【ジョジョ】キラークイーンの能力は3つある?第三の爆弾バイツァ・ダストとは?

単行本の累計発行部数が1億部を超えるという、日本の漫画史に残る大ヒット作品ジョジョの奇妙な冒険。その第4部に登場するキラークイーンのことはご存知でしょうか?表向きは平凡なサラリーマン、吉良吉影が密かに使う驚異のスタンド能力の名称です。これからキラークイーンについて特集し、3つあるという能力のことやその中でもスタンド使い・吉良に大きな影響を与えているとされる第三の爆弾バイツァ・ダストの強さや意外な弱点まで詳しく解説していきます。ぜひご覧ください!

【ジョジョ】キラークイーンの能力は3つある?第三の爆弾バイツァ・ダストとは?のイメージ

目次

  1. キラークイーンとは?
  2. キラークイーンの能力は3つある
  3. キラークイーンの第三の爆弾バイツァ・ダストとは?
  4. キラークイーンのバイツァ・ダストの強さと弱点
  5. キラークイーンに関する感想や評価
  6. キラークイーンの能力は3つある?まとめ

キラークイーンとは?

ジョジョの奇妙な冒険の概要

本記事のメインテーマ・キラークイーンの話題に入る前に、ジョジョの奇妙な冒険の概要について解説します。「ジョジョの奇妙な冒険」は、荒木飛呂彦原作の漫画作品で「ジョジョ」と略称で呼ばれることもあります。

概要のイメージ

「週刊少年ジャンプ」での連載開始は今から34年前の1986年。2004年まで同誌に連載された後、2005年からはウルトラジャンプに移り、以来現在に至るまで連載を続けています。単行本の累計発行部数は1億部を超えたのをはじめ、2006年の文化庁「日本のメディア芸術100選」マンガ部門で2位にランクされる人気シリーズとなっています。

バトル・ロマンホラー漫画であるジョジョの奇妙な冒険ですが、メインテーマとなっているのは「人間賛歌」。緊迫感のあるスリラーな展開や描写に加えて、人間臭く個性的な登場人物たちの魅力が熱烈なファンを生み続けていると言われています。

物語ではジョースター家と吸血鬼に化したディオとの闘いが描かれていきますが、ジョジョに特徴的なのは、主人公を固定せずに展開に応じて主人公や作品の舞台を変えていくところ。ジョースター家の名称もジョースターに始まり、その後「空条」「東方」と変遷を遂げていきました。

また、メディア展開も盛んに行われ、劇場版アニメやテレビアニメを筆頭にゲームや小説、そして実写版映画が各部ごとに制作されています。

キラークイーンは吉良吉影のスタンド

ここからは、本記事のメインテーマであるキラークイーンの解説をしていきます。キラークイーンとは、吉良吉影が使うスタンドのことです。まず最初に、ジョジョ初心者の方のために吉良吉影とスタンドについて解説します。

吉良吉影(きら・よしかげ)は、ジョジョの奇妙な冒険に登場するキャラクターですが、実は同姓同名の人物が3人います。ここで取り上げる吉良吉影は、ジョジョPart4「ダイヤモンドは砕けない」に登場する人物で、表の顔は平凡なサラリーマン。しかしてその実態は、殺人衝動を抑えられずに48人もの女性を手にかけてきたシリアルキラーでした。彼が犯行の証拠隠滅に使ったのが次に紹介するスタンド「キラークイーン」です。

まずスタンドとは、ジョジョに登場する超能力の総称です。そして、このスタンドを使いこなす能力者の事を「スタンド使い」と呼びます。吉良吉影はまさにこのスタンド使い、それもかなり特殊な能力を有していました。吉良吉影のスタンド・キラークイーンは、殺人の証拠隠滅をはかることで罪を逃れ彼自身の平穏な日常を守るために生み出されました。

その攻撃には3種類の爆弾が用意されており、いずれも高い破壊力を持っています。しかし、無闇やたらに攻撃を発動できないのがキラークイーンの大きな特徴で、発動に際してはいくつかの制限が設定されていました。原作者の荒木飛呂彦によると、制限を設けないとその能力が無敵になってしまうからということでした。

TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』公式サイト

キラークイーンの能力は3つある

能力①第1の爆弾

ここからは、3つあるというキラークイーンの能力について解説していきます。3つの能力の1つ目はオーソドックスな攻撃方法で、吉良が触れたものを爆弾にしてしまうというもの。見た目に変化はなく敵に気づかれることなく爆破させることが可能です。

ただし、ここで原作者が設定したルールが出てきます。爆弾に変化させるのは1回に1度だけというものです。新たにこのスタンドを使うためには、1度爆発させるかもしくは解除することが必要となります。

また、爆弾の威力は自由に調整できます。爆発力を最大限にすれば、キラークイーンによって爆弾にされた人間や物は爆発とともに瞬時に消滅します。吉良吉影が証拠隠滅のためにキラークイーンを使う理由は、まさにここにあるのです。

能力②シアーハートアタック

3つある能力の2つ目は、キラークイーンの左手の甲に埋め込まれた第二の爆弾「シアーハートアタック」です。敵の体温を感知して追尾するため、精度の高い攻撃が可能となります。さらには、攻撃だけでなく高い防御力も備えており吉良吉影は弱点がないと最高評価を与えています。

しかし、この爆弾の熱感知追尾システムには、敵が複数いた場合一番熱の高い人間を攻撃してしまうといった難点もあります。したがって、3つある能力の2つ目、シアーハートアタックの効果を100%発揮させるためには、状況やタイミングを選んで使用することが重要となります。

能力③バイツァ・ダスト

3つある能力の中でも最も危険な技と言われているのが、次に紹介する第三の爆弾バイツァ・ダストです。この能力は吉良が絶望的な状況に陥ったときに発動します。実際に吉良の中で発現したのは、彼が左腕を矢で射抜かれた時でした。

この能力はスタンド使いではなく吉良吉影の正体を知る人物を爆弾に変えた後、スイッチオンで爆破します。さらに、時間を1時間過去に戻すことで、”犯罪”がなかったことにできます。まさに、証拠隠滅のために存在すると言っても過言でない技となります。

ただし、この能力にもルールに従い制限が課されていました。3つ目の能力、バイツァ・ダストの制限として以下の点を挙げることができます。まず、吉良吉影が時間が戻る前に起きたことを知ることができないし、吉良がバイツァ・ダストを解除するまでループし続けるのですが、何回ループしているのかもわかりません。

また、解除するまで吉良吉影はキラークイーンを使うこともできなくなります。さらにキラークイーンに取りつかれている人間には強力な防御力が働くため、吉良吉影自身も攻撃を加えることができなくなります。以上のようにこの3つ目の技も、仕掛けるタイミングを慎重に選ぶ必要があると言えるでしょう。

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キラークイーンの第三の爆弾バイツァ・ダストとは?

バイツァ・ダストは難しい能力?

ここからは、キラークイーンの第三の爆弾バイツァ・ダストについてさらに深掘りをしていきます。前述のようにバイツァ・ダストは、吉良吉影が絶望的な状況に追い込まれた時に発動する能力です。吉良の正体を知るスタンド使いではない人物にキラークイーンを憑依させます。

そして、その人物から吉良の正体に関する情報を得ようとした者やキラークイーンが憑りついている人物を攻撃しようとしたものを爆弾で吹き飛ばし殺します。原作漫画でもこうした解説はされているのですが、多くの読者が理解できないと嘆くほど難解な能力です。

バイツァ・ダストを分かりやすく解説

そこで、バイツァ・ダストを分かりやすく解説してみます。ここには吉良吉影とA、Bの3名が登場します。まず吉良がAにバイツァ・ダストを仕掛けます。Aが第3者Bに吉良の正体を告げたりBがAに吉良の情報を聞き出そうとするとバイツァ・ダストが爆発しBは死亡。時間が1時間巻き戻り同様の事が繰り返されますが、吉良とAは異なった行動を取ることが可能です。

ただし、時間が戻ったのを認識できるのはAのみで、吉良は認識することができません。吉良が勝つためには、全てのスタンド使いが死亡した時に能力を解除する必要があります。また、Aが死亡したり吉良が自分で正体を明らかにしてしまうと能力は無効化されます。以上がバイツァ・ダストの解説となりますが、おわかりになりましたでしょうか?解説者泣かせのスタンドと言えるでしょう。

吉良吉影にも影響するバイツァ・ダスト

稀代のシリアルキラー、吉良吉影。指のキレイな女性をすでに数十人も殺害しています。切断した彼女たちの手で食事をするという異常極まりないサイコパスでもありました。そんな彼にとってバイツァ・ダストは、もはや無くてはならないものとなっていました。ひとつには既述の通り証拠隠滅で完全犯罪を成立させるためです。

しかし、バイツァ・ダストにはもう一つの役割がありました。それを解説します。吉良が何よりも大切にしているのは「平和な生活」。それをバイツァ・ダストは保証してくれるのです。時間の壁を壊して戻すときに、吉良吉影が最も嫌う絶望という感情も吹き飛ばしてくれます。吉良が平和な暮らしを送るのには欠かせない能力でもあったのです。

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キラークイーンのバイツァ・ダストの強さと弱点

バイツァ・ダストの強さ

ここからはバイツァ・ダストの強さについて解説します。バイツァ・ダストは、憑りついた人物が吉良の事を第三者に教えようとしたり、第三者が吉良のことを探ろうとその人物に接触すると爆発、時間を巻き戻しその間に起きた出来事をリセットします。

その人物がその時現れたキラークイーンに気付いたとしても、時すでに遅し。キラークイーンが目に入った時には、本当に目の中に入っているため攻撃してもキラークイーンには当たりません。成す術がないのです。

また、リセットされた時間の中で起きた出来事は運命として必ず起こる必然性を帯びてしまいます。これがバイツァ・ダストの強さと言えるでしょう。自分の正体を明かそうとしている人物が爆死した後、吉良吉影がバイツァ・ダストを解除すればその死は確定し完全犯罪が成立します。

バイツァ・ダストの弱点

このように無敵な強さを誇るバイツァ・ダストにも、実は弱点がありました。まず、吉良吉影はバイツァ・ダストを解除しないとキラークイーンを使うことができなくなります。これは吉良にとって大きなマイナスポイントでしょう。キラークイーンがバイツァ・ダスト対象者を守るので、誰にも手出しができません。

弱点のイメージ

吉良にはバイツァ・ダストを解除しキラークイーンをフリーにする権限を持っていますが、それを実行してしまうと対象者に課せられた死の運命まで解除してしまうことになります。強さと表裏一体となった弱さと言えるかも知れません。

つまり、バイツァ・ダストを発動している間は、圧倒的に吉良吉影が不利になるのです。防御力を失った吉良にバイツァ・ダスト対象者は一方的に攻撃を仕掛けることができ、しかもループによって満足するまでやり直しができるのです。強さが前面に出るバイツァ・ダストですが、その本質を見抜いた者にとっては欠陥だらけの能力と言っても良いかも知れません。

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キラークイーンに関する感想や評価

ここまでジョジョの奇妙な冒険に登場するキラークイーン特集をお届けしてきましたが、最後にキラークイーンに関する感想や評価を紹介します。

最初に紹介するジョジョの奇妙な冒険のキラークイーンに関する感想や評価は、キラークイーンの強さについて述べている方のツイートからです。爆弾の殺傷能力に注目されがちなキラークイーンの強さですが、実は証拠隠滅の能力の方がよほど恐ろしいと言います。完全犯罪が成立してしまえばシリアルキラーが野放しとなり、凶悪犯罪に歯止めが効かなくなるからでしょうか?

次に紹介するジョジョの奇妙な冒険のキラークイーンに関する感想や評価は、漫画・アニメのバトルものの能力で、一番欲しいと思ったのがキラークイーンのバイツァ・ダストだと言う方のツイートからです。

争いを好まない性格をしていると言う投稿者のとっては、自分の正体を探ったり危害を加える相手を自動的に爆死させてくれる能力はとても魅力的に映ったようです。直接手を下すのも嫌だけど、ストレスや恐怖に怯える生活も嫌なのでしょう。こうした善良で小心な性向は一般市民によく見られるもので、キラークイーンが多くの人から共感を得ている理由の一つかも知れません。

最後に紹介するジョジョの奇妙な冒険のキラークイーンに関する感想や評価は、キラークイーンの可能性について考察する方のツイートからです。

吉良吉影の正体について調べようとした瞬間に発動して対象者を爆死させるキラークイーンのバイツァ・ダスト。しかし、対象者は悪意を持った人間ばかりとは限りません。場合によっては親身になって吉良吉影のことを心配した職場の同僚が犠牲になることも考えられます。心配して吉良の事を尋ねた相手が、たまたまキラークイーンに憑りつかれた”地雷”だったら爆発してしまうのですから。

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キラークイーンの能力は3つある?まとめ

ここまで、ジョジョの奇妙な冒険のキラークイーンについて特集し、3つある能力のことや第三の爆弾バイツァ・ダストやその強さについて解説してきました。いかがでしたでしょうか?

まとめのイメージ

原作者も認める最強のスタンド能力、キラークイーン。ジョジョの奇妙な冒険4部の第35話「アナザーワン バイツァ・ダスト その1」や36話「アナザーワン バイツァ・ダスト その1」などで、キラークイーンの凄さに実際に触れてみてはいかがでしょうか?強さと同時にこの記事で紹介した弱点についても理解が深まるかも知れません。

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