【進撃の巨人】ニコロはマーレ料理の達人!サシャとの関係を考察!恋人同士だった?

人気漫画『進撃の巨人』のマーレ編にはニコロという料理人が登場します。ニコロとはマーレ人で、パラディ島では捕虜としてレストランで働いています。ニコロの料理はパラディ島の人々が感動するほど美味しいと評判です。そんなニコロは敵対する人種でありながらもサシャのことが好きでした。この記事では、『進撃の巨人』のニコロがどのような人物なのか、またサシャとの関係性を紹介します。

【進撃の巨人】ニコロはマーレ料理の達人!サシャとの関係を考察!恋人同士だった?のイメージ

目次

  1. 進撃の巨人のニコロはマーレ料理の達人
  2. 進撃の巨人のニコロとサシャとの関係
  3. 進撃の巨人のニコロとサシャは恋人だった?
  4. 進撃の巨人のニコロの料理や名前の由来
  5. 進撃の巨人のニコロに関する感想や評価
  6. 進撃の巨人のニコロについてまとめ

進撃の巨人のニコロはマーレ料理の達人

進撃の巨人の作品情報

『進撃の巨人』では22巻までパラディ島編が連載され、23巻からはマーレ編が始まりました。この記事で紹介するニコロは『進撃の巨人』のマーレ編に登場するマーレの兵士です。ここではまず、マーレ人のニコロとサシャの関係性などを紹介する前に『進撃の巨人』の作品情報を紹介します。

進撃の巨人の概要

『進撃の巨人』は諫山創による漫画が原作で、映画化・小説化・ゲーム化など幅広く展開されている人気作品です。2009年から別冊少年マガジンで連載されており、第35回講談社漫画賞少年部門を受賞しました。2013年にアニメ化されたことでヒットし、『進撃の巨人』の主題歌を歌ったLinked Horizonは紅白歌合戦にも出場しました。アニメによって幅広い層に認知され、社会現象を巻き起こした作品でもあります。

進撃の巨人のあらすじ

『進撃の巨人』では、人類は人を捕食する巨人から逃れるため、大きな壁の中で暮らしていました。主人公のエレンもまた安全な壁の中で暮らしていましたが、ある日その壁を超える50m級の超大型巨人が現れ、壁が壊されてしまいます。壊されてしまった壁からは大量の巨人が侵入し、人々を襲いました。そしてエレンの母もまた、巨人に捕食されてしまいます。その惨劇を目にしたエレンは、巨人を駆逐することを誓います。

ニコロはマーレ料理の達人

ニコロとは『進撃の巨人』のマーレ編から登場するキャラクターです。マーレの兵士ですが、料理人としての一面も持っています。年齢などの詳しいプロフィールは明らかになっていません。ニコロの初登場は『進撃の巨人』26巻の第106話でした。その当時、マーレ軍はライナーの帰還をきっかけにパラディ島に調査隊を送っていました。ニコロはその最初の調査隊としてパラディ島に到着した兵士の一人でした。

ニコロは第2調査隊・第3調査隊が上陸しようとした時にマーレ軍の捕虜として登場しました。『進撃の巨人』初登場時のニコロはマーレの思想に染まっており、エルディア人のことを悪魔だと称していました。実際に人質となった時は「私に構わずこの悪魔共を撃って下さい!!」と叫んでいます。その後はイェレナが反乱を起こしたことで、ニコロはそのままパラディ島で捕虜として過ごすことになります。

パラディ島では、その料理の腕前を認められ、捕虜でありながらも就労許可をとってレストランで働いていました。レストランでは食べた人が感動して涙を流すほどの料理を提供していました。しかしイェレナの思惑によって、マーレから持ってきていたジークの脊髄液入りワインを兵団の上層部に振る舞っていた張本人でもあります。

TVアニメ「進撃の巨人」Season 3

進撃の巨人のニコロとサシャとの関係

サシャとの関係①最後の言葉はニコロとの会話?

『進撃の巨人』26巻の107話ではサシャがガビに撃たれてしまい、死亡してしまいます。撃たれた後、サシャは「うるさいなぁ…もう…ご飯は…まだですか…?…肉」と呟いて亡くなりました。サシャらしい最期の言葉でしたが、実はこのセリフはニコロとの会話なのではないかといわれています。サシャはニコロの料理をとても気に入っていました。

『進撃の巨人』の読者の間では、死ぬ時に走馬灯が見えて、ニコロの料理を思い出したのだと考察されています。ニコロはサシャのことが好きなので、何度も料理を振る舞っていた可能性は高いです。そんな最高の料理を振る舞うニコロを思い出しながら亡くなったといわれています。また、実はこの最期の言葉の「…肉」は「…ニコロ」と言いたかったのではないかという説もあります。

サシャとの関係②ニコロを変えたのはサシャ?

『進撃の巨人』26巻の第106話のニコロを見ると、エルディア人とは相容れないような態度を取っていました。自分の命よりもマーレのことを優先するするような意思を見せていました。しかしニコロは、パラディ島で捕虜として過ごしていくうちにマーレの考え方とは真逆の行動をするようになります。そもそもマーレの考え方とは、「パラディ島のエルディア人=悪魔」という考え方です。

実際に『進撃の巨人』に初登場した時のニコロは、パラディ島のエルディア人のことを「この悪魔共」と罵っています。そこまでマーレの思考に染まっていたニコロが変わったきっかけがサシャでした。ニコロは戦闘を避けたいハンジによって人質として晒されていましたが、マーレ軍はイェレナによって制圧されてしまいます。イェレナはマーレとの戦争に負けた国の捕虜で、ジークの指示によって反乱を起こしたのです。

イェレナの反乱により次に来た調査隊も制圧されてしまい、ニコロもまたイェレナに従うしかありませんでした。そこでニコロはイェレナから「料理の達人」として紹介され、料理を振る舞います。サシャ達は海の幸を使った料理を初めて見ました。ニコロはみんなの反応を見て嫌味を言いましたが、食に目がないサシャは海鮮料理に貪り食って「ニコロさん!!あなたは天才です!!」と泣きながら叫びました。

『進撃の巨人』で描かれたこのシーンでニコロはサシャのことが好きになりました。この瞬間からニコロは人種を超えた物の考え方をするようになったと思われます。サシャが亡くなった時は、「マーレに殺されたエルディア人の埋葬に来るな」と兵士から暴力を受けてもその場を動きませんでした。『進撃の巨人』初登場時はエルディア人に暴言を吐いていたニコロの立場が逆転したシーンでした。

ニコロはサシャを好きになったことで、人種という隔たりを乗り越えたのです。『進撃の巨人』27巻の107話でサシャのお墓でサシャの両親と会った時には、サシャを殺したガビと同じマーレ人だということを伝えた上で自分の働くレストランに招待しました。初登場時のエルディア人は悪魔だと思っているニコロからは考えられない行動です。またニコロの人種を超えた愛は、ガビの考え方も変えるきっかけとなりました。

ガビもまた『進撃の巨人』のマーレ編から登場し、ニコロと同じようにマーレの思想にとらわれていました。しかし、『進撃の巨人』28巻の111話でニコロから人種が違ってもサシャの事が好きだという想いを聞き、さらには理解者であったカヤに殺意を向けられたことでこれまで信じていたマーレの思想を疑うようになりました。サシャはニコロだけでなく、ガビにも考え方を変えさせるきっかけを与えました。

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進撃の巨人のニコロとサシャは恋人だった?

ニコロとサシャはお互いに好きで恋人同士だった?

『進撃の巨人』ではニコロがサシャのことが好きだと分かるシーンが描かれましたが、サシャがニコロのことを好きだったのかは明らかになってはいません。サシャの最期の言葉がニコロとの会話であるのなら、もうしかしたら互いに好きで恋人という関係性だった可能性も高いと思います。ただ、なによりも食欲が勝っているサシャと恋人同士になるには、もっと時間がかかるのではないかという意見もあります。

実際に『進撃の巨人』27巻の107話でニコロは、サシャのお墓の前でコニーに「…お前はどうなんだよ」と聞いているシーンがあります。このシーンは、まるでサシャの恋敵に対して聞いているようにも感じます。コニーはサシャとは双子のようなものだったと遠回しに否定していますが、わざわざそんなことを聞くということはまだ恋人という関係ではなかったのだと思われます。

サシャが生きていればカップルになっていた?

サシャが好きなニコロですが、『進撃の巨人』で殺されずに生きていれば恋人として結ばれていたのではないかといわれています。サシャが好きな『進撃の巨人』の読者も、料理人のニコロとはお似合いだといわれています。サシャは食べることが好きなので、とても相性が良いと感じている方が多いようです。ニコロも人種など関係なく本気でサシャの事が好きでした。

ニコロのアピール次第ではサシャとカップルになる可能性は高いと思われます。ただ、『進撃の巨人』のストーリーではコニーとの関係性も曖昧だったので、サシャとカップルになるのは簡単なことではないと思われます。コニーはサシャとは双子のような関係性で、恋愛感情を持っていたことは否定しています。

ただ、サシャがコニーのことが好きだったんじゃないかという説があります。このように『進撃の巨人』の登場キャラの中でも、苦楽を共にしてきた仲間であるコニーと人種が違う料理人のニコロのどちらかと恋人になる可能性が高かったのではないかと思われます。ちなみに『進撃の巨人』の28巻の111話ではサシャのことを知っているカヤがニコロとの関係について、ガビとファルコに説明しているシーンがあります。

カヤから見ると、ニコロとサシャがもう恋人同士のように見えていたようです。『進撃の巨人』のマーレ編で出会った2人ですが、それほど短期間で親密な仲になっていたのだということが分かります。

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進撃の巨人のニコロの料理や名前の由来

ニコロが作った料理

ニコロが作った料理は『進撃の巨人』26巻の106話で登場します。ニコロの料理には、ロブスターやボンゴレビアンコなどのパスタ、ムール貝やホタテ、サーモンなどを使った料理が描かれていました。これを見たジャンは「…これ食えるのか?」と不思議そうな顔をしていました。なぜなら、これまで内陸で暮らしてきたパラディ島のエルディア人にとって海鮮料理は初めて見るものだったのです。

ちなみにサシャは、食べられるのかと疑う前から料理に貪りついていました。ニコロはその料理の腕を買われて、捕虜でありながらも就労許可をもらってパラディ島のレストランでコックをしていました。兵団の上層部も話し合いで利用するレストランだったので、それほど味が良いことが分かります。

ニコロの名前の由来

『進撃の巨人』のキャラクターの中には、名前に由来があるキャラクターがいます。例えば『進撃の巨人』のメインキャラクターのミカサは、日本帝国海軍旗艦の「三笠」が由来となっています。このように、ニコロにも名前に由来があるのではないかと言われています。ニコロという名前を単純に調べると、イタリアでよく使われる人名でした。ニコロの意味は聖ニコラウスから来ている名前です。

聖ニコラウスとは、後にサンタクロースと言われるようになった人物でもあるキリスト教の主教です。様々な奇跡を起こした人物でもあります。もしこの名前が『進撃の巨人』のストーリーに関係があるのであれば、聖人のようにみんなを導く存在になるかもしれません。『進撃の巨人』初登場時のニコロの性格から考えると、聖人とはかけ離れた性格をしています。

しかし、あることをきっかけに確かにみんなを導くようなことを言うようになったのです。そのきっかけとなるシーンは、『進撃の巨人』28巻の111話でガビと会った時です。ガビやファルコに手をかけようとしたニコロはサシャの父に諭されます。その後『進撃の巨人』の124話では、ニコロはカヤとガビにみんな心の中に悪魔がいるのだと言い、憎しみの連鎖から抜け出すために3人は手を取り合いました。

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進撃の巨人のニコロに関する感想や評価

『進撃の巨人』のパラディ島編では、コニーといいコンビだったサシャですが、新たにニコロという親密そうなキャラクターが登場した時は驚いた方も多いようです。しかし、『進撃の巨人』での過去の回想やサシャが死んでからのニコロの様子を見ると、本当に好きだという気持ちが伝わってきて微笑ましくなったという方もいました。特にサシャがニコロの料理を食べてるシーンは、サシャがかわいいと評判です。

『進撃の巨人』でサシャの両親は、サシャを殺したガビを責めませんでした。戦争による犠牲であると割り切っており、サシャのような死を出さないためには憎しみの連鎖を断ち切らなければならないと語ります。このサシャの両親の言葉は怒りに身を任せたニコロを落ち着かせました。その後、ニコロはサシャを殺したガビと手を取り合います。

ただ、元々マーレの兵士だったニコロにとって、単純にその言葉だけではそう説得はできなかったのではないかと考察されている方もいました。『進撃の巨人』のストーリーの中で、ニコロがガビを殺そうとし、ファルコを殴ったという過程を経て罪の意識が芽生えたから、サシャの両親の言葉をすんなり受け入れられたのだといわれています。

サシャは『進撃の巨人』の中でも特に人気キャラクターだっただけあり、多くのファンがその死を嘆いていました。まさかそんなサシャが『進撃の巨人』のマーレ編で初めて登場したニコロとの恋愛を思わせるシーンが描かれるとは思わず驚いたという方もたくさんいました。ただ『進撃の巨人』のカップリングの中でも、ニコロとサシャは人気です。それだけに、ニコロにサシャを幸せにしてほしかったという方がたくさんいました。

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進撃の巨人のニコロについてまとめ

『進撃の巨人』のマーレ編で新しく登場したキャラクターのニコロは、まるで読者を代弁しているような人物だとも評価されています。特に『進撃の巨人』のストーリーの中でも、好きだったサシャの死を嘆き、素直な怒りをガビにぶつけているシーンは最も人間らしさが出ているといわれています。そんなニコロは『進撃の巨人』のマーレ編から登場し、後のストーリーでは重要な人物になるのでぜひ注目して読んでみて下さい。

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