【うる星やつら】チェリーこと錯乱坊はトラブルメーカー？名言・セリフや声優情報も

アニメ化された大人気漫画うる星やつらに登場するチェリーこと錯乱坊。チェリーは本名不明の遊行僧です。本人は「とある高僧」と自称しています。作中度々用もなく現れ、不気味な発言をしたりする不思議なキャラクターです。うる星やつらのコミカルな部分を担っている独特なキャラクターです。

本記事ではアニメ化されたうる星やつらに登場するチェリーこと錯乱坊について、初登場時の様子やアニメで演じた声優などをまとめてご紹介していきます。またチェリーがトラブルメーカーと言われている理由や作中で発言したセリフや名言についてもまとめていきます。

うる星やつらとは高橋留美子の初期漫画を原作としたアニメ、映画、舞台などの関連作品のことです。当時の少年サンデーを支えた二本の柱とも呼ばれる大ヒット作品です。女好きで浮気者の諸星あたると一途にあたるを愛する美少女宇宙人・ラムのドタバタの日常を描いたコメディ漫画です。当初は短期集中連載として始まった漫画ですが、読者から好評を得て長期連載へと移行されました。

一話完結型の物語で、当初はSFやドタバタ騒ぎを中心としたギャグコメディ、のちに恋愛を中心としてギャク要素を含む作風になりました。連載の後半には徐々にギャグが抑えられ、シリアスな展開も盛り込まれていきました。美少女宇宙人のラムは当時の若者に衝撃を与えた魅力的なキャラクターで、未だ根強いファンを多く持っています。

宇宙人の鬼族が地球に侵略に訪れました。鬼族は圧倒的な軍事力と技術力を持っており、地球を征服するのは非常に簡単なことでした。しかし、簡単に征服できては面白くないと考えた鬼族は鬼族の代表と地球の代表が一騎打ちで戦うことを望みます。

その一騎打ちの戦いの方法は鬼族の伝統である「鬼ごっこ」でした。地球代表に選ばれたのが主人公の諸星あたるです。最初はやる気を見せないあたるでしたが幼馴染の三宅しのぶが色仕掛けであたるのやる気を引き出します。

「勝ったら結婚できる！」と下心満載でやる気をみせたあたるは鬼族代表であるラムを必死で追いかけます。追いかけるさいに「勝ったら結婚じゃ～」と叫んだために、それを自分に言われたと勘違いしたラムがあたるのことを受け入れます。鬼ごっこの結果は地球の勝利とあり、鬼族からの侵略は免れますが、あたるの家に押しかけ女房としてラムが住み着くのでした。

うる星やつらの主な登場人物を紹介します。うる星やつらのメインキャラクターは主人公の「諸星あたる」とメインヒロインの「ラム」です。あたる自身が作中で「おれが主役だ」と発言しており、また原作者の高橋留美子先生も「あたるが主役」と答えてはいますが、ヒロインのラムが爆発的に人気を集め、作中でも主役級として描かれています。

他には、ラムのいとこの「テン」、ラムの幼馴染の「ラン」、あたるのクラスメイトでライバルでもある「面堂 終太郎」、あたるの同級生で幼馴染の「三宅 しのぶ」、あたるのクラスメイトで親に男として育てられた女性の「藤波 竜之介」が登場します。それぞれが個性的なキャラクターで、うる星やつらのドタバタな日常をさらに盛り上げています。

チェリーこと錯乱坊は「うる星やつら」の登場人物です。いつも突然現れる神出鬼没なキャラクターです。大食いでお酒を飲むというあまり真面目とは思えないお坊さんです。いつも顔面のドアップで現れ、周囲をおどろかせます。初登場時は4.5頭身ほどありましたが、のちに2等身のデザインで定着しました。

チェリーが「不吉じゃ！」というといつもトラブルが起こるため、トラブルメーカーとも言われています。また不吉を予想するだけでなく、初登場時にはチェリー自体もあたるを川に突き落としたりと、無用な混乱をつくるキャラクターです。チェリーが場を乱すことによって、他のキャラクター達がドタバタに巻き込まれることが多く、トラブルメーカーと言われています。

チェリーの初登場時の様子は一体どんなものだったのでしょうか？チェリーは初登場時に「とある高僧」と自称していました。また初登場でありながら、主人公のあたるにむかって「まれなる不運の顔面層」と失礼な発言をしています。初登場時からドタバタを引き起こすトラブルメーカーだったと言えるでしょう。またチェリーの初登場はメインヒロインのラムよりも早く、うる星やつらの世界観を盛り上げる重要なキャラクターです。

チェリーこと錯乱坊の姪で巫女のサクラを紹介します。サクラの本名は不明で、周囲からは「サクラ」「サクラさん」「サクラ先生」と呼ばれています。サクラは錯乱坊の妹である母と自宅で二人暮らしをしており、婚約者に西洋魔術師の「尾津乃つばめ」がいます。スタイル抜群の美人で、とてもチェリーの姪には見えない容姿をしています。あたるが通っている友引高校で養護教諭を途中から務めるようになりました。

チェリーには妹がおり、先に紹介したサクラの母親です。見た目はチェリーとそっくりであり、サクラの端麗な容姿は誰に似ているのか気になる所ですが、父親は一度も登場したことはなく謎のままです。チェリーの妹であり、サクラの母の声優はチェリーの声優と同じ永井一郎さんが担当されていました。

ここまでうる星やつらの作品情報やチェリーのプロフィールなどをまとめていきました。ここからはうる星やつらの作中で発言したチェリーの印象に残る名言とセリフを紹介していきます。

最初に紹介する名言とセリフは「不吉じゃ」です。この名言はチェリーの決めセリフであり、作中で何度も使用しています。チェリーが現れるときはいつも唐突で脈絡がないのですが、このセリフ・名言を言いながら突然現れることが多いです。そしてこの名言の通り、いつも諸星あたるもしくはうる星やつらに登場する他のキャラクターに不幸または事件が訪れドタバタな展開になっていきます。

続いて、うる星やつらの作中で発言したチェリーの印象に残る名言とセリフを紹介していきます。次に紹介する名言とセリフは「運命（さだめ）じゃ」です。この名言は先に紹介した「不吉じゃ」と同じくチェリーの決めセリフであり、作中で何度も使用しています。

最後に紹介する名言は人間の煩悩について指摘する鋭いセリフです。修業を積んでいるチェリーの口から出た重みのある名言です。

ここまで、うる星やつらのチェリーの名言・セリフを紹介していきました。ここからは大人気のドタバタラブコメディ漫画うる星やつらのチェリーの声優をまとめていきます。うる星やつらのチェリーの声を担当した声優は2人います。まずは初代チェリーの声優を務めた永井一郎さんについて紹介します。

• 名前：永井 一郎
• 性別：男
• 出生地：大阪府池田市
• 血液型：A型
• 身長：159cm
• 誕生日：1931年5月10日
• 没年月日：2014年1月27日（82歳没）
• 職業：声優・ナレーター・俳優
• 事務所：最終所属は青二プロダクション
• 声優活動のジャンル：アニメ・特撮・ゲーム・ナレーション・吹き替え

声優の永井一郎さんは声優界の重鎮の一人であり、アニメ創成期より数多くの作品に出演しています。それではチェリーこと錯乱坊の声優を務めた永井一郎さんが声優を務めた代表的な役をご紹介します。

国民的アニメ「サザエさん」の初代磯野波平役、「ゲゲゲの鬼太郎」の子泣き爺役、「宇宙戦艦ヤマト」の佐渡酒造役、「機動戦士ガンダム」のナレーション、「ドラゴンボール」の猫仙人 ・カリン・鶴仙人役、「らんま1/2」 の八宝斎役など、数多くの人気作品で主要人物を担当している人気声優です。

続いて、チェリーの声優を引き継ぎ、2代目チェリーの声優となった永井一郎さんについて紹介します。

• 本名：梅津 秀之
• 性別：男
• 出生地：愛知県
• 血液型：O型
• 身長：170cm
• 生年月日：1955年7月24日
• 職業：声優、俳優
• 事務所：81プロデュース
• 声優活動のジャンル：ナレーション、アニメ、ゲーム、吹き替え

チェリーこと錯乱坊の2代目声優を務めた梅津秀行さんは他にも多数の人気作品に出演しています。「天使な小生意気」の小悪魔役、「サルゲッチュ 〜オンエアー〜」のハカセとウッキーレッド役、「爆丸バトルブローラーズ」のナーガ役、「ブレイク ブレイド」のエレクト役など、多数の作品で声優を務めています。

また、梅津秀行さんは声優活動の他、ナレーションを多く担当しており報道番組などで活躍されています。バラエティ番組ではボイスオーバーも多数担当しています。アメリカ発祥の世界中で愛されているアニメ「ルーニー・テューンズシリーズ」では日本語版ナレーターと端役を長年にわたって務めています。さらにスーパー戦隊シリーズに何度も出演しています。

うる星やつらのチェリーは不吉なキャラクターですが、未だ人気の高いキャラクターで「かわいい」と言われることがあるようです。今回はチェリーのかわいい魅力についてまとめていきます。

チェリーは初登場時に「とある高層」と自称しています。たびたび不吉な予言をし、その予言は高い確率で的中してはいますが、ほとんどの場合状況が好転することはなくむしろ悪化させています。しかし、クラマ天狗族のクラマ姫は高僧として認めているようです。

生臭坊主と思わがちなチェリーですが、実は法力を扱うことができます。法力をつかってマンダラに鬼軍と福神軍との運動会を映し出したことがありました。普段から「なまんだぶ」と念仏を唱えることも多い不思議なキャラクターです。

チェリーは友引町内の空き地にテントを張って住んでいます。時折、あたるの家に上がり込んで、食事を勝手に平らげてしまいます。チェリーは食事を平らげて「まれなる不運の顔面層」をもつあたるの家に徳を積まして災いから守っていると主張しています。

チェリーはコタツネコとよく一緒にいることが多いキャラクターで仲が良いと言われています。コタツネコは人間の大人と同じくらいの大きさの化け猫です。江戸時代の寒い冬に凍死した化け猫のためコタツに執着を持つようになりました。のんびりした性格でチェリーと相性がいいようです。

チェリーには守護霊ともいえる背後霊がおり、大柄な僧侶が憑依しています。この背後霊と姪のサクラの背後霊（守護霊）は非常に仲が悪く、いつもケンカをしています。チェリーとサクラ自体は仲が良く良好な関係を築いています。

チェリーはとにかくよく爆発します。「先天的自爆体質」と他のキャラクターから呼ばれています。爆発することで驚きを表現したりと、コミカルな動きを行うネタ要員です。爆発する際には「ちゅどーん」という効果音が出ることが多いです。

チェリーは「うる星やつら」に登場する回数が非常に多いキャラクターであり、また面倒を引き起こすトラブルメーカーですが、なんとラムから電撃をくらったことがありません。しかし、度々状況を悪化させ混乱を招くことが多い為、ラム以外の登場人物から殴られることが多いキャラクターです。

チェリーは「うる星やつら」のキャラクターですが、作者が同じ作品「らんま1/2」「境界のRINNE」「犬夜叉」などに隠れキャラとして登場しています。一度高橋留美子先生の他作品をご覧になって、チェリーを探してみてはいかがでしょうか？

うる星やつらのチェリーに関する感想や評価を紹介します。チェリーの言動がおもしろいといった感想を持つ視聴者は非常に多いです。

チェリーの声優である永井一郎さんの命日にはたくさんの追悼のコメントがツイッターに溢れました。チェリーやサザエさんの波平役など、誰もが耳に慣れ親しんた声を持つ、多くの人に愛された名声優でした。

うる星やつらのコラボカフェがあり、そこではチェリーのパンケーキがあったようです。チェリーはシンプルな顔立ちをしているため、マスコットキャラクターのような扱いを受けてみんなに親しまれています。

うる星やつらに登場するチェリーこと錯乱坊の名言・セリフ、声優情報や初登場シーンなどについてまとめてご紹介しました。うる星やつらは漫画を原作としてアニメ・映画・ゲーム・舞台と様々なメディアで人気を博しています。うる星やつらは「うる星」とも呼ばれ、当時の少年サンデーを支えた二本の柱として有名です。

そんなうる星やつらに登場するキャラクターの一人であるチェリーこと錯乱坊は、うる星やつらにかかせない奇妙であり不思議なキャラクターです。ぜひ一度うる星やつらをご覧になってチェリーの不思議な言動について注目してみてはいかがでしょうか？