【盾の勇者の成り上がり】フィトリアはかわいい最強キャラ？勇者との関係や声優は？

「盾の勇者の成り上がり」は、小説家になろう（小説投稿サイト）で2012年から連載中のライトノベルです。作者はアネコユサギで、MＦブックス発行の書籍「盾の勇者の成り上がり」は、現在第22巻まで発売されています。また、藍屋球（あいやーぼーる）の作画による漫画版が、月刊漫画誌「コミックフラッパー」で連載中です。キネマシトラス制作によるアニメ版は、TOKYO MX他で2019年に全25話が放送されました。

「盾の勇者の成り上がり」は、突然異世界に召喚された大学生の主人公が四聖勇者の一人、盾の勇者となって、世界を守るために敵との戦いに身を投じていきます。主人公を取り巻くキャラクターは、亜人、獣人、フィロリアル族など様々な種族が登場します。今回注目のキャラクター、フィトリアはフィロリアルの女王で、その強さは最強と言われています。

大学生の岩谷尚文は、図書館で四人の勇者の本に興味を持ち、手に取ると突然異世界に召喚されました。そこはメルロマルクという国で、魔物の大量発生を起こす「波」から世界を守る勇者となることが尚文に課せられました。尚文は剣、弓、槍、盾の四人の勇者の内、盾の勇者となりました。ある日、尚文は従者に裏切られ、一人ぼっちになりますが、亜人のラフタリアという少女と出会います。尚文とラフタリア、二人の旅が始まります。

ここまで、「盾の勇者の成り上がり」の作品情報、概要、あらすじを紹介しました。ここからは、今回注目のキャラクター、フィトリアについて紹介していきます。フィトリアのプロフィールから、勇者との関係、かわいい魅力について見ていきます。また、アニメ版「盾の勇者の成り上がり」で、フィトリアの担当声優を紹介します。

「盾の勇者の成り上がり」のキャラクター、フィトリアは異世界の動物という様な存在で、種族はフィロリアルです。このフィロリアルは野生とそうでない者とがいます。人間たちと共存している者は、家畜だったり、車を引く者だったりと、様々な生き方をしている者たちです。そして勇者に育てられた者が人型になることができるようになります。

フィロリアルでの姿は鳥型で、人型にもなることができるフィトリアはフィロリアルの統率者「フィロリアル・クイーン」と呼ばれています。昔、先代の盾の勇者・城野守に育てられたフィトリアは数百年もの間生きており、フィロリアルたちの聖域で過ごしてきました。フィトリアはたった一人で「波」と戦い、数々の魔物を倒してきたことから、その強さは最強だと言われています。

「盾の勇者の成り上がり」で初めて登場したのは、岩谷尚文によって育てられた鳥型フィロリアルのフィーロが、フィロリアル・クイーンとしてふさわしい実力を持っているのかを見定めに来ました。また、盾の勇者である尚文がタイラントドラゴンレックス（魔物）と戦うため、魔物を町のはずれに誘導しました。そこで戦っているところにフィトリアがフィロリアルの姿（鳥型）で現れました。

フィトリアは最強と言われており、圧倒的な力で魔物を倒してしまいました。尚文と話したフィトリアは、尚文と他の四聖（しせい）勇者たちが反発し合っていることや、各地に現れている「波」を放ったらかしにしていることなどに呆れてしまいます。フィトリアは、勇者たちが互いに協力体制をとることを尚文に働きかけました。フィーロについては、そのクイーンとしての実力があると認め、「冠羽」を与えました。

フィトリアを育てたのは、城野守（しろのまもる）という先代の盾の勇者で、「シルトヴェルト」の始祖です。アニメ「盾の勇者の成り上がり」の17話で、フィトリアがフィーロと戦っている時、尚文がフィーロに声を掛けたことで、フィトリアは自分を育ててくれた城野守の姿を思い出しました。その後、フィトリアが他の勇者との仲たがいを止めるよう説得している時も、ふと城野守を思い出しています。

フィトリアを育てた、先代の盾の勇者・城野守にはフィロリア（フィロリアル族）という結婚を誓い合った恋人がいました。しかし、守護獣の「朱雀」と戦った際、フィロリアは仲間を庇って死亡してしまいました。このフィロリアの因子を受け継いだのがフィトリアでした。フィトリアはフィロリアの様に死なせることはできないということで、他のフィロリアルよりも強化されています。

ここまでフィトリアのプロフィールと勇者との関係について見てきました。ここからは、アニメ版「盾の勇者の成り上がり」でフィトリアの声を演じた声優を紹介していきます。

丹下桜（たんげさくら）は、アニメ「盾の勇者の成り上がり」でフィトリアの担当声優です。丹下桜のプロフィールを紹介します。丹下桜は1973年の3月24日生まれ、愛知県出身です。所属事務所は「ピクニック」です。声優の他に歌手でもあり、そして絵本作家でもあります。青二塾で声優として学び、青二プロダクションに在籍中に声優デビューを果たしました。デビュー作は「忍たま乱太郎」のユキ（二代目）でした。

丹下桜は、かつてコンプレックスだった特徴的な声を生かすため、声優という仕事を選んだそうです。明るく元気な少女役が多い丹下桜の代表作と言われているのは「カードキャプターさくら」の木之本桜で、この役は元々「カードキャプターさくら」の原作が好きだったことから、アニメ化する際の声優オーディションに応募し、合格を果たしたそうです。

丹下桜の主な出演作を紹介します。1998年「カードキャプターさくら」木之本桜、1999年「トラブルチョコレート」ヒナノ、「無限のリヴァイアス」和泉こずえ、2009年「あにゃまる探偵キルミンずぅ」羽鳥カノン、2012年「アクエリオンEVOL」クレア・ドロセラ、「マジでオタクなイングリッシュ!りぼんちゃん 〜英語で戦う魔法少女〜」七色りぼん、2013年「ガッチャマン クラウズ」総裁X。

2014年「ガールフレンド（仮）」クロエ・ルメール、「デュエル・マスターズシリーズ」滝川るる、切札るる、「魔法科高校の劣等生」小野遙、2017年「アイドル事変」泉沢めぐ、「Fate/Apocrypha」黒のアサシン 、 ジャック・ザ・リッパー、「鬼灯の冷徹」チュン、2018年「カードキャプターさくら クリアカード編」木之本桜。

2018年「Fate/EXTRA Last Encore」セイバー、 ネロ・クラウディウス、「ソードアート・オンライン アリシゼーション」カーディナル、「マンガでわかる! Fate/Grand Order」ジャック・ザ・リッパー、2020年「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」ドラぞう、「のりものまん モービルランドのカークン」プリンちゃん。

フィトリアは数百年もの時を生きてきたことから丁寧な言葉遣いが特徴ですが、食べ方は大雑把だということです。料理が得意な岩谷尚文の手料理を振舞われたときのフィトリアの食べ方を見てみると、スープが入った器にスプーンなどを使用せず、直接口つけて飲むなど、フィーロと同じ様な食べ方をします。

フィトリアは、岩谷尚文たちに重要な話があるからと連れてきたのに、料理名人の尚文の手料理を食べた後、話をする前に眠りについてしまいました。しかし、すぐに起き出して尚文たちとおしゃべりを始めます。フィロリアル・クイーンで、最強と言われているフィトリアですが、普段の姿は食べ方と同じ、大らかで自然体です。

フィトリアはたった一人で世界を守るため「波」と戦ってきました。それは、フィロリアルの自分を育ててくれた勇者との約束でもあるのでした。しかし「波」はメルロマルクの外でも多発していると尚文たちから教えられます。ところが、尚文を含む勇者たちは「波」と戦うどころか互いに反発し合うばかりです。

そんな勇者たちの状況を憂いたフィトリアは、一度は尚文たち今の四聖勇者たちを消し、新たに召喚しようと考えたこともありましたが、世界を「波」から救うためには勇者たちは協力しあわなければならないと諭すのでした。数百年という長い間生きてきたフィトリアは、時々過去のことは忘れた、などと言いますが、勇者との約束を忘れず、強い意思を持って世界の平和のために「波」と戦ってきたのでした。

フィトリアは、尚文たち四聖勇者が反発し合い、「波」の脅威から目を背けていることを憂慮し、尚文たちを消し去ってしまおうと考えました。ただし、尚文が育てたフィーロに試練を与え、その結果を見て四聖勇者たちを消すかどうかを考えようと思いました。そしてその手段としてメルティを人質にして、尚文に他の四聖勇者たちとのいさかいを止めるように諭します。しかし、尚文は和解はしないと答えます。

すると、フィトリアは、フィーロと人型のままで対戦しようと提案しました。フィーロは力の限り戦いますが、最強のフィトリアには通じません。そんなフィーロを助けるためフィトリアに攻撃を仕掛けますが、逆にダメージを与えられます。フィーロは尚文のために新たな魔法でフィトリアに攻撃をしました。

尚文のために限りボロボロになるまで戦ったフィーロに、フィトリアは、よく頑張ったとフィーロを誉め、試練を乗り越えたことを伝えました。フィロリアルのフィーロと尚文の固い絆を感じたフィトリアは、フィーロの実力を認めると共に、尚文も四聖勇者として認めたのでした。そしてメルティも無事に解放しました。

フィトリアは尚文と二人で話す機会を作り、改めて他の四聖勇者と和解し、力を合わせるよう、諭します。「波」から世界を守るためにはどうしても必要なことだと言うフィトリアの説得にようやく応じた尚文。フィトリアは尚文と話すうちに昔、自分を育ててくれた勇者を思い出します。

尚文とフィーロを試すために人質としたメルティと親しくなったフィトリアは、メルティのことを「メロたん」と呼ぶようになりました。フィロリアルが元々好きだったメルティは、フィトリアがフィロリアルの姿を見た時、興味津々でした。フィトリアの伝説の話を聞きたがるメルティに、フィトリアは丁寧に答えてあげるのでした。

「盾の勇者の成り上がり」の16話は、フィロリアル・クイーンのフィトリアが登場します。昔、勇者に育てられたフィトリアは、勇者との約束のため世界を守り続けてきました。現在の四聖勇者である尚文たちの行動について、フィトリアは嘆かわしい状況だと考えます。尚文たちの生死を握るフィトリアがどのように行動するのか目が離せない展開となってきたという感想です。

「盾の勇者の成り上がり」の16話は、タイラントドラゴンと戦うため、誘導した所はフィロリアルたちの聖地でした。苦戦する尚文たちの前に現れたのが、フィロリアル・クイーンのフィトリアでした。フィロリアルの姿（鳥型）のフィトリアの攻撃にドラゴンは倒れました。人型に戻ったフィトリアやラフタリア、フィーロ、メルティなど女の子キャラが可愛いということと、アクションシーンでの作画のクオリティが高いという感想です。

こちらの方も「盾の勇者の成り上がり」の16話についての感想です。フィロリアル・クイーンであるフィトリアはドラゴンを簡単に倒し、フィーロとの対戦でも最強であることを証明しました。フィトリアは、反発し合っている四聖勇者たちに和解を求め、「波」と戦うためには互いに力を合わせなければならないと諭します。そんなフィトリアは最強の女王だという感想です。

いかがでしたか？「盾の勇者の成り上がり」のフィトリアについて紹介してきました。フィトリアは最強と言われるフィロリアル・クイーンで、その強さはたった一人で「波」の襲撃から世界を守ってきました。それは、かつて自分を育ててくれた先代の盾の勇者との約束でした。また、フィトリアは最強と言われる存在ですが、大らかで自然体な姿がかわいいキャラクターでした。

さらに、アニメでフィトリアの担当声優を務めている声優の丹下桜について紹介しました。フィトリアの出現によって新たな展開が期待される「盾の勇者の成り上がり」のフィトリアに注目して、お楽しみください。