【ジョジョ】ミラションのスタンド能力は?最後やキャッチボールシーンも考察

大人気漫画シリーズの『ジョジョの奇妙な冒険』をご存知でしょうか?『ジョジョの奇妙な冒険』は荒木飛呂彦先生によるアクション漫画で各部毎に主人公やストーリーが変わる異色の漫画シリーズです。様々なジョジョが登場し、敵とスタンドを使用して戦う様子が人気の『ジョジョの奇妙な冒険』ですが、今回は第6部に登場するミラションについてご紹介します。ミラションの持つスタンドの能力や、由来となった元ネタについて、さらには有名なミラションの最後となったキャッチボールのシーンも合わせてご紹介します。

【ジョジョ】ミラションのスタンド能力は?最後やキャッチボールシーンも考察のイメージ

目次

  1. ミラションとは?
  2. ミラションのスタンド能力
  3. ミラションの最後やキャッチボールシーン
  4. ミラションの元ネタ
  5. ミラションに関する感想や評価
  6. ミラションについてまとめ

ミラションとは?

ジョジョの奇妙な冒険6部の作品情報

『ジョジョの奇妙な冒険』第6部の作品情報です。『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』として2000年から2003年にかけて全158話が連載されました。ジョジョシリーズの中では初となる女性キャラクターが主人公のストーリーとなっており、Part3の主人公である空条承太郎も登場します。

ジョジョの奇妙な冒険6部の概要

『ジョジョの奇妙な冒険』第6部の概要です。『ジョジョの奇妙な冒険』第6部はジョジョシリーズの中でも特に親子の絆について描かれた作品になっています。Part3で主人公だった空条承太郎の娘である空条徐倫が主人公になっており、徐倫が投獄された刑務所から脱獄していくストーリーになっています。

『ジョジョの奇妙な冒険』第6部ではジョジョシリーズの中でも長年に渡って繰り広げられてきたジョースター家とDIOとの決着がつく重要な作品となっており、女性キャラクターが主人公という事もあってシリーズの中でも人気があるようです。

ジョジョの奇妙な冒険6部のあらすじ

『ジョジョの奇妙な冒険』第6部のあらすじです。空条承太郎の娘、空条徐倫は無実の罪によってアメリカ・フロリダ州にある州立の重警備刑務所へ投獄されてしまいました。この徐倫の投獄はDIOの関係者による策略によるもので、そんな徐倫を刑務所から救い出そうと父親である承太郎は徐倫に「矢」の破片をこっそりと渡しました。

この「矢」の破片によってスタンドに目覚めた徐倫は刑務所からの脱獄を試みます。しかし徐倫と承太郎の行手をエンリコ・プッチ神父の命令によって阻止しようとする囚人達が阻んできました。こうして徐倫とDIOの親友・プッチ神父との最終決戦が幕を開けました。

ミラションのプロフィール

『ジョジョの奇妙な冒険』第6部に登場する囚人・ミラションのプロフィールです。ミラションは徐倫と同じくG.D.st刑務所に収監されている囚人で、囚人番号は「FE26789」です。窃盗や武装強盗によって5年の刑期に服役しています。ミラションは手癖が悪く、嘘をつくのが上手い人物です。「グッド」という口癖を良く口にしており、エンリコ・プッチ神父にズル賢い性格を買われて雇われました。

博打付きで強欲な性格をしており、承太郎の記憶とスタンド能力を奪う代わりに、自身の仮釈放を求め、エンリコ・プッチ神父と取引をしています。博打の誘いには良く乗る方で、実際に腕もいいミラションはエルメェスから所持金全てと肝臓までも奪い取る腕前を持っていました。

TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』公式サイト

ミラションのスタンド能力

スタンド能力はマリリン・マンソン

ミラションがエンリコ・プッチ神父から授けられたスタンドは「取り立て人 マリリン・マンソン」です。「取り立て人 マリリン・マンソン」はその名前の通り、ミラションと賭けをして敗北した相手の心の弱みにつけ込み、半ば強制的に掛け金を奪い取るというスタンド能力を持っています。時には金額相当の臓器すらも奪い取ってしまう冷酷非道なスタンドです。

賭博のルールに関してはとても厳しく、イカサマなどのルール違反は即反則とみなされます。さらに自身の有り金ではなく、他人から借りたお金などで賭けを行うことすら許しません。まるで機械のように厳しく賭博を取締るスタンドで、目元の液晶ディスプレイは金額をカウントするカウンターとして使用する事ができます。

ミラションのスタンド能力の強さ

ミラションのスタンド「取り立て人 マリリン・マンソン」のスタンド能力の強さをご紹介します。「取り立て人 マリリン・マンソン」は賭博に負けた相手の心の闇を見破る事でその闇につけ込み、掛け金を搾取するというスタンド能力です。この「取り立て人 マリリン・マンソン」の取り立てを中断するには再び賭けを持ちかけるしか方法はありません。

賭け事でしか「取り立て人 マリリン・マンソン」の取り立てを中止する事はできない為、取り立て中においては強さは最強のスタンドであると言われています。有り金や臓器、命まで奪ってしまう強さを持っているスタンドですが、一つ大きな欠点がありました。「取り立て人 マリリン・マンソン」は取り立て中でのみ能力を発揮する為、戦闘には使う事ができません。

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ミラションの最後やキャッチボールシーン

ミラションの最後

『ジョジョの奇妙な冒険』第6部に登場する囚人・ミラションの最後についてご紹介します。ミラションの最後はキャッチボールによる賭けによって訪れます。ミラションはエンリコ・プッチ神父の命令によって承太郎の記憶とスタンド能力を奪うべく、徐倫達に近付きました。運動場でキャッチボールをしていた徐倫達に、「キャッチボールが100回続くかどうか」という賭けを持ちかけます。

徐倫達はDISCを持ち出す為に看守を買収する必要があり、その際に必要となるお金を稼がなければなりませんでした。そんな中でミラションから思いもよらぬ提案を受け、徐倫達はミラションの賭けに乗る事にします。慎重にキャッチボールを始めた徐倫達ですが、やがて運動場の使用時間が終わってしまいます。賭けを続ける為、エルメェスは看守に賄賂を渡して時間の延長を試みました。

しかしそんなエルメェスの不正をミラションのスタンド「取り立て人 マリリン・マンソン」は許しませんでした。エルメェスから有り金全てと、肝臓までも抜き取って取り立てを行います。そんな中、徐倫達はキャッチボールを必死に続けていました。しかし所内に入った徐倫達に予期せぬ出来事が起こります。ミラションの策によって所内の明かりが消えてしまいました。

視界が真っ暗になる中で、フー・ファイターズはミラションの声を頼りにF・F弾を撃ち込み、見事にミラションの腕に当てる事に成功しました。これによって最悪の事態を免れた徐倫達はスタンドの能力を駆使しながらキャッチボールを繰り広げます。しかし、再びミラションの妨害が行われました。ミラションによって買収された看守に、キャッチボールのボールを取り上げられてしまいました。

看守によってキャッチボールのボールを奪われてしまった徐倫達はそこで敗北が決まり、「取り立て人 マリリン・マンソン」の取り立てが行われようとしました。しかし、ここで徐倫から新たな賭けの申し出がありました。この徐倫の申し出によってミラションは最後を迎える事になってしまいます。

ミラションのキャッチボールシーン

ミラションが最後を迎えたキャッチボールのシーンをご紹介します。「取り立て人 マリリン・マンソン」の取り立ての直前で徐倫が新たな賭けをミラションに持ちかけました。その賭けの内容は「1000球キャッチボールを継続する」というものでした。この徐倫の提案によって取り立ては中断され、ミラションと徐倫の賭けが開始します。

エルメェスに行った卑劣なイカサマ行為などによって苛立ちが溜まっていた徐倫はミラションとのキャッチボールを普通に行うつもりはありませんでした。徐倫はストーン・フリーの糸がつけられているボールを用いて、まるでヨーヨーのように1000回に渡るオラオララッシュをミラションへ食らわせました。

これは徐倫がミラションのスタンド「取り立て人 マリリン・マンソン」の弱点を見破った事によって作られた勝機でした。ミラションは徐倫のスタンドによる1000本ノックをお見舞いされ、ミラションの賭けは最後に敗北という形になりました。

こうしてエンリコ・プッチ神父の命令を遂行できなかったミラションは致命傷を負った後に尋問されたと言われており、その際にエンリコ・プッチ神父やホワイトスネイクに関する記憶のDISCを抜き取られ、ミラションの活躍は最後を迎えました。

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ミラションの元ネタ

ミラションの名前の元ネタ

『ジョジョの奇妙な冒険』第6部に登場する囚人・ミラションの名前の元ネタについてご紹介します。ミラションの名前の元ネタは、その音の響きからユーゴスラビア出身のファッションデザイナーからつけられたと言われています。そんなミラションの名前の元ネタとなったデザイナーは「ミラ・ショーン」です。

ミラ・ショーンはイタリアン・モード界の巨匠で、50年以上もの間数多くのデザイナー達に大きな影響を与えている人物です。特に色彩の感覚、美しさに関してはこだわりが強く、”完璧”な作品を作る為に努力を惜しまない人物として知られています。そんなミラ・ショーンの名前を元ネタにミラションは名付けられており、荒木飛呂彦先生の幅広い知識が分かるエピソードとなっています。

ミラションのスタンドの元ネタ

ミラションの持つスタンド「取り立て人 マリリン・マンソン」の元ネタをご紹介します。「取り立て人 マリリン・マンソン」の元ネタは同名のミュージシャン「マリリン・マンソン」であると言われています。アメリカのミュージシャン「マリリン・マンソン」はロックバンド「マリリン・マンソン」でリードヴォーカルを務める人物です。

元ネタとなった「マリリン・マンソン」の楽曲は不気味で怖い印象を持つ方が多く、本人も恐ろしい風貌のメイクを施しています。この「マリリン・マンソン」の持つ”不気味さ”がミラションのスタンド「取り立て人 マリリン・マンソン」の冷酷非道で淡々と取り立てを行うイメージの元ネタになったと言われています。

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ミラションに関する感想や評価

こちらは徐倫がミラションにお見舞いした「1000球オラオラキャッチボール」がジョジョシリーズの中で登場するラッシュの中でも一番好きという方の投稿です。ミラションが行ったエルメェスによるイカサマの行為に怒りを爆発させた徐倫の渾身の「オラオララッシュ1000本ノック」はあまりに痛快で、ジョジョシリーズの中でも名シーンの1つとなっています。

こちらはミラションがジョジョシリーズの中でも特に好きなキャラクターに入るという方の投稿です。ズル賢くて狡猾な性格が買われて、仮釈放を餌にエンリコ・プッチ神父に利用され、徐倫の返り討ち遭って最後を迎えたミラションですが、女性キャラクターの少ないジョジョシリーズの中で、人気のある女性キャラクターの1人となっています。

こちらは『ジョジョの奇妙な冒険』の中でも特に気に入っているというミラション戦を読み終わり、「取り立て人 マリリン・マンソン」の無機質な感じに魅力を感じるという方の投稿です。ミラションのスタンドは「取り立て人」という事で感情が読めない冷たいイメージで描かれています。

「取り立て人 マリリン・マンソン」の淡々と取り立てを行い、命さえも容易く奪ってしまう冷酷さに不気味な印象を持つ方も多く、賭けに負けた人間の心理につけ込むというスタンド能力も異質なもので、総じてジョジョシリーズの中でも不気味さを醸し出しているスタンドの1つとして人気がありました。

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ミラションについてまとめ

『ジョジョの奇妙な冒険』第6部に登場する囚人・ミラションに関するまとめいかがだったでしょうか?ミラションは賭博好きで狡猾な性格を買われてエンリコ・プッチ神父に利用されました。賭け事を純粋に楽しみながらズル賢いミラションは負け知らずで、スタンドの「取り立て人 マリリン・マンソン」の能力によって囚人達から有り金を搾取していました。

大金を必要としていた徐倫達に多額のかけ金で賭博を持ちかけ、一度はエンリコ・プッチ神父に頼まれていたものを奪う事に成功しかけます。しかし正義感が強く、仲間意識の高い徐倫の作り出した逆転の勝機によってミラションの計画は崩されてしまいました。徐倫は見事にミラションのスタンドの弱点を見出していました。

ミラションのスタンドは「取り立て中」は無敵の強さを誇りますが、戦闘に使う事はできないスタンドです。さらに、唯一の強みである「取り立て」は新たに賭け事が始まると中止されるという大きな弱点がありました。徐倫はそんなミラションのスタンドの持つ弱点を見抜き、仲間の復讐を果たしました。

こうして徐倫の怒りの「オラオララッシュ」を食らってしまったミラションは惜しくも最後を迎えてしまいました。徐倫とミラションの戦いのようにジョジョシリーズには様々な名バトルが描かれています。そんな名バトルが見られる『ジョジョの奇妙な冒険』をご覧になった事がない方は、是非この機会にご覧になってみてはいかがでしょうか?

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