2018年05月29日公開
2018年05月29日更新
うる星やつらのラムちゃんの人気の理由・魅力は?諸星あたるとのエピソードまとめ
長きにわたり人々から愛されている高橋留美子作品の一作『うる星やつら』。ちょっぴりSFでありながらふんだんにコメディ色も併せ持つうる星やつら。40年以上愛され続けている要因は話の面白さはもちろんだが、ヒロインであるラムの魅力が大きい。うる星やつらにおけるラムの絶対的な人気や魅力、ダーリンと称される諸星あたるとの胸キュンエピソードなどを画像付きでまとめて紹介していく。
目次
今なお魅力溢れる『うる星やつら』とは
宇宙人である鬼族が地球侵略するべく地球へと降り立った。しかし武力などでは地球など目ではない鬼族はただ侵略するのではつまらないと感じる。そこで鬼族の伝統の一騎打ちである勝負事『鬼ごっこ』を地球へと要求する。そこで白羽の矢が立ったのが地球人である諸星あたるであった。
当初あたるはやる気を見せないが、幼馴染である子から「勝ったら結婚してあげる」と言われ俄然本気を出すあたる。そのあたるが追うのが鬼族代表であるラムであった。勝負も終盤に差し掛かった頃、最後の力を振り絞りながらあたるは「勝って結婚じゃ」と言うセリフを叫ぶ。それを自分への求婚だと勘違いしたラムは勝負に負け、地球は救われた。そしてラムは地球に残りあたるとのドタバタな生活が始まる。
追加情報
『うる星やつら』原作者高橋留美子。週刊少年サンデーで1978年から1987年まで連載。単行本は全34巻。小学館漫画賞受賞作品。また1981年からアニメ化もされている。その他に過去劇場作品は6作も作られている大人気作品である。
うる星やつらの絶対的ヒロイン『ラムちゃん』
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本作うる星やつらの絶対的ヒロインである人気者のラムちゃん。次項からはそのプロフィールやラムちゃんの人気の秘密、その他意外な生態などを紹介していく。
ラムちゃん簡単プロフィール
ラム。周囲からはラムちゃんと呼ばれることが多い鬼族の少女。宇宙人であるためか電撃や飛行能力を持つ。容姿は地球人とさほど変わらないが少し耳がとがっている事と、頭に小さなツノが生えているのが特徴的。鬼族特有なのか辛い物が好物。タバスコをそのまま飲むなど味覚は強烈。その他にも梅干を食べると酔っぱらう体質の持ち主。アニメ時の声優は平野文が務めた。
誰もが惚れ込むラムちゃんの魅力的な容姿
誰からにも可愛い、美人と称されるラムちゃん。メインデザインとしてはロングヘアーに虎縞模様のビキニにブーツというスタイル。プロポーションがとても良くセクシーな曲線美を持つ。通学スタイルはセーラー服である。その他にも地球になじみ始めてからは普通の女の子のような服装も着こなす。
数々の男性陣を虜にするラムちゃんの性格的魅力
うる星やつらのラムちゃんの性格は天真爛漫という言葉がよく似合う。その他にも無邪気で人見知りせずあたるを生涯の夫と決めるなど強い意志を持つ。しかし浮気は許さないらしくあたるには幾度となく電撃を食らわせている。そして特徴的な口癖でもある「だっちゃ」や「~のけ?」など可愛らしい語尾のセリフが付くのも魅力の一つだ。
うる星やつらラムちゃんの永遠の想い人『あたる』とは
人気者のラムちゃんの永遠の想い人である諸星あたる。次項ではうる星やつらのラムちゃんとあたるの出逢いから普段のあたるの生態やプロフィールなどを紹介していく。
うる星やつらでのあたる簡単プロフィール
諸星あたる。友引高校に通う高校2年生。4月13日の金曜、仏滅で大地震のあった日に生まれとある僧侶から『世にも稀な凶運の相の持ち主』とセリフで称される。基本的な性格は楽観的でアホなことばかりする。そして大の女好き。他人だろうが知人だろうが声をかけデートに誘いセクハラもする。その他そして実はクラス委員長。
女遊びやアホな行動が目立つが基本的には心根の優しい性格。『女性に暴力は振るわない』を絶対的な信条としている。身体能力は高く軽く常人を逸している。その他にも手先が器用でもある。超人的な生い立ちや性格だがラムに冷たくされて落ち込むなど男子高校生らしい一面も持つ。
ラムにだけ冷たい?あたるの生態
ラムから熱烈なラブコールを受けるがあたるはラムにだけ冷たい態度をとる。そもそもの始まりが勘違いからのスタートであった為か当初押しかけ女房のようなラムを疎ましく思っていた。またラムの女友達が宇宙から次々来ることからラムを女づるとしてみていた場面も。しかし徐々に表には出さないがラムへの想いが募っていく。照れ隠しと相まってラムに対してだけ冷たい態度をとってしまうのがあたるである。
うる星やつらラムとあたるの出逢い
宇宙人のラムと地球人のあたる。出逢うはずがなかった二人がどのように出逢い物語をスタートさせていくのか。この二人の出逢いを詳しくまとめてみた。
地球の命運をかけた勝負は鬼ごっこ
うる星やつら物語序盤、地球を侵略するべく地球に降り立ったのは宇宙人でもある鬼族であった。彼らは地球人からすると武力も科学力もはるか彼方を行く存在であった。しかしこのまま侵略するのではつまらないという事からとある提案を地球人にもたらす。
そこで提案されたのが『鬼ごっこ』であった。鬼族代表であるラムを捕まえることが出来れば地球からは手を引き、もしラムを捕まえられなければ地球を侵略するという内容であった。そしてその勝負の代表者として無差別に選ばれたのが凶運の持ち主である友引高校に通う諸星あたるであった。
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10日以内にラムの角を捕まえるという条件の元、地球の命運を託されたあたるであったが、ラムは飛行能力を持っているため、地球人には歯が立たない。やっとの思いでラムのブラジャーだけは手にするが勝負は持ち越しになる。あたるのやる気はさらに減り、地球滅亡かと思われたが幼馴染である三宅しのぶに「勝ったら結婚してあげる」と言うセリフに闘志を燃やし始めるあたる。
あたるに奪われた為、ブラジャーの替えを持っていないラムは手を使うことが出来ないまま勝負は最終局面へと向かう。最後の力を振り絞りながらあたるの頭の中はしのぶとの結婚でいっぱいであった。「勝ったら結婚じゃぁ!」とセリフを叫びながら見事ラムの角へと触る。しかしこの事により自分への求婚だと勘違いをしてしまうラム。あたるに全くその気はないが妻になるべく地球での暮らしを選択したラムとの共同生活が幕を開ける。
うる星やつらラムとあたるの人気エピソードその壱:俺が飼ってやるから
次項からはうる星やつらの人気ラムとあたるの胸キュンエピソードをまとめて紹介していく。その他にも画像や単行本収録話数、アニメ話数なども合わせて紹介していく。
うる星やつらのラムちゃんが牛になる?
うる星やつら221話で牛に噛まれそうになるあたるを救うべく前に出るラム。しかしそれもむなしく牛に噛まれてしまうラム。その傷口からばい菌に汚染されたラムは角が以前の鬼族とは比べられないほど歪な牛のような角へと変貌してしまう。
このままでは牛になってしまうと嘆き悲しむラムにあたるは「俺が飼ってやるから」というセリフを放つ。牛化してしまうことを見込んでラムの為に牛小屋まで制作する愛情の深さを持つあたる。しかし単純に角にばい菌が入ったための一時的な変貌だった為ラムは大事には至らなかった。
うる星やつらラムとあたるの人気エピソードその弐:もうちょっと一緒に歩こうよ
うる星やつら3巻第9話収録。ある日突然もらうラブレターで大興奮のあたる。案の定このラブレターにより普段よりより一層ラムに対して冷たい態度をとるあたるであった。しかしそのラブレターが同級生たちが仕込んだ偽ラブレターであることを知ったラムはあたるの為に地球人の女の子のふりをしてデートをすることに。
クラスメイトに馬鹿にされるのではつらいだろうとデートを続けるあたると人間に変化したラム。その変化したラムに心奪われるあたる。デートは終盤になり帰ると言い出すラムに「もうちょっと一緒に歩こうよ」というあたるのセリフが。同時にラムの手を握り手を繋ぎながら街を歩いていく。
うる星やつらラムとあたるの人気エピソードその参:戻ってきたのか
うる星やつらアニメ版第67話。ラムちゃんは「うちがいたら邪魔?」という謎の問いのセリフと別れの言葉を残して姿を消した。急に姿を消したラム。事態を飲み込めないあたるに周りの同級生は星に帰ったのではと告げる。何も告げづに家を出たことによりあたるは本当にラムはこの家を出て行ったのだと思い込む。あたるは淋しさのあまりラムが作った手作りのラムそっくり人形を片時も手放さず持ち歩くようになる。
ラムがいない夜、布団の中で涙を流しながらラムの人形を握るあたる。それを感じ取ったラムは何の前触れもなくあたるの元へと戻ってくる。本当は泣き出してしまうそうになるほど嬉しいのにそれは全く表に出さないあたる。照れ隠しとばかりに「戻ってきたのか。残念だ。」というセリフを吐く始末。しかしあたるのズボンのポケットにはラムの人形が大事にしまわれていた。
今回以上3作をうる星やつらの代表的な作品として紹介してみたが、ここに紹介した作品以外でも数多く秀作といえる作品が存在する。その為その他の作品なども合わせてチェックして頂くとより世界観が見えてくるかと思う。
劇場版うる星やつらのラムとあたる
劇場版でのラムちゃんとあたるはアニメではない大胆さやより繊細な描写が多く存在する。その中でも特に抑えておきたい人気劇場版を紹介していく。
うる星やつら劇場版[ビューティフルドリーマー]
うる星やつら劇場版第2作目として作られた今作。舞台はおなじみの友引高校。文化祭に向けラムたちは準備に追われる日々を過ごす。しかしふとしたきっかけで一人の教師が時間が進んでいない。まるで浦島太郎のようだと今の日々に対して疑問を抱くようになる。このことを保険医と共に調べるうちに本当に時間が繰り返されていることが発覚する。
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時間が繰り返されていると分かったあたる、面堂やしのぶなどいつものメンバーを残してその他のラムを含む全ての人が姿を消し、友引高校も廃退していく。しかしあたるたちには都合の良いことにライフラインは完璧に整備され、段々とこの生活が楽で楽しいものとなってくる。しかしこの事態を良しとしない面堂と保険医のサクラは原因を追究していく。そこで出逢ったのは主犯である夢を見せる妖怪であった。
妖怪の仕事に疲れていた折、ラムに偶然会いその夢の純粋さに心奪われた妖怪はラムの夢の世界を作るべく奮闘することを決めた。それを阻止しようとした面堂とサクラは夢からの強制退場を命じられこの夢の世界から消えてしまう。その様子を見ていた人物があたるであった。あたるは妖怪との駆け引きで自分好みのハーレムを作ってもらうが、そこにはラムの姿がなかった。
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ラムがいないのならば完璧なハーレムではないと言い切るあたる。あたるはラムに惚れていると感づいた妖怪はその身勝手さに激怒するが、あたるはその隙をついて妖怪の夢道具を使いこの夢を破壊していく。何とか崩壊を阻止しようとあたるに悪夢を見せ続けるが、あたるは現実に帰る事を願い大きくジャンプする。
夢から覚めたあたるとラム。ラムはずっと一緒に楽しく過ごしていた夢を見ていたと語る。それに対してあたるは「それは夢。夢なんだよラム。」と答える。こうしてまたいつもの生活が始まる。劇場版とあって本編では見れなかった背景などが多く見られた作品だ。この他にも沢山の人気劇場作品があるため是非好みの作品を探してみてほしい。
漫画うる星やつらの最終回でのラムとあたる
次項ではうる星やつら最終回に向けてラムとあたるに何が起こったのか。ラストを迎えるまでのいきさつと、最終回の模様を詳しく紹介していく。
うる星やつら最終回『ボーイミーツガール』
うる星やつら満を持しての最終話[ボーイミーツガール]はラムの婚約者を名乗るルパという男の登場から始まる。ルパはラムを誘拐し自分の城へと連れ込み自分と結婚するようラムに言い寄る。誘拐されたラムを救うべくルパの元へとあたるは向かう。城へと到着したあたるが見たのはルパの横に寄り添うようにいるラム。そしてそのラムから「ルパと結婚する」というセリフが紡ぎだされる。
しかし結婚するとセリフを言ったラムはルパが用意した替え玉のラムであった。替え玉だと気づかずあたるは本物のラムと言い争いをはじめ喧嘩別れをする始末。あたるは家に戻り、ラムはルパの元に留まることに。ここでルパの真の婚約者であるカルラが現れ謎のキノコの胞子により地球は滅亡寸前に追いやられることに。
キノコの胞子を止めるすべを持つのはルパただ一人と知ったあたるは何とかラムにルパを説得してもらうと思うが喧嘩した意地を思い出しなかなか素直になれない。喧嘩もまた悪化していってしまう。そこで用意されたのがうる星やつらの始まりでもある[鬼ごっこ]での勝負であった。
あたるの想いの本心を知りたいラムは自分の事を「好きだ」というセリフを言えばあたるは勝利し地球は助かるというが、あたるは頑としてそのセリフを口にしない。それにはこんな状況で好きだと言っても嘘か本当かわからなくなってしまうという想いからであった。その想いからあたるがそのセリフを口にしないまま地球滅亡のタイムリミットが迫ろうとしていた。
想いがすれ違ったままタイムリミットを迎えるかと思った時、あたるが疲労により転倒してしまう。その時あたるのポケットからラムの生え変わり前のツノが零れる。これを見たラムは自分の事を本当に大事にしてくれているのだと察し抱き付きながら負けを認めることに。これにより地球の命運は救われた。
いつもの日常に戻ったラムとあたる。ラムはいつか好きだと言わせてみるという。それに対しあたるは今わの際に言ってやるという。死ぬその瞬間までラムのそばに居るかのようなセリフに最後の最後に「死ぬまで痴話げんかを続ける気か?」という同級生からのセリフはこれからの二人の未来を大きく輝かしているように見せており、ここでうる星やつらは終幕となる。
うる星やつらは愛蔵版が盛りだくさん
ここまで様々なエピソードを紹介してきたが、まだまだ足りないという方に必見情報。うる星やつらには様々な映像媒体が発売されている。本編のボックスや、劇場版でのボックス。その他にOVAのボックスまで用意されている。その他に言わずと知れたOPやEDなどのCDも発売されている。合わせて手に入れ存分にうる星やつらの世界に浸かっていきたい。