【キャプテン翼】カール・ハインツ・シュナイダーはドイツの皇帝！声優や名言・技は？

今回は「キャプテン翼」で「ドイツの若き皇帝」と称されるカール・ハインツ・シュナイダーというキャラクターについて、そのアニメ声優やファンの印象に残った名言を紹介し、当時大ブームとなったシュートや技もみていきます。まず、ここでは「キャプテン翼」の作品情報をみていきます。

「キャプテン翼」は週刊少年ジャンプで連載されていた高橋陽一先生によるサッカー漫画です。当時の少年少女たちの間にサッカーブームをもたらし、大ヒットとなりました。

「キャプテン翼」は多くの派生作品やアニメ化、劇場版化などがなされており、特にアニメは第1作が1983年10月〜1986年3月が放送され、第2作が1994年10月〜1995年12月が放送されました。さらに、第3作と第4作も2001年10月〜2002年10月と2018年4月〜2019年4月まで放送されていました。

サッカーが大好きな少年・大空翼が南葛小学校への転校をきっかけに、天才小学生キーパーの若林源三や岬太郎、日向小次郎などといったライバル・仲間と出会い、小学校の全国大会での優勝を目指して奮闘するストーリーです。なお、物語の舞台は小学校から中学生、ジュニアユースと主人公の成長とともに移り変わっていきます。

「キャプテン翼」に登場するカール・ハインツ・シュナイダーはドイツのハンブルク出身の選手で「ドイツの若き皇帝」や「ミスター・ヨーロッパ」という異名を持っています。カール・ハインツ・シュナイダーは西ドイツのジュニアユース及びドイツのユース代表において、キャプテンを任され、フル代表にも選ばれたことがあります。

その誕生日は7月4日、身長は179cm、体重は66kg、血液型はO型となっています。そして、ポジションはフォワード（FW）で、大空翼のようなテクニックと日向小次郎のようなパワーを併せ持っています。そのため、西ドイツのジュニアユースに所属していた時の監督からは次のコメントで評されました。

また、カール・ハインツ・シュナイダーは若林源三の西ドイツでの盟友であり、最大のライバルでもあります。そして、カール・ハインツ・シュナイダーの家族についてみていくと、父親のルディも元サッカー選手で有名な選手でした。さらに、マリーという名前の妹がおり、愛犬の名前はサウザーです。

ただ、カール・ハインツ・シュナイダーはワールドユース編では目立った活躍がみられなかったことから、一時期「かませ犬」的存在にみなされそうになる危機がありました。しかし、その後の「キャプテン翼 ライジングサン」では本領発揮し、見事な活躍で確かな実力を「キャプテン翼」ファンに見せつけました。

さらにU-23が開催され、出場国のそれぞれの代表が優勝を目標に掲げて邁進していく中で、ドイツ代表のカール・ハインツ・シュナイダーの人気もますます高まっていきました。また、後程紹介するカール・ハインツ・シュナイダーが発した数々の名言もファンの心に強く残り、物語の主要キャラとしての存在感を示すこととなりました。

「キャプテン翼」の人気キャラである「ドイツの若き皇帝」ことカール・ハインツ・シュナイダーの声を担当した難波圭一さん、堀川りょうさん、下崎紘史さんの声優3人についてみていきます。

1985年に放送されたアニメ「キャプテン翼」でカール・ハインツ・シュナイダーを演じたのは難波圭一さんです。難波圭一さんは1957年8月26日生まれ、山口県岩国市出身で藤賀事務所に所属しています。そして、声優としては1984年から活動を始め、声優の他に俳優やナレーターとしても活動しています。難波圭一さんの声優としての主な出演作品は次の通りです。

• 1984年「超人ロック」ロック役
• 1985年「機動戦士Ζガンダム」カツ・コバヤシ役
• 1985年「タッチ」上杉和也役
• 1985年「炎のアルペンローゼ」ランディ/ランディ・コルトー役
• 1986年「聖闘士星矢」魚座のアフロディーテ役、ジュリアン・ソロ役
• 1987年「北斗の拳」バッド役
• 1987年「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」ツインキャスト（ブロードキャスト）役
• 1989年「悪魔くん」こうもり猫役

• 1989年「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV」レオザック/ライオカイザー役
• 1990年「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」ポップ役、ミストバーン役
• 1992年「南国少年パプワくん」タンノくん（初代）役
• 1992-1993年「バトルファイターズ 餓狼伝説」シリーズのアンディ・ボガード役
• 1996-2001年映画「ドラえもんズ」シリーズのドラ・ザ・キッド役
• 1997-2015年「金田一少年の事件簿」佐木竜太役
• 2019年「聖闘士星矢 セインティア翔」魚座のアフロディーテ役

1985年に放送されたアニメ「キャプテン翼」でカール・ハインツ・シュナイダーを演じたのは堀川りょうさんです。堀川りょうさんは1958年2月1日生まれ、大阪府出身で「りょうちゃん」「ベジータ」の愛称で親しまれています。所属事務所はアズリードカンパニーで、1984年から声優としての活動を開始しました。堀川りょうさんの声優としての主な出演作品は次の通りです。

• 1986年「聖闘士星矢」アンドロメダ瞬役
• 1986年「時空の旅人」森蘭丸役
• 1988年「銀河英雄伝説 わが征くは星の大海 」ラインハルト・フォン・ミューゼル役
• 1989年「ファイブスター物語」レディオス・ソープ役
• 1989-2018年「ドラゴンボール」シリーズのベジータ役
• 1991-1992年「まじかる☆タルるートくん」原子力役

• 1992年「機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光」コウ・ウラキ役
• 1993年「剣勇伝説YAIBA」鬼丸猛役、庄之助役
• 1993-1994年「GS美神」横島忠夫役
• 1993年「疾風!アイアンリーガー」キアイリュウケン役
• 1996年〜「名探偵コナン」服部平次役
• 2007年「史上最強の弟子ケンイチ」谷本夏/ハーミット役
• 2014年「雨色ココア」天見浩司役

2001年に放送された「キャプテン翼（第3期）」でカール・ハインツ・シュナイダーを演じたのは下崎紘史さんです。下崎紘史さんは1977年9月25日生まれ、富山県出身で尾木プロ THE NEXTに所属しており、1990年代から声優としての活動を開始しました。下崎紘史さんの主な出演作品は次の通りです。

• 2004年「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」ティラノ剣山
• 2005年「アイシールド21」小判鮫オサム役、角口直角役
• 2004年「DEAD LEAVES」となりの囚人役
• 2010-2015年「World Series ヘタリア」デンマーク役
• 2008-2017年「夏目友人帳」牛顔の中級妖怪役など
• 2014年「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」望月俊樹役
• 2008年ゲーム「牧場物語 ようこそ!風のバザールへ」ウィルバー役、ムーチョ役

「ドイツの若き皇帝」カール・ハインツ・シュナイダーの名言1つ目は「サッカーは強い者が勝つんじゃない…」です。「キャプテン翼」の中でも特に有名なセリフの1つで、カール・ハインツ・シュナイダーがフランス国際ジュニアユースに出場し、日本大の決勝で発した名言です。チームが2-1で負けている中、カール・ハインツ・シュナイダーは仲間に対して、この名言を発しチームを鼓舞しました。

実はこのセリフは現実世界で「皇帝」と呼ばれる、フランツ・ベッケンバウアーが1974年の西ドイツ大会で優勝したときに言った言葉がモデルとなっています。「キャプテン翼」の世界でも「ドイツの若き皇帝」の異名を持つカール・ハインツ・シュナイダーが発し、多くのファンの心に残った名言として語り継がれているそうです。

「ドイツの若き皇帝」カール・ハインツ・シュナイダーの名言2つ目は「よしこい、俺にもってこい…」です。フォワードのポジションにつくカール・ハインツ・シュナイダーが味方に向けて言ったセリフで、自分が得点するからボールを自分のところに集めてくれ、という頼もしい名言となっています。

フォワードとしての実力も得点力も高い彼ならではの名言とも言えますが、実はこのセリフを最初に言ったのは大空翼だったそうで、カール・ハインツ・シュナイダーのオリジナルというわけではないようです。ただ、このセリフはカール・ハインツ・シュナイダーの名言として有名です。

「ドイツの若き皇帝」カール・ハインツ・シュナイダーの名言3つ目は「べつにこのハンブルクを裏切るつもりはない…」です。引く手あまたなスター選手ならではの悩みを表した名言と言われています。自身の評価が高いチームに移籍したいという気持ちは当然で責めることはできませんが、それまで一緒に戦ってきたチームの仲間からすれば他のチームに移るということは「裏切り」だと捉えてしまう人も当然いるでしょう。

そこで、カール・ハインツ・シュナイダーはハンブルクのチームを裏切るつもりはないとして、周囲に理解を求めました。理想のプレーを追い求めるカール・ハインツ・シュナイダーの選手としての誇りを感じられる熱いシーンの名言として知られています。

「キャプテン翼」のキャラの中で、最もかっこいいと評されるカール・ハインツ・シュナイダーのシュートに憧れた人も多く、その技は「キャプテン翼」の中で最も人気があるとも言われています。そんなカール・ハインツ・シュナイダーが放つ「ファイヤーショット」は、彼の代名詞とも言える技で「ファイヤー」という掛け声とともに放たれる彼のシュートは驚異的な威力を持っています。

そのシュートの威力は日向小次郎が放つシュート「タイガーショット」を凌ぐと言われています。また、カール・ハインツ・シュナイダーは1988年に発売されたゲーム「キャプテン翼」でもそんな最強のシュートを披露し、得意のドリブルも相まって倒すのが非常に困難なキャラとして知られていました。

シュートが人気であることが分かった「ドイツの若き皇帝」カール・ハインツ・シュナイダーと並び称される名選手として、彼と同じフォワードのポジションでブラジル代表のカルロス・サンターナを挙げることができます。カルロス・サンターナは勝利至上主義であるため「サッカーサイボーグ」との異名を持つ選手です。

カルロス・ハインツ・シュナイダーとカルロス・サンターナの2人の実力は互角と言ってもよいほど、どちらも「キャプテン翼」の世界の中で最強クラスのストライカーとされるほど相当なものです。しかし、カルロス・サンターナを「柔」とすれば、カール・ハインツ・シュナイダーは「剛」と言い表すことができ、2人のプレースタイルはまったくの真逆と言えるそうです。

こちらは「キャプテン翼」に登場するカール・ハインツ・シュナイダーに関するツイートです。カール・ハインツ・シュナイダーがとてもかっこいいという感想となっています。

こちらも「キャプテン翼」に登場するカール・ハインツ・シュナイダーに関するツイートです。カール・ハインツ・シュナイダーが最も魅力的なキャラだと評価されています。

こちらも「キャプテン翼」に登場するカール・ハインツ・シュナイダーに関するツイートです。カール・ハインツ・シュナイダーの魅力は作中に登場する海外キャラの中でダントツだと評価されています。

いかがでしたか？「キャプテン翼」に登場するカール・ハインツ・シュナイダーの名言やシュート・技、アニメ声優などについて紹介し、「ドイツの若き皇帝」という異名を持つことやその名言がファンの心に深く残っていることが分かりました。

そして、そのシュートは非常に人気があり、憧れて真似した人も多くいたことが分かりました。「キャプテン翼」で屈指の人気を誇る「ドイツの若き皇帝」カール・ハインツ・シュナイダーに皆さんもぜひ注目してみてください！