【落第騎士の英雄譚】黒鉄珠雫の死亡説の真相は？兄・黒鉄一輝との関係は？

『落第騎士の英雄譚(らくだいきしのキャバルリィ)』は、海空りくによる学園ファンタジー作品です。2014年4月に『スクウェア・エニックス・ガンガンONLINE』にて漫画が連載され、2015年にはテレビアニメ化が発表。学園ものであり現実世界のような雰囲気を醸し出してはいるものの、作中に魔法の概念が存在するファンタジーに近い世界観が設定されており、主人公・黒鉄一騎は戦士としての才能があるとは言い難い人物として描かれています。

ここでは『落第騎士の英雄譚』の簡単なあらすじを紹介します。舞台は自らの魂を武器に変換して魔法使い伐刀者(ブレイザー)との戦いが存在する世界。養成学校「破軍学園」に通っている主人公・黒鉄一輝はブレイザーと戦う魔法騎士を目指しているのですが、魔法騎士としての能力値が低すぎるため留年し、皆からは「落第騎士(ワーストワン)」と呼ばれていました。

そんな一輝でしたが、とある事情から皇女でありA級騎士のステラと戦うことになります。誰が見ても結果は歴然、周囲はステラの勝利を信じきっていたのですが、意外にも「落ちこぼれ」の一輝が勝利を飾ったのでした。次第に魔法を使う代わりに剣技を究極と呼ぶほどにまで磨き上げ、通常の枠にはまらない異端の「魔法騎士」となった一輝。

以来、落第騎士という汚名を返上する大活躍を見せていき、「無冠の剣王(アナザーワン)」と「七星剣王(セブンスワン)」という名誉を獲得します。そんな急成長を遂げてバトルを繰り広げる一輝と好意を寄せるステラとの恋愛模様が織り成す展開が楽しめる作品です。

• 名前：黒鉄珠雫(くろがねしずく)
• 所属：破軍学園1年4組
• 能力：水、氷
• 固有霊装：宵時雨
• 伐刀絶技：障波水連(しょうはすいれん)
• 仇名：深海の魔女（ローレライ）

黒鉄珠雫は『落第騎士の英雄譚』の主人公である黒鉄一輝の妹です。魔法騎士の名門である黒鉄家の中では黒鉄一輝とは違って、幼い頃から騎士としての才能を認められており、所属する破軍学園の中でもトップクラスの成績をおさめています。小柄で銀髪のショートカットというモテそうな容姿をしているものの、人見知りであるため他者とは距離を置きやすく、一方で黒鉄一輝に対しては兄弟の枠にとどまらない特別な感情を抱いています。

アリスこと「有栖院凪(ありすいんなぎ)」は黒鉄珠雫のルームメイトとして登場しています。人見知りで他者とは距離を置きがちな黒鉄珠雫ですが、アリスにはあっさりと心を開くなど、感知能力と洞察力を持った人物です。それも乙女の心を持つ男性だからなのでしょうか？本物の女性顔負けの女子力の持ち主であり、料理の腕はかなりのもの。黒鉄珠雫を妹のようにかわいがり、アドバイスをしたり心配したりするお姉さん的な存在です。

『落第騎士の英雄譚』に登場するステラは黒鉄一輝に色目を使う人物です。そんなステラにとっての黒鉄珠雫は、実の兄に邪な思いを抱くハレンチ娘であり、一方で黒鉄珠雫にとってのステラは兄に色目を使う雌豚。2人は互いにライバル視しており、犬猿の仲です。しかし、テレビ中継で放送された黒鉄一輝対東堂刀華の試合では、黒鉄一輝が勝利した後に彼がステラにプロポーズをしたため、黒鉄珠雫はステラを大切な存在だと認めています。

黒鉄厳は珠雫と一輝の父親です。黒鉄家の当主であり、国際魔導騎士連盟日本支部長を務める人物でもあります。高い地位に立った存在であるため、騎士としての才能がない黒鉄一輝に対して愛情を注ぐことがありません。そんな父の態度が珠雫は許せないのです。

珠雫は厳に対して「要件がないのなら、部屋に戻ります。私はお母さまからお手紙をもらって帰ってきただけですから」とセリフを述べていることから、敵意をむき出しにしているのがうかがえます。しかし、それでも厳は嫌われていることを全く意に介さない様子で、珠雫の成績だけにしか興味がないようです。さらにあからさまな嘘をつくため、そんな父親が珠雫を人間不信にした理由なのかもしれません。

人見知りであることから周囲から距離を取るクールな黒鉄珠雫。愛する黒鉄一輝に対してはかわいい一面を多く見せたり、美しい戦闘シーンなど多くのファンを獲得しているキャラクターですが、そんな彼女に死亡説が浮上した回がありました。アニメを見た感想を見る限り、多くの人がその説を信じたようなのですが、なぜなのでしょうか？ここでは、黒鉄珠雫の死亡説について、8巻ネタバレを交えつつ紹介していきます。

黒鉄珠雫の死亡説が浮上した『落第騎士の英雄譚』の7巻のラストでは、珠雫が七星剣武祭の代表選手を辞退したアリスに代わって出場しており、ステラや一輝と共に順調にステージを勝ち進んでいました。ところが三回戦に差し掛かった時、珠雫の対戦者である紫乃宮天音との対戦時間に姿を現しませんでした。その対戦者は「凶運」の名を持つ人物。

不審に思った審判が珠雫がいる控室のカメラを確認したのですが、なんとそこには無数の剣で壁に磔られ血だらけの珠雫と笑っている天音の姿が…。それから8巻の冒頭部分で死亡疑惑の詳細が明かされています。3回戦で対戦するはずの珠雫と天音だったのですが、勝った方のどちらかが次の対戦で一輝と当たることになっていました。そこで珠雫は天音が勝った場合のことを危惧していたため、先手を打つことを考えたのでした。

なぜなら、天音は一輝に対して何らかの恨みを持っていたからです。一輝の身を案じ、反則負けをしてでも天音を襲撃しようとします。しかし、その考えと天音の能力との相性が悪く、その能力がありとあらゆる偶然が重なることで必ず願いが叶うという「過剰なる女神の寵愛(ネームレスグローリー)」だったため、天音の返り討ちに遭ってしまいました。それからは天音と一輝との戦いとなりますが、死闘の末、一輝が見事勝利を収め決勝戦へと進みます。

やはり、『落第騎士の英雄譚』の7巻ラスト、無数の剣で磔にされた無惨な姿を見て多くの人が死亡したのでは？と感じたことでしょう。しかし、幸いにも命を取り留め、死亡を回避していました。死亡説が浮上するほどのエピソードや、一輝の身を案じて自らの危険を冒してまで助けたいと願った珠雫の気持ちが感じ取れるので、かなり満足度の高い一冊になったといえるでしょう。

珠雫は黒鉄一輝のことを愛していると簡単にお伝えしているのですが、2人の関係は兄妹なのです。そんな感情を周囲からは理解されていないものの、珠雫はそれをなんとも思っていません。やはり、死亡説の項から分かる通り自分の身を危険に晒しても兄を守りたいという純粋な気持ちを抱いているため、そんなところもまた彼女の魅力。ここでは、珠雫が一輝への愛情がうかがえるシーンを交えつつ紹介していきます。

黒鉄一輝のことを激しく愛する珠雫。そんな愛情を感じ取れるのが介抱シーンです。一輝は父が差し向けた赤座の策略によって収監されるのですが、そんな状況にもかかわらず最終試合会場へと向かっています。その時に崩れ落ちる一輝を、珠雫は涙をためながら「おかえりなさい、お兄さま」と言い優しく抱きしめていました。

その後、「黒鉄の家では決して自分のために笑わなかったお兄様が、学園では楽しそうに笑っていたから」と最終試験会場へと行かせたくないといった自分の気持ちよりも、一輝の気持ちを優先する優しい気持ちが溢れていたシーンとなっています。

介抱シーンに加えて、人前で一輝にキスをしたり男女の関係になってもいいと公言したりなど、限りなく特異な思考の持ち主が黒鉄珠雫。やはり周囲からは理解されない愛情ですが、一輝の幸せを切に願っているからこそ、そのような行動を取っているのです。

黒鉄珠雫のかわいい魅力を紹介していきます。見た目はもちろんのこと、さまざまな表情や戦闘姿までかわいいとの声が挙がっていました。そんな彼女のグッズも販売されていますので、グッズ紹介も伏せてご覧ください。

黒鉄珠雫の戦闘姿はかわいい魅力の1つです。珠雫の能力は水と氷に加え、可憐な舞を思わせる戦闘姿がステラとはまた違った美しさを醸し出しています。

黒鉄珠雫の可愛い魅力は、やはり女の子として大事な容姿です。上記の画像のように銀髪で美白を感じさせる見た目をしており、珠雫にはイケメンな一輝と同じ血が流れているのがうかがえます。

黒鉄珠雫が見せるかわいい魅力にはパートで見せる表情にも注目。その中でもジト目の表情がかなりの破壊力を持っていながらも、ファンからはかわいいと言われていました。

クールビューティーで一輝の幸せを切に願うかわいい黒鉄珠雫ですが、やはりかなりの人気があるようで、数あるかわいい表情の中からも選りすぐりのイラストが載せられたグッズがあります。フィルム風キーホルダーなのでぜひチェックしてみてください。

黒鉄珠雫は一輝に認めてもらうために努力を欠かしません。とはいうものの、騎士としての才能は幼少期から認められているほどの強さを誇ります。やはりその才能から数々の応用技を用いており、ド迫力のバトルを繰り広げていました。ここでは、珠雫が使う主な技「水牢弾」、「緋水刃」、「障波水連」とその他の技までを紹介していきますので、ぜひご覧ください。

1つ目の黒鉄珠雫の技は、宵時雨から発した弾を放つ「水牢弾」です。基本戦術として用いており、相手の顔に付けて動きを阻害することができます。相手の攻撃を回避する即遠距離カウンターとして有効なのですが、東堂には避けられていました。

2つ目の黒鉄珠雫の技は、宵時雨に水で形成した刀を纏わせた「緋水刃」です。まさに日本刀を思わせる形をしており、高圧の水によって抜群のキレ味を誇ります。

3つ目の黒鉄珠雫の技は、大量の水に魔力を与えて障壁を形成する「障波水連」です。相手の攻撃を無効化する技で、弾丸の勢いを殺したりら電撃を防ぐことができます。

上述した3つが主な技となっているのですが、他にも2つの技「凍土平原」「白夜結界」がありますので、それぞれの技の詳細もご覧ください。

黒鉄珠雫が使う技「凍土平原」は大量の水を地面にばら撒くことによって、その地面を凍らせるものです。いわゆる注意散漫を狙った技となっており、鈍足効果や足止めなどをおこないます。凍土へと変えるのは一瞬なので、それがこの技の強みといえるでしょう。

黒鉄珠雫が使う技「白夜血界」は、凍土平原を気体に変化させることによって作り出した霧で結界を周囲に生み出します。さらに水の分身をも気体化させることもできます。

• 伐刀者ランク：B
• 能力：水、氷
• 攻撃力：D
• 防御力：B
• 魔力制御：A
• 魔力量：C
• 身体能力：E
• 運：C

黒鉄珠雫は名門である黒鉄家の血を引く人物であり、幼少期から騎士としての才能を認められていました。その能力を鍛えてきたことから、やはりそうとうな強さを持っているようです。その中でも、魔力防御が最高ランクだとされているAランクを獲得しているので、誰にも気づかせずに発動することはもちろんのこと、複数の技を同時に発動することもできます。

黒鉄珠雫と学園最強とされている東堂刀華とのバトル。その時に凍土平原、水牢弾、障波水連、白夜結界、緋水刃と、上述した技の全てを使っていました。東堂の計り知れない力に畏怖する珠雫でしたが、それでも一輝への想いを確かめるために全ての力を使い激しい攻防戦を繰り広げていました。しかし、白夜血界で東堂の視界を奪って東堂の背後へと迫り、緋水刃で攻撃を与えようとしたのですが、東堂の「雷切」で斬り落とされてしまいました。

黒鉄珠雫は主にステラと一輝に対するセリフが印象的で、ステラに対しては暴言雑言、一輝に対してがあぶない意味でのセリフとなっており、どれもが強烈なセリフとなっていました。ここでは、それぞれの人物に対する珠雫のセリフを紹介していきます。

ステラに放ったセリフのほとんどは暴言です。「デブ」、「足太いですよ」、「どこぞの雌豚と違ってお兄様に色目を使っていません」など、セリフから明らかにステラを挑発し、敵対心を剥き出しにしているのがうかがえます。

珠雫がステラとの口喧嘩で述べたセリフはどれも面白いといわれています。特に珠雫の出番がなかった時のセリフはお約束の口喧嘩となりました。「雌豚」はいつものセリフでしたが、「家畜ぶーミリオン！」とステラに向かっていったセリフは、強烈でいてかなり面白いものとなっています。

ステラに対するセリフはどれもが罵倒雑言で強烈なものでしたが、愛する黒鉄一輝へのセリフも危ないという意味で強烈なものとなっています。「固い絆で結ばれた兄妹が口づけするのは自然な流れ」というセリフはまだ優しいもので、次に「添い寝して看病しましょうか？」というセリフ、最後のセリフがかなり危なく「夜のまぐわいですら、ただの挨拶」ときているので、さすがに理解を超えたものであることがうかがえます。

• 名前：東山奈央(とうやまなお)
• 愛称：奈央ぼう、とーやまん
• 出生地：東京都
• 生年月日：1992年3月11日
• 職業：声優、歌手
• 所属事務所：インテンション

黒鉄珠雫の声優を担当したのが「東山奈央」さんです。『鋼の錬金術師』に感動したことが声優を目指すきっかけとなり、以来「声で心を動かす」ということに興味を持ち出したようです。それからは高校進学と同時に「日本ナレーション演技研究所」に入所し、そこで開催されたオーディションに合格しアーツビジョンに所属しています。

その後、2010年に放送されたアニメ『神のみぞ知るセカイ』の中川かのんと『STAR DRIVER 輝きのタクト』のスガタメ・タイガー役で声優デビューを果たしています。

『学戦都市アスタリスク』に登場するクローディア・エンフィールドは、星導館学園の生徒会長を務める女の子です。落ち着いた雰囲気と美貌を持ち合わせており、さらに才女という魅力溢れるキャラクターとなっています。

『ラブライブ!』に登場する高坂雪穂は、主人公である高坂穂乃果の妹です。「よし、帰ったらお説教だ！」というセリフからしっかり者でありながらも、なんだかんだお世話好きなかわいい女の子であることがうかがえます。

『きんいろモザイク』の九条カレンは、日本人の父親とイギリス人の母親を持つハーフであり、資産家の令嬢でもあります。「あれ～あやや、何か心配事ですか～」と語尾に「～」をつけるのが特徴で、天真爛漫な女の子であることがうかがえます。

『はたらく魔王さま!』に登場する佐々木千穂は、主人公である真奥に想いを寄せるバイト先の後輩です。周囲からは「ちーちゃん」の呼び名で親しまれており、「魔王さんに～まさかと思いますけど～手作りですか～！」というセリフから率直なかわいいキャラクターであることがうかがえます。

こちらは珠雫の死亡説についての感想が述べられています。やはり、その死亡説に対して共感しているようで、それも天音の能力「過剰なる女神の寵愛(ネームレスグローリー)」が強力だったからこそ死亡説が浮上したことがううかがえます。しかし、珠雫の切なる気持ちが人気に拍車をかけたようなので、同じ感想を抱いた人は多いのではないでしょうか？

こちらは『落第騎士の英雄譚』が感動すると言われつつ、珠雫がかわいいともいわれています。載せられている画像は一輝を下から眺めているシーン。他にもこのシーンがかわいい思った視聴者はきっと多いことでしょう。

こちらは珠雫が繰り出すド迫力のバトルシーンについての感想です。普段のかわいい珠雫も魅力で気だと言われていますが、カッコいい系の珠雫もまた魅力があると言われているので、より一層の人気を獲得したのがうかがえます。死亡を回避した珠雫は今後も登場するので、応援し続けましょう。

『落第騎士の英雄譚』の主人公である黒鉄一輝のことを溺愛する黒鉄珠雫。黒鉄珠雫の死亡説の真相をはじめ、黒鉄一輝との関係やセリフ、技、声優などを紹介してきましたが、いかがでしたか？見た目はもちろんのこと、戦闘シーンまでもがかわいい彼女は、やはりかなり人気が高いキャラクターでした。そんな珠雫の死亡が浮上してしまったため、心配したファンも多かったようなのですが、幸いにも死亡を回避しています。

黒鉄一輝に対するセリフから異常なまでの愛情が感じ取れるのですが、それも一輝の幸せを願っているからこそのもの。クールビューティーでありながらも、心優しくかわいいい一面を見せてくれる珠雫に今後も期待しておきましょう！