【進撃の巨人】イアン・ディートリッヒは有能キャラ？経歴や最後・死亡シーンは？

進撃の巨人とは、諫山創による漫画とそれを原作にしたテレビアニメ、映画、ゲームなどで知られる作品群のこと。本記事は、進撃の巨人に登場するキャラクター、イアン・ディートリッヒとは？と題してお届けしていきますが、その前にまずは進撃の巨人の作品情報を紹介します。

突如出現した巨人と人類との戦いを描くダーク・ファンタジーである進撃の巨人は、「別冊少年マガジン」の創刊号2009年10月号にて連載が始まりました。姉妹誌の週刊少年マガジンでも読み切り作品として掲載されたことがあります。周知の通りその後空前の大ヒット作品となった漫画・進撃の巨人は、２０１９年12月時点で単行本累計発行部数1億部を超えています。

進撃の巨人は、諫山創による漫画を原作としてテレビアニメ化が行われています。制作はWIT STUDIOが担当しました。まずアニメ進撃の巨人第1期が2013年4月から9月にかけて放送されると、第1期放送開始から4年後の2017年4月から6月にはアニメ進撃の巨人第2期が、ともに毎日放送にて放送されました。

続く第3期進撃の巨人については2つのパートに分けて制作。2018年7月から10月までパート1が、半年後の2019年4月から7月にかけてはパート2が、こちらはNHK総合にて放送されました。今後の予定としては、The Final Seasonと銘打って第4期が2020年秋に放送される見通しです。

長い間生態系の頂点に君臨し続けてきた人類。突如として現れた巨人の餌となり食いつくされてしまい、一度は滅亡の危機を迎えます。何とか巨人の魔の手を潜り抜け生き残った人類は、巨人の侵入を許さない3重の城壁の内側に逃げ込むことで平穏な生活を取り戻します。その後100年にわたり人類は平和な暮らしを享受。ところが、ある日全長60mの超大型巨人が出現。3重の壁を破壊すると再び人類を奈落の底に突き落とします。

ここからは、本記事の主役である進撃の巨人に登場するキャラクター、イアン・ディートリッヒについてプロフィールや身長などを解説していきます。

• 誕生日：3月10日
• 星座：魚座
• 年齢：不明
• 所属：駐屯兵団
• 役職：精鋭部隊班長
• 出身地：不明

まずは、生年月日や身長などプロフィールからです。生年月日については、3月10日生まれという事はわかっているのですが生年や出身地は不明、したがって年齢もわかっていません。身長は188cm、体重82kgと堂々とした逞しい体躯をしています。

進撃の巨人のイアン・ディートリッヒのプロフィール、身長の次は、経歴を紹介します。イアンの経歴を簡単に述べると、巨人から人類を守る壁の補強や警護を務める駐屯兵団に所属し、その後精鋭部隊の班長を務めていました。彼の経歴を語る上で重要なのが、2つ目の壁、ウォール・ローゼにあるトロスト区の門が60m級の巨人に破壊された時のことです。

彼の経歴の中でも最も重要な部分になります。後衛部隊の班長として、イアンは住民避難の指揮に当たりました。また、この時、士官学校を卒業したばかりのミカサの実力を見抜いて後衛部隊に抜擢したのも、他ならぬイアンその人。イアンの経歴を語る上で忘れることのできない功績の一つと言えるのではないでしょうか？

ここからは、「進撃の巨人」イアン・ディートリッヒの最後や死亡シーンについて解説していきます。最初は850年に勃発したトロスト区奪還戦からです。主人公エレンの護衛を任務とする精鋭部隊班長を務めていたイアンは、同じく精鋭部隊班長で女性兵士リコ・ブレツェンスカや顎鬚が特徴の男性兵士ミタビ・ヤルナッハと共に扉を封鎖するため大岩へ向かいます。

ところがイアンが決行した作戦は計画通りには進まず、エレンは巨人化し幼馴染でヒロインのミカサ・アッカーマンに襲いかかると、その後動けなくなってしまいます。後衛部隊の隊員たちは、作戦続行を諦めエレンを放置したまま撤退を開始。しかしイアンはその動きを止めるように、動かなくなったエレンの体を回収するよう指示を出します。

リコやミタビはイアンに異論を唱えますが、エレンの代役は誰にも務まらないと一蹴します。その後エレンが息を吹き返して大岩を撤去する時、ミタビ班に倣って援護射撃をして巨人を自分たちの方に引き付けるイアン。結局巨人に捕食されてイアンは死亡してしまいます。

イアンの犠牲を無にすることなく、その後エレンはトロストの扉を大岩で塞ぐことに成功します。巨人化して超人的なパワーを手に入れたエレンあっての作戦でしたが、トロスト区奪還戦を制した陰の功労者は紛れもなくイアン・ディートリッヒでしょう。自らを犠牲にしてでもエレンを救出するという、イアンの強固な意志と英断がなければトロスト区奪還戦の成功はあり得なかったと言っても過言ではありません。

アニメ版「進撃の巨人」では、イアンが巨人に喰われて死亡する前にメッセージを伝える場面が用意されていました。原作漫画「進撃の巨人」には存在しなかったアニメオリジナルシーンです。イアン最後となる言葉はミカサとアルミンに対して発せられるはずでした。ところが、なぜか実際に放送された映像からは無くなっていたのです。

死亡する前のイアン最後の言葉は、後に発売された「進撃の巨人」アニメシナリオ集で読むことができます。そこに書かれていたイアン最後の言葉とは、「走れ！生きろ！生きて－」でした。自分が身代わりになって死亡することで助けた兵士に向けて叫んだセリフでした。

ここからは、進撃の巨人のイアン・ディートリッヒの名シーンや彼の名前の変遷について紹介します。まずは、進撃の巨人13話からイアン・ディートリッヒの名シーンです。

進撃の巨人でイアンが指揮を執る精鋭部隊が、巨人化したエレンを使って大岩を動かし壁の穴を塞ぐ作戦を遂行しようとしていました。ところが、このエレンは想定した動きをしてはくれません。制御不能となったエレンの自爆により、作戦は失敗したかに見えました。

イアンは、リコやミタビによりこの場から撤退するよう進言を受けます。一方ミカサは、撤退を始める隊員たちに対して怒りを顕わにします。状況を把握したイアンは「待て！」とリコやミタビとミカサの間に割って入りました。イアンは、エレンとは代わりがいない存在であることを力説し、巨人を倒してエレンを守り抜く決意を示します。

リコがなおも食い下がりますが、イアンは自分たちに今できることを沈着冷静に判断した上で彼らに伝えました。司令官の決定を受けて、最終的にリコやミタビはイアンについて行く覚悟を固めます。こうしたサポートがあって、巨人化したエレンは大岩を動かし壁に空いた穴を塞ぐことに成功。トロスト区奪還作戦は無事終了しました。

次の進撃の巨人第14話でイアンは巨人に捕まり殺されてしまいます。しかし、トロスト区と人類の命運を賭けた作戦で、兵士としての生き様を体現したイアンは観る者に大きな感動を与えたと言われています。

進撃の巨人では、原作漫画とテレビアニメとでは描写の違いが見られます。後に制作されたテレビアニメに追加された記述が多く見られます。イアンについては、前述の彼の最後のシーンがそれに当たるのですが、もう一つ重要な違いがありました。それはイアンの名前に関することです。彼のフルネームとはどのようにして明らかになったのでしょうか？

原作漫画・進撃の巨人では「イアン」という名前のみの登場でした。ところが、テレビアニメ・進撃の巨人第1期で彼のフルネームが判明。この記事では既に紹介済ですが、「イアン・ディートリッヒ」とラストネームが初めても明らかにされたのです。

テレビアニメ「進撃の巨人」でイアン・ディートリッヒの声を演じた声優とは、現在35歳の声優・村上裕哉です。以下に彼のプロフィールを記します。

• 名前：村上裕哉（むらかみ・ゆうや）
• 性別：男性
• 出生地：愛知県
• 生年月日：1984年9月5日
• 年齢：35歳（2020年2月現在）
• 身長：170 cm
• 職業：声優
• 事務所：AIR AGENCY

村上裕哉は、アミューズメントメディア総合学院の声優学科を卒業した後、AIR AGENCYに所属し声優としてデビューします。ショッピングやゲーム、バスケットが趣味で、特技はギターの演奏に水泳とのこと。また、「魔法科高校の劣等生」の兄役や「名探偵コナン」での父親役で知られる声優の中村悠一とは声質が似ていることで有名のようです。

• テレビアニメ
• 銀魂（2011年 - 2015年、ニセ黒子野ほか）
• ダンボール戦機（2011年 - 2012年、森野シュウほか）
• ちはやふる（2011年 - 2020年、栗山勇ほか）
• HUNTER×HUNTER（第2作）（2011年、ニック＝キューほか）
• 進撃の巨人（2013年、イアンほか）
• 妖怪ウォッチ（2014年 - 2019年、のぼせトンマンほか）
• 進撃!巨人中学校（2015年、イアン）

• BAR 嫌われ野菜（2015年、ゴーヤ）
• DAYS（2016年、国母みつるほか）
• マクロスΔ（2016年、ヴァールほか、新統合軍パイロット、裁判官A）
• カードキャプターさくら クリアカード編（2018年、宮古先生）
• 天狼 Sirius the Jaeger（2018年、穏健派ストラゴルほか）
• えんどろ〜!（2019年、アカクネ）
• からくりサーカス（2019年、黒賀衆）
• ワンパンマン（2019年、テジナーマンほか）

• ゲーム
• 黒子のバスケ キセキの試合（諏佐佳典）
• 蒼穹のスカイガレオン（アジダハーカほか）
• 妖怪ウォッチ（のぼせトンマンほか）
• 乖離性ミリオンアーサー（カログレナントほか）
• 進撃の巨人〜人類最後の翼〜CHAIN（イアン）
• 雷子（黄皓）

ここまで、進撃の巨人のイアン・ディートリッヒ特集をお届けしてきましたが、最後にイアンに関する感想や評価を紹介します。

最初に紹介する進撃の巨人・イアンに関する感想や評価は、進撃の巨人の中の好きな要素について語る方のツイートからです。その1つとして、世界の残酷さやそれに対する没入感を挙げています。特に「今やるべき事とはこれしかない。あのよく分からない人間兵器とやらのために命を投げ打って健気に尽くすことだ。」といった時のイアンの非日常的な言葉と表情に惹かれたそうです。

次に紹介する進撃の巨人のイアンに関する感想や評価は、劇場版進撃の巨人前篇のラストだけを見直したという方のツイートからです。部下を助けるために自らの命を差し出して身代わりになったイアンのシーンには感動を禁じえないと語っています。こうした感想を抱いた方は数多くおりました。

続いて紹介する進撃の巨人のイアンに関する感想や評価ですが、高身長でカッコいいイアンの最後のシーンに関するツイートからです。カッコ良すぎたイアンに生き残って欲しかったと願望を吐露しています。仲間を助けて自分が巨人に捕食されるなど最後までカッコいいイアン。おそらく進撃の巨人の中で最もカッコいい最後を迎えたキャラクターではないかと称えていました。

進撃の巨人のイアンに関する感想や評価、最後に紹介するのは、こちらもイアンの最後についてのツイートからです。「人間性を保ったまま!　人を死なせずに!　巨人の圧倒的な力に打ち勝つにはどうすればいいのか!!」というイアンの残した中でも好きな言葉を挙げています。その上で物語の中の架空の人物なのに忘れがたいと述懐。さらには、人の為に自分の命を擲つ事が自分には出来るのかなと自らに問いかけていました。

ここまで、進撃の巨人に登場するキャラクター、イアン・ディートリッヒとは？と題して、彼の身長などプロフィールや経歴から最後の死亡シーンを中心に解説してきました。

身長188cm、体重82kgと高身長で逞しい体格のイアン・ディートリッヒ。駐屯兵団に所属しその後精鋭部隊の班長を務めるという経歴を持っていました。そして、イアンの存在がファンの心に永遠に刻み込まれる事になったのは、進撃の巨人13話「傷」で取った彼の最後の行動にありました。

部下を巨人から救い出すため、自らの命を投げ出し最後は死亡してしまうのです。この記事でイアンに興味を持った方は、進撃の巨人13話を中心に彼の経歴を辿ってみてはいかがでしょうか？高身長でカッコよく、多くのファンを魅了するイアンの人となりに触れることができるかも知れません。