【ジョジョ】スピードワゴンがクールでかっこいい！名言やアニメ声優も紹介

スピードワゴンとは『ジョジョの奇妙な冒険』の第1部から第2部まで登場するキャラクターです。スピードワゴンはジョースター家をサポートする財団を築いた人物でもあります。ここではスピードワゴンについて詳しく紹介する前に、まずは『ジョジョの奇妙な冒険』の第2部について紹介します。

『ジョジョの奇妙な冒険』の第2部は1987年から1989年まで週刊少年ジャンプで連載されていました。全8巻、全69話で完結しています。第2部は第1部から50年後の1938年を描いており、スピードワゴンは第1部の時よりも年老いた姿で登場しています。主にジョジョやその仲間達と、「柱の男」と呼ばれる人間とは別の進化を遂げた生き物との戦いが描かれています。

『ジョジョの奇妙な冒険』の第2部ではスピードワゴンが「柱の男」を発見した後、行方不明になっていました。ジョナサンの孫に当たるジョセフ・ジョースターは、スピードワゴンを探すために旅に出ました。ジョジョはある研究所にたどり着くと、ドイツ軍に拘束されたスピードワゴンを発見します。しかしそこで実験されていた「柱の男」であるサンタナが目覚め、ジョジョとサンタナは戦うことになります。

スピードワゴンは本名をロバート・E・O・スピードワゴンといいます。『ジョジョの奇妙な冒険』第1部の「ファントムブラッド」と第2部の「戦闘潮流」に登場するキャラクターです。第1部で登場した時は25歳でした。ジョジョと出会ったときはチンピラのボスをしており、乱暴な性格が目立ちます。波紋の才能はないもののジョジョのサポートに徹しており、ファンからもかっこいいと人気のキャラクターです。

第1部の50年後を描いた第2部では、75歳になった姿で登場しました。若い頃はチンピラらしく乱暴な言葉遣いでしたが、石油王となりスピードワゴン財団を築いてからは物腰が柔らかくなっています。スピードワゴン財団を築いてからも吸血鬼や石仮面について調査していました。結婚はしておらず、生涯独身でした。

初登場時のスピードワゴンは、実はジョジョと敵対する立場でした。スピードワゴンが初登場したのはアニメの第1部の2話で、ジョジョが治安の悪い街を訪れた時でした。スピードワゴンはジョジョの身ぐるみを剥がそうと仲間と共に襲いかかります。戦いの中でどんな状況でも意思を曲げないジョジョに惚れ込み、それからジョジョを慕うようになりました。

その後スピードワゴンはジョジョの親友となり、陰ながらジョースター家を支える存在になりました。時にはあまりに紳士的で考え方が甘いジョジョに忠告することもありました。

スピードワゴンには波紋の才能がないので、スタンドを使うことはできません。ただアニメ版ではスピードワゴンの死後、財団の人間達がスタンド使いの監視などをしています。ジョースター家にもスタンド使いについての情報を提供していることから、スタンド使いに関してとても詳しいといわれています。

スピードワゴンは波紋が使えないのですが、驚くほどの生命力と精神力を持っています。波紋を使えない代わりに大金槌を振り回して敵を倒す姿も描かれています。元々チンピラだったのでその力は侮られがちだったのですが、スピードワゴンは作中で多くの活躍を見せ、ツェペリにもその精神力などを認められました。

スピードワゴンは波紋が使えないので、どうしても解説役になりがちです。そのため、一部の読者からはスピードワゴンを解説役として認識している人も多いようです。実際に作中だけでなく、ゲームやアニメでもナビゲーターとして抜擢されることもあります。公式でも解説役として認識されているようです。

スピードワゴンは第2部の後、89歳で心臓発作によって死去しました。スピードワゴンは財団を使って医療に力を入れ、経済などの発展に貢献しました。

スピードワゴンが亡くなった後も財団はその意思を継いでジョースター家をサポートしています。「柱の男」は二度と目覚めないように、常にスピードワゴン財団が監視することになりました。スタンド使い達の情報も網羅しているため、財団の名前は第3部以降も登場することがあります。

スピードワゴンの名言「こいつはくせえッー!…」というセリフはディオの本性を見抜いた時のセリフです。スピードワゴンは治安の悪い場所で育ってきたことで、人をニオイで見抜くことができました。ジョジョはディオを追い詰めますが、ディオの口車に乗せられそうになります。そんな時、ジョジョについてきたスピードワゴンが現れてディオの本性を暴きました。

スピードワゴンの名言「スピードワゴンはクールに…」というセリフは、スピードワゴンの代表的な名言の一つです。ジョジョは吸血鬼化したディオと戦い、大怪我を負ってしまいます。ジョジョは怪我をしただけでなく、家族や家を失ってしまいました。そんなジョジョを励まそうとスピードワゴンはジョジョのお見舞いに向かいました。

病室でジョジョは、看護師として働くかつての恋人・エリナと再会していました。エリナはジョジョの看病をしており、2人はとても良い雰囲気でした。そんな2人の様子を病室の前で見ていたスピードワゴンは、自分がいなくても大丈夫だと安堵し、この名言を言いました。2人の邪魔をせず空気を読んで去る姿はとてもかっこいいとファンからも評判の名言です。

『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメでスピードワゴン役を演じた声優は上田耀司です。上田燿司とは、1971年8月7日生まれの声優です。アミュレートに所属しています。妻は声優の永島由子です。上田燿司の出演作品には『ナルト-NARUTO-』のガマ吉役、『いなり、こんこん、恋いろは。』の伏見燈日役、『ACCA13区監察課』のオウル役、『ノー・ガンズ・ライフ』のヒュー・カニンガム役などがあります。

『ジョジョの奇妙な冒険』のゲームでスピードワゴン役を演じた声優は小野坂昌也です。小野坂昌也とは、1964年10月13日生まれの声優です。青二プロダクションに所属しています。現在はYouTuberとしても活動しています。小野坂昌也の出演作品には『テニスの王子様』の桃城武役、『はじめの一歩』の千堂武士役、『ボボボーボ・ボーボボ』の首領パッチ役、『Axis powers ヘタリア』のフランス役などがあります。

スピードワゴンの有名な台詞はネットでネタにされることもあります。しかし、実際に『ジョジョの奇妙な冒険』を読んだ方からは空気が読めるスピードワゴンがかっこいいと評判でした。かっこいいスピードワゴンを見たいという方は、実際に原作を読むことをおすすめします。

スピードワゴンは第1部の登場人物の中でも人気が高いキャラクターです。おせっかい焼きな性格やジョジョに最後まで尽くす姿に惚れたという方がたくさんいました。

『ジョジョの奇妙な冒険』を読んで早速スピードワゴンのことが好きになったという方がいました。SNSでは、作中でのスピードワゴンの活躍を語り合っている方もいました。

『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するスピードワゴンは、物語上でとても重要な人物でした。スピードワゴンは89歳で亡くなってしまいましたが、財団は今でもジョースター家を支えています。ジョースター家の未来にまで関わる財団を築いたスピードワゴンの活躍は、主に第1部と第2部で見ることができます。まだ『ジョジョの奇妙な冒険』を読んだことがないという方は、ぜひスピードワゴンの活躍シーンを読んでみて下さい。