2020年02月29日公開
2022年11月14日更新
【ワンピース】カタクリに弱点はある?強すぎる能力やルフィとの戦いの結果は?
ワンピースの敵キャラクターの中でも圧倒的な強さを発揮しファンの間でも強すぎだと言われているのがカタクリです。ルフィとの戦いの中で弱点らしい弱点がなく、その能力は作中屈指だと言われています。悪魔の実の能力者なので水が弱点なのは当然ですがそれ以外に弱点はあるのでしょうか?今回はワンピースのカタクリについてルフィとの死闘の中で見えたカタクリの弱点についての考察をまとめて紹介していきます。
カタクリとは?
ワンピースの作品情報
カタクリについて紹介する前にカタクリが活躍するワンピースについて簡単に紹介しておきます。
ワンピースの概要
ワンピースは1997年から集英社の発行する少年漫画雑誌、週刊少年ジャンプにて尾田栄一郎先生が連載している海洋冒険ロマン漫画です。2020年2月現在も連載が継続しており、95巻にも及ぶ単行本が発売しています。夢を追い求め仲間との友情や敵とのバトルなどに主眼をおいた王道なバトル漫画でありながら深く練り込まれた世界観と散りばめられた伏線に高い人気を獲得している漫画です。
その高い人気は日本国内はもちろん海外にも及び翻訳版は42以上の国と地域で展開されています。2015年には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス記録にも認定され、国内外の漫画記録を保持・更新し続けている作品です。メディアミックス展開も豊富で1999年から始まったアニメも2020年現在まで放映され続けています。
ワンピースのあらすじ
様々な冒険を経て新世界に突入したルフィ率いる麦わらの一味。ローと海賊同盟を組み四皇の一角、カイドウを倒す為の算段を進めるルフィ達。ドレスローザにて一旦別れた仲間との合流を目指してゾウに乗り込むルフィ達でしたがそこにサンジの姿がありませんでした。サンジはヴィンスモーク家の三男として結婚式をあげる為、ビックマム海賊団に誘拐されてしまったのです。
サンジ救出の為、ルフィ達はビックマム海賊団の本拠地であるホールケーキアイランドに向かいます。様々な妨害を乗り越えてサンジ救出に向けて動く麦わらの一味。このホールケーキアイランド編にてルフィの前に立ちはだかる事になるのが今回紹介するカタクリです。
カタクリのプロフィール
ビックマム海賊団スイート3将星の1人にしてシャーロット家の次男がカタクリです。懸賞金は10億5700万とビックマム海賊団の中で2番目に高く、戦闘面においては実質的にビックマム海賊団のNo2に位置します。モチモチの実の能力者にして悪魔の実能力を覚醒させたキャラクターで、同時に覇王色の覇気まで扱う事が出来ます。
性格は基本的に冷静沈着で家族はもちろん一般兵士にも心遣いを欠かさず、ピンチになれば率先して助けに入るなど行動派でもあります。その行動とワンピース作中でルフィに敗れるまで無敗だった事もあって「完璧な人間」「シャーロット家の最高傑作」とまで呼ばれるに至っています。
カタクリの名前の由来
カタクリに限らずシャーロット家のキャラクターはその名前にお菓子やお菓子に関連する名前を持ったキャラクターが多くなっています。カタクリに関してもストレートにカタクリ粉が名前の由来だと考えられています。シャーロット家では大臣につくと「○○大臣」という形で役職名がつきますがカタクリの場合は粉大臣と呼ばれているので間違いないと思われます。
カタクリのおやつの時間の意味
カタクリは普段完璧主義者として振る舞っていますが決して完璧なだけのキャラクターではありません。毎日かかさず決まった時間におやつの時間(メリエンダ)を行う事で精神を保っています。この時間だけがカタクリは作った自分ではなく本来の素の自分でいられる時間なのです。この時間は自身の能力で作った隔離空間の中で誰にも邪魔されないようにして行います。
カタクリに弱点はある?
弱点①水に弱い
悪魔の実の力なので当然といえば当然ですがモチモチの実の力は他の悪魔の実の力と比較してもとりわけ水に弱いです。実際ワンピースの作中でもモチに囚われたルフィをジンベエが紅茶を水に見立てて海流(紅茶)一本背負いをする事で救出しています。モチの粘着性には水は天敵と言えます。ただしあくまでも水で失われるのは粘着性だけなのでカタクリ程の実力者であれば様々な戦闘の手段を用意していると考えられます。
加えてモチモチの利点である粘着性は相手を捕獲する事にメリットがありますが実力が拮抗している者同士の場合はそもそも相手が捕まらない可能性も高く、水の弱点を突く必要性は少ないと考えられます。水は弱点ではありますがジンベエのように自在に水が扱える者でも無い限りその弱点を活かせる場面は極々限られていると言えます。
弱点②覇気を多く消費する
カタクリの戦い方のベースにあるのが覇気です。特に見聞色の覇気の達人であるカタクリは未来視を防御面の軸においています。覇気は消耗すると使えなくなるというのはルフィがドフラミンゴ戦で体現しているので覇気を使い続けながら戦うカタクリは長期戦を苦手としている傾向にあると言えます。
弱点③未来視
また未来視に頼った防御戦術自体にも弱点があります。それは攻撃を受ける機会が減少する故に1度攻撃を受けてしまうとそれが致命傷になりかねないという事です。実際、同じギア4を使った状態のルフィを相手にした場合、単純防御に特化したクラッカーはダメージをほとんど受けませんでしたが、カタクリは1発のパンチでかなりのダメージを負ってしまいました。
またルフィがそうしたようにカタクリが未来視をした上で攻撃を避けている事を前提に動く事で虚を付かれてしまうというのも弱点と言えます。回避に特化した防御術をしているカタクリなので回避のキモである未来視を利用されてしまった時はどうしても後手に回ってしまいます。
弱点④冷静さを失うと見聞色が発動しない?
見聞色の覇気は極めると未来視ができる程に優れた覇気ですがその発動には冷静さを保つ必要があります。ルフィが目の前に囚われない為に目を瞑って行ったようにちょっとした事で発動しなくなってしまうのが見聞色の覇気による未来視なのです。この未来視を防御の軸に据えているというのはカタクリの致命的な弱点と言えます。
弱点⑤心の弱さ
カタクリ最大の弱点と言えるのが心の弱さです。カタクリが普段冷静でいられるのはおやつの時間(メリエンダ)にそれ以外の時間で溜め込んだストレスを発散できてこそで、ルフィとの戦いの中でこの時間が過ぎそうになるとカタクリはかなりイライラした素振りを見せてしまいました。冷静でいる事が未来視の条件なのにイライラしては自ら条件を満たせないようにしているようなものです。
その上、カタクリは非常にプライドも高いです。ルフィとの戦いの最中、フランペが吹き矢でルフィを攻撃しカタクリを援護しようとすると怒り狂い、自らの腹をエグッて対等に戦おうとする姿勢を見せます。上手くいけばカッコいい行動ですが、やはり怒りに任せて行動してしまう心の弱さがカタクリ最大の弱点と言えます。
カタクリの強すぎる能力やルフィとの戦いの結果
カタクリの強すぎるモチモチの実の能力
弱点を見ても分かるようにモチモチの実の能力の弱点と言えるのは実質水だけです。しかもカタクリは覚醒させているので周囲をモチに変える事ができ、覇気と組み合わせてルフィのゴムゴムの実の能力の上位互換のように振る舞って戦う事が出来ました。特に相手を捕獲する能力、攻撃性能で言えばモチモチの実は強すぎる能力です。
もしカタクリが精神的に大きく成長し、精神面での揺さぶりが効かなくなると元々弱点が水以外にないモチモチの実は手のつけようがなくなくなってしまう程に強すぎる性能を発揮しています。仮に覇気がなかったとしても戦闘においては近距離も遠距離も対応ができ、手数も増やす事ができ、相手を拘束する事も可能とかなり万能な能力であると言えます。
モチモチの実はロギア系?
モチモチの実は週刊少年ジャンプ掲載時には特殊なロギア系の悪魔の実と説明されていました。確かにロギア系に近い性質を持っていますが、ファンの間ではモチは人工物なのにロギア系?と疑問を呼びました。この掲載は単行本収録時に訂正され超人系悪魔の実が覚醒した事でロギアに近いような性質を持っている形になっています。
ルフィとの戦いの結果
ルフィとの戦いではゴムゴムの実と近い性質を持つモチモチの実の能力をフルに活用しルフィの技を模しながらも上回ってみせるという圧倒的な戦い方で有利に進めます。しかしルフィとの戦いが長期戦になるにつれてカタクリは様々な出来事を理由にイライラしてしまい冷静さを失っていきます。ルフィはこの隙を上手くつき勝利を収める事が出来ました。
単純な実力差という意味ではホールケーキアイランド編時点ではカタクリの方が強いかも知れませんがカタクリに無くてルフィにあったのが心の強さです。ルフィはカタクリの攻撃を何度も喰らいながらも立ち上がり最後に勝利をもぎ取った形でした。裏を返せばカタクリの心の弱さが露呈したカタクリの敗北と言えます。
カタクリの声優
杉田智和のプロフィール
アニメワンピースにてカタクリの声優を務めたのが杉田智和さんです。低めで特徴的な声質の声優さんで、独特のゆるさとテンポからギャグもシリアスもどっちもあるキャラクターを演じる機会が非常に多いです。アドリブ力も高く台本の中にアドリブ枠を設けられる事もあるほどである他、トークスキルが高く、他の声優のモノマネが上手いなど様々な特徴を持っている声優さんです。
元々自身も重度のオタクであり非常に広い守備範囲を生かしてラジオのトークにつなげたり、自身も声優でありながら声優ファンを公言している声優さんでもあります。
杉田智和の主な出演作品
杉田智和さんがこれまでに声優を務めたキャラクターとしては「銀魂」の坂田銀時役、「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョン役、「ジョジョの奇妙な冒険」第2部でのジョセフ・ジョースター役、「SKETDANCE」の笛吹和義役、「K」の宗像礼司役、「テラフォーマーズ」の蛭間一郎役、「暗殺教室」の烏間惟臣役、「バッカーノ」のグラハム・スペクター役、「ワールドトリガー」の影浦雅人役などがあります。
近年出演した作品としては、「ヲタクに恋は難しい」の樺倉太郎役、「ブラッククローバー」のゲルドル・ポイゾット役、「七つの大罪」のエスカノール役、「ゴブリンスレイヤー」の蜥蜴僧侶役、「猫のニャッホ」のニャッホ役、「消滅都市」のタクヤ役、「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」の高田馬場ジョージ役、「真・中華一番」のレオン役などで出演しています。
カタクリに関する感想や評価
カタクリってたしかに基礎戦闘力も能力も強いけど
— カチコチ (@katamattyaunaa) October 26, 2019
モチモチの実の能力自体は他の作品だと大ボスにはならなそうな感じ好き。
ここからは既にワンピースを視聴した人のカタクリについての感想を紹介します。強すぎと言われるカタクリのモチモチの実の能力ですが、ホールケーキアイランド編ではビックマムのソルソルの実を初めより凶悪な悪魔の実が登場していた事もあって単純な戦闘力は高そうでも影響力はそこまでなさそうと言われる結果になっています。能力自体はシンプルな分、強すぎる印象があるという声も多いです。
最近ワンピース気になったから調べてるけどカタクリってやつ強すぎて最早ロギア系に匹敵してるやんけ。
— 赤マル@赤枝の騎士 (@bellzerk81) October 28, 2019
こんなん勝てるのか?
ただカタクリがモチモチの実を覚醒させた事が強すぎと言われる要因にもなっていると言えます。まだ超人系の覚醒者はドフラミンゴと合わせても2人だけという事、覚醒させた事で悪魔の実の能力としては完全にゴムゴムの実の力を上回っていた事から仮にカタクリ自身の心の弱さという弱点を克服されたら勝てないのではないかと言われる程にモチモチの実の能力が強すぎると言われています。
同じ声優でも、チンさんや銀さん、ピピ美のような面白いキャラやクロムやジョセフなどの王道的なキャラ、MGSVのカズヒラやカタクリのようなシリアスキャラなど色々と色々と演じ分けてるのがすごい。
— K&T&K@新しい絵柄の試験中 (@harunatyper) December 8, 2019
カタクリの声優を務めた杉田智和さんに関しては既に多くのキャラクターを演じその演じ分けには定評があっただけにシリアス一辺倒なカタクリもしっかり雰囲気が出ていてよかったという声が非常に多いです。
カタクリの弱点まとめ
カタクリはワンピースのキャラクターの中でも強すぎると話題になったキャラクターの1人です。最終的には弱点である心の弱さをついてルフィが勝利しましたが、覚醒したモチモチの実の能力には水以外に弱点らしい弱点がなく、その水も気休め程度の弱点でしかない為、悪魔の実としてのスペックが高すぎと言われる能力になっています。カタクリが覇気を達人の域まで極めてる事もあり全体的に強すぎる印象が多くなっています。
カタクリはルフィに敗れこそしましたが、敗れた場所はホールケーキアイランド内であり、加えてビックマム海賊団が続くワノ国編にも乗り込んでいる事から再登場の可能性も高くなっています。カタクリの再登場にも注目しながらワンピースを視聴してみてはいかがでしょうか?