2020年03月27日公開
2020年03月27日更新
【おそ松さん】イヤミと六つ子の関係は?シェーの秘密や女版イヤ代も解説
大人気アニメ『おそ松さん』をご存知でしょうか?『おそ松さん』は赤塚不二夫先生原作の『おそ松くん』を原作に制作されたアニメです。アニメ『おそ松さん』は松野家の六つ子が主人公のストーリーで、大人になった六つ子の生活を描いた物語になっています。今回はそんな『おそ松さん』に登場するイヤミについてご紹介します。イヤミと六つ子との関係性や、イヤミの口癖「シェー」の秘密、さらにはイヤミの女装した姿であるイヤ代についてや、アニメでイヤミを演じた声優についても合わせてご紹介します。
イヤミとは?
おそ松さんの作品情報
『おそ松さん』の作品情報をご紹介します。『おそ松さん』は赤塚不二夫先生による大人気漫画『おそ松くん』を原作に制作されました。「成長しても、やっぱりバカ」というキャッチコビーの元制作され、成人した六つ子の生活を描いた作品となっています。
おそ松さんの概要
アニメ『おそ松さん』の概要をご紹介します。『おそ松さん』は赤塚不二夫先生の生誕80周年を記念して制作された『おそ松くん』の3度目となるアニメ化作品です。2015年から2016年にかけて第1期が、2017年から2018年にかけて第2期が放送されています。第1期と第2期はそれぞれ全25話で構成されており、監督は『銀魂』を担当した藤田陽一さんが務めています。
『おそ松さん』はアニメの他にも、2016年から「月刊YOU」「Cookie」で漫画化され、2019年2月時点で8巻まで単行本が発売されています。さらに、小説や「YouTube」でのアニメ化も果たしており、2019年3月には映画『えいがのおそ松さん』が公開され大ヒット作品となっています。
おそ松さんのあらすじ
『おそ松さん』のあらすじをご紹介します。成人しても就職する事もなく、家でニートとして生活している松野家に住む六つ子のおそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松は仕事にも女性との縁にも恵まれず、親の脛をかじりながら何でもない日常を送っていました。それぞれが自分の趣味などに没頭しながら、互いに邪魔しあったり協力しあったりと六つ子は共にニート生活をしています。
六つ子の近所には胡散臭いクセのある男・イヤミや、おでん屋を営んでいるチビ太、六つ子にとってマドンナ的存在になるトト子や、なぜかいつもパンツ一枚で生活を送っているデカパンなど個性豊かなキャラクター達が住んでおり、六つ子達はそんな彼らにいつも振り回されていました。『おそ松さん』はそんな彼らの日常を描いたアニメになっています。
イヤミのプロフィール
アニメ『おそ松さん』に登場するイヤミのプロフィールです。イヤミは語尾に「ザンス」を付けて話す独特なキャラクターで、自称「おフランス帰り」の胡散臭い男性です。大きく飛び出した前歯が特徴的で、驚いた時などは「シェー」といセリフと共に不思議なポーズを取る事がよくあります。
イヤミは自称「おフランス帰り」として公言していますが、実際には一度もフランスを訪れた事はありません。イヤミのよく言っている「おフランス」の情報は全てが嘘である事が分かっています。そんなイヤミの本名は明確に明かされてはいませんが、「井矢見 重太郎(イヤミ シゲタロウ)」であると言われています。これは作中で、「講談 井矢見重太郎の一席」という話が登場する事から、「重太郎」がイヤミの名前だと言われています。
イヤミは赤塚作品の殆どの作品に出演
『おそ松さん』に登場するイヤミは赤塚不二夫先生の作品の中でも人気のあるキャラクターです。独特の話し方と、性格、奇抜な容姿がファンの間で人気となり、『おそ松さん』以外の赤塚不二夫先生の作品にもよく登場する有名なキャラクターとなりました。
イヤミが登場する有名な作品としては、『レッツラゴン』や『天才バカボン』、『もーれつア太朗』などがあり、特に『もーれつア太朗』では主人公に続く準レギュラー的な立ち位置で登場します。
イヤミと六つ子との関係
六つ子との関係①子どもの頃からの知り合い
出典: https://festy.jp
『おそ松さん』に登場するイヤミは六つ子と子どもの頃から知り合いだという事が分かっています。気心の知れた仲で、とても親しい近所のおじさんという立ち位置のイヤミですが、六つ子の区別は未だについていない事が分かっています。過去のエピソードとしては六つ子の父親である松造と面識があるようで、関係性は旧知の友人であったり、会社の上司や同僚である事もあり明確には定まっていないようです。
六つ子からは少しバカにされているような扱いを受けているイヤミは、六つ子からお金を無心される事もあるようで、六つ子にとってはいい遊び相手で、面白いおもちゃのような感覚で遊ばれているようです。イヤミ自身も六つ子を騙してブラック企業で働かせるなど、やってはやり返されての関係を続けてきたようです。
六つ子との関係②3話や4話のエピソード
イヤミと六つ子とのエピソードとして特に印象が残っているのが、アニメ第3話と第4話での出来事です。イヤミは元々性悪で胡散臭い男として登場するキャラクターですが、アニメ第3話ではハロウィンの仮装をして自分の家へ突撃してきた六つ子に対し、渋々ではありますがお菓子を渡すシーンが描かれました。
そして第4話では六つ子のマドンナであるトト子のライブチケットを購入しており、イヤミは本当に困っている人などは見捨てる事ができない性格の持ち主であると言われています。そんな根は優しい性格を弄ばれ、六つ子達にとっては格好の餌であり、イヤミの家の家財道具一切を全て奪ってしまったりなど、度を超えた悪戯の対象となる事も多いキャラクターの1人となっています。
イヤミのシェーの秘密や女版イヤ代
イヤミのシェーの秘密
『おそ松さん』に登場するイヤミと言えば、「シェー」というポーズがとても有名です。このイヤミのよく行う「シェー」にはある秘密が隠されていました。赤塚不二夫先生はイヤミが驚いた時にどのようなリアクションを取るか、アシスタントにポーズを取らせて考えていました。その中でも数々のポーズを取ったアシスタントが、靴下が脱げかけた状態で取ったポーズが作者の赤塚不二夫先生の目に留まり、「シェー」は生まれたそうです。
そしてこの「シェー」という言葉の由来は、本来驚いた時に発する言葉「ヒェー」が、イヤミのとても大きな出っ歯によって空気が漏れるような音になってしまい、「シェー」になったと言われています。さらには「シェー」はフランス語の「くそったれ」を意味する「Chier(シエー)」が語源だという説もあり、「シェー」についてはファンの間で様々な推測がされていました。
イヤミの女版イヤ代とは?
『おそ松さん』にはイヤ代という美人な女性キャラクターが登場します。次はこのイヤ代についてご紹介します。イヤ代は新キャラクターではなく、イヤミがとある薬によって化けた姿です。アニメ第10話で、イヤミはデカパン博士から女性になる薬をもらいました。この薬を飲んだイヤミは見る見るうちに容姿が激変し、ナイスバディーの金髪美少女へ変身します。
その姿を見て、イヤ代はお金を対価に彼女を演じるという「レンタル彼女」という事業を始めました。六つ子にもイヤ代の噂は届き、まんまと騙されて来た六つ子から、法外な料金を騙し取ってイヤ代は大金を手にします。しかし、カラクリを知った六つ子の怒りを買ったイヤ代は、共に荒稼ぎをしていたチビ太と共に猛獣の檻へ入れられてしまいました。その際に、一松からは法外な値段で檻の鍵を買うように促されました。
イヤミの声優
鈴村健一のプロフィール
アニメ『おそ松さん』でイヤミを演じた声優についてご紹介します。イヤミを演じた声優は、声優の鈴村健一さんです。次はそんな声優の鈴村健一さんのプロフィールをご紹介します。鈴村健一さんは1974年9月12日生まれの2020年3月現在で45歳の声優です。声優だけでなく歌手やテレビ番組のナレーターとしても活躍する鈴村健一さんは、同じく声優や歌手としても活躍している坂本真綾さんと結婚しています。
声優・鈴村健一さんは調理師になる為専門学校へ行こうとしていましたが、たまたま声優オーディションの切り抜きを持ってきた友人に誘われてオーディションに参加し、合格した事で声優になることを決めました。鈴村健一さんの声優デビューは1994年で、テレビアニメの『マクロス7』で「モーリー」役の声優を務めています。その後、声優として様々な賞を受賞しており、日本を代表する声優の1人となっています。
鈴村健一の主な出演作品
声優・鈴村健一さんの主な出演作品をご紹介します。鈴村健一さんは、『時空転抄ナスカ』の「三浦恭資」役や、『イソップワールド』の「トッチョ」役、『KAIKANフレーズ』の「桐生敦郎」役、『BOYS BE…』の「神崎恭一」役、『超GALS!寿蘭』の「麻生裕也」役、『電脳冒険記ウェブダイバー』の「フェニクオン」役と「ペガシオン」役、『ヒカルの碁の』の「伊角慎一郎」役、『十二国記』の「楽俊」役などを演じています。
鈴村健一さんのその他の主な出演作品は、『スパイラル-推理の絆-』の「鳴海歩」役や、『ドラゴンドライブ』の「氷室ヒカル」役、『いちご100%』の「真中淳平」役、『ピーチガール』の「岡安浬」役、『銀魂』の「沖田総悟」役、『D.Gray-man』の「ラビ」役、『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEシリーズ』の「聖川真斗」役、『アクエリオンEVOL』の「カイエン・スズシロ」役などを務めています。
イヤミに関する感想や評価
おいら、毎日たくわん齧っても、こころはヨーロピアンでいたいって思ってるんだけど、それっておそ松さんファミリーのイヤミじゃん!
— 絃八 (@morinokomorebin) March 11, 2020
イヤミそのものじゃん!って悟った。
イヤミでもいい、漬物かじりながらこころはヨーロピアンでいたい。
こちらは『おそ松さん』に登場するイヤミの「おフランス帰り」という嘘について同意するという方の投稿です。どんな状況でも心は「おフランス帰り」のような”ヨーロピアン”な考え方でいたいと感じるそうで、まるで『おそ松さん』のイヤミのようだと気付かれたそうです。
イヤミは一度もフランスに行った事もないのに「おフランス帰り」であるという設定は崩さず、フランスに対して知識もないのに、自身の持論でフランスについて語っています。そんなイヤミの健気で純粋な性格に愛しさを感じるファンも多いようで、イヤミは『おそ松さん』の中でも人気のキャラクターとなっていました。
今更おそ松さんを見てみてるんだけどイヤミが鈴村さんだと思わんかった 5度見した
— うぃるち (@N8csg0h0bxE37xy) March 11, 2020
こちらはアニメ『おそ松さん』のイヤミを演じた声優が鈴村健一さんだと知って、思わず5度見する程驚いたという方の投稿です。声優の鈴村健一さんと言えば、二枚目でイケメンのキャラクターを多く演じており、様々な有名作品にも出演する人気声優です。
そんな鈴村健一さんが『おそ松さん』の愛すべきおバカキャラクター・イヤミを演じた事を知らないという方も多く、違和感なくイヤミを演じた鈴村健一さんの演技は高く評価されていました。
無性におそ松さん見たくなるんだけどHDD壊れて録画全滅しちゃったんだよなあ……一松事変とイヤミとチビ太の女装回が好きなんだが……
— 井藤 (@glasnostitou) March 4, 2020
こちらはアニメ『おそ松さん』の中でもイヤミが女装しイヤ代となる話が好きという方の投稿です。胡散臭いおじさんであるイヤミがデカパン博士の薬によって見事な美女となり、六つ子相手に荒稼ぎをした話は『おそ松さん』の中でも人気のあるエピソードとなっています。
そしてイヤ代に関しては、今回の「レンタル彼女」の回しか登場シーンがないレアキャラクターにも関わらず、爆発的な人気を誇るキャラクターとなっており、多くのファンがイラストやコスプレなどを楽しんでいるキャラクターになっています。
イヤミについてまとめ
アニメ『おそ松さん』に登場するサブキャラクターのイヤミに関するまとめいかがだったでしょうか?イヤミは赤塚不二夫先生の作品の中では常連的なキャラクターで、様々な作品に登場する、赤塚不二夫先生自身も多変気に入っているキャラクターです。大きな出っ歯がチャームポイントのイヤミは、語尾の「ザンス」や「シェー」のポーズなど、初めて見たファンも虜にするキャラクターの1人です。
イヤミと六つ子は幼少期からの知り合いで、六つ子達はイヤミによく懐いています。やんちゃで悪ガキな六つ子を卑下する事もできない心優しい男性・イヤミは常に六つ子の巻き起こす騒動に巻き込まれる事も多いキャラクターです。また、イヤ代という絶世の美女に変身するなど、イヤミ自身もトラブルメーカーとして活躍しています。
アニメ『おそ松さん』では、イヤミは六つ子に家を壊され、奪われるなど大きな被害に遭う事も多いキャラクターとして描かれています。そんなイヤミをアニメで演じているのは大人気声優の鈴村健一さんで、鈴村健一さんの演じるキャラクターの中でもイヤミは特に意外なキャラクターとして大きな話題となりました。
『おそ松さん』の愛されるキャラクター・イヤミは世代を越えて有名なキャラクターです。そんなイヤミの登場する『おそ松さん』をまだご覧になった事がない方は、ぜひこの機会にご覧になってみてはいかがでしょうか?