ゆるキャンのりんちゃん特製スープパスタの再現レシピ！コッヘル1つで簡単に出来る？

漫画「ゆるキャン」はアウトドアを楽しむ女子高生の日常を緩やかに描く作品です。「まんがタイムきららフォワード」で連載され連載期間は2015年から2019年4月まで、作者はあfろ先生です、同年3月からは漫画配信サイト「COMIC FUZ」で連載中されています。2019年4月時点でコミックスが8巻刊行されています。

漫画「ゆるキャン」ではキャンプを趣味とする女子高生たちがキャンプを計画・準備、目的地まで旅をし、ご当地の観光を楽しみ、キャンプ飯を作って食べ、テントで一泊するという展開が繰り返されます。初心者には敷居が高いように感じるキャンプというアウトドア趣味を、気張らず等身大で楽しむ女の子の視点から魅力的に描いた作品です。

「ゆるキャン」のもう一つの大きな魅力として、キャンプをしていない時の女子高生たちのゆるやかな日常も楽しむことができます。彼女たちの学校生活や友達とのゆるやかな日常に癒される漫画です。また、なでしこの所属する野外活動サークルでの野クルメンバーの日常を描いた漫画「へやキャン」が「ゆるキャン」の番外編として、2016年4月から「ニコニコ静画」で連載されています。

「ゆるキャン」はアニメ化もされ人気を博しました。アニメ「ゆるキャン」は全12話で2018年1月から3月まで放送され、京極義昭さんが監督をしました。アニメ「ゆるキャン」で映像化された内容は漫画「ゆるキャン」の単行本1巻から4巻までです。2020年1月からショートアニメ「へやキャン」が放送を予定されています。

作中数多く登場するキャンプ飯も「ゆるキャン」も魅力の大きな一つです。アニメ「ゆるキャン」では、製作陣が漫画「ゆるキャン」のモデルとなったロケ地を実際に訪れてキャンプをする取り組みを行いました。

実際に製作者も漫画「ゆるキャン」のキャラクターと同じキャンプをしてみることで、アニメをみた視聴者が自分でキャンプをしたくなったり、キャラクターたちが食べたキャンプ飯を作ってみたくなるようなアニメの製作を目指しました。アニメ放送後はキャンプブームが起き、実際に「ゆるキャン」に登場した場所や料理を作る視聴者が続出しました。

漫画「ゆるキャン」は、冬のある日の富士山の麓のキャンプ場で始まります。オフシーズンの一人キャンプを趣味とする女子高生の志摩リンはその日も富士山の麓でソロキャンプを楽しんでいました。しかしキャンプ場に一人でねむりこける女子高生を目にします。

りんちゃんは少し気になったもののそのままキャンプをしていましたが、日が暮れた頃、トイレに行った帰りに暗闇で誰かに声をかけられます。それは昼間みた女子高生でした。各務原なでしこと名乗る少女を焚き火にあたらせ、インスタントのカレー麺をご馳走するとなでしこは目を輝かせます。しばらくたってなでしこの姉が迎えにきて二人は別れることとなりました。

後日、学校に登校したりんちゃんはなでしこと再会します。なでしこは山梨県へ引っ越してきたばかりの転校生で、偶然りんちゃんと同じ高校に転入してきたのでした。富士山の麓であった日はせっかく引っ越してきたので富士山がみたかったのだといいます。さらになでしこはあの出来事でアウトドアに興味を持って野外活動サークルに入部したとりんちゃんに報告します。

りんちゃんはなでしこに野外活動サークルに誘われますが即座に断ります。りんちゃんはつるむのが苦手でソロキャンプが好きだからです。しかし、そのときはグループキャンプを断ったりんちゃんも、距離感の取り方がうまいなでしこと会うたびにどんどん仲良くなっていきます。そして二人は時々一緒にキャンプをするようになります。

なでしこが加入するまでメンバーが3人だった野外活動サークルですが、メンバーのなでしこ、大垣千明、犬山あおいでキャンプを楽しんでいるうちに人が増えてきます。新しく加入したのはりんちゃんの友人である斉藤恵那、そしてなでしこが偶然キャンプ場であったことがある新任教師の顧問鳥羽美波です。

賑やかになった野外活動サークルは年末にクリスマスキャンプを計画します。そこに誘われたりんちゃんは一度は断るものの結局参加し、楽しい一晩を過ごします。それ以来りんちゃんはグループキャンプにはソロキャンプとはまた別の魅力があることを知り、逆になでしこはソロキャンプに興味をもつようになります。

りんちゃんがスープパスタを作るのはアニメ「ゆるキャン」5話でのお話です。野クルのメンバーが初の冬キャンプでイーストウッドキャンプ場へ向かっているとき、りんちゃんは長野へ向かっていました。道中メールのやり取りをしつつ寒いなか免許取り立ての原付を走らせ、りんちゃんは150km先の高ボッチ山を目指します。

極寒のなか、途中喫茶店へ寄ってボルシチを食べたりしつつも原付を走らせていると、なでしこから温泉に入るというメッセージが届きました。それをうらやましく思ったりんちゃんは、高ボッチ山に到着すると冷えた体を温めるべく温泉を求めます。しかし目当ての温泉は閉店していました。

ガッカリしたりんちゃんはどうせだから、と「日本一のシャッターポイント」と書いてある高ボッチ山頂のシャッターポイントへ行ってみます。期待しないで登ったりんちゃんですがそこには絶景が広がっていました。りんちゃんは感動して、温泉は帰りに入ればいい、今日は温まるキャンプ飯をつくろう、と心に決めます。そこで作るキャンプ飯がスープパスタです。

実はここで作るスープパスタが、りんちゃんの作る初めてのキャンプ飯です。今までカップラーメンばかりだったリンちゃんがなでしことの鍋キャンプに触発されて作った記念すべきキャンプ飯と言えます。そんな印象深い「ゆるキャン」スープパスタの再現レシピを紹介します。

コッセルひとつでできるりんちゃんの特性スープパスタ（1人前）に必要な材料は以下の通りです。玉ねぎ半玉、ベーコン2枚、しめじ1/6、アスパラ2本、にんにくチューブ3cmまたはおろしにんにく適量、オリーブオイル大さじ1、牛乳200cc、水150cc（3分早茹でタイプの場合。パスタの茹で時間によって変動）、パスタ100g、スライスチーズ2枚、コンソメキューブ1つ、コショウ適量、パセリ適量です。

材料はあらかじめ切ってジップロックに入れて持っていくと現地で調理しなくていいので便利です。たまねぎ、ベーコン、しめじ、アスパラを切ってジップロックに入れます。タッパーでも良いですが持ち帰りが邪魔になります。

オリーブオイルや調味料などは必要な分を小さい容器に入れていくとかさばりません。100均の化粧品売り場に小さな詰め替え用ボトルが売っているのでおすすめです。食料品のコーナーには小さい調味料も売っています。

また、水を持参する場合はボトルにお湯を入れていくと時短になります。その場合、ボトルはメモリがついてるナルゲンボトルがおすすめです。

「ゆるキャン」りんちゃん特製スープパスタの再現レシピを紹介します。まず、玉ねぎ、ベーコン、しめじ、アスパラなどの食材を切ります。外でキャンプする場合は上述したように家であらかじめ切っておきジップロックに入れて持っていくと手間がかからず便利です。

「ゆるキャン」りんちゃん特製スープパスタの再現レシピを紹介します。次に、コッヘルにオリーブオイルとにんにくを入れます。オリーブオイルににんにくの香りが移ったらたまねぎ、しめじ、ベーコン、アスパラを入れて炒めます。

「ゆるキャン」りんちゃん特製スープパスタの再現レシピを紹介します。しんなりしてきたらコッヘルに水150ccを加え、沸騰したら半分に折ったパスタを投入します。パスタを折るのはそのままだとコッセルに入らないためです。

このとき、パスタを折って入れても始め水に浸かっていない部分のパスタがパリパリになってしまうことがあります。ですのですぐ茹でられる早茹でパスタで作ると良いです。マ・マーの3分早茹でパスタは早茹でなのに1.6mmの太さがあり食べ応えがあっておすすめです。

「ゆるキャン」りんちゃん特製スープパスタの再現レシピを紹介します。牛乳、コンソメを入れ、パスタが食べごろになったらスライスチーズも投入してください。

「ゆるキャン」りんちゃん特製スープパスタの再現レシピを紹介します。パスタが出来上がったらパセリと黒胡椒をふりかけ、完成です。

「ゆるキャン」りんちゃん特製スープパスタの再現レシピに必要な調理道具の一つがコッヘルです。コッヘルとは携帯用調理器具でアウトドアの調理や食事のための道具です。キャンプでお湯やスープなどを沸かしたりできます。

コッヘルは様々な用途に役立つ道具で、カップラーメンのお湯を沸かしたり、おにぎりを投入して雑炊をつくったり、コップがわりにしてコーヒーやお茶を飲むこともできます。薄く、軽く、丈夫なことが特徴で、重ねて収納することもできます。用途に応じてさまざまな素材や形の種類の中から選ぶことができます。

「ゆるキャン」でりんちゃんが使用しているコッヘルはコールマンのバックアウェイです。このコッヘルは価格が3000円ぐらいで買いやすくAmazonでの評価も高い優秀なキャンプアイテムです。

「ゆるキャン」5話のスープパスタを再現する場合、コッヘルの容量は700ml以上は必要です。900mlあれば煮立っても慌てることなく余裕をもって作ることができます。

ただ、コッヘルには丸型と四角型がありりんちゃんが使用しているコッヘルは丸型のものですが、日本では四角型のものがおすすめです。というのも、日本の食材は四角いものが多いので四角型のコッヘルの方ができるレシピが多いからです。

丸型のコッヘルは種類やサイズが豊富で携帯性が重視されています。フタをフライパンや皿として使うことができます。四角型のコッヘルはパッキングしやすく、角から中の液体を注ぎやすい、袋ラーメンが調理しやすいというメリットがあります。

「ゆるキャン」リンちゃん特製スープパスタの再現レシピに必要な調理道具の二つ目ががシングルバーナーです。シングルバーナーとは、簡単に言うと家で鍋をするときに使うカセットコンロのとても小さいものです。シングルバーナーには大きく分けて二種類あり、専用のカセットガスが必要なOD缶と呼ばれるタイプ、市販のカセットガスで使えるCD缶と呼ばれるタイプがあります。

ちなみに「ゆるキャン」でりんちゃんが使用しているのはこちらのSOTOのウインドマスターです。火力が強く風の影響を受けにくいものです。

りんちゃんが使っているシングルバーナーは専用のカセットガスが必要なOD缶と呼ばれるタイプです。このタイプは非常に小さく持ち運びに便利ですが、専用のカセットガスだけで500~600円するのでキャンプのたび出費がかさみます。

さらに専用のカセットガスは手に入りにくいと言う難点があります。スーパーやコンビニには売っていないためホームセンターなどで手に入れることになります。そのため、急になくなることがないよう在庫には注意しておく必要があります。

その代わりOD缶は火力が強く、ガス燃料でも寒冷地の仕様に耐えられるようになっています。またOD缶専用のアイテムが豊富で、ランタンとバーナーで燃料が共有できます。

「ゆるキャン」11話で作られたキャンプ飯チーズパスタの再現レシピを紹介します。「ゆるキャン」11話ではクリキャン（クリスマス会のキャンプ）が行われ、夜のキャンプ飯はすき焼きを食べました。すき焼きは途中でトマトを投入してトマトすき焼きにし、そして最後に残った汁で締めのチーズパスタを作りました。

つまり、「ゆるキャン」のチーズパスタはもとがトマトすき焼きなので、これを作るにはまずトマトすき焼きを作る必要があります。牛肉のうまみが効いた和風パスタのような味わいです。

「ゆるキャン」チーズパスタの再現レシピ（3~4人前）の材料は以下の通りです。まずはトマトすき焼きの材料がトマト中3玉、玉ねぎ中2玉、牛肉300g、醤油100ml、酒100ml、砂糖大さじ1と1/2、オリーブオイル大さじ2、ニンニクチューブ4cm、バジル適量、卵人数分です。〆のスープパスタの材料がパスタ200g、ピザ用チーズ3つかみです。

「ゆるキャン」チーズパスタの再現レシピの作り方は以下の通りです。まずトマトすき焼きを作ります。はじめにトマトをうすぎりに、玉ねぎをくしぎりに切ります。フライパンにオリーブオイルを入れにんにくを入れます。オリーブオイルに香りが移ってきたら玉ねぎを入れ、中火で3分ほど炒めます。玉ねぎを炒めたらその上にトマトを並べます。

その上から醤油、砂糖、酒を入れ、蓋をして5分ほど中火で煮込みます。トマトに火が通ったら、牛肉を乗せます。牛肉に火が通ったらトマトすき焼きの完成です。

トマトすき焼きを食べたら、残りの汁で〆のチーズパスタを作ります。まずパスタを茹でます。パスタが茹で上がったら残ったトマトすき焼きの汁に投入します。ピザ用チーズを入れ、すき焼きの汁とチーズを絡めて完成です。

「ゆるキャン」10話でりんちゃんが作ったキャンプ飯ホットサンド肉まんの再現レシピを紹介します。必要なものは肉まん、バター、餃子のタレ、ホットサンドメーカーです。肉まんは好みに応じてあんまんやピザまん、豚まんなどにかえても美味しいです。

「ゆるキャン」10話のホットサンド肉まんの再現レシピは簡単です。ホットサンドメーカーにバターを塗り、肉まんを乗せます。火にかけ、弱火〜中火で様子を見ながら焼いていきます。このとき強火だとすぐに焦げてしまうので注意です。焼き時間は片面2~3分、ひっくり返して2分程度を目安にしてください。

このとき注意して欲しいのは、焦げやすいのでときどきホットサンドメーカーを開いて中を確認しながら焼いてください。ホットサンドメーカーは表面を焼いているときに裏も温かくなっているので表と裏同じ時間焼くと焦げてしまいます。裏面の焼く時間を短くして焦げないように注意してください。

ちなみに「ゆるキャン」10話でりんちゃんが使っていたホットサンドメーカーはヨシカワの「あつあつホットサンドメーカー」だと言われています。ホットサンドメーカの中ではお手軽な価格で人気がある商品です。

「ゆるキャン」11話でりんちゃんとなでしこが作ったキャンプ飯スモアの再現レシピを紹介します。スモアとはアウトドアの定番スイーツで、棒にさしたマシュマロを焼き色がつくまで焼いてチョコレートビスケットに挟むだけの簡単なお菓子です。名前の由来は「some more（もう少しちょうだい）」の短縮形であると言われており、名前の通り食べたら止まらない美味しいお菓子です。

「ゆるキャン」11話のスモア再現レシピに必要なものはマシュマロとお好みのビスケットです。作り方は簡単で、まずマシュマロを火であぶります。このとき近づけすぎると表面が焦げてしまうので、3~5cmほどの遠火でじっくり焼くのがポイントです。こうすることで中がふわとろになります。

次にビスケットを焼きます。焼かなくても美味しいですが、カントリーマアムを使う場合焼くと美味しいので焼くのをお勧めします。そしてビスケットにマシュマロを挟めばできあがりです。

ちなみにスモアを作るときにおすすめのビスケットはハーベストです。焼いたマシュマロは甘みが増すので甘しょっぱいハーベストの塩気がバランスを取ってくれます。サクサクした軽い食感もよいです。

実際に「ゆるキャン」のスープパスタを再現した方から、山では条件が厳しく作りにくいパスタを簡単につくれることを評価するツイートです。「ゆるキャン」のスープパスタはコッヘルとバーナーだけで作れ、ゴミを極力出すことなく美味しくできるのが特徴です。平地のキャンプ飯としてだけでなく登山のときにも優秀なレシピだということがわかります。

「ゆるキャン」スープパスタの再現レシピは生クリームなどを必要とせず簡単かつ手頃に手に入るものばかりを使っているので、安く美味しいパスタを食べたいときにもおすすめだということがわかります。

「ゆるキャン」スープパスタの再現レシピは家にある材料だけで作れるだけでなく、調理時間も短いことを評価するツイートです。忙しい時やごはんをつくるのが面倒臭いときにぜひ作りたいレシピだということがわかります。

「ゆるキャン」スープパスタの再現レシピはスープが体を暖めてくれるので寒い外でのキャンプ飯にもってこいだということがわかるツイートです。ゆるキャン5話のりんちゃんも寒い高ボッチ山で体が温まると言っていました。寒いときには汁物が体を暖めてくれるのでおすすめだということがわかります。

この方はコッヘルではなくメスティンで「ゆるキャン」スープパスタを再現したようです。メスティンとは人気クッカーの飯盒です。コッヘル以外でも「ゆるキャン」のスープパスタは美味しく作れるということがわかります。

この方のツイートが言及するように、「ゆるキャン」スープパスタの再現レシピはそのままでも美味しいですが、余裕があるときは他の材料を入れるなどしてアレンジするとまた美味しさや見栄えの可能性が広がることがわかります。時間や材料がないときはシンプルに、そうでないときは一手間加えてみるなどするとまた違うスープパスタの魅力を発見できることがわかります。

「ゆるキャン」スープパスタの再現レシピの味はカルボナーラに近いようです。カルボナーラを食べたいけど生クリームがなく洗い物はしたくないときなどにも良いレシピだということがわかります。

こちらの方も「ゆるキャン」スープパスタはカルボナーラの味に近いと言っています。味を濃いめに作ると残りのスープでリゾットを作ることができて二度美味しいようです。また、コッヘルではなく鍋で作ると大人数分作れます。

「ゆるキャン」りんちゃんの特製スープパスタの再現レシピを紹介しました。「ゆるキャン」では見ているだけで食べたくなるようなキャンプ飯がたくさん登場します。このまとめで「ゆるキャン」のキャンプ飯の魅力が伝わったでしょうか。キャンプをしない方にもこの機会に作ってみてはいかがでしょうか。