあります。ここでは、縁壱についての過去やその最後を紹介する前に、『鬼滅の刃』がどのような作品なのかを詳しくまとめています。

鬼滅の刃の概要

『鬼滅の刃』は週刊少年ジャンプで連載されている漫画です。2019年にアニメ化され、放送後はゲーム化や映画化が決まった人気作品です。人を食う鬼が登場する伝奇ロマンですが、コメディ要素も散りばめられているので子供でも読みやすい内容となっています。『鬼滅の刃』は作者の吾峠呼世晴の『過狩り狩り』という作品が元となっており、『過狩り狩り』は「吾峠呼世晴短編集」で読む事ができます。

鬼滅の刃のあらすじ

竈門炭治郎は家族を鬼に惨殺され、生き残った妹を鬼にされたことをきっかけに鬼殺隊に入隊し、妹を元に戻す方法を探していました。ある任務の途中、炭治郎は家族を殺した鬼舞辻無惨と遭遇します。無惨は人間として暮らしている手前、炭治郎を相手にしませんでした。しかし、炭治郎の耳飾りを見て執拗に炭治郎を追うようになります。炭治郎の耳飾りは、無惨を唯一追い詰めたことがある日の呼吸の剣士のものだったのです。

日の呼吸の剣士の名前は継国縁壱

日の呼吸の剣士の名前は継国縁壱と言います。名前の読み方は「つぎくによりいち」です。縁壱は、浅草で炭治郎と出会ったあとの無惨の回想シーンが初登場だったのでとても早かったのですが、名前が判明するのはそれからだいぶ先の話になります。下の名前だけ判明したのは、刀鍛冶の里編でのことです。小鉄と出会った炭治郎が、からくり人形について尋ねたシーンで名前が縁壱であることが判明しました。

その後黒死牟の登場により、過去の回想シーンでフルネームが継国縁壱であることが判明します。縁壱は継国家という由緒正しい武将の一族に生まれました。一番強い剣士を目指していた兄の姿を見て、幼い頃は剣士になることを夢見ていました。

縁壱零式とは?

日の呼吸の剣士の名前が初めて判明した刀鍛冶の里編では、小鉄の先祖が作った戦闘用からくり人形が登場します。そのからくり人形の名前が「縁壱零式」でした。これにより、日の呼吸の剣士の名前が縁壱であることが判明します。ただこの時は日の呼吸の剣士だとは明かされておらず、小鉄はこの「縁壱零式」について今から300年以上前の戦国時代に活躍していた、実在の剣士をモデルにしたものだと解説しています。

この時炭治郎は名前を言われても日の呼吸の剣士が縁壱であると結びついていませんでしたが、炭治郎は先祖の炭吉の記憶で「縁壱零式」の風貌に良く似た人物を見たことがありました。ちなみにこの時、無一郎が日の呼吸の剣士の子孫だということが明かされています。その後「縁壱零式」は無一郎によって壊されてしまいましたが、それに怒った小鉄がまだなんとか動く「縁壱零式」で炭治郎を特訓させました。

無一郎は一人で「縁壱零式」と訓練をしていましたが、実はこのからくり人形は持ち手と訓練する人間の二人三脚でないと本来の力を発揮することができません。小鉄は炭治郎の訓練のために「縁壱零式」を調整し、過酷な訓練を強いました。あまりにも容赦のない訓練により、炭治郎は三途の川を渡りかけましたが、今まで頼りにしていた隙の糸とは違う感覚で相手の動きを見ることができるようになりました。

これにより炭治郎は「縁壱零式」の頸を切ることができ、ついに訓練を終えました。すると「縁壱零式」の体が崩れ、中から日の呼吸の剣士である縁壱が実際に使っていた刀が現れました。刀には「滅」の文字だけ掘られており、作者不明でしたが刀鍛冶の里の者達が絶賛するほどの名刀でした。

アニメ「鬼滅の刃」公式サイト

日の呼吸の剣士・継国縁壱と黒死牟との関係

黒死牟との関係①縁壱は黒死牟の双子の弟

『鬼滅の刃』の無限城編では、日の呼吸の剣士である縁壱が黒死牟と双子だということが判明しました。縁壱は黒死牟の弟で、かつては一緒に鬼狩りをしていました。ちなみに黒死牟が鬼になる前の人間の時の名前は、継国巌勝と言います。鬼狩りをしていた時代、縁壱は双子の兄である巌勝が共に戦ってくれることを喜んでいましたが、巌勝は剣士の才能がある弟の実力に嫉妬していました。

縁壱は始まりの呼吸である日の呼吸を使える事ができましたが、巌勝は全盛期になり痣ができても日の呼吸を使う事ができませんでした。このままでは全盛期は終わり、痣の出現によって25歳までに死んでしまうだけです。日の呼吸の剣士とはなりえなかった巌勝に声をかけたのが無惨でした。

無惨は永遠に全盛期を保ったまま、さらなる力を得ることができると巌勝を勧誘しました。こうして巌勝は黒死牟と名前を変えて鬼となり、縁壱はこれがきっかけで鬼殺隊を追放されてしまいました。2人は双子でありながら、全く別の道を進むことになります。

黒死牟との関係②縁壱が継国家を出た理由

始まりの呼吸をあみ出した日の呼吸の剣士の縁壱が生きていた時代は、双子は不吉だと言われており、縁壱は実の父親から生まれてすぐに殺されそうになります。母が激怒したために殺されはしなかったものの、兄の巌勝とは全く違った待遇で育てられました。巌勝は、口もきかずにいつも母親にべったりとくっつき、軟禁状態になっている縁壱に同情していました。

しかしある時、自分も剣の練習をしたいという縁壱に師範が練習をつけることになります。すると縁壱は今まで剣も握ったことがないにも関わらず、師範を一瞬で倒してしまいました。師範はこの事を父親に話し、兄の巌勝よりも縁壱に剣の才能があることが発覚します。巌勝はこれによって立場が逆転することを恐れていました。

そんな折、元々体が弱かった母が亡くなってしまいます。縁壱は母がなくなったことを兄に伝え、その後すぐに継国家を出ていきました。なぜ縁壱が継国家を出ていったのかというと、唯一の味方であった母が亡くなってしまい、忌み子には居場所がないと感じていたからです。その他にも、自分がいれば立場が危うくなる兄のためにも去ったのではないかといわれています。

父は才能ある縁壱を手放したくはなかったので、縁壱が向かったと思われる寺に行きました。しかしそこには縁壱はいませんでした。縁壱は寺に向かわずにただひたすら走り続け、そこでうたという少女と出会います。そして縁壱はうたと共に過ごし、継国家とは一生縁を切ることになりました。

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日の呼吸の剣士・継国縁壱の最後

最後①黒死牟と再会

日の呼吸の剣士である縁壱は継国家を出た後、一度鬼に襲われている巌勝と再会します。これがきっかけで縁壱と巌勝はしばらく2人で鬼狩りをしていましたが、巌勝は鬼になり縁壱は追放されることに。この件以降2人が会うことはなかったのですが、何十年も経ったある日再開することになります。それは縁壱の年齢が80を過ぎる頃でした。縁壱は痣が出現しているのにも関わらず80歳を過ぎても尚、生きていたのです。

しかし黒死牟は老いた縁壱を甘く見ていました。黒死牟はもう全盛期の力も無いであろう縁壱を殺さなければならないということに少し動揺していました。しかし縁壱が剣に手を置くと雰囲気が変わり、瞬時に黒死牟の頸が斬られます。深くは入りませんでしたが、黒死牟は次の攻撃を受けたら確実に負けると思いました。縁壱は80を過ぎても全盛期の強さのままだったのです。

最後②老衰で死亡

日の呼吸の剣士である縁壱は最後、老衰で死亡しました。なんと黒死牟との戦いで2回目の攻撃を与える直前に寿命で亡くなってしまったのです。黒死牟は最後の最後まで縁壱には勝てることなく、敗北感を味わったままの状態で戦いを終えることになりました。勝ち逃げされたと思った黒死牟は最後、その遺体をバラバラに切り刻みました。

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日の呼吸の剣士・継国縁壱と鬼舞辻無惨の関係

鬼舞辻無惨との関係①出会い

すべての鬼のトップである鬼舞辻無惨と縁壱が出会ったのは、縁壱が鬼狩りになって鬼殺隊の他の剣士に呼吸を教えていた頃です。呼吸は縁壱が広めたものですが、無惨は縁壱と出会った時に「呼吸を使う剣士には飽きた」と言っています。無惨はこの時呼吸を広めたのが縁壱であったことや、縁壱がそれほど強い剣士だとは気づきませんでした。

縁壱は元々透き通る世界が見えていたので、あえてそのような気配を察知させないようにしていたのだと思われます。そのため無惨は縁壱のことを簡単に殺せると思っていました。

鬼舞辻無惨との関係②完成した剣技で斬る

無惨は完全に日の呼吸の剣士である縁壱のことを下に見ていましたが、縁壱は赫刀で13個目の型を使って無惨を斬りました。13個目の型は炭治郎も知らない型でしたが、炭治郎曰く1から12の型を繰り返し巡るように繰り出すことで出来る技だということが判明しています。縁壱があみ出した13個目の型は無惨を追い詰めることになります。

無惨は赫刀によって斬られた体をうまく再生すらできない状態でした。その時の無惨は心臓は7つ、脳は5つあり、頸の弱点を克服していました。一般的な鬼に比べて一層人間離れした体を持っていた無惨でさえも縁壱には敵いませんでした。

鬼舞辻無惨との関係③鬼舞辻無惨は逃亡

縁壱はすぐに無惨を殺さず、どうしても聞きたい事があったので話を聞こうとしていました。しかし逃げられないと悟った無惨は自分の体を肉片にして飛び散らします。無惨は1800の肉片となり、逃亡したのです。縁壱はすかさず1500もの肉片を斬りましたが、残りの肉片を逃してしまいました。無惨の近くには珠世がおり、縁壱は様子のおかしい珠世の話を聞くことにします。

珠世は、圧倒的な強さを持つ縁壱の前に、無惨は二度と現れないと言いました。その後無惨は身を隠し、縁壱と関わりのあるものを徹底的に排除して生きていきました。それほど無惨にとってはトラウマとなるほどの出来事だったのです。実際に無惨は炭治郎の耳飾りを見た時に縁壱を思い出し、顔を歪ませました。最後は無惨を逃してしまったものの、縁壱は無惨に恐怖とトラウマを植え付けました。

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日の呼吸の剣士・継国縁壱に関する感想や評価

『鬼滅の刃』に登場する日の呼吸の剣士は、縁壱と炭治郎だけです。どの呼吸が使えるのかという基準は判明していませんが、性格も呼吸の適正に反映されるのではないかと考察している方もいました。縁壱や炭治郎には共通点が多く、優しいところや自分よりも他人を優先するところは特に似ていると指摘している方もいました。

『鬼滅の刃』では、数ある呼吸の中でも月の呼吸が最強なのではないかという考察もありました。日の呼吸が最強だといわれたのは、日の呼吸の剣士であった縁壱の力が大きかったといわれています。黒死牟は日の呼吸にこだわっていましたが、呼吸の強さ自体は月の呼吸と同じくらいだったのではないかと考察されています。

縁壱は黒死牟と再会した時に、一撃で仕留めることができませんでした。無惨をも追い詰めた縁壱であれば、黒死牟の頸を一撃で斬り落とすのは簡単だったのではないかといわれています。そのため、縁壱は黒死牟の頸をあえて落とさなかったのか、それとも落とせなかったのか気になっている方も多いようです。

無惨は、縁壱と同じ耳飾りをつけて日の呼吸を使う炭治郎を警戒していました。炭治郎は後に父には日の呼吸を扱う才能があったと語っていますが、炭治郎本人には特別な才能はなく、縁壱ほどうまく日の呼吸を使えませんでした。無惨はそんな才能を持つ剣士がいないと入念に確認してから鬼殺隊の殲滅を企みます。無惨にとっては縁壱の力はそれほど超人的で恐ろしいものでした。

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日の呼吸の剣士・継国縁壱まとめ

日の呼吸の剣士である縁壱は、最強の剣士として無惨にもトラウマを与えるほどの人物でした。無惨との戦いでは最後に逃してしまう結果となりましたが、そのことを炭吉に話したことで日の呼吸がヒノカミ神楽として炭治郎まで受け継がれてきました。

黒死牟とは兄弟でありながらも真反対の道を進む結果となり、兄との勝負はつかないまま最後は老衰で死亡しました。『鬼滅の刃』では炭治郎の中にあった炭吉の記憶によって縁壱や日の呼吸について判明し、いよいよ無惨との戦いは佳境に入ってきています。縁壱の意思を継いだ炭治郎の活躍に今後も注目です。

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