2020年03月28日公開
2020年03月28日更新
盾の勇者の成り上がりのアニメがひどい?酷評される理由と感想まとめ
2019年の1月に同名なろう小説を原作として制作されたアニメ盾の勇者の成り上がり。アニメ盾の勇者の成り上がりは原作となったなろう小説が非常に高い人気を博していることから多くの読者に期待されていました。しかし、いざアニメが放送されるとひどいといった感想や評価を多く集め、あまり良い結果を残すことが出来ませんでした。本記事ではそんななろう小説原作のアニメ盾の勇者の成り上がりについてひどいといった感想や評価を集める理由をご紹介します。
目次
盾の勇者の成り上がりとは?
盾の勇者の成り上がりの概要
盾の勇者の成り上がりとは2012年から2020年3月現在にかけて「小説家なろう」で連載されているアネコユサギのライトノベル作品です。盾の勇者の成り上がりは異世界に召喚された主人公が盾の勇者として戦う姿を描いたいわゆる異世界もの作品となっており、「小説家になろう」に連載していた作品に修正を加えて2013年に書籍化されました。書籍も刊行が続いており、2020年3月現在まで合計22巻の単行本が発売しています。
そんな盾の勇者の成り上がりは累計発行部数が780万部を超えるほど好評な感想や評価を集める人気を博しており、2014年に漫画やスピンオフ作品の制作が発表されました。そして2019年の1月にアニメ化され、一躍注目を集めました。しかし盾の勇者の成り上がりのアニメは成功せず、ひどいといった感想や評価を多数集めてしまいました。本記事ではアニメ盾の勇者の成り上がりがひどいと評価される理由についてご紹介していきます。
盾の勇者の成り上がりのあらすじ
主人公の岩谷尚文は異世界に召喚され、剣・槍・弓といった4大勇者の1つである盾の勇者に選ばれます。しかし召喚された世界で盾の勇者は忌み嫌われており、岩谷尚文は財産を失うばかりか強姦の罪で信用さえも失ってしまいます。岩谷尚文の心は憎悪に満ち、自身から全てを奪った者へ復讐することを誓います。そして岩谷尚文は途中で購入したある奴隷と共に、真の勇者として成り上がっていくことになるのでした。
盾の勇者の成り上がりのアニメがひどいと評価される理由
ひどいと評価される理由①なろう小説発端が理由?
ではここからはアニメ化された盾の勇者の成り上がりがひどいという感想や評価を集める理由についてご紹介します。まず最初に挙げられるのはなろう小説が発端の作品だからという理由です。「小説家になろう」はプロや素人など関係ない小説投稿サイトであり、本作もプロでは無いアマチュアが描いた作品となっています。そのため、素人が許せない小説好きには理解されず、ひどいといった悪い評価や感想を多く集めることになりました。
ひどいと評価される理由②万人ウケする内容ではない?
出典: https://anibu.jp
アニメ盾の勇者の成り上がりの主人公である岩谷尚文は防御力以外才能がありません。そのため、作中で敵を無双するといったシーンは一切描かれていません。更に、盾の勇者は国から毛嫌いされている存在であり、冤罪を掛けられて信用から財産まで物語序盤で全て失ってしまいます。本作の内容は見る側にいじめを傍観している気分を与えており、好評な感想や評価を多く獲得出来る万人ウケの作品とはなっていません。
ひどいと評価される理由③盾の勇者への迫害がひどい
アニメ盾の勇者の成り上がりの主人公岩谷尚文は、槍の勇者北村元康と剣の勇者天木練、弓の勇者川澄樹と共に盾の勇者として異世界に召喚されます。しかし盾の勇者が毛嫌いされていることから岩谷尚文だけいじめともいえるほどのひどい迫害を受けてしまいます。岩谷尚文への迫害はエスカレートしていき、笑う事も出来ないほど壮絶な目に遭います。これはアニメ盾の勇者の成り上がりがひどいと酷評される大きな理由となっています。
ひどいと評価される理由④伝説武器のみ使用できる?
アニメ盾の勇者の成り上がりの勇者達は自身に与えられた伝説の武器しか使用出来ず、主人公の岩谷尚文は伝説の武器の1つである盾以外使用禁止となっています。なのでなろう小説途中の主人公無双シーンは描かれていません。なろう小説にとって無双シーンは一番ともいえる魅力となっています。このことから、アニメ盾の勇者の成り上がりはなろう小説が好きな方からもひどいといった感想や評価を集めることになりました。
ひどいと評価される理由⑤盾以外の勇者が無能?
アニメ盾の勇者の成り上がりの作中で盾の勇者である岩谷尚文が追放された後、当然のことながら槍の勇者北村元康・剣の勇者天木練・弓の勇者川澄樹が世界を救うために寄せ寄せる「波」と戦うことになります。しかし、盾の勇者以外の勇者は全く使いものにならないほど無能であり、毎回岩谷尚文が尻拭いすることに。基本異世界に転生した勇者は最強という概念があるので、本作はかなり珍しい作品といえるでしょう。
ひどいと評価される理由⑥必殺技
アニメ盾の勇者の成り上がりがひどいという感想や評価を集める理由の1つには勇者達が使う必殺技も関係しています。盾の勇者以外の勇者達は雷属性の技しか使用せず、岩谷尚文に苦言を言われても一切属性を変えようとしません。そのため、岩谷尚文が盾を使った必殺技を会得したことで盾が最強の勇者となります。おそらく、盾以外の勇者が雷属性しか使用しなかったのは、盾の勇者を目立たせるためだったのではないでしょうか。
ひどいと評価される理由⑦マインがひどい?
アニメ盾の勇者の成り上がりに登場するマインという女性だけ、誰も味方しない盾の勇者岩谷尚文の味方をします。しかし、マインの正体は王国のお姫様であり、他の人々と同じく盾の勇者を嫌っていました。このことからマインは岩谷尚文に強姦という冤罪を掛け、岩谷尚文は財産と信用を全て失ってしまいます。結局このマインの外道な行動は、多くの視聴者からあまりにやりすぎで酷いといった感想が多く寄せられることになりました。
ひどいと評価される理由⑧責任は女王にある?
岩谷尚文が召喚されたメルロマルクという王国は女王が支配しており、男の王様は高い権力を持ちません。しかし、召還された時女王は不在であり、王様とマインが勝手に盾の勇者である岩谷尚文を追放してしまいます。その後、岩谷尚文は女王に謁見し、自身を追放した王様とマインに重い罪を与えることに成功します。
岩谷尚文の復讐は無事終わったのですが、本来これは追放された時に不在だった女王にも大きな責任があるのではないでしょうか。これについてアニメ盾の勇者の成り上がりの作中で全く触れておらず、女王は特に何も罰を受けることがありませんでした。女王が罰せられない事は多くの視聴者に納得して貰うことが出来ず、ひどいといった酷評を浴びることになりました。
ひどいと評価される理由⑨他の国は何をしていた?
アニメ盾の勇者の成り上がりの舞台となった世界では、メルロマルク王国以外の国でも「波」が発生しており、世界中が滅亡の危機に瀕しています。しかし、召喚された四聖勇者はメルロマルクの「波」しか解決しません。普通他国はこれに猛反発するものなのですが、なぜか他国は何も言わず、作中に描かれません。常識的に考えると、他国が物語に関与しない設定はあまりにもあり得ないのではないでしょうか。
ひどいと評価される理由⑩亜人の国シルトヴェルトとは?
アニメ盾の勇者の成り上がりに登場するシルトヴェルトという亜人の国は昔から迫害を受ける盾の勇者を崇拝しています。普通、崇拝している盾の勇者が迫害されていることを知ると、シルトヴェルトはメルロマルク王国へ攻撃を仕掛け、盾の勇者の安全を確保するはずです。しかし、他の国同様シルトヴェルトも盾の勇者のために何かする事はありません。そのため、亜人の国シルトヴェルトという国は空気と化してしまっています。
ひどいと評価される理由⑪原作を飛ばした?
アニメ盾の勇者の成り上がりの原作となった同名なろう小説はライトノベルの中でも非常に高い人気を博している作品であり、必然的にアニメ盾の勇者の成り上がりも面白くなるはずです。しかし、アニメ化にあたって尺という一番重要な点が原作の面白さを妨げてしまっています。基本的に漫画やなろう小説を原作にしたアニメは尺の問題で重要なシーンや物語の設定が分かるシーンを飛ばす必要が出てきます。
アニメ盾の勇者の成り上がりもこれに同じであり、物語を楽しむのに必要な原作となった同名なろう小説のシーンを飛ばしてしまっています。そのため、アニメ盾の勇者の成り上がりは初めて見る方に理解出来ないトンデモ設定となっているのです。これが一番大きな理由となり、アニメ盾の勇者の成り上がりは原作ファンと初見の方両方にひどいという酷評を浴びてしまうことになってしまいました。
盾の勇者の成り上がりの主な登場人物
岩谷尚文
岩谷尚文はアニメ盾の勇者の成り上がりの主人公にあたるキャラクターです。普通の大学生であった岩谷尚文は図書館でいきなり異世界に召喚され、盾の勇者に選ばれます。しかし、盾の勇者は異世界で嫌われており、岩谷尚文は転生先でひどい迫害を受けてしまいます。これにより、岩谷尚文の心は闇に墜ち、購入した亜人の奴隷であるラフタリアと共に、自身を迫害した人間へ復讐を開始します。
天木錬
アニメ盾の勇者の成り上がりに登場する天木練は剣の勇者として岩谷尚文と共に異世界に召喚されたキャラクターです。天木練は勇者の中でも整った顔をしているものの、16歳であることから精神的に未熟であり、異世界をゲームの世界だと勘違いしています。友達が少なかったためか天木練は非常に身勝手な性格をしたキャラクターであり、召喚された王国の王様へ報酬の見返りを誰よりも早く求めました。
川澄樹
アニメ盾の勇者の成り上がりに登場する川澄樹は弓の勇者として異世界に召喚されたキャラクターです。川澄樹は17歳の優男であり、ダンプカーに轢かれたことが理由で異世界に召喚されました。容姿は優男であるものの、川澄樹の性格は自己顕示欲の塊であり、自分が考える正義のためなら何をしてもいいと考えています。この考えから岩谷尚文を悪と糾弾し、国から追放させました。
北村元康
アニメ盾の勇者の成り上がりに登場する北村元康は槍の勇者として異世界に召喚されたキャラクターです。北村元康は猪突猛進で女好きという困った性格のキャラクターであり、金髪のイケメンという容姿を使って岩谷尚文が連れる女性達を自分のものにしようとします。マインはそんな北村元康のパーティーに参加しており、岩谷尚文は作中で何度も北村元康と刃を交えることになります。
ラフタリア
ラフタリアはアニメ盾の勇者の成り上がりにおいてヒロインにあたるキャラクターです。ラフタリアは亜人の女の子であり、両親が「波」の被害で死亡したことで奴隷となり、主人公である岩谷尚文に買われました。岩谷尚文と共に行動するようになったラフタリアは一気に成長し、北村元康も惚れ込むほどの美人になります。剣の腕前も素晴らしく、岩谷尚文の防御と連携してモンスターと戦います。
フィーロ
アニメ盾の勇者の成り上がりに登場するフィーロはフィロリアルと呼ばれる鳥のモンスターです。岩谷尚文が奴隷商人から購入した卵からフィーロは生まれ、太った巨大な鳥へと急成長を遂げます。その正体はフィロリアルを束ねるフィロリアルクイーンであり、急成長を遂げた後小さい天使のような女の子に変身します。基本的にタンクと翻弄役として岩谷尚文をサポートしています。
メルティ=メルロマク
アニメ盾の勇者の成り上がりに登場するメルティ=メルロマクとは岩谷尚文が旅の中で出会ったフィロリアル好きのキャラクターです。フィロリアルが大好きなメルティはすぐにフィーロと友達になり、岩谷尚文と共に行動を共にしました。その正体はメルロマルク王国の第1王位継承者であり、姉のマインから命を狙われている存在です。それを知った岩谷尚文はメルティと協力し、マインの暗躍を止めるため本格的に行動を開始しました。
マイン・スフィア
アニメ盾の勇者の成り上がりに登場するマイン・スフィアはメルロマルク王国の第2王位継承者にあたるキャラクターです。マインは自分の得のためなら犠牲を厭わない傲慢な性格の持ち主であり、冒険者として異世界に召喚された岩谷尚文の全てを奪います。その後マインは自身が女王になるため岩谷尚文とメルティの命を狙うものの失敗し、人権と名前を奪われてしまう罰を受けることになりました。
オルトクレイ=メルロマク32世
アニメ盾の勇者の成り上がりに登場するオルトクレイ=メルロマク32世はメルロマルク王国の王様を務めているキャラクターです。メルロマルク王国は女王制であることから王のオルトクレイに権力は無く、ただのお飾りです。しかし、オルトクレイは女王がいない間にマインと協力し、岩谷尚文を追放します。しかしマインと共にオルトクレイは最終的に捕縛され、名前や信用などの全てを剥奪されてしまうことになります。
エルハルト
アニメ盾の勇者の成り上がりに登場するエルハルトとはメルロマルク王国で武器屋を営んでいるキャラクターです。エルハルトは全てを失った岩谷尚文に唯一味方し、武器や防具などを与えます。アニメでは登場回がどんどん減るものの、原作となったなろう小説版では登場し続け、岩谷尚文のパーティーにぴったりの防具を毎回提供しています。
フィトリア
アニメ盾の勇者の成り上がりに登場するフィトリアとはフィロリアルのクイーンに君臨するキャラクターです。フィトリアは現フィロリアルのクイーンとして次期クイーンのフィーロを鍛え上げます。勇者の事を誰よりも理解しており、4人の勇者が協力するよう岩谷尚文に忠告します。
盾の勇者の成り上がりのアニメ二期と三期が制作決定
アニメ二期と三期が制作決定に!
アニメ盾の勇者の成り上がりは2019年の1月から6月まで放送された後、同年の2019年9月2日に二期と三期の制作が公式で発表されることになりました。ひどいといった感想や評価を多く集めたアニメ盾の勇者の成り上がりはどうやら二期と三期を見据えて制作されていたらしく、一期の最終回は中途半端でした。この二期と三期の放送は多数のファンから今度こそ上手くいきますようにといった多くの期待が寄せられています。
アニメ二期の内容を予想
アニメ盾の勇者の成り上がりの一期は原作小説の5巻まで放送されたので、アニメ二期はその続きである小説6巻からの内容が描かれると考えられます。漫画版でいうところの11巻からの内容です。原作となったなろう小説版の6巻以降は岩谷尚文と弓の勇者である川澄樹に従うリーシアの物語であり、世界を襲う霊亀というモンスターと戦います。この内容は本作でも特に人気が高いので、アニメ版も気合いを入れて制作することでしょう。
アニメ二期の放送はいつになる?
基本的にアニメ作品は一期の放送終了後、だいたい3年ほどで2期の放送を行ないます。おそらくアニメ盾の勇者の成り上がりは放送終了後すぐに二期と三期の放送を発表していたので、他の作品より早い一年から二年後だと考えられます。そうなると、アニメ盾の勇者の成り上がりは2020年の7月か2021年の4月に放送が開始されることでしょう。
盾の勇者の成り上がりに関する感想や評価
盾の勇者の成り上がりってアニメひどい
— まろ (@maroko0922) January 27, 2019
盾の勇者の成り上がりに関する感想ではアニメがひどいといった感想が本記事の通り寄せられていました。アニメ版盾の勇者の成り上がりは尺などの問題で原作通りに制作されておらず、何もかも納得出来ない最終回を迎えています。これにより、ネット上ではあまり高い評価を獲得出来ませんでした。
盾の勇者の成り上がりくそ面白い
— フィオ☆やむちゃん@ジャイロオフ (@NasubiNasuX) April 19, 2019
調べたら
盾の勇者の成り上がり ひどい
が出てきてもそんなスマホ太郎系みたいなやつより面白い(スマホ太郎系好きな人ごめんなさい)
盾の勇者の成り上がりに関する感想ではひどいという感想に納得いかないといった感想も多く寄せられていました。盾の勇者の成り上がりはアニメがあまり成功しなかったものの、原作となったなろう小説は非常に評価が高く、多くのファンから支持されています。なので、決して盾の勇者の成り上がりという作品自体はひどいという訳ではありません。
盾の勇者の成り上がり見たお
— 秋春㌠なまこ🏰🕛🐺🍎 (@hayusame810) July 26, 2019
うん……まぁ……
めっちゃ面白い原作買うわ
盾の勇者の成り上がりに関する感想ではアニメが面白いといった感想も多く見受けられました。確かにアニメ盾の勇者の成り上がりはひどいといった感想や評価が多数浮上しています。しかし、物語は評価の高い原作基準で作画も良いので、近年のアニメ作品の中ではかなり力が入っている作品です。好みは別れているものの、ひどいだけで盾の勇者の成り上がりのアニメはつまらない作品という訳ではないといえます。
盾の勇者の成り上がりのアニメがひどいと評価される理由まとめ
本記事ではアニメ版の盾の勇者の成り上がりのひどいといわれる理由についてまとめてご紹介しました。本記事でご紹介した通り、アニメ盾の勇者の成り上がりはひどいといった評価や感想を多く集めているものの、これは好みの問題であり、面白くなければ原作小説が人気を集める訳がありません。なので、もしアニメ盾の勇者の成り上がりにご興味がある方は一度見ても損は無いといえるでしょう。