2020年03月10日公開
2020年03月10日更新
【ジョジョ】ウンガロのボヘミアン・ラプソディーは最強?名前の由来や元ネタは?
『ジョジョの奇妙な冒険6部』に登場したウンガロはプッチ神父のもとに訪れたDIOの子供でした。もちろんスタンド能力を持っていますが、それは世界中を大混乱に陥れたという凄まじい能力。ウンガロのスタンド能力はジョジョシリーズの中で最も被害を与えた能力です。そこで、当記事ではウンガロのスタンド能力が最強の強さを誇るのか?という疑問を検証していきます。また、ウンガロのスタンド能力名が『ボヘミアン・ラプソディー』となっているのですが、名前にピンときた人も多いはず。名前の由来と元ネタまで紹介します。
ジョジョのウンガロとは?
ウンガロは『ジョジョの奇妙な冒険6部』に登場するキャラクターですが、作中ではとんでもない大惨事を引き起こしていました。ここでは、そんなウンガロのプロフィールを、『ジョジョの奇妙な冒険6部』の作品情報と共に紹介していきます。
ジョジョの奇妙な冒険6部の作品情報
ジョジョの奇妙な冒険6部の概要
『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』は荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』の第6部にあたる作品です。これまでのジョジョシリーズでは、part1からジョナサン・ジョースターとDIOとの因縁が続いてきましたが、本作でついにその因縁に終止符が打たれています。
そしてPart4から「矢と弓」がスタンドと深く関わっていますが、本作には登場していません。その代わり、「DISC」と呼ばれるスタンド能力を記録したものが物語の鍵を握っています。また、ジョジョシリーズ作品『ゴージャス☆アイリーン』以来の女性主人公となっており、タイトル『ストーンオーシャン』は石の牢獄である「ストーン」と、女性の象徴である「オーシャン(海)」が由来となっています。
ジョジョの奇妙な冒険6部のあらすじ
舞台は2011年のアメリカ・フロリダ州。そこにあるG.D.st刑務所には、無実の罪を着せられた空条承太郎の娘・空条徐倫がいました。収監されて間もなく、徐倫は承太郎から受け取ったペンダントに入っていた「矢」によってスタンド能力が発現します。そしてその能力を使って脱獄を企てる徐倫。そんなある日、承太郎が面会に訪れました。
そこで承太郎は徐倫に、一連の流れはDIOの関係者による陰謀であることを伝えます。それと同時に謎のスタンド「ホワイトスネイク」が現れ、そのスタンドは承太郎の記憶とスタンド能力をDISCに記録し奪い去ってしまいました。徐倫は脱獄のため、そして承太郎のDISCを取り戻すため戦いに身を投じるのでした…。
ウンガロのプロフィール
『ジョジョの奇妙な冒険6部』に登場するウンガロは、プッチ神父のもとに現れたDIOの子供です。プッチ神父のもとに現れたDIOの子供はウンガロ以外に、リキエルとヴェルサスの2人がいました。それぞれの子供たちの母親は別々で、ウンガロの母親の場合はDIOの餌となって死亡しています。プッチ神父の元に現れた理由、それはDIOの骨から誕生した赤ちゃんとプッチ神父が一体化したことで、DIOの子供たちを引き寄せていたからです。
そんなプッチ神父との出会いを果たすまでのウンガロは人生に絶望しており、重度の麻薬中毒者でした。そのため、プッチ神父の元へ引き寄せられた際は、薬物によるショック状態にあり、それが原因で救急車に搬送されていた時のこと。錯乱状態にあったウンガロはプッチ神父を襲ったため警官たちに包囲され、銃で撃たれてしまいます。
ところが、その時にウンガロのスタンド能力『ボヘミアン・ラプソディー』が目覚め、姿をくらましてしまいました。その後、徐倫達からプッチ神父を守るという目的を与えられ、スタンド能力を発動させています。しかし、ウンガロの本当の目的は違いました。それは自分が憎む社会を崩壊させ、世界を滅茶苦茶にするというもの。そしてその目的のためにスタンド能力を駆使し、世界中が大混乱に陥ってしまいました。
ジョジョのウンガロのボヘミアン・ラプソディーは最強?
憎き社会を滅ぼすという壮大な目的を抱くウンガロ。やはりそれ相応の能力を持つからこそ、大惨事を引き起こせたと言えるのですが、ウンガロが使うスタンド能力『ボヘミアン・ラプソディー』は最強の強さを誇るのでしょうか?ここからはウンガロのスタンド能力について紹介し能力の強さに迫っていきます。
ボヘミアン・ラプソディーの強さ①精神と肉体が分かれてしまう
- 破壊力 – なし
- スピード – なし
- 射程距離 – ∞
- 持続力 – A
- 精密動作性 – なし
- 成長性 – なし
世界中を大混乱に陥れた、ウンガロのスタンド能力『ボヘミアン・ラプソディー』。その力は世界中の彫刻や絵画、アニメなどに登場するキャラクターを実体化させることができます。スタンド自体にビジョンはありません。能力だけで存在しており、スタンドのステータスは上記の通りですが、このステータスの中で最も優れているのが射程距離となっています。無限の射程距離があるからこそ、世界中全てに能力を反映させることができたのです。
そしてウンガロのスタンド能力の最も恐ろしいのは、実体化させたキャラクターに心を惹かれると「精神と肉体が分かれる」ということです。作中では『オオカミと七匹の子ヤギ』のキャラクターに関心を示したために、オオカミの姿へと成り果てたアナスイがいました。このストーリーはオオカミがヤギたちに攻撃をしますが、実体化した作品のストーリーを覆すことができないため抗うことができません。
ボヘミアン・ラプソディーの強さ②弱点はある?
『ボヘミアン・ラプソディー』で実体化したキャラクターの攻撃は、ウンガロに対しては全くダメージがありません。さらに、実体化したキャラクターはスタンドではなく、スタンド能力によって実体化したキャラクターであるため、キャラクターをどうすることもできないのです。
つまり、スタンド能力を解除するには、ウンガロを倒すしかないということ。しかし、ウンガロは攻撃を受けないように飛行機に乗っていたため、飛行機に搭乗していない限り攻撃を当てることが不可能でした。まさに最強と言えるスタンドでしたが、1つだけ弱点がありました。その弱点が「実体化したストーリーは現実世界でも展開されている」ということです。
ウィザーはアナスイと行動を共にしていたのですが、彼はアナスイと同じく実体化したキャラクターから攻撃を受け続けていました。ただ、そのキャラクターというのが天才画家・ゴッホでした。ウィザーはゴッホを脅迫し、オリジナルキャラクター『プット・バック・マン』を描かせ、実体化させます。
このキャラクターこそが全てのキャラクターを元に戻すヒーローだったため、世界中で実体化したキャラクターを全て元に戻すことに成功しました。一方、飛行機に乗っていたウンガロはニュースでその事実を知ることになります。その事実で絶望した結果、ウンガロは再起不能となってしまいました。
ジョジョのウンガロの名前の由来や元ネタ
ウンガロの名前の由来
最強のスタンド能力を持ちながらも、意外と精神的な弱さを持つウンガロ。そんなウンガロの元ネタとなったのが、ファッションデザイナーであるエマニュエル・ウンガロです。フランス出身で、ファッションブランドを自身で設立していました。現在はファッションブランド『サルヴァトーレ・フェラガモ』の傘下にあります。
ウンガロのスタンド能力の元ネタ
ウンガロが使うスタンド能力の元ネタは名前『ボヘミアン・ラプソディー』を見てピンと来た人は多いのではないでしょうか?元ネタはQueenの楽曲『ボヘミアン・ラプソディー(自由人の狂想曲)』となっていました。
ジョジョのウンガロに関する感想や評価
QUEENを好きになった理由はジョジョ
— 水族館すき@通知死んでる (@ainoz3) April 9, 2019
ウンガロが好きだから、元ネタ聴いたらハマったていうね
ボヘミアン・ラブソディ
こちらの感想では、Queenを好きになった理由に『ジョジョの奇妙な冒険』のウンガロが好きだからというものがあげられています。ウンガロの好き嫌いについては意見が分かれますが、好きな場合はかなり熱がこもっているのが感想からうかがえます。
【ジョジョ】ウンガロが凄まじいスタンド能力を発現できたのは何故なのか? https://t.co/g5rXgHLMvN #ジョジョ
— ジョジョ名言集@相互フォロー募集用 (@jojododobot) May 15, 2018
こちらの感想では、ウンガロがなぜ凄まじい強さのスタンド能力を発現できたのか?と疑問視されています。見た目はそれほど強くは無さそうですが、それでも世界中を大混乱に陥れたキャラクターです。これを機に発現できた理由に迫るのも面白いかもしれません。
ウンガロ君のスタンド能力、よく考えたらやりようによっては世界どころかジョジョという作品その物を破壊しかねない能力だよな…最強議論とかだとあまり話題に上がらんけど、創作物の数だけ無限の強さがある。
— koichil (@koichil) February 1, 2019
こちらの感想では、ウンガロのスタンド能力が世界どころか『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの作品そのものを破壊しかねないと危惧されています。創作物の数だけ無限の強さがあると言われており、最強のスタンド能力だと捉えているのではないでしょうか?やはり、使い方次第では恐ろしい能力となりそうです。
ジョジョのウンガロの強さまとめ
『ジョジョの奇妙な冒険6部』に登場したウンガロのスタンド能力について、最強の強さを誇るのか?ということに焦点を当てましたが、いかがでしたか?スタンド能力で実体化させたキャラクターに心を惹かれると、その作品のストーリーと同じ展開を進んでしまい、ウンガロを倒さない限り元に戻れないという、まさに最強と言える強さを誇っていました。
ただ、1つだけ決定的な弱点が存在していたため、再起不能となってしまいますが、その弱点を突くアイディアというのもなかなか生み出されるものではありませんでした。弱点を見抜けなかったあるいはアイディアが生まれなかったのであれば?もしかすると、最強のスタンド能力となっていたのかもしれません。