【ワンピース】スパンダムは元CP9指令長官！強さや過去・その後は？

• 作品名：ONE PIECE(ワンピース)
• 原作：尾田栄一郎(おだえいいちろう)
• ジャンル：冒険海賊少年漫画
• 掲載誌：週刊少年ジャンプ
• 連載期間：1997年7月～

ワンピースは、1999年から連載がスタートし2020年2月現在も連載が続いている尾田栄一郎の代表作品です。ワンピースは、世界42か国以上で翻訳されて販売されていて、最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズとしてギネスにも記録されるほど、世界的に人気を集めている日本を代表する漫画シリーズです。2020年2月現在では、単行本95巻が発刊されています。

漫画ワンピースは高い人気を集めており、1999年からアニメ放送もフジテレビ系列でスタートしました。アニメ版ワンピースも現在でも放送されており、感動するストーリーが性別や年齢問わず愛されています。アニメ以外にも、ゲームや小説、実写版のイベントや、多くの企業とコラボするなど様々なメディア展開がされている人気シリーズです。

ワンピースは、大海賊時代を舞台に、海賊王を目指してワンピースというひとつなぎの大秘宝を求める少年のルフィが主人公の物語です。海賊王になるべく船で航海し、旅をしながら仲間を見つけ仲間とともに海賊王を目指していく冒険物語です。面白く楽しめるのに、仲間との友情など感動するストーリー展開が人気を集めています。

CP9(サイファーポールナンバーナイン)の司令長官として登場するワンピースに出てくるキャラクターが、こちらの画像のスパンダムです。スパンダムは、3月11日生まれ・偉大なる航路出身の元CP9の司令長官で、現在は世界貴族直属の諜報機関のCP0に所属しています。スパンダムは下品でとてもいやらしい性格のため、司令長官ではあるものの部下からは全くと言っていいほど信頼されていません。

スパンダムが下品といわれている理由は、自身が持った権力や地位・職権すべてを使って乱用し、常にやりたい放題をし続ける悪党だからです。スパンダムはゾウゾウの実を食べた武器を持っているものの、実力や強さはそこまでで権力に頼って生きている人物です。スパンダムはドジな一面も多く、多く司令官なのに頼りないキャラクターです。

スパンダムは、常に革でできたマスクを顔に装着しています。スパンダムがマスクをつけている理由は、10年前の過去にフランキーに殴られたことです。麦わらの一味になる前の過去に船大工として暮らしていたフランキーが、フランキーの師匠のトムがスパンダムの策略によって裁判にかけられてしまった際に思いっきり殴り、完治することができないケガをスパンダムに負わせたからです。

フランキーがスパンダムに完治することができない傷を過去に負わせてしまったため、スパンダムの素顔はほとんど見ることができません。過去の回想シーンなどで出てくるスパンダムの素顔は、色が違うユニークな鼻と目の周りが黒い色白な肌でパンダのような素顔です。このパンダのようなスパンダムの素顔は名前から連想されているのではないか？といわれています。

ルフィ達の敵役として登場するスパンダムですが、スパンダムの強さはどの程度のものなのかご紹介します。はっきり言って、スパンダムは強くありません。スパンダムは悪魔の実を食べた悪魔の実の武器を持つ能力者で、ゾウゾウの実の剣を持っています。スパンダム自身は強くありませんが、この悪魔の実を食べた武器・ファンクリードの能力はとても高いです。

スパンダムは権力だけを振りかざしているだけで、強さの実力はないため自身の部下からも馬鹿にされています。しかし、スパンダムはファンクリードを所持しファンクリードを使うことができるので、ファンクリードを使用しているときのスパンダムはある程度の強さを誇ります。しかし、スパンダムはファンクリードの力を100パーセント発揮できていません。

ワンピースには、覇気という能力が出てきます。覇気は、ワンピース上に登場するキャラクター全てが持っている能力ですが、覇気をつかうことと持っていることは全くの別物とされています。覇気は、見聞色・武装色・覇王色の3種類あり、厳しい鍛錬と努力によって兼ね備えるものである程度のレベルに達している強い人物は覇王色以外の覇気は持っています。(覇王色だけ特殊です。)

ある程度のレベルに達している人物は覇気を持っていて、海軍の中将になると大体の人物は皆覇気を操ることができます。スパンダムもCP9の司令官という肩書があるので、覇気を持ち合わせていそうなものですが、スパンダムは弱く覇気を習得していません。

暗殺集団とも呼ばれている高い能力を持った強いものばかりの集合体のCP9のメンバーですが、スパンダムは本当に全くと言っていいほど強くありません。CP9のメンバーと比較すると、とても弱いスパンダムですが、弱すぎるのに司令長官になっているのはスパンダムの父親のスパンダインが権力のある人物だったため、コネと権力を使い司令長官になったと考えられています。

スパンダムの父親・スパンダインは、22年前の過去にCP9の長官を務めていました。父親のスパンダインもスパンダムと同じく、戦闘能力などの強さは高くありませんが、自身の持つ出世欲から長官まで上り詰めています。そのため、スパンダムよりも強欲で権力を振りかざし地位を獲得した父は、その権力を使い息子に後を継がせたと思われます。

スパンダムは権力のためなら何でもするためよくクズと呼ばれますが、スパンダムは過去にもクズといっても過言ではないひどいことをしていました。スパンダムがいつも革のベルトのようなものをつけているのは、フランキーに殴られたからだと述べましたが、その殴るに至った経緯がとてつもなくひどいものだったからです。過去のスパンダムはCP5の長官をしていました。

CP5のスパンダムは、古代兵器と呼ばれるすごい兵器を自らのものにするためにフランキーやフランキーの師匠のトムを悪人に追いやった過去があります。フランキーが作った船で勝手に海軍を攻撃するなどそのやり口はとてつもなく卑怯で、トムを死刑に実質的に追いやったのもスパンダムです。スパンダムは過去から卑劣で、今もなお権力を気にする生き方をしています。

スパンダムはCP9の司令長官だったものの、麦わらの一味やCP9のメンバーであったロビンにボロボロにされてしまいます。CP9がやられてしまったのは、スパンダムの責任でもあるもののスパンダムは責任をCP9のほかのメンバーにすべて押し付けておとがめなしのポジションに回ります。

スパンダムは現在、ワンピースの中で最も誇り高く気高き血族と呼ばれている世界貴族(天竜人)の直属の諜報機関として存在するCP-0のメンバーとして活動しています。CP-0をまとめている総監は、かつてCP-9の時にスパンダムの部下だったロブ・ルッチで、実質的にポジション的にはスパンダムが下になったといえます。

ロビンや麦わらの一味にやられてしまったスパンダムは、どういった経緯でCP-9の長官からCP-0のメンバーになったのかということがなかなか描かれておらず、それまでの2年間が空白といわれています。父のおかげで権力を手にいたスパンダムでしたが、その空白の2年間の間に、父親のスパンダインが病気になってしまい父親の権力が弱まったという事実があったようです。

父親の権力を失いつつあったスパンダムは、CP-0の長官になることはできずルッチが総監で、CP-9のメンバーとして活動することになったようです。父に似て権力や立場をとても大切にするこだわりが強いスパンダムは、今の状況に納得がいっているかは不明ですが処罰を受けずに空白の2年間を過ごしたラッキーな人物ともいえそうです。

クズなのに愛されているキャラクタースパンダムの声優を演じたのが、こちらの画像の小野坂昌也(おのさかまさや)です。小野坂昌也は、1964年10月13日生まれ・大阪府出身で青二プロダクションに所属する声優です。小野坂昌也は、声優として1985年にデビューを果たします。その後、ナレーターや、リングアナウンサー・ラジオパーソナリティなど多彩に活動している芸能人です。

• 作品名：テニスの王子様
• 原作：許斐剛(このみたけし)
• ジャンル：少年テニスアニメ
• 放送局：テレビ東京他
• 放送期間：2001年10月～2005年3月

スパンダムの声優・小野坂昌也の主な出演作品が「テニスの王子様」です。テニスの王子さまは、テニスの名門中学校を舞台に、天才テニスプレイヤーとも呼ばれている主人公がおりなしていく人気青春テニスアニメです。テニスの王子様の中で、スパンダムの声優の小野坂昌也は、洞察力が優れた中学生のテニスプレイヤーの桃城武の役を演じています。

• 作品名：ボボボーボ・ボーボボ
• 原作：澤井啓夫(さわいよしお)
• ジャンル：ギャグバトルファンタジーアニメ
• 放送局：テレビ朝日他
• 放送期間：2003年11月～2005年10月

スパンダムの声優・小野坂昌也の主な出演作品が「ボボボーボ・ボーボボ」です。ボボボーボ・ボーボボは、マルガリータ帝国という未来の帝国を舞台にした、人類の髪の毛をテーマにしたギャグ物語です。スパンダムの声優を演じた小野坂昌也は、主人公の相棒的存在で目立ちたがり屋の首領パッチの役を演じています。

• 作品名：ワンパンマン
• 原作：ONE
• ジャンル：ヒーローアクションギャグアニメ
• 放送局：テレビ東京他
• 放送期間：2015年1月～12月(第1期)、2019年4月～7月(第2期)

スパンダムの声優・小野坂昌也の主な出演作品が「ワンパンマン」です。ワンパンマンは、様々な敵をワンパンチ(ワンパン)で倒す最強といわれるヒーローが主人公の物語です。スパンダムの声優を演じた小野坂昌也は、S級ヒーローで筋肉がとってもすごい男らしい外見のオカマのぷりぷりプリズナーの役を演じています。

スパンダムは、父親のおかげで権力を手に入れたり、今までの過去を見ても全くかっこいいとは言えず、本当にクズなことばかりをしているキャラクターです。悪役的要素が高く、言葉だけを見るとクズにしか見えませんが、人気を集めるキャラクターです。スパンダムはクズといい切れてしまうけど、クズすぎて好きといった声も多いキャラクターです。

クズといわれるスパンダムですが、スパンダムは実は仕事ができると評価する声も多いです。スパンダムは、父と同じく権力に関して強欲に動くキャラクターだから嫌われがちですが、実は仕事はできるやつ・味方にいたら心強いキャラクターかもしれないといった声も上がっています。クズだけど仕事はできるため、認められている愛されクズキャラともいえそうです。

クズといわれがちなスパンダムですが、スパンダムはおしゃれでかっこいいといった評価も獲得しています。クズ過ぎるキャラクターといわれているのは、敵のキャラクターだからなのであって、父のおかげかもしれないが権力があり、向上心がとても高い・やられても這い上がってくる姿がかっこいいといったスパンダムを評価する声も多い、愛される敵キャラクターです。

CP-9の長官として登場したスパンダムは、長官になったのは父親のおかげといったことが強く、実際の強さは低レベルといった声が多いクズなキャラクターです。しかし、クズなキャラクターではあるものの、実は仕事ができるといった評価できる点もあり憎めないキャラクターとして人気も集めています。スパンダムが気になった方は、一度ワンピースを見てみてはいかがでしょうか？