2020年03月16日公開
2020年03月16日更新
【ひぐらしのなく頃に】園崎魅音はかわいそうな悲劇のヒロイン?妹・詩音との関係は?
アニメや実写映画にもなったことで有名な『ひぐらしのなく頃に』。今回は『ひぐらしのなく頃に』に登場するキャラクターの中から、園崎魅音について紹介。園崎魅音は『ひぐらしのなく頃に』に登場するキャラクターの中でも「かわいそうなヒロイン」として扱われることが多い人物です。どうしてそのような扱いをされているのでしょうか?その理由や、魅音のかわいい魅力の他、担当声優や持っている銃が本物かどうか、双子である詩音との関係などについて紹介していきます。
目次
ひぐらしのなく頃にの園崎魅音はかわいそう?
アニメや実写映画、ドラマにもなったことで有名なホラーサスペンスゲーム『ひぐらしのなく頃に』。今回は『ひぐらしのなく頃に』に登場するキャラクターの中から園崎魅音について紹介します。園崎魅音はファンの一部から「かわいそうなヒロイン」と評価されてしまう事もある人物。どうしてそんなふうに評価されてしまうのでしょうか?その理由や魅音のかわいい魅力、そして双子である詩音との関係等について紹介します。
ひぐらしのなく頃にの作品情報
ひぐらしのなく頃にの概要
園崎魅音について紹介する前に、彼女が活躍する『ひぐらしのなく頃に』という作品について触れておきます。『ひぐらしのなく頃に』は元々インディーズゲーム、つまり同人ゲームとして発表されました。第1作が発売となったのは2002年の夏のコミックマーケット。物語の序盤は一見すると恋愛趣味レーションのようにも見える展開でありながら、物語が進むにつれてホラーサスペンスの色が濃くなっていくことで話題となりました。
同人ゲームとして発売された『ひぐらしのなく頃に』ですが、そのストーリーは本格ミステリーとして高く評価され、その人気からアニメや実写映画、ドラマ化の他、商業用ゲームとしてリメイク版が発売される等様々なメディアミックスも。また、2020年2月現在、アニメのリメイク版が作成中という情報も発表されています。
ひぐらしのなく頃にのあらすじ
『ひぐらしのなく頃に』は昭和58年が舞台。雛見沢村という架空の村を中心に物語が展開していきます。主人公は雛見沢村へ引っ越してきた男子学生の前原圭一。引っ越してきてから日は浅いものの、気のあう友人たちに囲まれ、毎日を楽しく過ごしていました。しかしある日、フリーカメラマンを名乗る富竹ジロウから、かつて雛見沢村でバラバラ殺人事件があったことを聞かされます。
圭一はその事件について仲間に訊ねますが、仲間は「そんな事件はなかった」と一様に否定。そんなある日村では「綿流し」というお祭りが行われますが、そこで「毎年綿流しの夜には怪事件が起きる」噂を耳にする事に。まるでそれがトリガーとなったかのように、次の日から圭一の仲間たちの様子がおかしくなっていきます。いよいよ命の危機を感じるようになった圭一は…というのが『ひぐらしのなく頃に』のあらすじです。
園崎魅音のプロフィール
今回紹介する園崎魅音は前原圭一が所属する部活の部長として登場します。普段は気さくで面倒見の良い人物ですが、実は雛見沢村において名士として知られる「園崎家」の次期頭首。画像の通り緑の髪を腰のあたりまで伸ばしたポニーテールがトレードマークとなっています。私服姿ではモデルガンと思われる銃を携帯している姿で描かれました。誕生日は7月10日。
年齢設定については各メディアでそれぞれ異なっていますが、共通するのは「圭一やレナよりも1学年上」であること、「受験生」であることです。雛見沢村の学校は生徒数が少ない為、あらゆる年齢の生徒が1つのクラスで授業を受けている為年齢の断定が難しいところですが、「受験生」という設定がある為、ファンの多くから「中学3年か高校3年のどちらか」と考えられているようです。
園崎魅音はかわいそうな悲劇のヒロイン?
雛見沢村の名士である「園崎家」の次期頭首である園崎魅音。では、なぜファンからは「かわいそうなヒロイン」として扱われているのでしょうか。その理由は『ひぐらしのなく頃に』の各章でのエピソードにあるようです。ネタバレとなってしまいますが、「鬼隠し編」では、大石から色んな噂を聞かされ、それを真に受けた圭一に敵視された上、好きだった圭一にバットで殴り殺されてしまいました。
更に「綿流し&目明し編」では、圭一が手に入れた人形を欲しいと言外で訴えましたが、圭一は人形をレナへ渡してしまいます。しかもそれだけでなく、好きだった圭一に避けられた上、監禁された挙句目の前で沙都子を虐殺され、梨花の死体を見せられることに。その上仲間たちにに犯人と間違われたまま死体の詰まった井戸に落ちて死亡してしまいました。
「祟殺し編」では、好きだった圭一に連続殺人犯だと言われた上に鉄平の殺害を依頼され、家が広い為に虐待を受けている紗都子をかくまえと無理難題を突き付けられることに。「罪滅し編」では、圭一に抱きしめられるなどヒロインらしいシチュエーションにも恵まれますが、レナに殴られたあげく、最終的には圭一とレナがいい雰囲気になってしまいました。
魅音は『ひぐらしのなく頃に』の作品中で、何度も前原圭一に好意をよせる様子が描かれています。その為、同じく圭一に好意をよせるレナと同様、ファンからはヒロインとして扱われていますが、各章でかわいそうな目に遭うことが非常に多いキャラクターとなっています。その為、魅音はファンの一部から「かわいそうなヒロイン」と評価されることが多いようです。
ひぐらしのなく頃にの園崎魅音の妹・詩音との関係
園崎詩音のプロフィール
『ひぐらしのなく頃に』の一部のファンから「かわいそうなヒロイン」と評価されることもある園崎魅音。そんな魅音には双子の妹が存在します。妹の名前は園崎詩音。双子ではありますが、実家を離れて暮らしています。外見は画像の通り。顔や背丈は魅音そっくりで、服装と髪型を同じにすると、部活仲間たちでも見分けることが難しくなります。
双子の姉にあたる園崎魅音の口調は少し乱暴な部分がある反面、詩音の言葉遣いは穏やか。しかし詩音も行動的な性格をしており、周囲を巻き込むことも少なくないようです。仲が悪いわけではありませんが、魅音にとって性格的な相性が悪いらしく、『ひぐらしのなく頃に』の作中では魅音が詩音との勝負事を避けている場面も描かれていました。
園崎魅音と詩音の関係
一般的に魅音と詩音の関係は複雑だと言われています。魅音と詩音は双子で、園崎家は2人の誕生当時「双子は不吉」だとして妹である詩音を処分しようとしましたが温情により処分は撤回。しかし詩音は事あるごとに姉である魅音と差をつけられて育ちます。仲のよかった2人は外見がそっくりなことを利用し、お互い入れ替わって遊ぶこともしばしばあったようです。
しかし園崎家頭首の証である刺青を彫る当日も魅音と詩音は入れ替わってしまっており、周囲の大人はそれに気づかず詩音に刺青を施してしまいました。その為、その後2人は本来の立場とは入れ替わったまま過ごすようになります。つまり魅音と詩音は本来逆の名前を名乗っていたのです。このことから、作品中の魅音は「頭首の座を奪ってしまった」、詩音は「頭首の座を押し付けてしまった」と負い目を感じてしまうように。
ただ、2人の仲が悪いわけではなく、『ひぐらしのなく頃に』の作中では魅音が詩音に恋愛相談をしている様子が描かれていました。また、作品の終盤では詩音が「生まれ変わっても双子が良い」と思っている場面も描かれています。
ひぐらしのなく頃にの園崎魅音のかわいい魅力
かわいい魅力①圭一からもらえなかった人形
「かわいそうなヒロイン」と扱われることの多い魅音ですが、魅音に対し「かわいい」と感じるファンも大勢いらっしゃいます。ここからは魅音のかわいい魅力について紹介していきましょう。まず最初に紹介する魅音のかわいい場面は、圭一から人形をもらえなかったシーンです。自分のことを「おじさん」という事もある魅音はわざとがさつにふるまう事も少なくありません。
魅音が部活の仲間たちと一緒に、魅音の親戚が経営するホビーショップのイベントを手伝った時もそうでした。魅音の親戚は手伝ってもらったお礼として、おもちゃを部活のメンバーに配りますが、魅音は身内だからという理由で何ももらえませんでした。その一方、圭一はかわいいドレスを着た女の子の人形をもらいます。「自分が持つにはかわいらしすぎる」という理由から圭一は人形を誰かにプレゼントすることに。
普段から「かわいいものが好き」と分かっているレナがいたので、圭一はレナへ人形を渡しました。また、「魅音にはかわいらしすぎる」とまで言ってしまいます。その場では魅音は明るくふるまっていましたが、その後レナに「圭一から人形が欲しかった」と相談しています。
この場面から、普段はサバサバとした振る舞いを見せていた魅音が、恋愛においては繊細な部分も持っていると話題に。ファンからは「魅音がかわいそう」「魅音がこんなにかわいいなんて」といった声があがっていました。
かわいい魅力②持ち歩いている銃は本物?
次に紹介する魅音のかわいい魅力は、私服の時に持ち歩いている銃です。魅音が園崎家次期頭首ということもあり、ファンからは「あの銃は本物?」「雛見沢の閉鎖的なところを考えれば、本物の銃を持ち歩いていても目を瞑ってもらえるのかも」といった声が上がっています。しかし『ひぐらしのなく頃に』の作中には、圭一に向って魅音が発砲する場面も。
このことから考えると魅音の持っている銃はモデルガンと判断する方が自然だと言われています。また、魅音はボードゲームやカードゲームなど、非電源型のゲームが趣味。ホビーショップを経営する親戚がいることも考慮すると、モデルガンであると考えていいのかもしれません。
そうなると、何故魅音が普段からおもちゃの銃を持ち歩いているのか疑問に思う方もいらっしゃるようですが、これは純粋に「いつでも遊べるように」「魅音の活発さをあらわすアイテムとして著者が描いたもの」だと考えられています。確かに、いくら閉鎖的な雛見沢とは言え、本物の銃を持ち歩くのはむずかしいのかもしれません。
その為、魅音が持ち歩いている銃は、普段から部活仲間といつでも遊べるように用意しているモデルガンであり、「その為にわざわざ普段から銃を持ち歩いている魅音はかわいい」と評価しているファンもいらっしゃるようです。
ひぐらしのなく頃にの園崎魅音の声優
ゆきのさつきのプロフィール
ここからは魅音の声を担当した声優について紹介していきます。魅音の声を担当したのは声優のゆきのさつきさんです。ゆきのさつきさんは以前から雪野五月の名義で活動していた声優として有名。1970年5月25日生まれの京都府出身で滋賀育ち。アニメ『一休さん』や『めぞん一刻』を見たことが声優を目指すきっかけとなったそうです。
声優としてデビューしたのは1992年。NHKで放送された洋画『素晴らしき日々』で少女Cの役を演じました。活動は声優業がメインではありますが、声優が見せる演技の奥の深さに憧れているらしく、声優として活動する際には心と体を全て使って行うことを信条としているそうです。その為、声優と同じく「演技をする」という観点から演劇にも関心を持っているとのこと。
ゆきのさつきの主な出演作品
ゆきのさつきさんは声優として様々な作品に出演されています。中でも有名なのが『犬夜叉』の日暮かごめ役や『ラブひな』の乙姫むつみ役、『BLEACH』の四楓院夜一役の他、『フルメタル・パニック! Invisible Victory』の千鳥かなめ役等。もちろん、その他にも多くの役をこなしていらっしゃいます。
ひぐらしのなく頃にの園崎魅音に関する感想や評価
ここからは園崎魅音に関する感想や評価について紹介していきます。まず最初に紹介する感想・評価は「頑張っているのに、信じてもらえないのがかわいそう」というものです。魅音は園崎家次期頭首として両親の元から離れ、祖母の家で修業をしています。また、学校では部活動の部長として振る舞う様子も描かれていました。
魅音の何が可哀想って公私ともに頑張ってるのに(L5の)圭一なりレナなり詩音なりが信じてくれないのが可哀想
— つばめ (@mionmajiotome) January 4, 2020
学生でありながら公私ともに努力を積み重ねている魅音ですが、作中では雛見沢病のLv.5を発症してしまった圭一やレナに殴られてしまう場面も。更に詩音にまで疑われる様子も描かれていました。そんな魅音に対して、やはりファンの一部からは「かわいそうだ」という声が上がっています。
澪尽しは魅音のかわいいが多すぎて死にそう
— 背番号6 (@6sebango6) February 24, 2020
#ひぐらしのなく頃に pic.twitter.com/Q6csY2XWmS
次に紹介するのは「澪尽くし編」の魅音がかわいいという感想です。魅音は普段モデルガンと思われる銃を持ち歩くなど、活発で豪胆な印象のあるキャラクター。しかし圭一に対して好意を持っており、恋する女の子らしい表情を見せる場面も。そうした表情に普段とのギャップを感じ、かわいいと感じるファンも多いようです。
改めてひぐらし読むと魅音が可愛くてたまらんくなる
— ま。 (@Mak622oto) January 29, 2020
頼りになってかっこいいしっかりものな魅音の女の子だ!ってところが見えるとズガンとくる
最後に紹介する感想は「頼りになってかっこいいけれど、やっぱりかわいい」というものです。普段は部活の部長として周囲をひっぱり、家の中でも次期頭首として振る舞う魅音。頼りになる姉御肌な魅音ですが、ふとした際にみせるしぐさがやはり可愛いと感じるファンも。しっかり者のように見えて自分の抱える恋心に振り回されてしまう様子も魅力的だと人気です。
ひぐらしのなく頃にの園崎魅音まとめ
今回は『ひぐらしのなく頃に』に登場する園崎魅音についてまとめました。魅音は園崎家次期頭首として、また部活の部長としても常に頑張っているキャラクターですが、物語の中では圭一やレナ、そして詩音に殴られたり殺されてしまったりと報われない場面の多い人物です。しかし圭一に恋する姿がかわいいとファンからは人気。今後放送予定であるリメイク版のアニメでも、是非魅音の魅力に注目してみて下さい。