うる星やつらの映画でおすすめは？ビューティフル・ドリーマーなど劇場版ランキング

『うる星やつら』とは、『犬夜叉』や『めぞん一刻』などの漫画で知られる漫画家・高橋留美子先生が手掛けた超大人気ヒット漫画で、主人公・諸星あたるとヒロインで鬼族の宇宙人・ラムによるドタバタ学園ラブコメディー漫画です。ラムのビキニ姿や可愛い容姿、言葉遣いが1980年代に若者の間で瞬く間に人気を集め、漫画界とアニメ界に衝撃を与えた作品でもあります。

不朽の名曲でもある漫画『うる星やつら』の映画劇場版作品をランキング形式で順次ご紹介！また、映画のおすすめ作品や映画主題歌についても詳しくご紹介しますので、気になる方は是非是非ご覧ください！

漫画『うる星やつら』は漫画家の高橋留美子先生が第26回小学館漫画賞少年少女部門で受賞した作品で、1978年に「少年サンデー」（現在の週刊少年サンデー）に短期集中連載作品として初投稿され、当時はあだち充先生の「タッチ」と並ぶ「少年サンデー」を支える二本柱として有名でした。当時は高橋先生がまだ大学生だったため短期集中連載でしたが、大学を卒業すると同時に本格的に週刊連載へと移行された人気作品です。

大人気作品の『うる星やつら』は、その後4年半にも及ぶテレビアニメ版の放送や劇場版6作品とOVA12作品が制作され、パソコンゲームやテレビゲーム、携帯ゲーム、ボードゲーム、パチンコ及びパチスロ台まで取り入れられ、商品化された売上げは100億円以上の大成功を収めました。また、劇場版第1作目は『うる星やつら オンリー・ユー』。劇場版第2作目は『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』。

劇場版第3作目は『うる星やつら リメンバー・マイ・ラブ』。劇場版第4作目は『うる星やつら ラム・ザ・フォーエバー』。劇場版第5作目は『うる星やつら 完結篇』。劇場版第6作目は『うる星やつら いつだってマイ・ダーリン』となっています。

また、『ビューティフル・ドリーマー』はテレビアニメシリーズのチェックディレクターを務めた押井守監督が脚本を兼ね、前作『オンリー・ユー』から引き続き監督を務めた作品で、監督・押井守の「原点」でもある出世作です。

漫画『うる星やつら』は、圧倒的な技術力と軍事力を持つ宇宙人の鬼族が、地球侵略のためのゲームとして地球人に一騎打ちの勝負を持ちかけます。その地球人代表として選ばれたのが、主人公の男子高校生・諸星あたるでした。鬼族の代表者・ラムとの「鬼ごっこ」に気乗りしなかったあたるでしたが、恋人で幼馴染の三宅しのぶから「勝ったら結婚してあげる」という条件を提示され、俄然やる気になったあたる。

とうとう、ラムを追い詰めたあたるは「勝って結婚じゃ～」と言葉を発しますが、その言葉を聞いたラムは求婚されていると勘違いし、求婚を自ら受け入れてしまいます。それにより、「鬼ごっこ」は地球人側が勝利し、鬼族は帰還していきます。しかし、求婚を受け入れたラムは諸星家に住み着いてしまい、そこからあたるとラムのドタバタラブコメディーが始まります。

さて、ここからは『うる星やつら』の映画劇場版のおすすめランキングについてご紹介いたします。押井守監督の映画初作品となる『オンリー・ユー』や監督の原点でもあり、出世作として名高い『ビューティフル・ドリーマー』は、一体何位にランキングされているでしょうか？気になるところです。では、まずはおすすめランキング6位～4位までを順番にご紹介していきます！

おすすめランキング第6位は、『うる星やつら リメンバー・マイ・ラブ』です。押井守監督からテレビアニメ版のチーフディレクターを引き継いだやまざきかずお監督による劇場版『うる星やつら』の初監督作品となるこの作品は、「あたるを追うラム」ではなく「ラムを追うあたる」をコンセプトにして作られた作品で、1985年1月26日に映画が公開されました。

「結ばれる男女は赤い糸で結ばれている」という言い伝えをしのぶから聞いたラムは、自分もあたると結ばれていると信じてはしゃぎます。学校の帰り道にラムから新設された遊園地へ誘われたあたるは、そこで手品師によってピンクのカバにされてしまいます。犯人の手品師を見つけたラムは遊園地の鏡迷路に追い詰めますが、手品師の少年・ルウによって鏡迷路から繋がる亜空間に幽閉されてしまいます。

おすすめランキング5位は、『うる星やつら ラム・ザ・フォーエバー』です。この作品は、テレビアニメ版の放送中では最後に作られ、1986年2月22日に映画が公開されました。ラブコメディーの内容から完全にかけ離れた暗く重々しい内容ですが、作画や美術設定はレベルの高いものとなっています。

面堂家に伝わる「鬼姫伝説」になぞらえ映画を作っていたあたるたちは、面堂家の庭にそびえ立つ樹齢300年の「太郎桜」という老木を映画のストーリーに合わせて切り倒してしまします。そこから、あたるたちが住む友引町に天変地異が起こり、ラムは超能力を失い、あたるたちもラムの存在を忘れかけてしまいます。

おすすめランキング4位は、『うる星やつら いつだって・マイ・ダーリン』です。1991年11月2日に映画が公開された本作は、劇場版同時上映として『らんま1/2 中国寝崑崙大決戦！掟やぶりの激闘篇！！』と一緒に上映されました。また、本作は劇場版第6作目となり、『うる星やつら』放送開始10周年記念として制作されたオリジナルの作品です。

ガールハントと楽しんでいたあたるは、ルピカという宇宙人の美少女と遭遇します。ルピカはあたるを利用するために宇宙へと連れ去り、そこで惚れ薬の存在を知ったあたるはハーレムを作ろうと密かに企みます。連れ去られたあたるを取り返そうとラムは仲間たちと共に宇宙へと向かい、あたるを救出します。惚れ薬を持っていたあたるは、どさくさに紛れてラムに惚れ薬を飲まされてしまいます。

さて、ここからはいよいよ第3位から堂々の第1位までをご紹介いたします。TOP3に輝いた『うる星やつら』の映画劇場版は、一体どんな作品がランキングされたのでしょうか？それでは、おすすめランキング3位から順番にご紹介していきます！

おすすめランキング3位は、『うる星やつら 完結篇』です。原作の最終章である「ボーイミーツガール」を忠実にアニメ映画化した劇場版では唯一の原作付き作品です。1988年2月6日に映画が公開された本作は、同時上映として『めぞん一刻 完結篇』と一緒に上映されました。本編が収録されたDVDは、『犬夜叉 時代を超える想い』の公開を記念して、2001年12月19日に発売されています。

「お前を嫁にする」と言われる悪夢にうなされたラムは、故郷の星で何十年もコールドスリープの中で放置されていた祖父の昔の約束事によって現れた青年・ルパに闇の世界へと連れ去られてしまいます。あたるとラムの友人たちはラム救出のため、闇の世界へ向かい、そこで行われるラムとルパの挙式を阻止するため、闇の世界の少女・カルラと共に妨害に入ります。

おすすめランキング2位は、『うる星やつら オンリー・ユー』です。押井守監督の実質上の劇場初作品で、作者・高橋留美子先生から絶賛されましたが、監督は「完全な失敗作」だと語った作品です。本作は1983年2月13日に映画公開され、同時上映された『ションベン・ライダー』との関係から上映時間を80分に短くし、カットされています。後にファンの要望に応え、未使用シーンを加えたノーカット版（104分）が公開されました。

あたるとエルという女性の結婚式の招待状が、あたるのクラスメイトやラムの友人たちに次々に届く事態が起こります。エルの使者であるババラからエルが美人であることを聞いたあたるは婚姻をOKしてしますが、エル星の艦隊によってエル星へと連れ去られてしまいます。そこでエルが宇宙中の美形をコレクション化している様子を目撃し、婚約を破棄しますが、あたるに執着するエルによって牢屋に閉じ込められてしまいます。

堂々のおすすめランキング1位は、『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』です。劇場版第2作目となるこの映画は押井守監督の原点であり、出世作となった作品です。また、映画の興行収入は前作『うる星やつら オンリー・ユー』を下回りましたが、「キネマ旬報」で読者選出による邦楽ベストテンで第7位に選ばれました。1984年2月11日に映画が公開され、同時上映として『すかんぴんウォーク』と一緒に上映されました。

学園祭を明日に控えた友引高校では、「学園祭の前日」が毎日繰り替えされていました。学校を閉鎖し、生徒たちは自宅に返されますが、不思議な現象により家に帰ることができず、学校の前に戻ってしまいます。面堂が町内に隠していた戦闘機で友引町から脱出を試みた一同は、宇宙空間で友引町が円卓上に切り取られ、巨大な亀の石像の背中に載せられている光景を目の当たりにします。

映画『うる星やつら オンリー・ユー』の主題歌は、作詞：安藤芳彦／作曲・編曲・歌：小林泉美による「I,I,YOU＆愛」です。映画の挿入歌として、作詞：實川翔／作曲・編曲：西村コージ／歌：平野文による「ラムのバラード」、作詞・作曲・編曲・歌：ヴァージンVSによる「星空サイクリング」、作詞：安藤詩織／作曲・編曲：西村コージ／歌：詩織による「影ふみのワルツ」を使用。

この主題歌が使用されている映画『うる星やつら オンリー・ユー』は、『うる星やつら』映画劇場版のおすすめランキング「第2位」となった作品です！『オンリー・ユー』の音楽を担当したのは、テレビアニメシリーズにも参加した安西史孝で、当時1000万円以上の高価なシンセサイザー「フェアライトCMI」を使用してBGMを演奏するなど、独特な音色で『オンリー・ユー』の世界観を表現しています。

映画『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』の主題歌は、作詞：三浦徳子／作曲：松田良／編曲：清水信之／歌：松谷祐子による「愛はブーメラン」です。映画の挿入歌として、作詞：宮原芽映／作曲・編曲・歌：小林泉美による「ラメ色ドリーム」、作詞・作曲・歌：加藤登紀子／編曲：告井延隆・森下登喜彦による「時代おくれの酒場」、作詞：来生えつこ／作曲・歌：泰英二郎／編曲：竜崎孝路による「ふたたびの」を使用。

この主題歌が使用されている映画『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』は、『うる星やつら』映画劇場版のおすすめランキング「第1位」に輝いた作品です！『ビューティフル・ドリーマー』の音楽では、作曲家・星勝のBGMが『ビューティフル・ドリーマー』の世界観をより引き立たせ、主題歌がエンディングで流れるのも特徴的。押井守監督は『ビューティフル・ドリーマー』における音楽の力が非常に大きいとしています。

映画『うる星やつら リメンバー・マイ・ラブ』の主題歌は、作詞：Ralph McCarthy／作曲：タケカワユキヒデ／編曲：土方隆行／歌：ステファニーによる「Born To Be Free」がオープニングテーマに、「Remember My Love」がエンディングテーマに使用されています。また映画オリジナルサウンドトラックには、主題歌を含む全12曲が収録されています。

この主題歌が使用されている映画『うる星やつら リメンバー・マイ・ラブ』は、『うる星やつら』映画劇場版のおすすめランキング「第6位」となった作品です！

映画『うる星やつら ラム・ザ・フォーエバー』の主題歌は、作詞：銀色夏生／作曲：玉置浩二／編曲：大村雅朗／歌：松永夏代子による「メランコリーの軌跡」です。また映画オリジナルサウンドトラックには、主題歌を含む全12曲が収録されています。

この主題歌が使用されている映画『うる星やつら ラム・ザ・フォーエバー』は、『うる星やつら』映画劇場版のおすすめランキング「第5位」となった作品です！

映画『うる星やつら ラム・ザ・フォーエバー』の主題歌は、作詞：川村真澄／作曲：都志見隆／編曲：萩田光雄／歌：麻田華子による「好き♡嫌い」です。また映画オリジナルサウンドトラックには、主題歌を含む全22曲が収録されています。

この主題歌が使用されている映画『うる星やつら 完結篇』は、『うる星やつら』映画劇場版のおすすめランキング「第3位」となった作品です！

映画『うる星やつら いつだってマイ・ダーリン』の主題歌は、作詞：松井五郎／作曲・編曲：羽田一郎／歌：UL-SAYS（From T.P.D）による「BEGIN THE 綺麗」です。また映画オリジナルサウンドトラックには、主題歌を含む全48曲が収録されています。

この主題歌が使用されている映画『うる星やつら いつだって・マイ・ダーリン』は、『うる星やつら』映画劇場版のおすすめランキング「第4位」となった作品です！

ここからは『うる星やつら』の映画に関する感想や評価について、主にTwitterから集めた情報を基にご紹介したいと思います。映画おすすめランキング第1位の『ビューティフル・ドリーマー』や第2位の「オンリー・ユー」はランキング上位に挙がった作品ですが、ネット上では一体どのように評価されているのでしょうか？気になる方は是非チェックして見てください！

こちらは『うる星やつら』映画劇場版おすすめランキング第1位に輝いた『ビューティフル・ドリーマー』に対する意見です。こちらの方は『ビューティフル・ドリーマー』の作中で一番好きだと言うシーンを挙げ、このワンシーンが音楽も映像も映画界最高峰と絶賛しています。それだけ読者の心に留まり、深い印象を与えた作品であることが伺えます。

こちらも『うる星やつら』映画劇場版おすすめランキング第1位の『ビューティフル・ドリーマー』に対する意見です。実際に『ビューティフル・ドリーマー』を観に行き、そこで受けた衝撃が語られています。高い評価を得た作品でありながら、動員数にも驚きを隠せない様子が伺えます。それだけ押井守監督の出世作である『ビューティフル・ドリーマー』が、世間で良い作品として評価を受けていることが分かります。

こちらは映画劇場版おすすめランキング第2位の『オンリー・ユー』に対する意見です。こちらの方は作中のキャラクターと主題歌について評価しています。ファンによる率直なコメントのようですが、原作の雰囲気がよく出ていると評価し、自身も『オンリー・ユー』が大好きだという様子が見て取れます。やはり、この『オンリー・ユー』は原作者・高橋留美子先生も絶賛した大変良い作品であることが伺えます。

こちらもまた映画劇場版おすすめランキング第2位の『オンリー・ユー』に対する意見です。押井守監督の映画初作品となる『オンリー・ユー』ですが、この映画を観たファンの評価は★3.0点。押井守監督の作品としては内容がシンプルに感じたようで、意外と辛口な評価です。そして、やはり監督の原点ともいうべき作品の『ビューティフル・ドリーマー』の方が人気があり、高評価な印象が伺えます。

こちらもまたまた映画劇場版おすすめランキング第2位の『オンリー・ユー』に対する意見です。劇場版第1作目を実際に観て面白かったという感想と同時に、この『オンリー・ユー』という作品がファンとスタッフのために作られた作品であると評価しています。ファンではない方から観た視点では、『オンリー・ユー』が独りよがりな感じの作品に見えてしまうと言う実に辛口な評価です。

ここまで映画『うる星やつら』の劇場版ランキングや主題歌について色々と解説してきましたが、最後におすすめ映画をまとめてみたいと思います。映画劇場版おすすめ作品は、堂々の「第1位」に輝きました『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』です！世間でも高評価を得た作品で、あの有名な押井守監督の「原点」であり、出世作となった作品です。また、音楽が作品に大きな影響を与えていると押井守監督が認めた作品です。

第1作目は押井守監督は「完全な失敗作」と評価し、対する原作者・高橋留美子先生は絶賛しています。また、第2作目は押井守監督が世間から高評価された作品であるのに対し、高橋留美子先生は「人間性の違いです」と評価し、今でも一番嫌いな作品のようです。このおすすめ作品は、この両者の評価が対照的となった作品ですが、実際にご自身がその目で見られることをおすすめしますので、是非この作品をご覧になってください！