2020年03月04日公開
2020年03月04日更新
【ナルト】日向一族を一覧で紹介!木の葉最強一族の強さと白眼・呪印とは?
ナルトの中で登場し、現存する一族として様々なエピソードを残しているのが日向一族です。最強の瞳術の1つである白眼を持っている一族であると同時に呪印を始めとした白眼の有用性の高さに纏わるエピソードも多数生まれている一族です。今回はナルトの中で活躍する日向一族について、作中で登場する日向一族のキャラクターを一覧で紹介しつつ、使用する技や白眼の有用性についても紹介していきます。
目次
日向一族とは?
ナルトの作品情報
日向一族について紹介する前に日向一族が登場するナルトについても簡単に紹介しておきます。
ナルトの概要
ナルトは1999年から2014年まで集英社が発行する週刊少年ジャンプで連載された忍者同士の様々な能力を駆使した派手なバトルアクション漫画です。アジアの民謡や伝承などを取り込んだ独自の世界観と少年漫画らしい王道な展開は高い人気を獲得し2000年代~2010年代前半の週刊少年ジャンプの看板作品の1つとして高い人気を獲得しました。
忍者という日本らしい題材がベースにある事もあって日本国内以上に海外で高い人気を誇り、2002年から放映が開始されたアニメは80カ国以上で放映されており、関連グッズは90カ国以上で販売されるなどしています。ナルト完結後にもシリーズとして展開され、原作で描かれなかったエピソードを描く劇場版の展開や主人公ナルトの子供世代を描く新シリーズボルトの連載が開始されるなどシリーズ展開が行われている作品です。
ナルトのあらすじ
体内に九尾の妖狐を封印された主人公の少年、ナルトは周囲からの偏見の目にもめげずに木ノ葉隠れの里の長である火影を目指す事を公言して忍者を目指していました。しかし通う忍者アカデミーでは超問題児で成績も悪く、卒業試験も3度落ちるなど散々な結果でした。しかし恩師となるイルカ、カカシ、同じチームに所属する事になるサクラやサスケとの出会いで徐々に成長していきます。
日向一族の基本情報
日向一族は主人公ナルトも住む木ノ葉隠れの里にある忍一族の1つです。数多く登場している木ノ葉隠れの里の忍一族の中でも最強と言われる一族であり、高い視野と動体視力、チャクラが流れる経絡系を透視する事ができる血継限界である白眼を持っている一族です。ナルトの世界では血継限界を持つ一族は迫害される例もあり、一族の末裔や生き残りしか登場しない例も多いですが日向一族は多くのキャラクターが登場しています。
また日向一族に関係するキャラクターが多数登場する故に、宗家と分家の確執や不安材料など、一覧にするほどに登場人物が多いだけに他の一族では描かれていないようなエピソードが展開されている一族でもあります。
日向一族の登場人物と強さ一覧~宗家~
日向一族①日向ヒナタ
日向一族の中でもナルトの中で一番活躍する事になるのが日向ヒナタです。主人公であるナルトと同期のくノ一であり、ナルトに淡い恋心を抱いている少女でもあります。同時に日向一族としては後述する現当主ヒアシの嫡子でもあり、日向一族の跡取り候補でもあるという側面を持っていました。ただ元々控えめな性格であり忍者としても優れていなかった為、日向一族としては落ちこぼれ的な扱いを受けていました。
しかし幼少期の頃からナルトを認めている数少ない存在でもあり、ナルトの成長に最も影響された存在でもあります。ナルトと同じく「まっすぐ自分の言葉は曲げない」事を忍道として成長していきました。
ファンやアニメにてヒナタの声優を務めていた水樹奈々さんも含めてヒナタの恋は実る事はないんだろうと考えられていましたが、最終回にてナルトと結婚している事が明らかになり、映画「THELAST」ではその結婚に至る経緯が描かれています。またその後のボルトでの描写から「うずまきヒナタ」となっており、日向一族の宗家は妹のハナビが継ぐ事になっているようです。
日向一族②日向ハナビ
日向ヒアシの次女で、ヒナタの妹に当たるのが日向ハナビです。元々忍者としては落ちこぼれと言われていた姉ヒナタと違い才能とそれに見合った実力を持っており、日向一族の跡継ぎ候補になっています。ただし本編での登場は極々限られていましたが日向一族の跡継ぎ候補という事を重く受け止めており非常に真面目な性格だった事が伺えます。
ヒナタとの関係は当初こそあまり良好とは言えませんでしたが、ヒナタがナルトと共に大きく成長した事を間近に見ていた事もあった関係性は改善していき、ヒナタのナルトへの恋を応援し、自身は自分の意思で日向一族の宗家を継ぐ事を決意しました。
日向一族③日向ヒアシ
ナルト本編において日向一族の現当主となっているのが日向ヒアシです。ヒナタ・ハナビの父親でもあります。2人に忍としての英才教育をする一方で、過去の影響もあってヒナタへのあたりが強くなっています。過去に雲隠れとの戦争を回避する際にヒザシを身代わりにした事があり、その事でネジから恨まれる原因になっています。この事件はヒアシは身代わりに最後まで反対しましたが最終的には日向一族の意向として敢行されています。
この事件の真相は中忍試験でナルトとネジが戦ったのを見た後、ネジにその真相を土下座して伝え、和解する事になり、以降はネジも本家にてヒナタやハナビと共に修行している姿が描かれています。ボルトではヒナタと結婚した事でナルトの義父になっており、孫であるボルトやヒマワリの祖父となり「日向は木の葉にて最強」と口癖のように語っていたそれまでの厳しい性格とは一転したデレデレとした性格を見せています。
余談ですが、既にボルトの世代ではおじいちゃんらしい姿になっていますが、現役の忍であり、日向一族の当主については既に引退してハナビに譲ったのか、ヒアシのままなのかについては不明です。
日向一族の登場人物と強さ一覧~分家・その他~
日向一族①日向ネジ
ナルトやヒナタ達から見ると1つ上の先輩でありナルトのライバルの1人にもなるのが日向ネジです。父のヒザシはヒアシと双子の兄弟関係なのでヒナタやハナビとは従兄妹関係にあたります。日向一族始まって以来の天才と言われる程高い実力を誇り、下忍時代には「木の葉の下忍で最強の男」と言われるほど才能・実力に恵まれています。
その実力は日向一族であっても分家には継承されない奥義、「八卦掌回天」「八卦六十四掌」などを独学で体得する程で、白眼の力もナルト作中で登場している中でもとりわけ強い力を発揮しています。父であるヒザシが身代わりになった事件から分家の生まれであるという運命を憎むようになり、宗家の人間を毛嫌いするようになっていましたが、ナルトとの接触により性格が軟化していきました。
ナルト達と同世代の中で早々と上忍に昇格するなど以降も活躍しますが、第四次忍界大戦の最中、復活した十尾の攻撃からナルトとヒナタを庇って絶命してしまうという衝撃的な最後を迎えています。死して尚、ネジの存在はナルト・ヒナタ両名の中に深く残っており、結婚式でもハナビが遺影を持っていたり、2人の間に生まれた子供であるボルトの名前の由来になっていたりします。
日向一族②日向ヒザシ
日向ネジの父親で日向一族現当主ヒアシの双子の弟が日向ヒザシです。ナルト本編の時間軸では既に故人であり、日向ヒアシがネジに過去を語る形で登場しました。ネジは当初この影武者事件は日向一族の意向で無理矢理行われたものと考えていましたが、ヒザシは自らの意思で影武者になる事を選んだ事が明かされています。当然死亡して引き渡される事になるので呪印によって白眼の力を失いました。
第四次忍界大戦時、穢土転生により復活すると、日向ヒアシと邂逅し交戦、ネジとヒナタが宗家と分家の確執なく、両者の背中を預けて戦う姿に驚くと共に日向一族の未来に安堵する姿が描かれました。結末は描かれていませんが穢土転生が解除された際に解放されたと考えられています。
日向一族③うずまきボルト
名字こそ継いでいませんが日向一族の一員として扱われる事もあるのがナルトとヒナタの息子であるボルトです。九尾封印の影響もあって元々は落ちこぼれとして満足に忍術を使えなかった幼少期のナルトと違い、忍術の才能に恵まれている反面、白眼を始めとした日向一族としての力は目覚めていませんでしたが、自身が主人公となったナルトの続編ボルトにて白眼の亜種であるとされる瞳術「淨眼(じょうがん)」に右目が開眼しました。
どちらかといえばナルトの血筋が色濃く出ている事に加えて、ナルトのライバルであり親友でもあるサスケに弟子入りした事で様々な忍術を使うようになり、日向一族の血を継ぎながらも今回の一覧の中で最も日向一族らしくないキャラクターになっています。
日向一族④うずまきヒマワリ
ボルトの妹で同じくナルト・ヒナタの血を継いでいるのがうずまきヒマワリです。ナルト似のボルトとは対照的にヒナタ似でありながらもナルトと同じ碧眼を持っていたり頬にヒゲのような模様を持っているのが特徴的です。まだ忍者ではなくアカデミーに通っているような様子もありませんが、ナルトの最終回の時点で偶発的にとはいえ白眼に開眼するなど日向一族の血を色濃く反映している事が見られます。
その才能の片鱗は既にいくつかのエピソードで描かれており、白眼を開眼したばかりにも関わらずネジと同じく点穴を見通す程の瞳力を有しており、その才能によってボルトが本気で喧嘩できない相手の一人になっています。ただし本格的に修行したわけではなくあくまでも偶発的に白眼が発動しただけである為、まだ自在に白眼を使いこなすには至っていません。
日向一族⑤日向イロハ
以下で紹介する4名は日向一族である事は確定なので一覧に載せていますが宗家・分家は不明のキャラクターです。第四次忍界大戦に登場した日向一族の一人が日向イロハです。白眼の力を使い、ナルトとキラービーが滞在する移動島の索敵を担当する者として登場しました。
日向一族⑥日向トクマ
五影会談時に登場した日向一族の1人が日向トクマです。同時に登場した油目ムタの発言によると、日向一族の中でも最強の白眼使いだと言われています。
日向一族⑦日向ホヘト
第四次忍界大戦にて登場した日向一族で、カンクロウが率いた奇襲部隊にて索敵を担当していたのが日向ホヘトです。
日向一族⑧日向ナツ
明確ではありませんがおそらく宗家ではないかと言われているのが日向ナツです。家政婦のような形でハナビの世話をする形で登場しますが、木の葉の額当てをしており、また額当てを外した額には呪印がありませんでした。
日向一族の登場人物と強さ一覧~祖先~
日向一族①大筒木ハムラ
日向一族の始祖であると言われるのが大筒木ハムラです。六道仙人であるハゴロモの弟であり、十尾の封印が解かれないように月に住んでいました。
日向一族②大筒木カグヤ
大筒木ハムラの母であり多くの一族の始祖とも言える存在なのが大筒木カグヤです。日向一族はその中でも子孫である事が確定している一族であり、カグヤは両目に白眼を開眼させた最初の忍でもあります。
日向一族の白眼・呪印とは?技も紹介
日向一族の白眼
日向一族が木の葉の里の中でも最強の一族と言われる所以となっているのが三大瞳術の1つである白眼を持っている事にあります。忍の始祖であるカグヤも開眼させていた事から世界最古の血継限界でもあります。発動するとほぼ360度の視野を確保する事ができ、より遠くを見通す事ができるようになるなど瞳術の中でも特にサーチ能力に長けた瞳術になっています。
日向一族の呪印
日向一族が白眼を持って最強とされる要因の1つになっているのが、白眼を他の一族に奪われないように徹底した管理をしている事にあります。その管理の為に用いられているのが呪印です。呪印は分家の者の額に描かれており、死ぬまで消える事がなく、死ぬと白眼の力を封印しながら消えるという性質を持っています。この呪印の力を用い日向一族は他者に白眼の力が宿る事を防いでいた為、木の葉でも最強の一族と言われるのです。
呪印は分家が宗家に従う忠誠の証的な存在でもあると同時に文字通り呪いのような存在でもあり、ネジはこの呪印によって縛られた代表的なキャラクターでした。ただしこの呪印の穴を突かれたのが実際にナルト本編では霧隠れの里の青に白眼を奪われています。呪印の力が発動していない事から分家の者が生きているうちに奪われたのか、宗家の者から奪ったと考えられていますが、どのような経緯で奪われたのかは明らかになっていません。
日向一族の転生眼
ナルトの劇場版「THE LAST」にて写輪眼が輪廻眼に昇華するように白眼も一定条件を満たすと転生眼と呼ばれる状態に変化する事が明らかになっています。その強さは輪廻眼状態のうちはマダラを凌ぐ程の力を発揮できる程で、その「白眼を開眼しつつ、月の大筒木一族のチャクラを合わせる」という条件から地上では開眼した者がいない幻の瞳術となっています。
日向一族の技
日向一族が最強たる所以にあるのは白眼であり、日向一族が使用する技は基本的に白眼を使用した状態で使用する事が前提になっています。
柔拳
白眼と組み合わせて使用する日向一族の体術が柔拳です。白眼で見抜いた相手の経絡系や経絡系が絡みついた内臓を手にまとったチャクラで直接攻撃する技であり、日向一族の体術のベースにある技です。
守護八卦六十四掌
守りたいという思いが強いヒナタが作り出したアニメオリジナルの技が守護八卦六十四掌です。柔拳の要領で手に集めたチャクラを高速で動かす事で壁を作るという技です。元々は日向一族に伝わる相手の点穴を付く事で相手のチャクラ使用を封じる柔拳法・八卦六十四掌をベースにした技です。
八卦掌回天
日向一族の中でも宗家にのみ伝わる技が八卦掌回天です。全身のチャクラを放出しながら身体を回転させる事でチャクラの防御壁を張る技で、範囲こそ広くはありませんがその威力は木の葉の体術でも最強といえる技です。ちなみにネジは独学でこの技を開発した為、分家でありながら使用する事が出来ます。その防御力は「我愛羅の砂に次ぐ第二の絶対防御術」と言われる程です。
表蓮華・八卦掌回天
ネジが同じ班のロック・リーとコンビ技として使用したのが表蓮華・八卦掌回天です。それぞれに単独で使用しても身体を回転させるという共通点からロック・リーがネジを表蓮華で回転させた上でネジが八卦掌回天を使用する事で相手に突撃する形で八卦掌回天を使用する事が出来ます。
八卦空掌
日向一族の手にチャクラを集めて戦う性質を利用して使用するのが八卦空掌です。手に集めたチャクラを相手に向けて放つ遠距離攻撃で白眼と合わせて使用する事でより長距離の敵に的確に攻撃する事が可能になります。ネジ・ヒナタ両名が使用する事ができ、2人で使用した場合には「八卦空壁掌」という名称になっています。
柔歩双獅拳
手に集めたチャクラが獅子のように形取る程にチャクラの塊を作った上で攻撃するのが柔歩双獅拳です。第四次忍界大戦にてヒナタが使用しており、この状態で八卦六十四掌も使用しています。
柔拳・点穴針
柔拳は相手のチャクラを断つ技である為、転用すれば治療面でも使う事ができます。ナルト作中ではフウと我愛羅を助ける為に柔拳・点穴針という名称で使用されました。
日向一族に関する感想や評価
あと、19巻読んでNARUTOのうちは一族ってすごいんやなって改めて思った。
— どいちん (@corgi0714) February 3, 2020
そして何のリスクもない白眼を使える日向一族はやはり木の葉にて最強。
ここからは既にナルトを視聴した人の日向一族についての感想を紹介していきます。ナルトには瞳術として日向一族の白眼以外にもうちは一族の写輪眼や輪廻眼が登場していますが、高い能力に対して、代償となる力などがないという点から優れているという評価をする人も多くなっています。
ヒマワリの白眼って他の人の白眼よりかなり白いな。#boruto#ボルト pic.twitter.com/ZLoP0QuOyH
— ミトスパ@本音 (@lightening_0709) September 29, 2019
また2020年2月現在ナルトの続編としてボルトが連載されている事、ボルトやヒマワリなど主要なキャラクターが日向一族の血を継いでいる事から今後も白眼の新たな秘密が明らかになる可能性を示唆しているファンもいます。特にボルトやヒマワリは膨大なチャクラ量を持っているうずまき一族の血も継いでいるので何か変化があるのではないかとするファンも多いです。
BORUTO、ヒアシの誕生日がかなりいい回だった。戦争を経て多くのものを失ったヒアシがどう変わったのか。
— とにー (@heyheybody393) January 29, 2020
久しぶりに紅先生が登場し、日向一族について語るシーン超よかった。アスマの遺影が映るシーンで泣きそうに。
そのあとのナルトとヒアシがネジについて語るシーン反則
日向一族は一覧で紹介したように登場キャラクターが多く、キャラクターが多い故の確執などがしっかりと描かれている事もあって何気ないシーンでも描かれる事が多く、ナルトが火影になった時代においても木の葉において最強の一族という地位をしっかり確立していると言えるファンも多いです。
日向一族一覧まとめ
日向一族はナルトの作中において既に滅亡寸前であるうちは一族とは対象的に現在も木の葉の里において重要な位置にある一族として複数のキャラクターが一覧が作れる程に描かれている一族です。最強たる所以となる白眼を持ち、その白眼の力を守る為に本家分家の制度が残っているなど、繁栄している一族だからこそのエピソードが数多く描かれています。
2020年2月現在連載中のボルトでは主人公であるボルトが日向一族の血を継承しているなどもあり今後も活躍が期待されています。まだナルトを視聴した事がないという人は日向一族に注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?