ゆるキャンのアニメ最終回の内容は？あらすじ・結末や感想をネタバレ解説

「ゆるキャン」は、雑誌「まんがタイムきららフォワード」にて連載されている、漫画家・あfろが手がけた作品です。主な登場人物は、野外キャンプを楽しむ女子高生たちで、ストーリーの面白さに加え、テントの張り方、キャンプで使えるレシピ、火の起こし方など、野外キャンプで役立つ情報が盛り込まれているところなども、高く評価されています。

1人でキャンプをすることが趣味の志摩リンは、外で居眠りし迷子になっていた各務原なでしこに遭遇します。お腹をすかせていた彼女をキャンプテントまで導き、食事を振る舞います。各務原なでしこは、その日浜松市から引っ越してきて、富士山を見るために自転車で志摩リンのいるキャンプ場付近までやってきたのだといいます。後日、学校で志摩リンは、キャンプに興味を持った彼女と再会することになるのでした。

アニメ「ゆるキャン」最終回は、大人になったリンが千明、あおい、斉藤が集まるキャンプ地へ合流するところから始まります。まだ来ていないなでしこは、大学時代に立ち上げた会社が大成功して大忙しだといいます。そこに当の本人が、キャンプテントで上空から飛んでやってきます。しかし、これはなでしこの十年後の想像の世界でした。そこへ、買い出しに出かけていたリンが戻ってきます。

寒さが苦手なチワワのちくわは、キャンプ場には泊まらず先に帰宅します。風呂はあおい、千明、斉藤が先に入ることになり、リンとなでしこ、酒に酔っている鳥羽先生はそのあとに入ることになります。あおいたちがお風呂に入っている最中、リンは鳥羽先生にクリスマスに恋人と過ごさなくてよかったのかと聞きます。なでしこは、以前四尾連湖キャンプ場で会った鳥羽先生と一緒にいた人物を思い起こしました。

鳥羽先生は現在恋人はいないとして、四尾連湖キャンプ場に一緒にいたのは恋人ではなく妹であると話します。ボーイッシュな雰囲気だったため、リンとなでしこは女性であった事実に驚きました。パニックになったなでしこは、お風呂から戻ってきた千明に、性別は女で間違いないのか聞いてしまうのでした。今度は、リン、なでしこ、鳥羽先生の3人がお風呂に入ります。

そこで、お互いに四尾連湖での差し入れの料理の感想や、お礼を言います。鳥羽先生は、家族でよくキャンプをしており、妹はその影響でキャンプ好きになったようです。話の中でリンは、四尾連湖で遭遇した幽霊を思い出して、恐怖するのでした。お風呂から戻ると、3人は髪を頭上で一つのお団子にしたリンのような髪型になっていました。なでしこもみんなに倣って、同じように結ってもらうことにします。

しかし、いたずら好きの斉藤は、なでしこの頭をサボテンの形に結いあげます。周囲は笑いをこらえてなでしこを見ますが、そうとは知らない彼女は嬉しそうに記念撮影をします。写真に納めた自分を見て、サボテン型にされた自身の髪に気がつくのでした。

火を囲みテレビを見て、それぞれ就寝につきます。リンとなでしこは隣同士で寝袋に入りました。2人は、その日食べた料理の話しや、火を囲んで見たテレビの話しなどの会話を交わします。リンは年末はアルバイトがありますが、なでしこは探してもアルバイトが見つからないと言います。そして、眠る間際、なでしこはリンと来年もキャンプにを一緒にする約束をするのでした。

メンバーは早朝に起きて、朝食をとりながら日の出を見ます。キャンプの後片付けをし、車で迎えにきたなでしこの姉に頼んで、鳥羽先生も入れて記念撮影をとります。なでしこの姉の車には、なでしこと斉藤、鳥羽先生の車には、千明とあおいが乗り、リンはバイクで帰路につきます。

その後、書店でアルバイトをしていたリンは、カウンターで旅行雑誌を横目に見ながら、大晦日にもどこか行こうかと考えます。そこへ、斉藤がリンのいるレジにキャンプ雑誌を持ってやってきます。

一方、なでしこ、千明、あおいの野外活動サークルの3人は、部室の大掃除をしますが、狭かった分、すぐに終わらせることができました。野外活動サークルは、もう1人部員が入れば、大きな部室をあてがわれることになっています。千明はクリスマスキャンプの時に、斉藤をサークルに誘いましたが断られてしまったといいます。3人で下校する中、話題はなでしこのアルバイトの話しになりました。

千明もあおいも年末までアルバイトがあるといいますが、なでしこは中々求人がなく仕事に有り付けないことを悩んでいました。その時、なでしこのスマホにリンから、まだアルバイトを探しているかと問うメールが届きます。肯定すると、次は斉藤から年賀状の配達のアルバイトを紹介するという内容のメールが届きます。なでしこは、ようやく見つかったアルバイトに、喜びの声を上げるのでした。

「ゆるキャン」ED後は、Cパートもあります。なでしこは、1人でアニメ「ゆるキャン」1話に登場した本栖湖のキャンプ場に出向きます。テントをたてた後、リンから今アルバイトをしているのかと問うメールが届きます。やり取りの中、なでしこもリンも、ともにソロキャンをしていることがわかります。さらに場所を聞くリンに対して、送った写真でどこかお互いに推理しようという話しになります。

なでしこは、綺麗に見える富士山の写真を送ります。一方リンは、富士山をスマホに納めるなでしこも映った富士山の写真を送って来るのでした。後ろを振り返ると、案の定リンが手をあげて立っていたのでした。なでしこは笑顔を浮かべ、リンの元へ走っていきます。

先にお風呂から上がっていたあおい、千明、斉藤の3人は、いつもリンがしているようなシニヨンになっていました。斉藤は、羨ましがるなでしこ髪も同じように結い上げてあげると申し出ます。いたずら好きの彼女は、なでしこの頭をサボテンの形にしました。周囲が笑いを堪える中、そうとは知らないなでしこは、記念撮影のためシャッターを押します。そこで、ようやく異変に気が付いたような声をあげます。

クリスマスキャンプの最後は、迎えに来たなでしこの姉に記念撮影を撮ってもらいます。就任したばかりの顧問の鳥羽繊細を挟んで、野外活動サークルのメンバー、斉藤、リンがポーズを撮っていました。ソロキャンプが好きなリンにとって、大勢で野外キャンプをすることははじめてのことでしたが、良い思い出となったようです。

野外キャンプ初体験の斉藤も、後日書店でキャンプ雑誌を購入しており、興味を持ったことがうかがえます。さらにEDの映像には、野外活動サークル部室に記念写真が何枚も飾られていました。彼女たちの楽しい思い出のひとときが垣間見えるシーンとなっています。

アニメ「ゆるキャン」最終回は、ED後にCパートがあります。Cパートでは、野外キャンプ初心者だったなでしこが、自分の手を打ってしまう描写はありますが、当初とは比べものにならないほど慣れた手つきでテントを組み立て、ソロキャンプをしています。ネタバレになりますが、彼女の持ち物の中には、「ゆるキャン」8話でアウトドア専門店を訪れた際に欲しがっていたランタンがありました。

郵便の配達のバイトや、お小遣いなどをためて購入したと思われます。ここでは、Cパートはいつ頃の出来事なのか考察していきます。まず、アルバイトの給料が即日払いなら、三が日後の可能性もあります。年賀状の配達のアルバイトは、短期でもきちんと稼ぐことができます。そのため、三が日しっかりアルバイトで稼いで、すぐに目当てのランタンを購入し、ソロキャンプに繰り出したのかもしれません。

なでしこは、リンとの出会ったことによってキャンプに興味を持ち、高校でも野外活動サークルに入部しました。ソロキャンプをするには、それなりに経験と知識を経て自信をつけることが必要です。1年間アルバイトでお金を貯めて、さらにキャンプの世界を学んでソロキャンプデビューに繰り出した可能性もあります。しかし、周囲の木々は青々としているため、少なくとも冬ではないと予想されます。

給料日が即日ではなく、翌月だった場合はこの可能性もあります。なでしこのアルバイトは、正月の年賀状配達だったため、そうなると2月になります。しかし、周囲の風景は青々としており、桜のような桃色の木もところどころに見られます。可能性はないわけではありませんが、限りなく低いのではないかと予想されます。

最後に、夏休みであるという可能性です。しかし、なでしこがキャンプ場に入った時、他の利用客の姿は見えません。富士山が綺麗に見える山梨の人気の高いキャンプ場で、この光景は考えにくいでしょう。

野外活動サークルの顧問である鳥羽先生は、新しく赴任してきた歴史の教師です。りんとなでしこは、学校で出会うより先に彼女に出会っていました。「ゆるキャン」6話から7話で、リンとなでしこは四尾連湖キャンプ場へ行きます。そこで、同じ日に野外キャンプにきていた鳥羽先生とその妹に出会います。リンたちは、コンパクト焚き火グリルで火を起こして料理をしようとします。

しかし、うまく行かずベテランキャンパーの鳥羽先生の妹に助けてもらいます。ボーイッシュな雰囲気だったため、リンとなでしこは鳥羽先生の妹を男性と思い込み、恋人同士でキャンプしているのだと勘違いします。ここでは、鳥羽先生はすでに飲んだくれており、メガネをかけてフードを被っていました。そのため学校に赴任してきた当初、なでしこもリンも、同一人物とは気がつきませんでした。

クリスマスキャンプで朝霧高原に場所が決定した時、鳥羽先生は「ベーコンとビール」と独り言を呟きます。このことで、なでしこは鳥羽先生が四尾連湖キャンプ場で出会った酔っ払いの女性だったと気がつきます。リンもなでしこも、前々から鳥羽先生には既視感を覚えていました。なでしこの報告により、リンもそのことに納得します。

そしてアニメ「ゆるキャン」最終回の会話の中で、ようやく四尾連湖キャンプ場に一緒に来ていたのは恋人ではなく、妹であることが発覚します。四尾連湖キャンプ場で出会ったのがリンとなでしこではなく、他の「ゆるキャン」メンバーなら、鳥羽先生と彼氏のことをどのように切り出すのでしょうか？

千明は、「ゆるキャン」の登場キャラクターの中でも、かなりハキハキした物言いをし、場の空気を明るくするムードメーカーでもあります。彼女の性格を考えると、ストレートに鳥羽先生に彼氏のことを聞くのではないかと推測されます。クリスマスは野外活動サークルの顧問として参加せざるをえなかったけれど、その後の穴埋めはするのかなど、からかうような聞き方が予想されます。

あおいは、野外活動サークルに入部しようとするなでしこを追い払おうとする千明を説得したり、周囲をよく気遣う性格でもあります。こうした性格から、野外活動サークルの顧問として止むを得ず参加せざるをえなかった鳥羽先生に、少し申し訳なさそうに彼氏のことを聞くのではないかと推測されます。

いつもニコニコと穏やかな笑みを浮かべ、人の気持ちを察することも得意な斉藤。しかし、リンの髪型をくまの形や城の形に、最終回ではなでしこの頭をサボテンの形に結い上げるなど、かなりのいたずら好きでもあります。

さらに、リンがキャンプしている場所をコッソリとなでしこに報告したり、相手の反応を楽しんでいるようなところも見られます。こうした性格を考慮すると、探るように自然に彼氏とのことを切り出すのではないかと推測されます。あるいは、察しが良いため、出会った時点で鳥羽先生の妹をすぐに女性と見抜く可能性もあります。

アニメ「ゆるキャン」の最終回に登場したキャンプ道具を紹介していきます。まず、キャンプ椅子のエーライトメイフライチェアです。なでしこが使用していたのは、カラフルでデザイン性も高いと評価されているものでした。重量も軽く持ち運びも楽々ですが、お値段は高めです。バイトやお小遣いなどをためて、頑張って購入したようです。

「ゆるキャン」の作中では、「GIANTTREE」と印字されていますが、商品と名前の類似性からモデルは「GIGANTICTREE」であると推測されます。自立式テント。なでしこは、慣れた手つきで地面にペグをさし、伸ばしたポールをスリーブに入れ、固定して組み立てていました。野外活動サークルに入部したばかりの頃は、3人がかりで組み立てていたため、彼女の成長がわかるシーンとなっています。

こちらのランタンは、ガスで簡単に火を起こすことができる評価の高いものです。野外活動サークルのメンバーでアウトドア専門店を訪れる「ゆるキャン」8話ではじめて登場します。おしゃれなデザインと機能性も兼ね備えたランタンで、店員にもすすめられ欲しそうにするなでしこでしたが、お高めのお値段にその時は断念するのでした。

しかし、最終回のCパートにて、なでしこはこちらのランタンを所持しているため、お金をためて購入したようです。ランタンに火を灯したなでしこは、幸せそうにその炎を眺めています。

「ゆるキャン」最終回Cパートでなでしこが使っているテーブルは、布地で小さく折りたたむことができる机であると推測されます。側面にはポケットもついており、迷子になりがちな細々したものを入れることができます。サイズも小ぶりなので、特にソロキャンパーに評価されている商品です。

「ゆるキャン」1話でもなでしこは、自転車に乗って本栖湖のキャンプ場へやってきていました。さらに最終回でも、自転車で同じキャンプ場へやってきます。コンパクトに楽々折りたたむことができ、デザインもおしゃれで人気があり、高い評価が多く見られる商品でもあります。

キャンプ道具のマットは、フォームタイプ、エアータイプ、インフレータブルタイプなどの種類があります。冬だと、地上からの冷気対策として、寝袋だけでは十分とはいえません。そのため、マットは重要アイテムの一つです。

しかし、「ゆるキャン」の登場人物は、高校生で、あまり高額なマットを買うことができません。そのため、こちらの安価なシルバーマットを使っています。アニメ「ゆるキャン」最終回でも、マットは相変わらずこちらのシルバーマットを使用していました。

冬場に使う寝袋は、マミー型と呼ばれるこのような形のものです。当初メンバーは、夏用の封筒型寝袋しか持っていませんでした。中の素材は、圧縮可能で高額のダウンや、ダウンより安価な化学繊維があります。「ゆるキャン」4話にて、メンバーはシュラフカバーから着想を経て、夏用の寝袋をダンボールなどの梱包材で代用して冬に使うことを考えます。

マフラーや帽子などの防寒着を着て、夏用寝袋の上からアルミホイル、プチプチの梱包材、ダンボールなどを巻きますが、不便すぎたためにメンバーはそれぞれ寝袋を購入することにするのでした。

ここでは、アニメ「ゆるキャン」最終回の感想や評価を紹介していきます。ネタバレを多く含みあらすじで紹介してきた通り、最終回ではOP前に、なでしこの10年後の想像の世界が流れます。いきなり高校生から、大人になって再会したキャラクターたちの物語が始まり、びっくりしたという感想も少なくありませんでした。

ネタバレですが斉藤は、クリスマスキャンプ当日に飼い犬のチワワ・ちくわを連れてやってきます。アニメ「ゆるキャン」最終回では、寒さに弱いという理由から先に帰ってしまいますが、ぐっすりと眠る可愛い様子をみることができます。ちくわのそういった様子が可愛かったという感想も多くありました。

アニメ「ゆるキャン」最終回のあらすじは、クリスマスキャンプをした後、年末に大掃除をし、なでしこがアルバイトを紹介してもらえるというものです。しかし、ソロキャンプが好きなリンもみんなでワイワイとキャンプをする楽しさを知ったり、初体験であった斉藤も野外キャンプに興味を持ったりなど、感動したシーンが多くあったといった感想・評価も多くありました。

アニメ「ゆるキャン」は、放送と同時に話題となった作品です。アニメ最終回放送後、「ゆるキャン」の原作コミックは売り上げを伸ばし、売り切れとなる書店も続出したようです。原作はまだ続いているため、今後のキャラクターたちの動向や、2期の製作にも期待が高まっています。

「ゆるキャン」は、女子高生たちのゆるい会話や掛け合いも魅力の作品です。その中でも、名言や名セリフも多く登場します。アニメ「ゆるキャン」最終回でも、良いセリフがたくさんあったといった感想・評価もありました。

ここまで、アニメ「ゆるキャン」の最終回のネタバレを多く含むあらすじ、視聴者の感想や評価などを紹介してきました。野外キャンプ初心者でもわかりやすい情報や、美しい大自然、可愛いキャラクターたちの掛け合いなど、見所満載の作品です。アニメ2期の製作も期待が高まっています。