【とある魔術の禁書目録】後方のアックアとは何者?強さ・能力とアニメ声優は?

とある魔術の禁書目録のアニメにも登場しその強さに驚かれたのが後方のアックアです。聖人の1人で神の右席の1人でありながら常識人で、神の右席は通常利用できない人間用の魔術が使えたりするなど作中でも屈指の強さを発揮しています。今回は後方のアックアについて、所持する能力や強さ、主人公である上条当麻との関係やアニメに登場した際の声優などの情報をまとめて紹介していきます。

【とある魔術の禁書目録】後方のアックアとは何者?強さ・能力とアニメ声優は?のイメージ

目次

  1. 後方のアックアとは何者?
  2. 後方のアックアの強さと能力
  3. 後方のアックアのアニメ声優
  4. 後方のアックアのかっこいい魅力
  5. 後方のアックアと登場人物の関係
  6. 後方のアックアに関する感想や評価
  7. 後方のアックアについてまとめ

後方のアックアとは何者?

とある魔術の禁書目録の作品情報

後方のアックアについて紹介する前に後方のアックアが活躍するとある魔術の禁書目録についても簡単に紹介しておきます。

とある魔術の禁書目録の概要

とある魔術の禁書目録は2004年から電撃文庫レーベルより刊行されている鎌池和馬さんのデビュー作にして出世作です。オーバーテクノロジーを持つ科学サイドとオカルト要素を持つ科学サイドという2大勢力が存在する世界で行われるライトノベルでありながら少年漫画に近いバトルアクション作品になっています。電撃文庫で最も人気の高い作品の1つになっています。

2008年より順次アニメ化が行われているだけでなく、2007年からは「とあるシリーズ」として、とある魔術の禁書目録のヒロインの1人、御坂美琴を主人公に据えたスピンオフ漫画「とある科学の超電磁砲」、2013年には本編でも高い人気を誇る一方通行を主人公に据えた漫画「とある科学の一方通行」の連載を開始、それぞれにアニメ化も行われるなどとあるシリーズ全体で高い人気と評価を得ている作品です。
 

とある魔術の禁書目録のあらすじ

科学サイドの推移が集まる学園都市でその能力の特異性故に無能力者として生活していた主人公上条当麻は歩く禁書目録、インデックスとの出会いでそれまで存在も知り得なかった魔術サイドと深く関わっていくようになります。上条当麻はその右手に宿した幻想殺しによって両勢力の様々な陣営の者と戦いコレを破る事で様々な勢力から注目を集めるようになります。

元々対立する科学サイドと魔術サイドを行き来する上条当麻の存在は魔術サイドにとって非常に厄介な存在となっていき、学園都市と魔術サイドの1つ、ローマ正教の対立が強くなっていくと上条当麻も狙われるようになります。上条当麻に協力的な魔術サイドらにも守られる中、両勢力の対立を収束するべく上条当麻の襲撃に現れる事になるのが今回紹介する後方のアックアです。

後方のアックアのプロフィール

後方のアックアはイングランド地方出身の傭兵で世界に20人しかいない聖人の1人であり、同時に「神の右席」の1人で「神の力(ガブリエル)」の性質を持っています。傭兵として様々な戦場を渡り歩いてきた経験もあり、神の右席の中で唯一の常識人です。かつては英国騎士派に協力していた事もありましたが、自身の傭兵気質から騎士派を離れローマ正教に改宗した事で神の右席の1人を担うようになります。

魔法名は「その涙の理由を変える者(Flere210)」で傭兵として訪れた戦場で多くの理不尽から人々を救っており、救った者らが新たな霊装を作り上げたり、共に闘おうとする者も多くなっています。登場時の所属はローマ正教ですが、理由なく騒乱を広げようとせず、極力最小限の被害で物事を解決する事を行動原理としています。

基本的に口数は少なく必要最低限しか喋らない一方、行動を起こす事にはどちらかといえば積極的で、背中で語るタイプのキャラクターです。またその少ない口数では「である」と語尾をつけるも特徴になっています。また正々堂々とした性格をしており、神の右席の中で唯一教皇を蔑ろにしないなど自身の立場を理解した上での行動が多くあっています。

本名は「ウィリアム=オルウェル」

神の右席になってからからは後方のアックアと呼ばれる事が多くなっていますが、本名はウィリアム=オルウェルと言います。英国騎士派と懇意にしていた頃には騎士団長と旧知の仲だった事もあり、英国には後方のアックアをウィリアム=オルウェルと本名で呼ぶ人物も何人か登場しています。

ただ物語の展開の中でローマ正教を離れまた自由な傭兵のような立場に戻った後もそのインパクトの強さ、作中では後方のアックアとして出会ったキャラクターが多い故に本名よりも神の右席としての名前である後方のアックアと呼ばれる事が多く本名の登場機会はあまり多くありません。

とある魔術の禁書目録Ⅲ アニメ公式サイト

後方のアックアの強さと能力

強さと能力①高い戦闘力

後方のアックアはとある作中ではアニメ2期でもわずかに登場しています。その時はあくまでも上条当麻に敗れた前方のヴェントを回収にきただけで戦っていませんでしたが、アニメ3期で本格的に登場するとその圧倒的な戦闘力を発揮しています。5mをこす棍棒や巨大な剣アスカロンを使用した近接戦闘を得意としその強さは上条当麻を護衛していた天草式の者らと合わせてあっという間に倒してしまう程です。

その歴戦の経験からくる戦闘技術、傭兵の流儀(ハンドイズダーティ)に加えて得意の水魔術を使った高速移動術なども使用するので魔術サイドにありながら単純な肉弾戦においても屈指の強さを誇っています。ちなみに肉弾戦が得意というだけで魔術が苦手というわけではなくむしろ一般的な魔術師よりも大規模な魔法を扱う事が出来ます。

強さと能力②聖人としての力

後方のアックアの強さの源流にあるのが世界に20人しかいない聖人としての力です。聖人は基本的な身体能力が向上しますが、その聖人としてのパワーアップ分を除いても凄まじい身体能力を持っていただろう事が想定できるだけの強さを持っています。しかも後述する神の右席としての立場を得た事でその強さはより高まる事になります。また聖人としての立場から得られる知識面でも周囲を助けている為、賢者と呼ばれる事もあります。

ただ聖人の力は都合の良い事ばかりでもなく、強大すぎる力の制御は極めて困難で一歩間違えれば自らの肉体を破壊したり周囲に甚大な被害を発生させてしまう可能性を持っています。ただ後方のアックアの場合、後述する聖母の慈悲もあって聖人の中でもその力をかなり制御しやすい立場にいます。

強さと能力③神の右席

後方のアックアが世界に20人しかいない聖人の中でもただの聖人に留まらない強さを発揮しているのは神の右席「ガブリエル」として得た「聖母の慈悲」による所も大きいです。聖母の慈悲は魔術的な制約やルール、条件を無効化できるという能力であり、これによって後方のアックアは神の右席にあって唯一、通常の魔術も行使する事が可能になっています。通常魔術では水の魔術が得意でその威力も一般的なレベルをかけ離れています。

加えて聖母も聖人と同じような性質を持っている事から、後方のアックアは聖人であり聖母という状態であり聖人としての力をより強くした「二重聖人」状態にあると言われています。身体能力なども通常の聖人のそれを逸した存在となっており、通常の魔術士はもちろん魔術師を超越する存在である聖人であっても後方のアックアの力には対応しきれません。

「聖人」「聖母の慈悲」などどれか1つでも十分に強力な強さを持っているだけにこれらの能力をかけ合わせて持つ後方のアックアはまさにチート級の強さを持ったキャラクターと言えます。ただその特性故に天草式が使用する「聖人崩し」のような聖人の一時的な弱体化を狙った技が致命傷になりがちなど弱点も倍増されて持ち合わせる事が弱点となっています。

また聖人で神の右席という特異性のある大きな力を持っている故に、聖人が持つリスクは他の者以上に高くなっているのも弱点で、周囲に物がなくほぼ無人の状態で特殊兵器オジギソウと戦う事になった際には「人を巻き込まずに戦える」とつぶやくなど普段からその力を抑えて戦っている事を示唆するような発言もしています。

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後方のアックアのアニメ声優

東地宏樹のプロフィール

とある魔術の禁書目録にて後方のアックアの声優を務めた東地宏樹さんは1996年から声優として活躍するベテラン声優さんです。元々は舞台俳優として活躍していたものの、その後ナレーションを中心に声優として活躍。その後洋画の吹き替え声優として活躍するようになりました。その声質から洋画では渋いキャラクターを演じる事が多いです。

アニメの声優としては青年から中年、壮年のキャラクター、クールな役から熱血漢、主人公の師匠から悪役のボスなど幅広いキャラクターを演じています。また洋画吹き替え声優という立場から洋画の雰囲気を持つゲームの吹き替え声優なども数多く担当しています。

東地宏樹の主な出演作品

東地宏樹さんがこれまでに声優として出演した作品と演じたキャラクターとしては「イナズマイレブン」の久遠道也役、「BLEACH」の銀城空吾役、「ダンボール戦機」の檜山蓮役、「FAIRY TAIL」のパンサー・リリー役、「ダイヤのA」の片岡鉄心役、「3月のライオン」の後藤正宗役、「機動戦士ガンダムAGE」のグルーデック・エイノア役、「機動戦士ガンダムUC」のダグザ・マックール役などの声優を務めています。

アニメ以外には担当吹き替え声優として「メン・イン・ブラック」シリーズ、「スーサイド・スクワッド」などに出演しているウィル・スミス、「レッドクリフ」「アンナ・マデリーナ」などに出演している金城武、「アバター」や「ターミネーター4」に出演したサム・ワーシントン、「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラー、「ワイルド・スピード」シリーズのルーク・エヴァンスなどの吹き替え声優を務めています。

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後方のアックアのかっこいい魅力

かっこいい魅力①強者の余裕

後方のアックアはとある魔術の禁書目録に本格的に登場した時点で数多の戦場を駆け抜けてきた歴戦の猛者です。その強者の余裕から、上条当麻を襲撃する際にも、上条当麻と有効的な関係にあるイギリス清教にその旨を予告した上で行動を起こしたり、上条当麻にも争いの元凶となっている幻想殺しを差し出せば命は取らないと譲歩するなどしています。

実力のない者がこのような行動をすれば驕っているだけになりますが後方のアックアは上記のような自身が不利になってでも真正面から勝負をし、圧倒的な強さでそれを破っているのでかっこいい魅力になっていると言えます。

かっこいい魅力②主人公級のキャラ

ここまでにもエピソードをいくつか紹介しているように後方のアックアはその経歴だけ見れば、物語が違えば主人公になれるような素質と素養を持ったキャラクターです。上条当麻を襲撃したのも争いを止める為に上条当麻を最小限の被害としてやむを得ないとした為であり、その他の神の右席と違って周囲を救うべく明確な理由を持って行動している事からも敵対してしまっただけの主人公キャラクターと言えるキャラクターです。

また上条当麻の襲撃以降の登場シーンがいずれも窮地に陥っている状況を救う「遅れてやってくるヒーロー」というような扱いでの登場であり、状況を変えてしまうような活躍を見せた事も主人公扱いを受ける一端となっています。

元々とある魔術の禁書目録は「誰が主人公でも物語が書けるようになっている」と作者の鎌池和馬先生が豪語している事、実際に御坂美琴や一方通行を主人公としたスピンオフが展開されている事もあり、魔術サイドの物語を主人公を後方のアックアを主人公にして展開してほしいという声もある程に主人公然としたキャラクターです。

かっこいい魅力③魔法名は「Flere210(その涙の理由を変える者)」

後方のアックアの魔法名である「Flere210(その涙の理由を変える者)」という名前、そしてその名前通りに行動してきたのも後方のアックアの魅力の1つです。とある魔術の禁書目録本編登場後の活躍もその魔法名に準じた行動が目立ち、常に誰かの為に戦い決して自分の私利私欲の為に戦う事はありませんでした。

魔法名はそのまま後方のアックア自身の行動指針にもなっており、ロシアに乗り込んだ際には浜面仕上達に遭遇し、集落を守ろうとする彼らの奮戦に共鳴し助太刀するなど、本来の目的以外にも必要とあらば人を助けるヒーロー体質をしています。

かっこいい魅力④アニメ3期での活躍はある?

アニメでは2期にわずかに登場した後方のアックアでしたが3期では本格的に参戦してきます。上条当麻襲撃エピソードもアニメ3期での出来事ですし、その後のイギリスでのクーデター編での上条当麻との共闘、第三次世界大戦でもロシアに乗り込んで浜面仕上達と出会い助太刀し、フィアンマの計画を妨害しようとするなど表立ってはいないものの活躍する場面は多くなっています。

またアニメ3期以降の原作、新約とある魔術の禁書目録でも何度か登場しており活躍している事からとある魔術の禁書目録のアニメ4期が放送されれば再び活躍が見られるキャラクターにもなっています。

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後方のアックアと登場人物の関係

登場人物との関係①上条当麻

後方のアックアがとある魔術の禁書目録に関わってくる事になるきっかけを作ったのが上条当麻です。各地で起きている争いの元凶が上条当麻の右手に宿る幻想殺しにあると判断した後方のアックアはその元凶を断つ為、上条当麻を襲撃する事になりました。ここで大切なのはあくまでも狙いは幻想殺しであって上条当麻ではない事で、上条当麻には幻想殺しを無効化できれば命は取らないと提案もしています。

その後、イギリス編で再登場した際には後方のアックアは上条当麻と共闘もしていたり、新約にて再登場して以降も、基本的な活動理念は変わっておらず、オティヌス事件では再び上条当麻と相まみえる事になりますが、必要とあらば科学サイドとも共闘する関係を見せるなど常識のある対応を見せています。

登場人物との関係②神裂火織

同じ聖人であり上条当麻の味方であるという側面からとある魔術の禁書目録で後方のアックア対峙する機会が多いのが神裂火織です。上記の上条当麻襲撃の際にも参戦していました。この時は同じ聖人として対峙しながらも二重聖人である後方のアックアとの格の差、それまでの戦闘経験による実力差で共に後方のアックアが圧倒することになります。

この戦いは途中から天草式に援護を養成+上条当麻が無理矢理復活してきた事によって最終的には後方のアックアを撤退させる形で終わりますが、個人での戦いでは完全に神裂火織の敗北となっています。その後新約でも上条当麻の策略によって再戦する事になるなど、聖人同士交戦する機会が多くなっています。

また作中での直接的な関係ではありませんが、とあるシリーズのファンからは、「強すぎる能力を持つ故に作中での活躍が制限されているキャラ」として後方のアックアと神裂火織は同じ共通点を与えられています。後方のアックアは見方を変えれば主人公にもなれるキャラクター性を持っているだけに強すぎる事の代償が作品内での活躍の制限に出てしまっていると言われています。

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後方のアックアに関する感想や評価

ここからは既にとある魔術の禁書目録を視聴した人の後方のアックアについての感想を紹介していきます。後方のアックアはその立場の複合性から高い能力を発揮しており、チート級であると言われる事が多いです。特にそれまで神の右席の弱点と言われた、通常魔術さえも使えてしまうなど、分かりやすくそれまでに既に登場していた神の右席を超えてきた為、最終的に上条当麻が倒すラスボスになるのでは?と言われる程でした。

最終的にはすべての元凶が右方のフィアンマにある事を悟り上条当麻と敵対する必要性がなくなるという流れになりましたが、敵対したまま戦っていたらどうなっていたのだろう?と考察するファンも多く、上条当麻と誰が強力すれば後方のアックアを倒す事ができるのだろう?と組み合わせを考えるファンもいます。

また仮に通常魔術が使えなくとも身体能力が高すぎる二重聖人であるという側面からとある魔術の禁書目録作中の中でも物理的な意味合いで上条当麻の天敵と言える存在は後方のアックアではないかとする考察も多いです。同じ聖人である神裂火織ですら単独では圧倒してしまう程の実力を持っているので肉弾戦においては作中で最強なのではないかとするファンも多いです。

原作の登場時点でその強すぎる上にその行動指針やキャラクター性から高い人気を獲得していた後方のアックアでしたがアニメで声優を東地宏樹さんが務めた事でそのキャラクター性に合う渋い声でさらにかっこよさが増したという声も多くなっています。アニメへの本格的な登場でより人気を高めたキャラクターと言えます。

東地宏樹さんはアニメ声優も行っていますが洋画の吹き替え声優としての活躍も多い為、他のアニメとのキャラクターの結びつきが分からないという声が多い一方で洋画好きな人からはこの映画の吹き替えも担当していて驚いたなどと言った声も集まる結果になっています。

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後方のアックアについてまとめ

後方のアックアはとある魔術の禁書目録に登場する世界に20人しかいない聖人にして神の右席の1人を務めるキャラクターです。その立場以上に圧倒的な強さを見せ、とある魔術の禁書目録に初めて本格的に登場した際には主人公である上条当麻を数ページで病院送りにする程の強さを見せつけたキャラクターです。ただその行動には明確な理由があり、物語が違えば主人公になれたとも言われるようなかっこよさを持っています。

どちらかと言えば敵サイドのキャラクターなのでスポットが当たる場面は決して多くはありませんが再登場する度にかっこいい展開が用意される程に人気キャラクターになっています。まだとある魔術の禁書目録を視聴していないという人は後方のアックアに注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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